更新日:2024/01/18
【2024年】ペット保険の加入率は?日本・世界の加入率、必要性も解説
ペット保険の加入率をご存知ですか?スウェーデンで誕生しイギリスでも普及している犬猫のペット保険ですが、日本・海外の国別の平均加入率が気になりますよね。またペット保険に入るべき理由は何でしょうか。今回はペット保険の加入率や歴史、市場規模の推移等を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険の加入率はどれくらい?必要性についても徹底解説!
- ペット保険の加入率・市場規模とは?日本・世界別に解説!
- 日本のペット保険の加入率は10%程度!
- 世界のペット保険の加入率はどれくらい?
- 日本・世界のペット保険の市場規模とは?
- ペット保険の加入率・市場規模が上昇する理由とは?
- ペット保険の加入率・市場規模は上昇中!その理由とは?
- 参考:MOFFMEの調査ではペット保険の加入率は50%超え!
- ペット保険は必要ない?ペット保険の4つの必要性を徹底解説
- ①:ペットには公的医療保険がなく、治療費は全額自己負担
- ②:犬猫等ペットの長寿化・高齢化
- ③:ペットの種類によってはかかりやすい病気がある
- ④:特約で葬式費用や賠償責任にも備えられる
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:ペット保険の加入率はおよそ10%程度!
目次
ペット保険の加入率はどれくらい?必要性についても徹底解説!
ペット保険の加入率・市場規模とは?日本・世界別に解説!
ペットは国や地域関係なく暮らしていて、どこでも同じように家族として愛されています。それに伴い、ペット保険は世界各国で需要のあるものとなってきました。
ここでは
- 現在のペット保険加入率は?日本では10%程度
- 海外のペット保険の加入率は?日本と比較
- 日本や世界におけるペット保険の市場規模をご紹介
日本のペット保険の加入率は10%程度!
今現在ペット保険に加入していない飼い主さん、これまでどこかしらでペット保険の案内について目にしたことがありますか?実際、ペット保険は知っているけど契約には至っていないという方も多いのではないでしょうか。
実は、現時点で日本におけるペット保険の加入率は全体の10%前半と少なめな印象です。ペットを飼っている人は多いのに、どうしてペット保険のシェアが少ないのでしょうか。
その理由の一つとして、正しいペット保険の知識や必要性を理解する場があまりないことが関係しています。毎月の保険料もかかりますし、あいまいな情報では加入することはできませんよね。
しかし、ペットの高齢化に伴い医療費が高額になっているいま、ペット保険の需要は高まってきています。そのためこれから先、日本のペット保険加入率は上昇傾向に向かうとみて間違いないでしょう。
世界のペット保険の加入率はどれくらい?
世界規模でペット保険のニーズを見たとき、日本よりも突出して加入率が高い国がいくつかあります。それが、ペット先進国と呼ばれるイギリス・スウェーデンなどヨーロッパの国々。
国別でみていくと、イギリスでは平均で30%程度の加入率があり、スウェーデンにおいては何と70%以上と驚異の加入率を誇ります。スウェーデンではペットは人間と同様の生活を送ることが前提で、飼育環境や購入方法についても様々な制約があります。
そのため飼い主さんたちはとても責任感が強く、ペット保険に入ることはごく普通のことなのです。またドイツでは、ペット保険といってもペットが原因で起こるトラブルを解決するための賠償責任保険に入るのが一般的とされています。
国によって考え方は違いますが、ペット保険がペットを飼育するうえで大事なものだという認識は高まっているようです。
日本・世界のペット保険の市場規模とは?
日本や世界でのペット保険の需要は、これから先も増えていくと予想されます。そこで、現在の市場規模についてみてみましょう。
先ほど日本でのペット保険の加入率は10%程度とご紹介しましたが、実は市場規模自体は大きく増大中。ここ数年で20%前後の伸びがあり、今後期待できる分野として注目されているのです。
世界においてもペット保険は今後数年単位で10%以上の伸びが見込まれていて、これからもどんどん拡大していく市場とされています。さらに日本でのペット飼育数はこれからも高い数値で推移していくことを考えると、ペット保険に入っておきたいという人が増えることになるでしょう。
このようなことからも、改めてペット保険に入るべきなのか必要性を再確認する時期に来ています。今は簡単にインターネットなどで詳細を調べられる時代ですので、わからないことがあれば確認してみましょう。
市場規模に合わせペット保険の質が向上していくことも期待できますので、加入のチャンスを見逃さないようにしましょう。
ペット保険の市場規模については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
ペット保険の加入率・市場規模が上昇する理由とは?
ペット保険は今必要性が改めて確認され、加入を検討する人も年々増えてきています。では、市場規模が拡大するその背景にはどんな理由があるのでしょうか。
ここからは
- 加入率・市場規模共に成長中のペット保険!何が要因?
- 参考:MOFFMEの独自調査によるとペット保険加入率が50%まで増えている
について解説していきます。
飼い主さんがペット保険が必要だと思うタイミングは、ご家庭により様々です。周りのペット保険ユーザーがどんな理由でペット保険加入を決めたのか、ぜひ検討時に参考にしてみてください。
ペット保険の加入率・市場規模は上昇中!その理由とは?
昔から変わらず愛されている動物たち。ペットの人気自体は、決してここ数年で起きていることではありません。
それでもここにきてペット保険の需要が高まっているのには、他にも理由があります。まずは、良質な生活環境やフードの質が上がったことによるペットの寿命の変化です。
ペット保険を検討する理由として一番多いのが、もちろんペットが病気になったときの医療費補助。ペットの寿命が延びるということは、必然的に動物病院を受診する回数も増えてきますよね。
さらに、動物用の医療も高度化して高額になることが増えました。こうした背景から、治療を充分に受けさせてあげたいという飼い主さんの中でペット保険を検討する人が増えたのです。
また、もう一つの理由として世の中でのペット保険の認知度が上がったということもあります。日本では現在、大手のアニコム損保やアイペット損保を筆頭に飼い主さんにもその存在が浸透してきています。
参考:MOFFMEの調査ではペット保険の加入率は50%超え!
日本のペット保険加入率はまだこれから伸びしろがありますが、実は2022年にMOFFMEで実施した独自調査では50%を超える人がペット保険に加入していると回答していました。
一番加入率が高かったのは、20代の男性で56%。特に顕著に違いががみられたのは、飼育している動物の種類と年代の割合の差です。
犬の飼い主のペット保険加入率が52%なのに対し、猫では28%程度に落ち着いています。また、飼い主さんの年代が20代に近づけば近づくほど加入率が高い割合で推移しているのも特徴のようです。
これは購入時の迎え入れ方やペットに対しての考え方の違いによるもので、若い世代ではSNSや新しいフードを取り入れる柔軟な思考が影響していると考えられます。
ペット保険は必要ない?ペット保険の4つの必要性を徹底解説
ペット保険の需要が高まっていることがわかってきましたが、実際加入を決めるにはもう少し詳細な情報が欲しいですよね。ペット保険は本当に必要なのか?と迷っている飼い主さんにとってわかりやすいメリットや入っておきたいポイントなどを4つにまとめました。
こちらでは
- ①:動物に対する公的な医療保険はない為治療費の負担が大きい
- ②:環境の変化によるペットの長寿・高齢化に対応する
- ③:ペットの種類によってかかりやすい病気を理解しておく
- ④:葬祭費用や賠償責任など気になる費用面も特約でカバー
についてご紹介していきます。
ペット保険を有効に使うにはどうするべきなのか、加入にはどんな条件が必要なのかなど基本的なことを簡単に説明します。
ペット保険の必要性については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
①:ペットには公的医療保険がなく、治療費は全額自己負担
私たち人間は健康保険に加入していて、病院を受診した時窓口で医療費の3割を支払っていますよね。この健康保険は公的な医療保険のため、全ての人が平等に使用できるようになっているのが特徴です。
しかし、現時点でペットにそのような公的な医療保険は存在しません。そのため、動物病院での料金は全てが自己負担です。ペットの医療費が高額であると言われるのも、こう言った医療保険がないことが要因になっているのです。
そんな時役に立つのが、任意で加入するペット保険です。ペット保険では主に50%補償、70%補償などがありますのでご家庭に合ったプランを選ぶことができます。
また「保険て使い方や請求が面倒」というイメージもあるかと思いますが、加入しておけば人間の保険と同じく窓口精算できる保険もありますので上手に活用しましょう。加入にはいくつかの条件もありますので、基本的にはペットが健康なうちに加入しておくのがおすすめです。
②:犬猫等ペットの長寿化・高齢化
現在、ペットの寿命は年々延びているといわれ一緒にいられる時間も増えました。それは逆に言えば、高齢化が進み病気の犬や猫が増えるということでもあるのです。
したがって動物病院への受診も増え、生涯の医療費もかさみますよね。そのうえペットはしゃべれませんので、病気になった時に飼い主さんが治療方針を決めることも多くなります。
時には、より良い治療を施すために金銭的な負担が大きい方を選ばなくてはならないことも。ペット保険に加入していれば飼い主さんの負担はぐっと減るので、いつでも最適な治療を選択しやすくなるというメリットがあります。
健康なうちに加入しておけば、終身で契約更新ができるのもうれしいポイントです。
③:ペットの種類によってはかかりやすい病気がある
犬や猫などのペットで、それぞれかかりやすい病気があることをご存じですか?実はペット保険は病気が見つかってからだと条件が厳しくなり、少し加入のハードルが上がってしまいます。
そのため、ペット保険加入のポイントの一つとして自分のペットがかかりやすい病気を事前に把握しておくことが大事になってきます。例えば、犬の病気あれば膵炎や腫瘍(ガン)などが多くあげられる症例。
猫では尿路疾患含む腎臓病や甲状腺機能亢進症などがよく見られます。犬種や猫種によってもかかりやすい病気の基準はありますので、調べておくようにしましょう。
もし特にかかりやすい病気があるようであれば、早めに加入しておけば補償を受けられる可能性も大きくなりますよ。さらに、大きい病気の治療に使われる印象があるペット保険ですが日常のちょっとしたトラブルでも使うことができます。
例えば、犬がなりやすい外耳炎などが代表的な例です。細かな通院でも補償対象であれば保険金を受け取ることができるので、上手に保険を活用していきましょう。
④:特約で葬式費用や賠償責任にも備えられる
ペット保険では、通常のプランに付属させる形で特約を選ぶことができます。ペット保険の特約で多いのは、葬祭費用補償や賠償責任保険。
この二つは、ペットを飼っていて飼い主さんがどうするべきなのか不安に思う場面でもあるのではないでしょうか。葬祭費用補償は、名前の通りペットが亡くなった時のお葬式や火葬の費用を補助してくれるというもの。
葬祭費用に関しては、金額的にすべてが保証で賄えることも多いので安心です。もう一つの賠償責任保険とは、日常生活の中でペットが他人にけがをさせてしまったりものを壊してしまった時の賠償金を補償するものです。
こちらは金額が大きくなることも考えられるので、百万単位とかなり手厚く補償してもらえます。どちらも、月の支払いは数百円値度なので入っておいて損はありませんよ。
ペット保険の特約については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険の加入率はおよそ10%程度!
これまでよりもペットへの時間のかけ方や考え方が変わりつつあり、日本でのペット保険の認知度は右肩上がりになっています。しかし、愛犬家・愛猫家が多い中加入率はいまひとつ上がらないまま。
ペット保険の必要性を考え、入るべきなのか決めるのは飼い主さんです。補償内容やメリットをしっかり見極めて、今一度検討しましょう。
この記事では
- 日本でのペット保険の加入率は10%程度
- 世界の加入率を見ると、スウェーデンは70%程度、イギリスは30%程度と日本国内はまだまだ低い
- しかしペット保険の市場規模は毎年成長を続けており、今後更に加入率は高まることが予想される
について解説してきました。
ペット保険加入のカギは、若く健康なうちに加入しておくこと。あまり使わないのにもったいないと思われるかもしれませんが、備えはいざという時の助けになります。
ペット保険は大切なペットと長く暮らすためのサポートとして考えましょう。
ほけんROOMでは、他にも様々なペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
動物病院などでよく見かけるペット保険。気にはなるけど具体的な必要性がわからず加入に踏み切れない、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実はペット保険の制度があるのは日本だけではなく、海外でも普及しています。そこで「実際どれくらいの人が加入しているの?」ということも気になってきますよね。
今回ほけんROOMでは
昨今では、良質なフードや快適な生活環境の影響でペットの寿命が長くなっています。しかし、一緒に生活する時間が増えるとその分病気や怪我の心配も増えてくるのが現実。
ペット保険に入ることで、いざという時の治療についてどんなメリットがあるのかもみてきましょう。