ペット保険の請求方法は2種類!窓口精算・後日精算の流れ、請求期限とは

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ペット保険の請求方法をご存知ですか?簡単な窓口精算・手続きが必要な後日精算の2種類がありますが、メリット・デメリットや治療費用の請求書の書き方、必要書類、請求期限はいつまでか、支払い日数等の流れが気になりますよね。今回はペット保険の請求方法を解説します。

目次を使って気になるところから読みましょう!

ペット保険の請求方法とは?窓口精算・後日精算を徹底解説!

ペット保険は主に、ペットの入院・通院・手術を補償してくれるペットのための保険です。


ペットが動物病院にかかった時、飼い主さんの負担を減らしてくれるだけでなく、高度医療など治療の選択肢を増やせる場合もあります。


そんなペット保険の保険金請求方法は、「窓口精算」「後日精算」の2種類。


それぞれ請求方法や請求期限、必要書類などが異なる場合も多く、ややこしさから不便だと感じてしまう人もいるかもしれません。


今回ほけんROOMでは、

  • 保険金請求方法について
  • 窓口精算の請求方法と必要書類、対応病院について
  • 後日精算の請求方法と必要書類、請求書の書き方について
  • 保険金請求の注意点
について詳しく解説します。

どちらの請求方法に対応しているペット保険が合っているか、迷っている人や、請求方法について知りたい人はぜひ参考にしてください。

ペット保険の請求方法の種類とは?窓口精算・後日精算の2種類!


ペット保険に加入する前に確認しておくべきポイントはいくつかあります。


その中の一つ、請求方法について加入前に確認しておくことは重要です。


いざ、保険を使おうと思った時に、請求方法や必要書類が分からずに時間がかかってしまう可能性もあるため、必ず確認しておきましょう。


ペット保険の請求方法は、

  • 窓口精算
  • 後日精算
2種類のみですが、同じ請求方法でも保険会社によって必要書類や請求方法などが異なる場合もあります。

まずは、それぞれの精算方法の違いを見ていきましょう。

ペット保険の請求方法①:窓口精算

窓口精算とは、動物病院の精算時に、ペット保険の保険証を提示することで、保険でカバーできる部分を引いた自己負担額のみを支払うものです。


清算時に補償額が引かれるため、保険会社に保険金請求の申し込みが必要ありません。


例えば、補償額70%のペット保険に加入している場合、治療費が1万円なら、窓口では3千円の支払いになります。

(※免責金額や補償限度額などを考慮しない場合です。)


急な出費を減らせるというメリットがあり、すぐに保険が適用されるので飼い主さんにとっては楽な請求方法でしょう。


ただし、対応しているペット保険、動物病院でないと、窓口精算はできません。


窓口精算のメリット・デメリットについては後ほど詳しくまとめています。


また窓口精算については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみて下さい。

ペット保険の請求方法②:後日精算

後日精算は、名前の通り、かかった治療費を一旦窓口で全額支払い、後から保険会社に保険金を請求する方法です。


保険会社が指定している必要書類や請求書などを揃えて、保険会社に送付します。


保険会社が必要書類を元に審査をした後に、保険金が飼い主さんの手元に戻ってくるというシステムです。


支払われるまでの日数は、保険会社や手続き方法などによって異なります。


手続きに手間がかかるため、面倒だと思うかもしれませんが、条件次第ではLINEで請求できる保険会社もあるため、活用次第では簡単に請求できることも。


一旦、全額を負担しなければいけないので、急な出費に対応できる保険に加入したい場合は、窓口精算が向いているかもしれません。

ペット保険の窓口精算とは?請求方法や必要書類、対応病院を解説

先述の通り、窓口精算は窓口で補償額が引かれるため、突然の出費に困る心配がありません。


ここでは、

  • 窓口精算が利用できる保険会社
  • 窓口精算の必要書類・対応病院について
  • 窓口精算のメリット・デメリット
  • 窓口精算ができるペット保険をおすすめする人
上記について詳しく解説します。

利便性が高い請求方法ですが、使う人によっては向いていない場合もあるため、自分やペットに合っているか参考にしてください。

ペット保険の窓口精算とは?利用可能な保険会社も解説!

窓口精算に対応しているペット保険に加入している場合、動物病院で治療費などの清算時に、その場で保険金が引かれます。


保険金を引いた分の治療費を自己負担するだけなので、飼い主さんの突然の出費や大きな出費などの負担を軽減できるでしょう。


現在、窓口精算に対応しているペット保険会社は、

  • アニコム損保
  • アイペット損保
の2つのみ。

また、窓口精算に対応しているペット保険のプランは以下の通りです。

保険会社アニコム損保アイペット損保
商品(プラン)名どうぶつ健保ふぁみりぃ
どうぶつ健保しにあ
うちの子
補償割合50%・70%50%・70%
上記の商品が窓口精算に対応している保険です。

保険商品によっては、後日精算のみの対応となっているものもあるため、対応している会社=全商品利用できる、と思わないよう注意してください。

ペット保険の窓口精算の必要書類・対応病院とは?

窓口精算に必要な書類は、ペットの保険証のみです。保険証を忘れた場合、窓口精算はできません。


ただし、後日請求で保険金を受け取ることはもちろん可能です。(年間補償額内の治療費の場合)


保険会社によっては、窓口精算ができない時期を設けている会社や、同日に複数回の利用は不可などルールがあるので、詳しく調べておきましょう。


アニコム損保では、保険証に「窓口精算期間」が記載されています。その期間外の場合の治療費は、後日精算となるので注意が必要です。


また、アイペット損保では、保険証または、マイページの「契約内容の確認画面」の提示で窓口精算が可能です。保険証を忘れても、スマホがあれば良いので便利ですね。


対応している動物病院でない場合、窓口精算の使用はできません。


2022年10月現在、アニコム損保では、全国6500院、アイペット損保では、5590院が窓口精算の対応病院となっています。


かかりつけの病院が、窓口精算に対応しているかどうかは、病院で確認してください。


対応している病院では、ほとんどの場合、病院の入り口や窓口にステッカーが貼られています。

ペット保険の窓口精算のメリット・デメリットとは?

窓口精算のメリットは、

  • 請求の手間を減らせる
  • 突然の出費に困らない
  • 負担額が減る
ということです。飼い主さんにとっては大きなメリットですよね。

しかし、デメリットもあります。
  • 後日請求に比べて保険料が高め
  • 対応している病院でないと使えない
  • 保険証を忘れると使えない
上記がデメリットです。近くの動物病院や、かかりつけの病院が対応していない場合、結局後日請求となるため、飼い主さんによってはデメリットが大きくなる可能性も。

一番のデメリットは、保険料が高めであることではないでしょうか。

保険料はできれば抑えたいと多くの飼い主さんが思うはずです。

窓口精算が使える病院を複数知っている・かかりつけの病院で使えるといった場合は、メリットが大きい請求方法でしょう。

しかし、そうでない場合は、精算方法よりも補償内容や保険料を重視して、加入する保険を決めると良いかもしれません。

窓口精算可能なペット保険がおすすめな人とは?

窓口精算に対応しているペット保険をおすすめできる人は、

  • かかりつけ病院が窓口精算に対応している
  • 必要書類などを用意するのが面倒
  • 自己負担額や急な出費を抑えたい
  • 大きな治療費に備えておきたい
上記のような人におすすめできます。

後日精算の場合、窓口で一旦全額自己負担する必要があるため、その負担を軽減したい人に向いているでしょう。

また、窓口精算が使える動物病院に通っている人にとってもメリットが大きいのではないでしょうか。

ペット保険の後日精算とは?必要書類や請求書の書き方等を解説!

続いては、後日請求について解説します。

  • 後日精算が利用可能な保険会社
  • 後日精算の請求方法と必要書類
  • 後日精算のメリット・デメリット
  • 後日精算をおすすめする人
上記について分かりやすく解説します。

現在、ほとんどのペット保険が後日精算型の保険です。

精算方法や必要書類は、保険会社によって異なる場合があるため、加入前に請求方法について確認しておくのがおすすめ。

保険金請求が簡単なペット保険については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の後日精算とは?利用可能な保険会社も解説!

後日精算は、先述の通り、窓口で一旦治療費を全額負担し、後から必要書類を揃えて保険会社に提出するものです。


提出後、保険会社が審査をして登録している口座に保険金が支払われます


窓口精算が、人間でいう健康保険なら、後日精算は生命保険のようなものですね。


現在、後日精算に対応している保険会社は、

  • PS保険
  • 楽天ペット保険
  • SBIいきいき少短
  • SBIプリズム少短
  • FPC
  • 日本ペット少短
  • ペット&ファミリー
  • au損保
  • アクサダイレクト
  • アニコム損保
  • アイペット損保
など、ペット保険会社のほとんど全てが、後日精算に対応しています。

保険会社によって請求方法は様々です。ウェブ上やLINEで請求できる場合もあれば、書類の送付が必要な場合など。

傷病などによっても異なる場合があります。

ペット保険の後日精算の請求方法、必要書類とは?

請求方法を大まかに説明すると、

  • 「保険金請求書」の必要項目に記入
  • 「診療明細書」「領収書」「保険金請求書」を保険会社に送付
  • 診断書が必要な場合は、診断書も送付・提出
  • 保険金の受け取り
上記の流れが一般的な後日請求の保険金請求方法です。

主な必要書類は、
  • 保険金請求書(会社指定のもの)
  • 診療明細書・領収書(動物病院でもらうもの)
  • 診断書(動物病院でもらうもの/必要があれば)
となります。

「保険金請求書」は、保険会社のマイページなどからダウンロードできる場合と、保険会社に送付してもらう場合があります。

必要書類を保管したり、取り寄せまたは、印刷する必要があるため、手間がかかるように思いますよね。

しかし、保険会社によっては、専用ページから必要書類の画像を添付するだけで保険金請求できる場合があります。

また、LINEで診療明細書の画像を添付、必要事項を埋めるだけで請求できる会社も。

一般的には、審査時間を入れて1ヶ月以内に保険金が受け取れます

後日請求には期限があり、診察日から2年〜3年経過すると保険金の受け取りができない場合があるので注意しましょう。

ペット保険の後日精算のメリット・デメリットとは?

後日精算のメリットは、

  • 保険料を抑えられる
  • 病院を選ばない
  • アプリやweb請求など簡単に請求できる場合も多い
ということです。一般的に、窓口精算ができるペット保険に比べて、後日精算タイプのペット保険の方が種類も多く、保険料を抑えられます。

ペットにとって必要な補償や、合う保険プランを選びやすいのがメリットではないでしょうか。

請求について分からないことは、問い合わせれば教えてくれるので、そこまで難しいと感じることも無さそうです。

一方でデメリットは、
  • 必要書類が保険会社によって異なる
  • 一旦、全額自己負担する必要がある
  • 窓口精算に比べて請求に手間がかかる
上記がデメリットと言えるでしょう。後日請求の場合は、後から必要書類を揃えて提出する必要があります。

慣れれば手間は感じませんが、請求の度に書類に記入が必要となってくる場合もあるので、それを面倒と感じることはあるかもしれません。

全額自己負担については、クレジットカードを利用するのもおすすめです。

一般的に保険金は、1ヶ月以内に振り込まれるため、振り込みの後にカードの引き落としが来るようにすれば、手元の現金が減ることがありません。

後日精算可能なペット保険がおすすめな人とは?

後日精算は、

  • かかりつけの病院が窓口精算に対応していない
  • 保険料を抑えたい
  • 必要な補償だけが欲しい
  • 通院することが多い
上記のような人におすすめできます。

後日請求で注意すべきなのが、請求期限です。

請求が面倒だからと、後からまとめて請求する人もいますが、請求期限を過ぎると保険金が受け取れません。

そのため、定期的に請求するようにするのがおすすめです。

診察・治療の度に請求すると、上限支払い回数に達してしまう場合があります。

支払い期限に注意しながら、2ヶ月に1度などの定期的なペースで高額の治療費から優先的に請求するのがおすすめ!

ペット保険の保険金請求の3つの注意点とは?

ペットの万が一に備えておくためのペット保険は、年々その需要を増してきています。


可愛いペットの万が一の時に、効力を発揮させるためにも、保険金請求の注意点を確認しておきましょう。


紹介する注意点は、

  • 必要書類がないと請求が行えない場合がある
  • 窓口精算は、対応病院でないと使えない
  • 後日精算には、請求期限がある
上記の3つです。これらの注意点について解説します。

ペット保険に加入する前に、本当に必要な補償かどうか、ペットや飼い主さんに合った保険か、請求期限や対応している病院について調べておくことがおすすめです。

自分で比較検討するのが難しい場合は、MOFFMEの無料相談を活用してみてくださいね。

①:保険証や診断書等必要書類がないと請求を行えない場合も

保険金を請求する際、必要書類を紛失・捨ててしまった場合、請求の申し込みが出来ない場合があります。


また、必要書類は保険会社によって異なり、領収書(または診療明細書)のみが必要な場合と、どちらも必要な場合があるので確認しておきましょう。


加えて診断書が必要となる場合や、原則必要としている保険会社もあります。


窓口精算の場合、保険証が無ければ請求できません。(アニコム損保のみ)保険証を忘れた・紛失した場合は、後日精算になります。


アイペット損保では、保険証または、マイページの「契約内容の確認画面」の提示が必要です。


どちらも無い場合は、窓口精算ができないので、こちらも後日精算になります。

②:窓口精算の場合、対応病院でないと精算不可能

先述の通り、窓口精算の場合、対応病院でなければ利用できません。


窓口精算ができるペット保険に加入していても、かかりつけの動物病院の方で対応していなければ、使えないので注意してください。


先に説明した通り、現在窓口精算に対応している病院数は、アニコム損保は、全国6500院、アイペット損保で、5590院となっています。


現在、全国の動物病院数は1万5千院以上あるとされているため、対応病院はまだ少なめと言わざるを得ません。


これから拡大していく可能性はありますが、まだ時間がかかるでしょう。


犬・猫以外の小動物の診療が可能な動物病院となると、全体数も減るため、対応病院も少なくなる傾向があります。


鳥やうさぎ、フェレット向けの保険は、後日精算タイプの保険の方が圧倒的に種類も増えます。

③:後日精算の場合、保険金の請求期限がある

後日精算には、保険金の請求期限があります。期限を過ぎると、請求権利を失ってしまい、保険金を受け取れなくなるので注意が必要です。


請求をまとめてしようと、後回しにしていたら、いくつかの診療の請求期限が切れていた…なんてこともあります。


各社の請求期限を見ていきましょう。

保険会社請求期限
PS保険
診療日の翌日から3年以内
楽天ペット保険治療開始から2年
(治療を開始した日から30日以内に保険会社に連絡が必要)
SBIプリズム少短治療を受けた日から3年
FPC治療を開始した日から3年
アニコム損保診療費を負担した日から3年以内
アイペット損保支払い事由が生じてから3年以内

請求期限は大体2年〜3年となっています。


病院に通うことが多い場合は、定期的に高額の治療費を優先して、請求申請をするのがおすすめです。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険の請求方法は窓口精算・後日精算の2種類!

ペット保険の請求方法について解説しましたが、どちらが向いているか判断材料になったでしょうか?


ここでお伝えしたことをまとめると、

  • ペット保険は「窓口精算」と「後日精算」の2種類
  • 「窓口精算」は精算時に保険金を除いた分の支払いになる
  • 「後日精算」は、一旦全額負担をして後から請求
  • 請求方法・必要書類は保険会社によって異なる
  • 請求期限・対応病院に注意!
ということです。

それぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが向いているか活用しやすい保険を選ぶ基準の一つにしてみてください。

現在、ペット保険は商品が豊富にあります。種類が多すぎて全てを比較、検討するのは難しいでしょう。

ほけんROOMでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

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