猫の多頭飼いにおすすめのペット保険は?選び方や多頭割引も徹底解説

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猫の多頭飼いにおすすめ・口コミの良いペット保険をご存知ですか?多頭飼いの場合必要な保険料も高くなるので失敗したくないですよね。複数加入する場合の選び方のポイントはあるのでしょうか。今回は猫の多頭飼いに人気のペット保険の選び方、多頭割引について解説します。

猫の多頭飼いのペット保険はどこがいい?多頭割引も徹底解説!

猫の多頭飼いをしている人は、ペット保険選びに迷ってる人も多いと思います。愛する猫に万が一があった時に備えるペット保険ですが、いざ契約する場合どこがいいのか迷いますよね。


今回ほけんROOMでは、猫の多頭飼いとペット保険について

  • おすすめのペット保険の4つの選び方
  • 猫の多頭飼いを徹底解説
  • ペット保険に加入する際の4つの注意点
  • 猫がかかりやすい病気と平均治療費

について解説します。


2匹以上の猫を飼っている場合の多頭割引のほかにも、ペット保険を選ぶ際に注意すべき点を解説します。わかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

猫の多頭飼いにおすすめのペット保険の4つの選び方は?


猫の多頭飼いをしてる人におすすめのペット保険の選び方として、
  • ①:保険料が安いかどうか・多頭割引があるかどうか
  • ②:歯周病等、猫のかかりやすい病気が補償されるかどうか
  • ③:通院補償が充実しているかどうか
  • ④:窓口精算が使えるか・保険金請求が簡単かどうか

の4つについて詳しく解説します。


単純に割引があるからといって加入してはいけません。ここで紹介する選び方を参考に、本当にペットのためになる保険を選びましょう。

①:保険料が安いかどうか・多頭割引があるかどうか

猫を多頭飼いしている人には、多頭割引があって保険料が安いペット保険をおすすめします。複数のペットを飼っていると、万が一病気がうつってしまうとみんな受診する必要があり、多くの治療費がかかります。


ペットの数が多いほど、保険会社に支払う保険料がかさんでしまいます。そんなときに、保険料をおさえられるのが多頭割引の存在です。


多頭割引は、内容が同じ保険に加入しているペットの数などに応じて保険料が割り引かれるシステムです。


ペットの数や、同一契約者の契約数が多いほどお得になりますので、猫を多頭飼いしている人にぴったりの制度です。


割り引かれるポイントは、年額固定割引と%による割引があります。補償内容や割引率などは保険会社によって異なりますので注意が必要です。


ペット保険の保険料相場については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

②:歯周病等、猫のかかりやすい病気が補償されるかどうか

ペットを選ぶ際は、歯周病など猫がかかりやすい病気が補償されるかどうかを確認しましょう。猫がかかる可能性が低い病気ばかり補償される条件でも、実際に治療費の負担を軽くできなければ意味がありません。


歯周病は、猫がかかりやすい病気のひとつとして知られています。猫の歯周病は、食べ物のカスなどからつくられる歯垢が原因です。


歯の根元に残った歯垢から細菌が繁殖し、炎症を引き起こしやすくなります。特に猫の口の中はアルカリ性で、虫歯より歯周病になる可能性が高いと言われています。


歯周病のほかに猫がかかりやすい病気としては、腎臓病や膀胱炎、消化器官の炎症、心筋症などがあります。


また個体差によってもよくかかる病気もありますので、自分の愛猫をよく観察して加入するペット保険を選びましょう。


ペット保険の補償内容については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

③:通院補償が充実しているかどうか

猫を多頭飼いしている人は、通院補償が充実したペット保険を選びましょう。なぜなら、猫がかかりやすい病気の治療は、通院の場合がほとんどだからです。


たとえば通院ではなく入院や手術などの補償が手厚いペット保険を選んでしまうと、受け取れる保険金が少なくなってしまいます。逆に入院や手術といった治療をしない可能性が高いのであれば、通院補償が充実したペット保険がおすすめです。


1回あたりの限度額や補償割合が高いものを選び、何度も通院するようであれば、年間の限度額が高額な保険を選んでください。内容に不安がある場合は、約款や重要事項説明書をよく読みましょう。

④:窓口精算が使えるか・保険金請求が簡単かどうか

窓口精算が使えるなど、保険金請求の手続きが簡単かどうかも、ペット保険を選ぶ際のポイントです。


窓口精算とは、飼い主が窓口で治療費を支払う際に、保険金を差し引いた金額を支払えば済むシステムです。後日精算の場合は、いったん治療費の全額を支払い、必要書類を保険会社に送ることで保険金を受け取る流れです。


窓口精算であれば、書類を揃える手間もいりません。病院で支払う金額も少なくて済むため経済的にも助かりますよね。


ただし、窓口精算ができる病院は決まっています。窓口精算ができるペット保険の場合でも、かかりつけの動物病院が対応しているかを確認してください。対応している病院には目印となるステッカーが貼っています。


保険金請求が簡単なペット保険については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

猫の多頭飼いだと保険料は値引きされる?多頭割引を徹底解説!


ここでは、
  • 多頭割引とは?
  • 多頭割引があるペット保険会社

について詳しく解説します。


複数の猫を飼って多頭飼いしている人におすすめの多頭割引とは、そもそもどんなシステムかご存じですか?


具体的な割引額や、どの保険会社で扱っているのかを紹介します。多頭割引がない保険会社もありますので、自分が加入している保険会社に多頭割引があるのかどうかも確認しながらご覧ください。

ペット保険の多頭割引とは?

ペット保険は愛するペットに万が一のことがあった場合にとても役に立ちます。経済的な理由で治療の選択肢を狭めることなく、適切な治療を施してあげられるからです。


しかし多頭飼いをしている人は、1頭ずつ保険をかけると毎月の保険料の支払いが心配という飼い主もいるのではないでしょうか。


猫の多頭飼いをしている人は、多頭割引があるペット保険を探してみましょう。多頭割引とは、同じ補償内容の保険を契約しているペットの数などによって、保険会社に支払う保険料が割り引きになる制度です。


また同一契約者の契約数によって割り引きになる場合もあります。割引は年間の保険料から固定の金額が割り引きになる場合と、%割り引きのケースがあります。


多頭割引があるペット保険に興味がある場合は、その保険会社の割引額を調べてみましょう。

多頭割引があるペット保険会社は?いくら値引きされるかも解説!

すべてのペット保険会社で多頭割引を提供しているわけではありません。多頭割引があるペット保険会社と割引額(2頭目の割引額)は次の表をご覧ください。

ペット保険会社割引額
アイペット損保2%引き
アニコム損保50円引き(月払い)
600円引き(年払い)
日本ペット少短900円(年払い)
SBIプリズム少短5%引き

多頭割引は、固定金額が割引になるものと%割引のケースがあることがわかります。補償対象が広いペット保険の場合、%割引の方がお得になるケースがあります。


また、割引は2頭目の保険料から差し引かれる場合が多いです。1頭目の保険料は、割引にならない会社もありますし、契約2年目から割引になる会社もあります。


またアイペット損保では4頭目は3%、SBIプリズム少短の4頭目は8%引きと割引率が大きくなるのが特徴です。自分の飼っているペットの数によって、適切なペット保険会社を選びましょう。

多頭飼いの猫がペット保険に加入する際の4つの注意点は?


猫の多頭飼いをしている人は、ペット保険はどこがいいのか迷ってしまいますよね。


ここでは、多頭飼いの猫がペット保険に加入する際の注意点として、

  • ①:保険料が安いかどうかだけでなく、補償内容もよく確認!
  • ②:多頭割引がない保険の方が保険料が安い場合もある
  • ③:ペット賠償責任特約等、特約の重複に注意!
  • ④:去勢・避妊手術やワクチン接種等、補償対象外のものもある

について詳しく解説します。


割引額や特約の内容は保険会社によって異なりますので、約款や重要事項説明書をよく確認しましょう。

①:保険料が安いかどうかだけでなく、補償内容もよく確認!

猫の多頭飼いでペット保険に加入する際は、補償内容もよく確認しましょう。というのも、多頭割引などで保険料が安くてもいざという時に補償されないと本末転倒ですよね。


たとえば猫の場合、歯周病や腎臓病、膀胱炎にかかりやすいといわれています。また猫種によってもかかりやすい病気があるので注意が必要です。


スコティッシュフォールドであれば骨軟骨異形成症や多発性囊胞腎症、アメリカンショートヘアーであれば肥大型心筋症などにかかりやすいといわれています。そういった病気が補償対象外になっていないかよく確認しましょう。


犬の場合でも犬種によってもかかりやすい病気がありますので、約款や重要事項説明書にはよく目を通すことをおすすめします。

②:多頭割引がない保険の方が保険料が安い場合もある

多頭割引が適用にならない保険の方が、保険会社に支払う保険料が安い場合もありますので覚えておきましょう。


自分が飼っているペットがかかりやすい傷病を調べて、しっかりと補償してくれる保険を選ぶことをおすすめします。複数のペットを飼っているからといって、多頭割引がある保険を選んでしまうと、いざという時に補償されない、ということもあり得ます。


また多頭割引の割引額は数百円や数%のため、保険料をおさえるためのもの、というよりは複数ペットを飼っている人のボーナス程度に捉えておくといいでしょう。


多頭割引の有無や口コミや評判で人気のペット保険を選ぶことも大切ですが、そもそもの保険料や補償内容で判断することをおすすめします。

③:ペット賠償責任特約等、特約の重複に注意!

ペット保険に加入するときは、特約が重複していないか確認しましょう。とくにペット賠償責任特約には注意が必要です。


ペット賠償責任特約とは、家庭るペットが他人にケガをさせたり他人の物を壊したりして損害を与えた場合、保険金で補償されるというものです。


年間1,000円~1,500円程度の保険金で、あらかじめ定められた限度額内での補償を受けることができます。補償限度額は、500万円~1,000万円が一般的です。


この特約は、飼い主が加入している自動車保険や火災保険に含まれている可能性がありますので気を付けてください。「個人賠償責任特約」として、飼っているペットが他人に危害を加えたときの補償が含まれている可能性があります。


さらに、限度額がペット賠償責任特約よりも手厚いことが多いです。自分の保険に特約が含まれているか確認してみてください。


ペット保険の特約については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

④:去勢・避妊手術やワクチン接種等、補償対象外のものもある

去勢や避妊のための手術やワクチン接種などは、補償対象外のペット保険がありますので気をつけましょう。というのもペット保険は基本的に健康なペットが加入し、万が一ケガや病気のための治療費が必要になったときのための制度です。


そのため去勢や避妊のための手術や、予防のためのワクチン接種は補償対象外のケースがあります。ほかにも健康診断に必要な費用は補償対象外であることが一般的です。


ただし例外のケースもありますので注意が必要です。たとえば精巣や卵巣といった生殖器官に病気があって、その傷病の治療のために去勢や避妊が必要と認められた場合は、補償の対象となる場合があります。


自分が加入している保険会社の約款や重要事項説明書をよく確認しましょう。


また補償対象外であっても、去勢・避妊手術をおこなうことで、精巣や卵巣といった生殖器官に関する病気が予防できたり、望まない繁殖を防ぐことができます。愛するペットの健康のために、計画的に手術やワクチン接種をおこないましょう。

参考:猫がかかりやすい病気と平均治療費はどれくらい?


猫にはかかりやすい病気があります。もしも自分の愛猫が病気になったときに、必要となる治療費も紹介します。
疾患名目安金額
外耳炎
約7,000円
歯周病約3万円
胃腸炎約2万円
腎臓病
約18万円

目安金額は、複数のペット保険に実際に請求があった金額を記載しています。


歯周病の場合は、どんな方法で麻酔をおこなうかや症状の進み具合、検査内容によって様々ですが、治療前の検査代や麻酔代を合わせると、2万円~4万円程度が相場でしょう。


胃腸炎は症状の重さによって治療費が上下しやすいです。軽度の場合であれば糞便検査のみで済み、2,000円程度でおさまる可能性があります。重度の場合であれば内視鏡検査や病理検査といった費用がかさむ検査を受ける可能性もあります。


腎臓病になると通院のほかに手術や入院も必要となり、高額になりがちです。目安としては手術・入院が4泊5日で約94,000円、20日間の通院で約86,000円程度の費用がかかるでしょう。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ


近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:猫を多頭飼いしている方はペット保険に加入すると安心!

今回ほけんROOMでは

  • 猫の多頭飼いには多頭割引がおすすめ
  • かかりやすい病気が補償されるか確認する
  • 特約の重複に注意する
  • 入院や手術を伴う病気は治療費が高い

について詳しく解説しました。


ペット保険は愛するペットに万が一のことがあったときの備えです。経済的な理由で、適切な治療を受けさせてあげられないのは避けたいですよね。多頭飼いでも同じようにサポートをしてあげたいもの。


今回の記事を参考に、失敗しないペット保険選びをしてください。


またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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