ペット保険で歯科治療は補償対象?歯石除去・虫歯が補償されるか解説

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ペット保険で歯科治療は補償対象かご存知ですか?犬猫は歯磨きが難しいので、歯肉炎や歯槽膿漏、虫歯で歯が抜ける場合も保険が適用されると安心ですよね。また予防目的で必要な歯石取りも補償されるのでしょうか。今回はペット保険で歯科治療が補償対象か徹底解説します。

ペット保険で歯科治療は補償される?治療費用の相場も解説!

皆さんは、ペット保険を検討したことはありますでしょうか。


ペット保険は、医療費を負担してくれる保険であり、近年少しずつ耳にする機会も増えているのではないかと思います。


ペット保険では、治療費を負担してくれますが、今回はその中でも歯科治療について、ピックアップしてみていきます。


今回ほけんROOMでは、

  • ペット保険で歯科治療は補償されるのか
  • 歯科治療が必要になる犬猫の病気は何か
  • 歯科治療の治療料金の相場
  • 犬猫の歯周病を予防するために飼い主さんにできる対処法
この4つの内容について、見ていきます。

犬や猫の歯科治療は補償されるのか、また歯科治療が必要になる病気なども紹介していくので、是非最後までチェックしてみてくださいね。

ペット保険で歯科治療は補償される!


まずは、ペット保険が歯科治療で補償されるのかどうかについて、見ていきます。


ここでは、

  • ペット保険で歯科治療は補償対象!ただし保険会社によるので注意
  • 抜歯を伴わない、歯石取り等予防目的の場合は補償されないことも
  • 注意:歯周病に罹ってからペット保険に加入するのは難しい

この内容について、紹介していきます。

歯科治療の補償は、保険会社や、どのような状態で治療をするかによって、異なります。

現在歯周病にかかっている場合などは、特に注意して見ていきましょう。

ペット保険で歯科治療は補償対象!ただし保険会社によるので注意

まず、ペット保険で歯科治療は補償対象なのでしょうか。


結論から伝えると、ペット保険で歯科治療は、補償対象となっている場合もありますが、どこでも補償対象というわけではありません


つまり、ペット保険によっては、口腔内の病気は補償対象外という場合もあります。


歯科治療が補償対象かどうかは、それぞれの保険会社を調べてみる必要があると言えますね。


また、ペットが歯周病などになってから、ペット保険で補償を受けることはできません。


病気になってから加入しても補償対象外となってしまい、特定の病気のみ補償対象外となります。


そのため、歯周病にかかってから加入しても、補償されないので、病気になる前に加入することが重要になりますね。

抜歯を伴わない、歯石取り等予防目的の場合は補償されないことも

歯科治療の中には、抜歯を伴わない、歯石取りなども行われることがあるかと思います。


歯石取りは、歯周病にかからないようにするための「予防」として用いられるものです。


ペット保険では、多くの場合、病院でかかった治療費は補償されますが、予防として用いられるものは補償対象外となっています。


例えばワクチン接種なども、予防で用いられるものなので、補償対象外となっています。


そのため、病気になっているかどうかに関係なく、歯石取りなど予防目的の場合は補償対象外としているので、注意してくださいね。

注意:歯周病に罹ってからペット保険に加入するのは難しい

ペットが歯周病になったから、歯周病が保証される保険に加入したいと考えている場合も

あるかもしれません。


しかし、先ほども少し触れましたが、ペット保険はすでに病気にかかっているものは補償対象外とします。


そのため、歯周病になってからペット保険に加入しても、歯周病は補償対象外なのです。


また、ペット保険の中には、病気にかかっているということで、ペット保険自体に加入できない場合もあります。


特定の病気だけが補償されないのではなく、加入できないということもあるのは驚きますよね。


ペット保険は病気になってから加入するものではなく、健康なうちに加入して病気に備えるものです。


持病などが出来る前に、若くて健康なうちから、ペット保険の加入を検討すると良いでしょう。


ペット保険は持病ありでも加入できるのかについては以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

歯科治療が必要になる犬猫の病気は?治療料金の相場もご紹介!


上記では、歯科治療はペット保険で補償されるのか同化について、見てきました。


ペット保険は保険会社によって歯科治療が補償されるものもありますが、病気になる前の健康なうちに加入が必要ということも分かりましたね。


次は、歯科治療が必要になる犬猫の病気などを見ていこうともいます。


ここでは、

  • 歯科治療が必要な犬猫のかかりやすい病気とは?
  • 犬猫の歯科治療の治療方法・値段の相場をご紹介!
  • 歯科治療が必要な病気に特にかかりやすい犬種・年齢はある?
この内容について、説明していきます。

歯科治療の値段の相場やかかりやすい条件なども紹介するので、こちらを見てから、ペット保険を検討するのも良いかもしれませんね。

歯科治療が必要な犬猫のかかりやすい病気とは?

歯科治療が必要となる、代表的な病気として、歯周病があります。


歯周病とは、歯肉に炎症が起きる歯肉炎と、歯周組織や骨が損失するなどの歯周炎などです。


歯周病という名前を、聞いたことがあるという方も多いかもしれません。


そのため歯くらい大丈夫だろうと考えている方も少なくないでしょう。


しかし、歯周病は放っておくと、あごの骨が溶け歯が抜けたり、心臓や腎臓の病気にまで発展することもあります。


とても怖い病気ですよね。


そのため、歯科治療をすることは、犬や猫にとっても欠かせないモノであると考えられますね。

犬猫の歯科治療の治療方法・値段の相場をご紹介!

歯周病の治療方法は、歯石除去や歯周ポケットの正常化を行います。


その後歯の表面を磨いて、歯石が付きにくいようにします。


歯周病では、重症の場合、歯を抜くこともあります。


また歯周病は全身麻酔をかけて、行っていきます。


そのため、全身麻酔が出来ない体調であると、治療を行うことが出来ないので、注意してくださいね。


また、歯周病や歯肉炎での一度の治療費は、犬の場合6~8万円、猫の場合で6~7万円とされています。


ペットの治療費だとしても高額に感じる方は、多いのではないでしょうか。


ペットは保険が効かないだけでなく、歯科治療は全身麻酔を用いるため、治療費が高額になりやすいです。


また手術だけでなく、重症な場合など歯を抜いたりすると、約10万円ほどかかったという事例もあります。


このことからも、早期の発見と治療がとても重要だと言えますね。

歯科治療が必要な病気に特にかかりやすい犬種・年齢はある?

歯周病にかかりやすい犬としては、イタリアン・グレーハウンドが挙げられます。


また、基本的には、ダックスフンドやトイプードルなど、大型犬よりも小型犬の方がかかりやすいとされています。


これは、乳歯が抜けるときに永久歯が生えることで、歯が重なった部分に汚れがたまりやすいからです。


しかし歯周病は、小型犬だけでなく大型犬でもかかることはある病気なので、油断はしないようにしてくださいね。


また、猫も犬と同様に歯周病になることがあり、かかりやすい病気とされています。


猫の歯周病の原因としては、歯石などが多いですが、歯石がない猫でも、糖尿病や感染症などにかかっているなど、免疫力が落ちているとかかりやすいとされています。


人間でも免疫力が落ちると風邪などにかかりやすくなるように、ペットの免疫力も下げないようにする必要がありますね。


また、3歳までに8割の犬が歯周病にかかっていると言われています。


3歳という若さでもかかってしまうので、日頃から気を付けて歯の手入れをする必要がありますね。

犬猫の歯周病を予防するには?飼い主さんにできる対処法とは


歯周病を予防するためには、まず歯磨きが大切です。


歯磨きは、初めは抵抗がある場合が多いので、少しずつ慣らしていくことが重要になりますね。


また一度ついてしまった歯石は、なかなか取ることが出来ません。


そのため、対処として、すぐにかかりつけの病院にかかることも必要になるでしょう。


また大切なこととして、ペットの異変に気づいてあげることです。


ペットの口の臭いや汚れなどに気づくことで、歯周病の早期発見に繋がります。


ペット保険に加入しておくことも、準備の一つとして考えられますね。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ


近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:一部のペット保険では歯科治療は補償対象!

今回はペットの歯科治療について解説しました。


今回の記事についてまとめると、

  • ペット保険で歯科治療は補償対象になるが、保険会社によるので注意
  • 抜歯を伴わない、歯石取り等予防目的の場合は補償されないこともある
  • 歯周病に罹ってからペット保険に加入するのは難しい
  • 歯周病は数万円程度の治療費が必要になる
  • 小型犬は大型犬に比べて歯周病になりやすいので注意
  • 歯周病を予防するには定期的な歯磨きが大切
このような内容になっています。

歯科治療は、保険会社によっては、ペット保険で補償されることもあります。

ペット保険は、健康なうちに加入することで、病気にかかったときも補償を使うことが出来ます。

そのため、病気になってからではなく、病気になる前に事前に加入を検討するようにしましょう。

またほけんROOMでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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