ペット保険の告知義務とは?申告内容、バレるとどうなるか徹底解説!

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ペット保険の告知義務をご存知ですか?加入時に行われる審査のため、病院へ通院中か、骨折等通院履歴・既往症の有無について確認・問い合わせされます。それでは虚偽の申告をしてもバレなかったりするか気になりますよね。今回はペット保険の告知義務について徹底解説します。

目次を使って気になるところから読みましょう!

ペット保険の告知義務とは?バレるとどうなるかも徹底解説!

動物の治療費は思っている以上に高額であることが多いですよね。


大きな病気やケガをすればそれだけ費用も高くつくため、ペット保険に入ろうか検討中の方もいるのではないでしょうか。


入っておけば精神的にも経済的にも負担が軽くなるので、安心して病院に連れて行けます。


ただ、ペット保険に申し込むと過去にかかった病気などを申告する「告知義務」が発生します。


必ず行うもので避けて通ることはできないのですが、一体どんなものなのか気になりませんか?


そこで今回ほけんROOMでは、ペット保険の告知義務をとことん解説していきます。

  • 確認される内容や必要性
  • 虚偽の申告をしてもバレない?
  • 告知義務に関する3つの疑問点
  • 加入する際に他に注意すべき3つのポイントは?
面倒だと思うかもしれませんが非常に大切な情報ですので、この機会に重要性を覚えていってくださいね。

またペット保険で後悔した事例については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の告知義務とは?確認される内容や必要性を解説!

まずは、ペット保険に申し込むと発生する告知義務の基本についてひとつずつ見ていきます。

  • 告知義務とは?なぜ審査が必要なのか
  • 告知内容とは?確認される範囲はどの程度なのか
  • 注意:ペット保険会社によって申告内容は異なる!
事前に知っておけば、実際に申し込んだ時に慌てたり困ったりすることが少なくなります。

スムーズに手続きを進めていくためにも、しっかり頭に入れておきましょう。

ペット保険の告知義務とは?なぜ審査が必要かも解説!

ペット保険は、もしもの時に加入者同士で助け合う相互扶助が基本です。


しかし、加入する時点ですでに病気にかかっていたりすると、他の加入者との公平性や相互扶助の関係が成り立たなくなってしまいます。


長く加入しているけれどほとんど保険を使っていない人と、加入してすぐに利用する人の保険料と扱いが同じなのは公平とは言えませんよね。


そのため、入る時は必ず今の健康状態や病歴などを会社に伝える必要があるのです。


告知義務というのは、加入するペットの情報を会社側に教えることを言います。


ペット保険では教えてもらった情報をもとにして、加入しても大丈夫かを審査していきます。


その結果、問題ないと判断されれば加入することができるようになります。


この審査では、加入できない病気にかかっているか、申告内容に嘘偽りはないかなどを細かく見て判断します。


過去に病気にかかっていたりするとどうしても不安になりますが、病気にかかっていたことがあるからといって絶対に断られるとは限りません。


場合によっては条件付きで認められることもあります。


保険に入りたいからと嘘の申告をするとトラブルになる恐れもあるので、きちんと正しい情報を伝えるようにしましょう。


ペット保険の審査内容については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてみてください。

ペット保険の告知内容とは?どこまで確認されるか徹底解説!

告知義務があることは分かりましたが、どんなことを申告すれば良いのでしょうか?


基本的な申告内容を見ていきましょう。

内容申告する範囲など
ペットの基本情報動物の種類と品種/生年月日/体重/年齢/今の健康状態
飼育目的か愛玩動物としての飼育かどうか
事業目的の場合は申し込み不可
ただし、盲導犬などは申し込み可
既往歴・持病過去に一度でもかかったことのある病気やケガ、先天的な疾患の有無
経過観察中の病気やケガも申告
所定期間の通院歴数ヶ月~1年以内に治療目的で通院した場合は全て申告
ペット保険の加入状況他のペット保険に加入しているかを申告

内容は主にペット情報と病気の有無ですね。


重篤な病気にかかっていたことがある場合は、時期に関係なく必ず記入するようにしてください。


所定期間の通院歴は予防目的のもの、例えばワクチンや避妊・去勢などは申告する必要はないので記載しなくて大丈夫ですよ。


また、ペット保険のかけ持ちは会社によっては認められていない場合があります。


契約中の場合は満了日などを聞かれることもあるので、きちんと調べておきましょう。

注意:ペット保険会社ごとに告知内容は異なる!

告知内容は基本的に上で紹介したようなものです。


しかし、細かい内容は会社ごとに違うため、見逃しがないようにしっかりと確認してください。


以下は特に違いが出やすいので気を付けましょう。

  • 直近の通院歴の期間
  • 病気に関する情報の記載範囲
  • 経過観察や服用中の医薬品があるか
直近の通院歴は短い所だと3ヶ月以内ですが、長い所だと1年以内となります。

期間には大きな差があるので、見間違いをしないように十分気を付けてくださいね。

病歴や持病の記載範囲も会社によって違いがあります。

中には定期検査でも対象になることがあるため、見逃して伝え忘れないようにしましょう。

他にも病歴に関しては、動物病院名や発症日、診療期間などを記入しないといけないものもあります。

面倒に感じますが、間違いのないように正しい情報を伝えてください。

申告する内容はどこも一緒だろうと思っていると、大変な目に遭ってしまうかもしれません。

大切なペットのためですので、ひとつひとつ確認しながら記入していきましょう。

ペット保険で虚偽の告知をしてもバレない?

過去に重い病気にかかったことがあると、それを理由に断られてしまうのではないかと不安になる方もいるのではないでしょうか。


確実に加入するために病歴を隠そうか考えてしまいそうになりますが、もし仮に虚偽の告知をしたらどうなるかご存知ですか?

  • 虚偽の申告があるかは必ずバレる
  • 告知義務に違反していることがバレるとどうなる?
ここからは以上のように嘘を吐いているか分かるのか、違反が見つかったらどうなってしまうのかを紹介していきます。

場合によっては意図せず違反してしまうこともあるので、トラブルを防ぐためにも重要なものはしっかり記録しておくようにしましょう。

告知内容は厳密に調査されるため、虚偽を申告すると必ずバレる!

告知内容に嘘偽りがないかどうかは、保険会社の調査員が隅々まで調べます。


専門家とも言える方々なので、例え飼い主が黙っていたとしても隠し通すことはできず、必ず気付かれてしまいます。


なぜなら、調査員は飼い主から得た情報だけではなく、動物病院へ連絡して確認を取ることがあるからです。


加入時にバレなかったとしても、保険金の請求をした際に再度獣医師に連絡をすれば、そこから嘘が発覚するでしょう。


というのも、動物病院には最低でも3年間はカルテを保存しておく義務があります。


病院の中には10年近く保存している所もあるため、調査員がカルテを見ればすぐに虚偽があるかが分かります。


調査は少しでもおかしい、怪しいと思ったら厳しく調べられます。


そのため、嘘を吐いてもどこかしらのタイミングで見抜かれてしまうことを覚えておいてくださいね。

告知義務に違反していることがバレるとどうなる?

調査員が調べた結果、告知義務に違反が見つかった時は何かしらの罰則が科せられることになります。


保険料の値上げ

解約はされなくても月々に支払っていく保険料がいくらか上乗せされることがあります。


支払い金額が多くなるため、負担を減らしたい方には大きなダメージになるでしょう。


保険が使えなくなる

補償の範囲内であっても保険を一切利用できず、飼い主が治療費を全額負担することになります。


嘘の申告をした状態で過去に保険金を受け取ったことがある場合は、差額を請求されるようですので、大きな損失になってしまいます。


契約が解除される

悪質な虚偽申告だと判断された時は、契約を強制解除されます。


ほとんどのペット保険は掛け捨てですので、お金を無駄にしたくないのであればしっかりチェックすることが大切ですよ。


嘘の申告が意図的でかなり悪質な場合は、事件に発展してしまう可能性も考えられます。


告知義務違反の罰則は意図的であろうとなかろうと関係ありません。


見落としや記入のし忘れなども違反として扱われてしまうので、記入漏れがないように何度も確認することを忘れないようにしましょう。

ペット保険の告知義務に関する3つの疑問点を徹底解説!

告知は会社が提示する内容をよく見て、正しい情報を記入していくだけで完了です。


言葉にするだけならとても簡単そうに感じますが、実際にやるとなると手間がかかりますし疑問に思うこともありますよね。


告知義務に関する疑問点というと、以下の3点が挙げられます。

  • 違反と判断されないためには?
  • ペット保険の申告は更新時にも毎回行われる?
  • 正確に申告して審査に落ちたらどうすればよい?
疑問はたくさんありますが、中でも審査に落ちた後のことが気になる方は多いのではないでしょうか。

意図せず違反しないためのコツなども紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①:告知義務違反にならないためには?動物病院にも確認しよう

告知義務違反を防ぐために大切なことは、全て記録し保存しておくことです。

  • いつ発症したのか
  • 動物病院に行った日
  • 病名
  • 治療内容
  • 服用した薬
  • 治療にかかった日数
  • レシート
  • その他の書類
これらの中でノートに記録できるものは全て書き、レシートや書類など病院に行った際に受け取ったものは全て保存しておくようにしましょう。

中には記入する必要はないだろうと思うものも、申告の対象になっていることがあります。

ちょっとした記入漏れでも違反となる可能性があるため、毎回しっかり記録と保存をしてくださいね。

また、覚えにくい病名や専門用語、忘れてしまったことがある場合は動物病院に確認するのもおすすめです。

特に病名は聞かない限り伝えてくれないことがあるので、受診した際は必ず病名を聞くようにしましょう。

できるだけ手間を少なくしたいのであれば、ペットを迎え入れた時にペット保険に申し込むと良いですよ。

確認することも少ないですし、遺伝や先天性の病気についてはペットショップブリーダーなどに聞けばすぐに分かりますよ。

これからペットを迎え入れるのでしたら、検討してみることをおすすめします。

②:ペット保険の告知は更新時にも毎回行われる?

ペット保険は自動更新タイプであることが多いので、更新する度に申告する必要はありません。


保険会社によっては満期が近づくと、契約継続についてのお知らせがハガキなどで送られてきます。


しかし、契約内容やプランの変更をしないのであれば、手続きはしなくてOKです。


契約内容を維持したまま自動で更新してくれますよ。


ただし、特定の病気にかかった際は条件付きでないと更新ができないことがあります。


その際は送られてきた書類などを確認しないといけないので、しっかり目を通すようにしましょう。


他にもプラン変更をする時は、加入するペットの健康状態などの申告が必要になる保険会社もあります。


告知後再度審査が行われることになるので、その際はまた記入漏れなどがないように気を付けながら用意しましょう。

③:正確に告知して審査に落ちたらどうすればよい?

違反して契約拒否されたのではなく、正しい情報を伝えた上で審査に落ちてしまったのでしたら諦めることはありません。


ペット保険の中には持病があっても入れたり、特定の病気を補償対象外にすることで加入できる所もあります。


高齢が原因で審査に落ちたのであれば、シニア向けの保険を探して申し込んでみてください。


一つの会社で断られたからといって、すぐに諦めてしまうのは非常に勿体ないです。


審査基準加入条件は会社ごとに変わるので、よく確認しながら申し込みましょう。


また、一度断られた保険でも、病気の治療が完了したり完治した後に再度申し込むと加入が認められるケースがあります。


問い合わせることでおすすめのプランを紹介してくれることもあるので、気になることがある場合は直接聞いてみるのもおすすめですよ。

ペット保険に加入する際に他に注意すべき3つのポイントは?

ペット保険で注意すべきことは告知義務以外にもいくつかあります。


中でも以下のポイントは知らないでは済まされないものばかりです。

  • 加入時のペットの年齢等、既往歴以外にも加入条件が存在する
  • 去勢・避妊手術等、補償対象外の病気・ケガ、治療が存在する
  • 待機期間があるペット保険では、すぐに保険は使えない
勘違いしやすかったり、よく理解できていないものもあるでしょう。

これから詳しく解説するので、実際に申し込む前にしっかりチェックしておいてくださいね。

①:加入時のペットの年齢等、既往歴以外にも加入条件が存在する

どうしても既往歴ばかりに注目してしまいがちですが、加入条件は病歴以外もあるためそちらも忘れないようにしてください。


ここで基本的な加入条件を見てみましょう。

  • 補償範囲の動物が加入すること
  • 健康体である
  • 新規加入可能年齢の上限を超えていない
  • 愛玩用として飼っている動物
  • 健康状態の告知ができる
保険の対象となる動物は取り扱っている保険によって異なります。

犬猫のみだったり鳥やウサギ、フェレットなどを対象としているものなどがあるので、きちんとチェックしましょう。

加入時に健康体であることはどこの会社でも変わりませんが、場合によっては条件付きで認められることもあります。

気になる時は公式サイトをチェックしたり、直接問い合わせてみてください。

また、意外と見落としがちなのが新規加入可能年齢です。

シニア向けの場合は12~13歳まで加入できるものもありますが、短いものは7歳までとなっています。

新規加入可能年齢には大きな差があるので、十分注意しないといけませんよ。

保護した動物で正確な年齢が不明な時は、動物病院で調べてもらうことができます。

分からない時は加入前に確認しておくと良いでしょう。

②:去勢・避妊手術等、補償対象外の病気・ケガ、治療が存在する

ペット保険に関して勘違いすることが多いのが、補償対象範囲です。


加入すればどんな病気やケガ、治療などにも保険が使えると思いがちですが、実際は補償されないものが多く存在しています。


ここで、補償されないものの一例を見てみましょう。

  • ワクチン接種などで予防できる病気
  • 予防目的のワクチン接種費用や初診料など
  • 駆虫薬などの費用
  • 傷病とはならないもの
  • 医薬部外品や療法食
  • 代替医療
  • 健康診断や健康体に行われる検査
  • マイクロチップの埋込費用
  • 治療費以外の費用
  • 保険契約者や被保険者による傷病など
商品を発売している会社ごとに細かい内容は異なりますが、上記のものが補償外となることが多いですね。

他にも、免責金額が設定されていると、治療費が免責金額の最低ラインを超えない限り保険を使うことはできません。

商品によっては保険が使えるのは通院のみ、または手術や入院のみとなっているタイプもあります。

どんなものでも保険金の請求ができるわけではありませんので、加入前にきちんと確認しておいてくださいね。

ペット保険の補償対象外の項目については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

③:待機期間があるペット保険では、すぐに保険は使えない

加入後、すぐに保険が使えるかどうかは、加入したペット保険のプランで変わります。


現在販売されているペット保険には、待機期間があるタイプと待機期間なしで利用できるタイプがあります。


待機期間というのは、加入後ペット保険ごとに定めた期間中は、病気などの治療をしても保険金が支払われない期間のことを言います。


あらゆる病気の中には潜伏期間があるものもありますよね。


加入時には発症しなくても、加入後すぐに発症する可能性もあるでしょう。


また、不正をする方も少なからず存在します。


待機期間はそんな不正を防ぐために、そして公平性を保つために設定されています。


保険が支払われない日数は保険会社によって異なるので、必ず確認するようにしてくださいね。


病気とケガだけの場合もあれば、ガンに対しても期間が設けられていることがあるので注意が必要です。


ただ、商品によっては待機期間がないものもあります。


ハラハラドキドキするのが嫌な方は、待機期間なしの商品を探すようにしましょう。


ペット保険の待機期間については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険の告知内容は正確に申告することが大切!

ペットに対する保険でも告知義務は避けて通れない道です。

嘘を吐いても良いことはないですし、ペットのためにも正確に伝えることを心がけましょう。

最後に記事の内容をまとめるので、加入を検討している方はよく確認してみてください。
  • 告知義務は公平性を保つためにも必要
  • 通院歴やペットの情報も申告しないといけない
  • 細かい告知内容は会社によって変わる
  • 嘘の申告はどこかのタイミングで必ずバレる
  • 違反すると最悪の場合、契約を強制解除されてしまう
  • 違反を防ぐためにも書類の保存や記録は必ずしよう
  • 病気以外にも注意したい加入条件はいくつかある
  • 加入できたからといって全ての費用を補償してくれるわけではない
確認ミスうっかりで違反してしまうのは納得がいきませんし、また一からやり直しになってしまうのでとても面倒です。

どうしても分からない時は全て一人でやろうとするのではなく、保険会社や動物病院を頼ることも忘れてはいけませんよ。

またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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