保険金請求が簡単なペット保険とは?請求方法の種類、注意点も解説!

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保険金請求が簡単なペット保険はどれでしょうか?通院回数が多い場合、毎回治療費の保険金請求対応を行うのは大変ですよね。また保険証提示で窓口精算可能なペット保険はおすすめできないのでしょうか。今回は保険金請求が簡単なペット保険はどこかを解説します。

保険金請求が簡単なペット保険とは?請求方法の種類も解説!

ペット保険を請求する方法にはいくつかの種類があることはご存じでしょうか?


今回ほけんROOMでは、

  • ペット保険の3種類の保険金請求方法
  • 保険金請求が簡単なペット保険を選ぶ際の2つのポイント
  • ペット保険で保険金請求をする際の4つの注意点
  • その他ペット保険を選ぶ際の3つの注意点・ポイント

について詳しく解説します。


治療費の一部を補償してくれる保険金の請求方法が簡単なだけではなく、年齢によって保険料が変動するなどの注意点についても解説します。


愛するペットを守るために加入する保険ですので、今回紹介する内容をよく理解し、簡単に保険金が請求できるペット保険を選びましょう。

ペット保険の保険金請求方法の種類とは?3種類を徹底解説!


ペット保険の保険金を請求する方法は、3種類存在します。それぞれに特徴がありますのでよく覚えておきましょう。

ペット保険の保険金の請求方法として

  • ①:窓口精算
  • ②:後日精算(書類)
  • ③:後日精算(WEB・アプリ)

について詳しく解説します。


ただし、簡単な窓口精算を取り扱っていない保険会社もあります。窓口精算が可能なペット保険に加入していても、対応していない病院でなければ利用することができませんので注意が必要です。


ペット保険の請求方法については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

①:窓口精算

窓口精算とは、病院の窓口で保険証などを提示するだけで簡単に保険金を差し引いた金額で精算できるシステムです。


保険金を受け取る通常の流れとして、まずは動物病院で飼い主が治療費を全額支払います。つぎに保険会社に保険金の申請をして、確認後に保険金が振り込まれる、という流れが一般的です。


窓口精算だと、面倒な保険審申請などの手続きが不要で、病院へ支払う金額も保険金を差し引いた金額で簡単に済みます。


簡単な窓口精算が可能な保険会社は、アニコム損害保険とアイペット損害保険などがあります。それぞれに対応している病院には、目印となるステッカーがありますので確認してみてください。


ただし、窓口精算が使えずに直接請求しなければいけないケースがありますので注意が必要です。たとえばアニコム損害保険の場合、待機期間にケガで受診したときや、同じ日に複数回通院した2回目などは窓口精算ができません。


くわしくは各保険会社のホームページでよく確認しましょう。

②:後日精算(書類)

つぎに紹介する保険金の請求方法は、書類で申請する後日精算です。病院を受診した際の支払いは、いったん飼い主が窓口で治療費の全額を支払います。


その後、保険会社で定められた書類を揃えて、保険会社に送付します。具体的な必要書類は、保険金請求書兼同意書や領収書、診療明細書が一般的です。


書類を受け取った保険会社は内容に問題がなければ、飼い主が指定した口座に保険金を振り込みます。保険金は30日以内に振り込まれるのが一般的ですが、特別な確認や調査、照会が必要な場合は、さらに時間がかかる場合があります。


保険金請求書は各保険会社のホームページなどからダウンロードできます。実際の申請時に慌てないように、一度確認してみることをおすすめします。

③:後日精算(WEB・アプリ)

WEBやアプリを使って保険金を請求する、簡単な後日精算の方法も紹介します。


ペット保険の保険金請求ができるアプリを使えば、面倒な書類の準備は不要です。たとえばアニポスというアプリの場合、書類での後日精算と同じように、病院の窓口での精算は飼い主が治療費の全額を支払います。


その後、アプリから診療明細の原本の写真を撮影し、アップロードするだけでOKで簡単です。保険会社での確認後、問題がなければ飼い主の口座に保険金が振り込まれます。


アプリを使った請求の場合も、保険金が支払われるタイミングは原則30日以内です。もしも請求内容に不備があった場合は、保険金の支払いが遅れたり、再度請求が必要な場合がありますので注意が必要です。

保険金請求が簡単なペット保険を選ぶ際の2つのポイントは?


何度も病院で診察を受けることになった場合、その都度請求する必要があります。ペットが病気やケガで苦しい思いをしているのに、請求の手間がかかるとそばにいてあげる時間が少なくなります。


ペット保険は、少しでも手間がかからない簡単な請求方法を選ぶことをおすすめします。ここでは

  • ①:簡単な窓口精算可能なペット保険かどうか
  • ②:WEB・アプリ上で請求が簡単な後日精算か

について詳しく解説します。

①:窓口精算可能なペット保険かどうか

1つめのペット保険を選ぶ際のポイントは、簡単な窓口精算が可能なペット保険がどうかです。


理由は、後日精算にくらべて窓口精算は保険金請求に手間がかからず簡単なためです。書類を用いた後日精算のペット保険だと、治療費の全額を飼い主が支払う必要があり、金銭面でもデメリットがあるといえます。


その点、窓口精算が可能なペット保険の場合は、保険証などを見せるだけで保険金を差し引いた治療費を支払うだけで簡単に済みます。一度全額を支払う必要もありませんし、面倒な書類の準備も不要です。


ただし窓口精算が可能な病院は、保険会社によって異なります。また、窓口精算ができないケースもありますので、重要事項説明書などをよく確認しておきましょう。

②:後日精算のペット保険でも、WEB・アプリ上で請求可能か

もしも窓口積算ができないペット保険でも、簡単にWEB・アプリ上で後日精算の請求ができるペット保険を選びましょう。


理由は、同じ後日精算でも書類を準備する必要がなく、請求にかかる手間が減るためです。書類での精算は保険金請求書や領収書、診療明細書などの書類を準備する必要があります。


ペットが病気やケガで面倒を見たいときに書類を準備するのは大変ですよね。さらに書類に不備があれば保険金の支払いが遅れたり、再申請が必要になったりすることもあります。


アプリを使った請求なら事前に必要事項を登録しておけば、実際の申請は診療明細書をアップロードするだけで簡単に済みます。ただし、請求に必要な項目が診療明細書に書かれていないケースもありますので、よく確認しましょう。

ペット保険で保険金請求をする際の4つの注意点とは


保険金の青洲にあたって気を付けるのは請求方法だけではありません。ここでは、ペット保険で保険金を請求する際の注意点として、

  • ①:窓口精算には保険証が必要
  • ②:動物病院で発行される診断書が必要なことも
  • ③:保険金請求には一定の期限が定められている
  • ④:後日精算は振り込みまでに時間がかかる

について詳しく解説します。


どの保険会社にも当てはまることも解説しますので、自分のペット保険がどのような条件なのか確認しながらご覧ください。

①:窓口精算には保険証が必要!忘れたら精算できないことも

窓口精算が可能なペット保険の場合、病院で保険証を提示しなければいけません。もしも保険証を忘れた場合は、その場で精算できないこともありますので注意しましょう。


窓口精算は治療費を支払う際、保険証を見せることで保険金を差し引いた自己負担額を払うというシステムです。


保険証の提示は、窓口精算できるペット保険への加入を証明するものなので、提示できない場合は治療費を全額支払う必要があります。


もしも病院で治療費を全額支払った場合は、後日、直接保険金の請求手続きをおこないましょう。


なお、窓口精算ができるかどうかはペット保険によって病院が異なります。窓口精算に対応している病院には、目印となるステッカーがるか、かかりつけの病院を確認してみましょう。

②:動物病院で発行される診断書が必要なことも

ペット保険の請求には、動物病院で発行される診断書が必要になるケースもありますので気をつけてください。


また診断書に記載されている項目が不十分な場合もあります。たとえばペット名、診断名、傷病名、完治の文言、病院情報と病院の印などの項目があれば問題ないという保険会社もあります。


診断書を作成するには時間がかかるため、別に作成料金や手数料が発生します。1通あたり1,000円から3,000円程度が一般的な相場です。


診断書以外に、保険金の請求に必要な書類としては、保険金請求書や診療明細書などがあります。WEBでの請求でも、書類は必要ですので事前に確認しておくことをおすすめします。

③:保険金請求には一定の期限が定められている

ペット保険には、保険金を請求できる期限が定められていますので覚えておきましょう。具体的な期間は保険会社によって異異なりすが、3年がペット保険の時効として定められているケースが一般的です。


ペット保険普通保険約款によって、日本国内において診療を受け、被保険者が診療費を負担したときから3年を経過した場合は、時効によって消滅するのです。


ただし、受診してから時間がたってから請求すると、内容の確認に時間がかかりそのぶん保険金を受け取れるまでの時間も長くなる場合があります。動物病院で診療を受けたら、できるだけ早く保険金請求をおこないましょう。

④:後日精算の場合、請求してから振り込みまでに時間がかかる

後日精算の場合はペットが病院を受診した際、いったん飼い主が治療費の全額を窓口で支払います。その後、保険金請求書や診療明細書などの必要書類を保険会社に送付し、保険金を請求します。


保険会社は到着した書類を確認し、内容に不備がなければ飼い主が指定した口座に保険金を振り込む、という流れです。そのため多くの保険会社では、請求から30日以内に振り込むこととしています。


ただし書類に不備があった場合は、それ以上の日数がかかることもありますので覚えておきましょう。

その他ペット保険を選ぶ際の3つの注意点・ポイントとは?


ペット保険を選ぶ際は、請求方法以外にも気を付けたいポイントがあります。ここでは、ペット保険を選ぶ際のその他の注意点・ポイントとして、

  • ①:保険料は年齢とともに高くなることがほとんど
  • ②:待機期間・免責期間に注意
  • ③:病気に罹っている場合は加入が難しい

について詳しく解説します。


愛するペットに万が一のことがあった場合に備えるペット保険ですので、よく内容を確認して加入しましょう。不安な場合は、約款や重要事項説明書などをよく確認してくださいね。

①:保険料は年齢が上がるにつれて高くなることがほとんど

保険料は、ペットの年齢が上がるにつれて高くなるのが一般的です。


ペット保険は健康な状態で加入する、というのが基本的な考え方で、その保険料でペットがケガや病気と診断された際に保険金が払われます。


歳を重ねケガや病気のリスクが高まるということは、それだけ保険金を請求することも増える可能性が高まります。


もしも生後1年以内などの幼犬の加入者からしたら、高齢犬と同じ保険料だと不公平感を感じるかもしれません。人間でも高齢や基礎疾患などがあると支払う金額が変動します。


同じように、年齢によって保険料があがることがありますので覚えておきましょう。


ペット保険の保険料相場については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

②:加入してもすぐに補償されない!待機期間・免責期間に注意!

ペット保険は加入から一定の期間、病気やケガで動物病院を受診しても補償されない期間がありますので注意しましょう。


待機期間・免責期間とは、保険契約が成立していても補償されない一定の期間のことです。この期間が設定されている理由は、不正な保険金の受取を防ぐためです。


たとえば免責期間が設定されていなければ、ペットの不調に気づいてもすぐには病院に行かず、まずはペット保険に加入してから受診をすることで、保険金を受け取れることになってしまいます。


健康なペットが万が一に備えて加入すべきペット保険で、不正に保険金を受け取る行為は防がなければなりません。ただし待機期間や免責期間が設けられるのは新規加入のときだけで、更新時には補償されない期間はありませんので安心してください。


ペット保険の待機期間については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみて下さい。

③:すでに病気に罹ってしまっている場合は加入が難しくなる

なにか病気や疾病にかかってしまっている場合は、ペット保険の加入は難しくなるでしょう。というのもペット保険の基本的な考え方は、病気やケガのないペットをもつ加入者が保険料を出し合い、万が一の時に備えておく、というものです。


もしも病気をもっているペットが加入するとなると、保険金を受け取ること前提で加入していると思われるかもしれません。健康なペットをもつ加入者からすると不公平感を感じる可能性もありますよね。


過去に病気やケガをしている場合は、加入時の申告できちんと報告しましょう。病気にかかっていても、その病気に対する補償はしない条件で、ペット保険に加入できる特約などもあります。


ペット保険はすでに病気でも加入できるのかについては以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:保険金請求が簡単なペット保険は窓口精算可能な保険!

今回ほけんROOMでは、

  • ペット保険の保険金請求方法は「窓口精算」「後日精算(書類)」「後日精算(WEB・アプリ)」の3種類
  • 保険金請求が簡単なペット保険を選ぶ際は窓口精算かWEB・アプリでの後日精算が可能か確認する
  • 保険証を忘れた場合は窓口精算できないこともある
  • ほとんどの場合、保険料は年齢に合わせて高くなる

について詳しく解説しました。


病気やケガをしたときは、ペットも苦しい思いをしますが飼い主も不安になりますよね。今回紹介した請求方法に関するポイントをおさえた保険に加入し、いざという時でもスムーズに保険金を請求できるようにしておきましょう。


またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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