更新日:2022/11/02
ペット保険の待機期間とは?加入後いつから適用・補償開始か徹底解説
ペット保険の待機期間をご存知ですか?犬猫のペット保険は加入後即日すぐ使える訳ではなく、大手の場合契約日と責任開始日に一定期間があることが多いです。それでは加入審査ののち、いつから補償開始されるか気になりますよね。今回はペット保険の待機期間を徹底解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険の待機期間って何?補償開始までのスケジュールとは
- ペット保険の待機期間とは?待機期間の必要性についても解説!
- 待機期間とは、加入後から責任開始日までの一定期間のこと
- ペット保険に待機期間はなぜ必要?不正請求を防ぐため!
- ペット保険の待機期間についての3つの注意点とは?
- ①:待機期間は保険会社・商品によって異なる
- ②:待機期間中の病気・ケガは補償されない
- ③:待機期間は加入時のみであり、更新時にはない
- ペット保険をすぐ使えるようにするには?2つの方法を徹底解説
- ①:待機期間なしのペット保険に加入するのがおすすめ
- ②:「待機期間不適用特約」を付帯する
- 注意:加入日によっては待機期間ありの方が補償開始が早いことも
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:ペット保険の待機期間は不正請求を防ぐためにも必要
目次
ペット保険の待機期間って何?補償開始までのスケジュールとは
ペット保険の待機期間とは?待機期間の必要性についても解説!
ペット保険の待機期間はどうして設定されているのでしょうか?
ここでは、
- 待機期間とは
- ペット保険に待機期間が必要な理由
待機期間とは、加入後から責任開始日までの一定期間のこと
待機期間とは、加入後から補償の対象となる責任開始日までの一定期間のことで、保険会社によっては免責期間と呼ぶ場合もあります。
たとえば、10月1日にペット保険に加入し保険料を支払ったとします。もしも待機期間が30日間であれば、11月1日までにかかってしまった病気やケガに対する補償はされません。
待機期間は保険会社や商品によって違いますが、検査に時間がかかるような病気は待機期間が長いのが一般的です。この待機期間においても、契約者は保険会社に保険料を支払う必要があります。
待機期間の治療費が補償されないからといって、期間終了後まで受診を伸ばしてはいけません。もしも待機期間終了後に病院に連れていっても、発症が待機期間中と診断されれば保険金の支払いは受けられません。
もしももうすぐ待機期間が終了するようなタイミングでペットが体調を崩したりケガをしたりした場合は、すぐに病院に連れていきましょう。
ペット保険に待機期間はなぜ必要?不正請求を防ぐため!
ペット保険に待機期間が必要な理由は、保険金の支払いを、契約者全員に公平におこなうためです。契約者からペット保険に加入したい連絡があったら、保険会社はそのペットが本当に健康かどうか確かめる必要があります。
病気やケガの治療費として支払われる保険金は、契約者から支払われる保険料からまかなわれています。基本的にはペットが健康であることを前提に、支払う保険料を計算していることが一般的です。
病気によっては目に見える症状がないなど、潜伏期間が存在するものもあります。もしかしたらペット保険の契約時には、病気を見つけられない可能性も否定できません。
残念ながらペットの異常を確認してから、ペット保険に加入する人がいるのも事実です。そのような不正な契約を防ぐために、ペット保険には待機期間が設けられています。
待機期間は、保険会社や商品によって異なります。病気の場合や特定の疾病、ケガの場合で日数が異なったり、そもそも待機期間が設定されていない商品もあります。
詳しくは、各保険会社の約款や、重要事項説明書をよく確認してください。
ペット保険の待機期間についての3つの注意点とは?
ペット保険の待機期間について、いくつか注意すべき点があります。
ここでは
- 待機期間は保険会社・商品によって異なる
- 待機期間中の補償範囲
- 待機期間が必要なのは加入時のみ
について詳しく解説します。
待機期間についての理解を深め、いざというときに保険金が受け取れないということが無いようにしておきましょう。不安な場合は、各保険会社の特約や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
①:待機期間は保険会社・商品によって異なる
待機期間は保険会社やどの商品を選ぶかによって異なります。たとえば保険会社に必要書類が到着した日から、翌々月の1日を補償開始日とする会社もあります。
ほかにも、ネット申し込みであればすべての手続きが終わってから1ヶ月後とする会社もありますし、契約手続き完了の翌日には契約完了としている会社もあります。
商品によっても違いがあり、待機期間が長ければ長いほど保険料が安くなる場合が一般的です。ペット保険は継続的に保険料を支払うことになりますので、負担を小さくしたい場合は待機期間が長い商品を選ぶことをおすすめします。
②:待機期間中の病気・ケガは補償されない
ペット保険の待機期間中の病気やケガは補償されませんので注意しましょう。なぜなら、ペット保険は加入するペットが健康であることが前提で、保険料を設定しています。
加入者の多くが健康なペットに保険をかけているのに対し、契約してすぐのペットが保険料を受け取ることになると不公平感が生まれてしまいますよね。
たとえば少し具合が悪そうだなと思ったらペット保険に加入して、すぐに保険料を受け取れるシステムだと、健康なペットの加入者からは不満が出てしまいます。残念ながら、実際にそういった契約者がいることも事実です。
待機期間を設けることで、すべての契約者が公平な恩恵を受けられるシステムになるというわけです。もしもペットの具合が悪そうなら、すぐに病院に連れていきましょう。
ペット保険のよくあるトラブル事例については以下の記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。
③:待機期間は加入時のみであり、更新時にはない
待機期間が設定されるのはペット保険に加入するときだけで、更新時には待機期間がありません。ほとんどのペット保険では、年に1回契約内容を審査する「更新」がおこなわれますが、更新時は補償されない期間は設定されないということになります。
ただし、他の保険会社に契約を変更する場合は注意しなければいけません。たとえば現在のペット保険から別の会社と契約をしようとすると、その先の契約は新規契約の扱いとなり、待機期間の対象となります。
もしも毎年の更新の際に保険会社を変えてしまうと、そのたびに待機期間が発生することになります。特に慢性的な疾病を抱えているペットを飼っている契約者は気をつけましょう。
ペット保険をすぐ使えるようにするには?2つの方法を徹底解説
待機期間中にかかったケガや病気は、ペット保険で保険金を受け取ることができません。では、ペット保険に加入してすぐに補償を受けられる方法はないのでしょうか?
待機期間は保険会社や商品によって大きく異なる場合がほとんどです。また待機期間が適用とならないようにする特約も存在します。
ここでは
- 待機期間なしのペット保険に入る
- 「待機期間不適用特約」を付帯する
- 補償開始が早いケースに注意
①:待機期間なしのペット保険に加入するのがおすすめ
ペット保険をすぐに使えるようにするには、待機期間がないペット保険に加入するのがおすすめです。保険会社によっては待機期間を設定していない商品があります。
一般的な待機期間は30日で設定されていて、ガンの場合は60日から120日の待機期間が設定されています。そんな中でも、P社の商品は待機期間なしで補償を受けることができます。
ただし、待機期間は無くても補償開始が申し込みが完了した月かの翌々月1日とされていますので注意が必要です。しっかりと商品の約款や重要事項説明書を読んで、商品の特徴を理解したうえで契約するようにしましょう。
②:「待機期間不適用特約」を付帯する
多くの保険会社では待機期間を設けています。しかし待機期間を待たずに、すぐにペット保険を使えるようにする方法として、「待機期間不適用特約」を付帯することが挙げられます。
待機期間不適用特約とは、契約時に付帯することで待機期間中にかかってしまった病気やケガに対する補償がおこなわれる特約です。通常、待機期間中にケガや病気にかかっても、補償対象外となり保険金が支払われることはありません。
ただし、待機期間不適用特約はすべての保険会社で取り扱っているわけではありません。気になる保険会社があれば、約款や重要事項説明書をよく確認してください。
あわせて、特約を付帯するにはそのぶんの料金が発生することも覚えておきましょう。
注意:加入日によっては待機期間ありの方が補償開始が早いことも
待機期間がない保険を探しているときに注意したいのは、加入日によっては待機期間がある保険商品の方が補償される日が早いこともある点です。「待機期間がない」とされている保険商品でも、加入の翌々月1日に補償開始という場合があるためです。
たとえば10月2日に加入した場合、補償開始は12月1日からになります。一方、同じ10月2日に、待機期間が30日に設定されている商品の補償開始は11月2日になります。
このように保険会社や商品によってさまざまな条件が異なりますので、内容をよく確かめてから加入しましょう。待機期間は契約している保険会社を変えるときにも設定されることになりますので、注意が必要です。
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険の待機期間は不正請求を防ぐためにも必要
今回のほけんROOMでは、
- ペット保険の待機期間はおおよそ30日〜60日間
- ペット保険の待機期間は不正受給を防ぐために必要
- ペット保険の待機期間は会社によって違うのでよく確認しよう
- 待機期間中に発症した病気・ケガは補償されないので注意が必要
- 待機期間がないペット保険もあるが補償開始時期をよく確認しよう
について詳しく解説しました。
病気でも入れるペット保険や待機期間が存在しないペット保険など、さまざまな種類があります。愛するペットを守るためにも、いざというときに適正な保険金を受け取れるペット保険を選びましょう。
またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
猫や犬などペットを飼っていてペット保険を探したことがある方なら、待機期間という言葉を聞いたことがあるかもしれません。待機期間とは、加入したあとでも病気やケガが補償されない期間のことです。
大手の保険会社が扱う商品にも設定されていますので、即日補償開始されると思って加入した際、保険金が受け取れない場合も。病気でも入れる保険もありますが、ペット保険は健康なペットが加入するを前提としたシステムです。
待機期間は、病気であることを告知せずに加入して、不正に保険金を受け取ることを防ぐために設定されている期間です。
今回のほけんROOMでは、