更新日:2022/11/02
ペット保険の免責なしで安いのは?免責なしのメリット・デメリットとは
ペット保険の免責なしで安いのはどの保険会社でしょうか?免責なしは分かりやすく言うと免責金額なしの意味ですが、そのメリット・デメリットが気になりますよね。また免責事由・免責期間とは何でしょうか。今回は免責なしで保険料が安いペット保険について解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険の免責なしで安いのはどこ?免責金額について解説!
- ペット保険の免責とは?免責なしで保険料が安い保険を徹底解説
- ペット保険の免責なしとは?免責金額について徹底解説!
- 免責なしで保険料が安いプランがあるペット保険はどこ?
- 補足:似たような意味の「免責事由」・「免責期間」とは?
- ペット保険の免責なしのメリット・デメリットとは?
- ペット保険の免責なしのメリットとは?
- ペット保険の免責なしのデメリットとは?
- 免責なしのペット保険に加入する際の2つの注意点とは?
- ①:免責なしでも、補償割合や補償限度額により自己負担額がある
- ②:免責なしと免責期間なしを混同しない
- 補足:そもそもペット保険はなぜ加入しておくのがおすすめなの?
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:免責なしで保険料が安いペット保険を徹底解説!
目次
ペット保険の免責なしで安いのはどこ?免責金額について解説!
ペット保険の免責とは?免責なしで保険料が安い保険を徹底解説
免責という言葉は、文字の通り責任を免れるという意味を持ちます。
ではペット保険における免責とは何を指すものなのでしょうか?
ここからは
- ペット保険の免責金額・免責なしとは何なのか
- 免責なしのペット保険で保険料の安い保険会社はどこか
- 言葉の似ている「免責事由」「免責期間」とは何か
ペット保険の免責なしとは?免責金額について徹底解説!
免責金額は保険金を請求する際に保険会社から支払われない、飼い主が必ず負担することになる金額のことです。
「免責なし」とは、そのまま「免責金額がない」ことを示します。
免責金額ありのプランでは、診療費が免責金額を越えていたときにだけ保険金を請求できるようになります。診療費が免責金額より少ない・安い金額の場合は、保険金を受けることができません。
また保険会社によって免責金額が引かれるタイミングに違いがあります。各保険会社の支払い金額算出方法により受取金額も変わってくるため注意が必要です。
治療費52,000円・免責金額6,000円・補償割合50%とした場合を例にみてみましょう。
- {52,000円(診療費)-6,000円(免責金額)}×50%(補償割合)=23,000円(受取金額)
- 52,000円(診療費)×50%(補償割合)-6,000円(免責金額)=20,000円(受取金額)
- 52,000円(診療費)×50%(補償割合)=26,000円(受取金額)
免責なしのペット保険では、上記のような飼い主が必ず負担する金額なしで補償を受けられます。通院など少額・1回あたりの治療費が安い場合から利用したい方におすすめです。
免責なしで保険料が安いプランがあるペット保険はどこ?
免責なしのプランは保険料が高いイメージのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしペット保険の認知度も上がってきて、保険料が安い・抑えられた免責なしプランを販売している会社も増えています。
保険料が安い免責なしのプランのあるペット保険は、「PS保険・FPCペット保険・SBIいきいき少短・au損保」などです。
保険料は毎月長期にわたって支払うものなので、治療費の負担を減らしたいから70%プランにしよう、月々の保険料を安いものにしたいから50%プランしようなど飼い主さんやペットの生活に合わせてプランを選択するといいでしょう。
また年齢が若いときの方が保険料は安いので、シニアになったときの保険料も踏まえて選ぶことをおすすめします。
補足:似たような意味の「免責事由」・「免責期間」とは?
ペット保険を探していると「免責事由」「免責期間」という言葉も目にすると思います。
「免責事由」は、保険会社が支払わなくていい理由を示したものです。契約時にしっかりチェックしておかないと、「愛犬の病気が補償対象外だった」と後から気づき大きな負担になってしまう可能性もある重要な項目です。
免責事由としてあげられやすいものには、
- ワクチン接種等で予防できる病気
- 先天的な病気
- 飼い主の過失によるケガ
- 自然災害によるケガ
- ワクチン接種
- 健康診断
「免責期間」は契約が成立してから補償が開始されるまでの空白期間のことで、「待機期間」とも呼ばれています。
ペット保険は犬や猫が健康なことを前提としており、加入以前にかかっている病気は補償対象になりません。
潜伏期間のある病気が加入直後に見つかった、高額な医療費のかかる病気を隠したうえで加入し保険金を受け取ろうとするなど、不公平・不正を防ぐことを目的に免責期間が設定されています。
免責期間中はどんな病気やケガをしても補償されません。また免責期間中に継続的治療の必要な病気が見つかった場合、その病気は補償開始後も補償対象にならず飼い主が全額支払うことになります。
日数は保険会社によって異なりますが30日間設けている会社が多いようです。
「すぐ補償開始する方がいい」という方は免責期間なしの保険もあるのでそちらを選ぶといいでしょう。
ペット保険の免責なしのメリット・デメリットとは?
ここまで免責金額について紹介してきましたが、免責なしのペット保険にもそれぞれメリット・デメリットが存在します。
免責なしのメリットには
- 少額・安い治療費から保険を利用できる
- 免責ありのプランに比べ受け取れる保険金額が多くなる
があげられます。
また免責なしのデメリットは
- 月々の保険料が高い傾向にある
ペット保険の免責なしのメリットとは?
免責なしのメリットは、「少額の診療費から保険を利用できる」「受け取れる保険金が多くなる」ことです。
「ちょっとお腹の調子が悪いようだから診てもらった」など検査を必要としない場合、診療費もそこまで高くなりませんよね。免責なしならこのような治療費が安い場合から保険金の請求が可能です。
例えば補償割合が50%で診療費が5,000円かかった場合
- 免責金額が6,000円に設定されている場合:全額自己負担
- 免責金額なしの場合:自己負担額2,500円
となります。
また免責なしの方が多く保険金を受け取ることができるメリットもあります。上記で触れた通り、免責金額のある保険の場合、保険金支払いの際に免責金額が引かれて支払われることが多いためです。
治療費が安い場合でも保険金を受け取れるのは免責なしならではのメリットといえるでしょう。
ペット保険の免責なしのデメリットとは?
免責なしのメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。
免責なしのペット保険を利用するデメリットは、免責ありの保険の方が保険料が安い、免責なしの保険は保険料が高めである傾向にあることです。
補償内容だけでなく保険料が安いかどうか・負担が大きくならないかも検討したいですね。
上記で紹介したように免責なしでも保険料が安い・抑えられたプランを提供している保険会社もあるので、じっくり比較して決めるようにしてください。
他にも補償の対応日数や回数が保険会社によって違うので、免責がないというメリットだけに集中せず、保険料が安いかどうか、保険金請求方法は簡単か等相対的に判断する必要があります。
免責なしのペット保険に加入する際の2つの注意点とは?
ここからは免責なしのペット保険に加入する際の注意点について紹介していきます。
主な注意点は以下の2つです。
- 補償割合や補償限度額によって自己負担額がある
- 免責なしと免責期間なしは別のもののため混同しない
①:免責なしでも、補償割合や補償限度額により自己負担額がある
免責なしでも補償割合や補償限度額により、飼い主さんの負担額は変わってきます。
補償割合100%以外のプランには必ず自己負担額があります。70%と50%のプランは販売している保険会社が多いため、100%・70%・50%を例にみてみましょう。
例えば診療費が7500円かかった場合
補償割合 | 補償額 | 自己負担額 |
---|---|---|
100% | 7,500円 | 0円 |
70% | 5,250円 | 2,250円 |
50% | 3,750円 | 3,750円 |
となり、割合分以外は飼い主さんが支払わなくてはなりません。
またペット保険には上限金額があり、「1日〇万円・年〇回まで」と回数・日数に上限が設けられているタイプ、「年間○○万円まで回数無制限」と最大補償限度額まで回数制限のないタイプが存在します。
この条件によっては補償割合にかかわらず飼い主さんの負担金額が増える可能性があるんです。
例えば「補償割合50%・通院1日あたり10,000円まで・年間30日まで」と設定されており、診療費1回で75,000円かかったと仮定します。
この場合75,000円の50%は37,500円ですが、1日あたりの上限が10,000円となっているため、65,000円は飼い主さんが負担しなければなりません。
少額の支払いには免責なしはメリットですが、金額によっては飼い主さんの負担額が増える可能性があることも把握しておきましょう。
②:免責なしと免責期間なしを混同しない
上記でも紹介しましたが、免責なしは免責金額がないことをいい、免責期間なしは補償開始までの待機期間のないことをいいます。
加入する際に詳細を確認すると思いますが、2つを混同しないよう注意してください。
どちらも免責という言葉が使われているため似ていますが、支払額にも関わるためしっかりチェックしましょう。
補足:そもそもペット保険はなぜ加入しておくのがおすすめなの?
ペットの医療には人間のような医療費を負担してくれる公的な保険がないため、大きな病気をすれば飼い主さんの負担も大きくなりやすいです。そんなもしもの時、ペット保険に加入しておけば負担を軽くすることができます。
愛犬や愛猫がいつ重病にかかるかは誰にもわかりません。病気によっては継続的な治療が必要になったり、高額の費用がかかったりする可能性も考えられます。
大切な家族であるペットが病気になったときを想像してお金に不安を感じる方は、保険料が安いペット保険でも加入しておくと安心できるでしょう。
ただ、加入前にかかってしまった病気は補償の対象外となってしまうため、保険の利用を考えている方は、ペットが若いうちに加入することをおすすめします。
ペット保険の必要性については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:免責なしで保険料が安いペット保険を徹底解説!
今回は免責金額について、免責なしで保険料が安いペット保険について紹介してきました。
記事のまとめはこちら。
- 免責金額は保険会社から支払われない飼い主が必ず負担する金額のこと
- 免責なしのペット保険はは飼い主が負担する金額がなく、治療費が安い・少額の場合からでも保険を利用できる
- 保険料が安い免責なしのペット保険には「PS保険」「FPCペット保険」「SBIいきいき少短」「au損保」などがある
- 免責事由は「予防できる病気」「飼い主の過失によるケガ」など、保険会社が支払わなくていい理由を示したもののこと
- 免責期間は契約が成立してから補償開始されるまでの空白期間のこと
- 免責期間中にかかった病気は補償されない
- 免責なしプランは免責金額が引かれないため、免責ありプランと比べ受け取れる保険金が多くなる
- 免責なしプランは保険料が高い傾向にある
- 免責なしのプランでも補償割合や補償限度額によって自己負担額がある
- 混同しやすい免責なしと免責期間なしに注意
- ペット保険は加入しておくと、もしもの時の治療費の負担を減らすことができる
大切な愛犬・愛猫のためにペット保険を調べてみると「免責」という言葉をよく目にすると思います。
「免責なし」は免責金額がないことを指していますが「なんか難しいことなんじゃないかな」と感じる方もいらっしゃいますよね。
そこで今回ほけんROOMでは