年代別・地域別・年収別の食費の平均って?食費平均を下げる節約法

一ヶ月当たりの食費の平均は、年代別・地域別・年収別・暮らす人数によって異なります。大学生を含めた20代のエンゲル係数は高く、年齢が高いほど低い傾向があります。食費の平均を下げる節約方法として、家計簿をつけたり、まとめ買いをする方法があります。今回は食費の平均をケース別に解説します。

年代別・地域別・年収別の食費の平均って?食費平均の節約術とは

毎月の食費を見直していて、「我が家の食費はこれくらいだけど、他の家の食費の平均ってどれくらいなの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。


一カ月当たりの平均食費は、家族の年代や年収、住んでいる地域や家族構成によって変わります。


そこで、この記事では「年代・地域・年収・家族構成別の食費と節約術」について、

  • エンゲル係数について
  • 年代別・地域別・年収別・家族の人数別の食事の平均額は?
  • 食費平均の節約術

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を最後まで読んでいただければ、あなたの家族の平均食費額と今日からできる節約術が分かります。


「他の家の食費はどれくらい?どうすれば食費を節約できるの?」という人はぜひ最後までお読みくださいね。

エンゲル係数とは

エンゲル係数とは、出費に対して食費の割合がわかる数値のこと。


エンゲル係数は、以下の計算式で出すことができます。
(日本の平均的な数値は25%)


エンゲル係数(%)=食費÷出費×100


※例えば今月の「食費が5万円」「出費が20万円」とすると、エンゲル係数は25%となります。



このエンゲル係数の数値から、エンゲル係数の数値が高ければ高いほど生活水準が低いということがわかります。

なぜなら、エンゲル係数が高いということは「出費の多くを食費に回す必要がある(他の生活費にする余裕がない)=生活水準が低い」と見られるのですね。



家族の年代や年収、住んでいる地域や家族構成によって変わる食費の平均額。
それぞれの平均額は一体いくらなのでしょうか。


次からは、

  • 年代別
  • 地域別
  • 年収別
  • 暮らす人数別

の食費の平均額について紹介していきます。


年代別の食費の平均

まずは、年代別の食費の平均額を見てみましょう。
(エンゲル係数の日本の平均値は25%です)


年代~29歳30~39歳40~49歳50~59歳60~69歳70歳~
食費(円)41,82958,76869,00770,68566,18455,958
エンゲル係数(%)25.324.624.123.226.127.9



食費の平均額は年代が上がるほど高くなり、60代からは減少しています。

60代以降は年齢が上がるにつれ、一般的に食も細くなっていきますね。


働き盛りの50代までは外食の機会も多く、食費が多くなる傾向にあるようです。
ただ、50代までは収入も増えていくため、食費が増えてもエンゲル係数は年代が上がるほど低くなっていますね。


その後、60代に入ると年金生活者が増え収入が減ることから、食費は減っていくもののエンゲル係数は高くなっていきます。

地域別の食費の平均

次に、地域別に見た食費の平均はどうでしょうか?


地方都市よりも大都市で食費・エンゲル係数ともに高くなっています。


地域大都市中都市小都市A小都市B・町村
食費(円)63,69663,13760,13858,734
エンゲル係数(%)26.425.125.124.8


「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)平均速報結果の概要」より  



エンゲル係数の平均は25%ですが、中都市や小都市・町村で25%前後であるのに対し、大都市では食費・エンゲル係数ともに高くなっていますね。


これは、大都市ではレストランの数も多いことから外食をする機会が増えること、また、お総菜やお弁当など手軽に買って食事を済ませることができることも、食費がかさんでしまう原因になっているようです。


都市の規模が小さくなるほど、食費・エンゲル係数どちらも低くなります。

周りにお店が少ないと、家で自炊をする機会が増えますよね。

食費の節約には、「自炊すること」が重要なカギになりそうです。

年収別の食費の平均

では、年収別の食費の平均はどうでしょうか?


収入が上がるほど食費も高くなっていきますが、エンゲル係数は高収入世帯になるほど低くなっていますね。


年間収入238万円未満238万円以上
354万円未満
354万円以上
496万円未満
496万円以上
727万円未満
727万円以上
食費(円)37,06952,64762,61470,63187,231
エンゲル係数(%)27.327.827.425.622.5


「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)平均速報結果の概要」より



エンゲル係数とは、「一ヶ月の支出の中での食費の割合」がわかる数値なので、数値を見ればその世帯の豊かさが見えてきます。


エンゲル係数の日本の平均値は25%です。
1カ月食費が支出の4分の1なら、その世帯は平均的な豊かさだということになりますね。


反対に、エンゲル係数が支出の半分(50%)になってしまう世帯の場合、収入の大半が食費に消えてしまう世帯ということになります。

暮らす人数別の食費の平均

これまで、年代別・地域別・年収別についての平均食費を見てきましたが、暮らす人数別ではどうでしょうか?


その世帯が何人かによっても、食費の平均は大きく変わります。
また、子供がいるかいないか、老夫婦だけの世帯か、などによっても食費は大きく変わりますよね。


ここでは、「暮らす人数別の食費一ヶ月の平均」について

  • 一人暮らしの場合
  • 夫婦二人暮らしの場合
  • 三人暮らしの場合
  • 4人家族の場合

に分け、詳しく見ていきましょう。


「我が家は〇人家族だけど、かかっている食費は平均的なの?」と気になっている人は、ぜひチェックしてみてください。

一人暮らしの食費一ヶ月の平均

総務省統計局が出した調査データによると、一人暮らしの世帯(単身世帯)の一ヶ月の平均食費は、

  • 39,808円(外食費・酒代など含む) 
  • 26,681円(外食費・酒代など含まず)

となります。


参照サイト:総務省統計局「家計調査報告 (家計収支編) 平成28年 (2016年) Ⅲ 総世帯及び単身世帯の家計収支」



一人暮らしの世帯の外食費・酒代などの費用は約13,000円。
一人暮らしだと、外食をしたり友人や会社の同僚と飲みに行く機会も増えそうです。

また、毎日では少しずつのコンビニでの出費も、一ヶ月で合計するとまとまった費用になりますよね。


一人暮らしの世帯が食費を節約するには、以下のことに気をつける必要がありそうです。

  • 家で自炊をする
  • お惣菜やコンビニ弁当を買う回数を減らす
  • 外食や飲みに行く回数を減らす
  • コンビニでの出費を抑える

夫婦二人暮らしの食費一ヶ月の平均

夫婦二人暮らしの場合はどうでしょうか?


前述の総務省統計局の調査データによると、夫婦二人暮らしの世帯の一ヶ月の平均食費は、 

  • 41,681円(外食費・酒代など含まず) 

です。


上記の数値は食費だけのものなので、外食費・酒代などを含めると5万円ほどになると予想されます。


同じ夫婦二人暮らしの世帯でも、大都市に住んでいる場合と地方に住んでいる場合では一ヶ月にかかる食費は変わってきます。
また、食べ物へのこだわり(有機栽培の野菜を中心に食べるなど)があれば、その分食費が高くなってしまいますよね。


夫婦二人暮らしの食費として理想なのは一ヶ月4万円代だと言われていますが、住む場所や二人の働き方、お酒の有無などにより大きく変わりそうです。

三人暮らしの食費の食費一ヶ月の平均

総務省統計局の調査データによると、三人暮らしの一ヶ月の食費平均は73,000円です。


ただ、上記の全国平均の食費平均額と、東京都総務局統計部が発表した東京都に住む三人暮らしの世帯の一ヶ月の食費平均額9万円とは、大きな差があります。


一言で三人暮らしの世帯と言っても、

  • こどもの有無
  • こどもの年齢
  • 住んでいる地域

により一ヶ月の食費平均額は差がありそうです。


東京に住んでいる場合限定となりますが、三人暮らしの世帯の年齢別平均食費額は以下の通りです。

年齢一ヶ月の平均食費額
35歳未満87,851円
35~39歳
88,456円
40~44歳94,572円
45~50歳92,577円


大きなこどもがいると予想される年齢(40~50歳)では、毎月の平均食費額が9万円を超えています。
特に、中高生の男の子がいる世帯では食費も高くなりそうですね。

4人家族の食費一ヶ月の平均

総務省統計局の調査データによると、二人以上の世帯の食費平均は73,000円です。


これには二人、三人家族の世帯も含まれていますので、4人家族だけで考えると1ヶ月の食費平均は7~9万円ほどになります。


4人家族の食費も、住んでいる地域や子供の年齢により変わります。

また、共働きの場合はお総菜の買い物や外食の回数が増えることが多いので、その分食費が高くなってしまいます。


住んでいる地域や子供の年齢以外にも、夫婦の働き方も食費に影響を与えそうですね。


食費の平均を下げるにはどんな方法があるのでしょうか?

次からは、食費の平均を下げる具体的な方法を見ていきましょう。

食費の平均を下げる方法

家計を任された主婦にとって、毎月の食費をやりくりするのは大変ですよね。


毎月の食費額を決めていても、月末に「今月もまたオーバーしてしまった……」とがっかりしている人も多いのではないでしょうか。


そんな節約初心者さんは、まずは上記で紹介した一ヶ月の平均食費に近づけることを意識してみましょう。

その後「週に〇円」と新しい目標を決めて少しずつ食費を下げれば、無理なく食費を節約することができますよ!


一気に食費を下げるのは難しいですが、少しずつなら誰にでもできそうですよね。


ここからは食費の平均を下げる方法について詳しく見ていきましょう。

具体的な方法はこちらです。

  • 自炊に徹する
  • 安い食材を購入する
  • まとめ買いする
  • 家計簿をつけて食費を徹底管理する
  • 食器の器を小さくする

食費の平均を下げる方法①自炊に徹する

食費を下げる方法としてまず思い浮かぶのが「自炊」です。


スーパーなどのお惣菜はすぐに食べられるので便利ですが、自分で食材を買って調理するのに比べるとかなり割高になってしまいます。


共働きの夫婦の場合、「忙しくて自炊する時間がない!」という人も多いと思います。

そんな人におすすめなのが「おかずの作り置き」


週末など時間がある時にまとめて作っておけば、平日の忙しい日でも温めるだけですぐに食べられます。


例えば、

  • キャベツのツナ和え 
  • 小松菜やにんじんのナムル 
  • 豚肉とじゃがいもの照り焼き 
  • みそマヨチキン

など、15分ほどで簡単に作れるメニューがたくさんありますよ!

食費の平均を下げる方法②安い食材を購入する

近所の安いスーパーや特売日を覚えておき、できるだけ食材を安く購入しましょう。


メニューを考えてから買い物に行くのではなく、安い食材を使って献立を考えるくせをつけるのも節約になります。

安い食材を買ったら、今ある食材を使って何が作れるのかを考えてみましょう。


レシピが思いつかない!という人は、インターネットでレシピを検索してみましょう。

「食材名 レシピ」で検索すると、おいしそうなレシピがたくさん出てきますよ!


まとめて献立を考える、という人は、買い物に行く前にスーパーのチラシなどで安い食材を探し、その食材のレシピを考えるといいですね。


安い食材を見てから決めたい、という人は、スーパーに行ってからスマホで検索するものあり。

レシピが決まったら、足りないものも一緒に買い足しましょう。

食費の平均を下げる方法③まとめ買いをする

まとめ買いをするのも節約には有効です。


まとめて買った安い食材を作り置きにしておけば、その都度メニューを決めてから買い物に行くよりも食費の節約になりますよ。


また、冷凍で長持ちする肉類はまとめて買って冷凍しておくのもおすすめです。


冷凍使用する場合の保存期間の目安はこちら。

  • 鶏肉 約2週間
  • 豚肉 2~3週間
  • 牛肉 3~4週間


短くても2週間はもつので、冷凍庫に入れてから「2週間以内に使う」と覚えておきましょう。

忘れないように、保存バッグなどに冷凍庫に入れた日付を書いておくのもいいですね。


葉物野菜やブロッコリーも冷凍に適しているため、下茹でをして冷凍しておけば便利ですよ!

食費の平均を下げる方法④家計簿をつけて食費を徹底管理する

毎月「食費はいくら使ったかな?」と分からなくなってしまうと、食費を節約するのは難しいですよね。


食費の節約は、まず毎月いくら使っているのかを知るために、家計簿をつけてみることから始めましょう。

「今月は〇円までに収める!」と目標額を決めて管理をするのがおすすめです。


細かく家計簿をつけるのが苦手、という人には、食費だけを入力していくアプリやレシートを読み取ってくれるアプリを活用してみてはいかがでしょうか。

毎月の食費が分かれば、どれだけ節約すれば目標額に近づくのかが明確になりますよ!


毎月の食費を、別のお財布や小袋に入れて管理してもいいでしょう。

週ごとや10日ごとなど小分けにして管理すると、使い過ぎた場合に分かりやすくなりますよ!

食費の平均を下げる方法⑤食器の器を小さくする

食費の節約には「食器の器を小さくする」という方法もあります。

食器を小さくすれば食べる量が減るため、食費の節約につながります。
また、
  • ゆっくり食べる
  • 腹八分目 
  • しっかり噛んで食べる習慣をつける
  • おかずを作りすぎない

という工夫をすることで、食べる量を減らすこともできますね。


また、食材を保存する冷蔵庫を一回り小さくするという方法もあります。

大きな冷蔵庫がある場合、その中をいっぱいにしようといろいろなものを買ってしまう人が多いのではないでしょうか。


冷蔵庫や食器など食べ物を入れるものの大きさを少し小さくすることで、買い物の量が減り食費の節約にもつながりますよ!

参考:食費を管理する際は食費を種類別に考える必要がある

食費を管理する際には、種類別に分けて考えてみましょう。


生鮮食品・保存食品・お米・調味料、外食の4つに分けるとわかりやすくなりますよ。

  • 生鮮食品 
    肉、野菜果物、卵や牛乳などのフレッシュなもの。

    新鮮さが求められるので、まとめ買いではなく少量ずつこまめに買いに行きましょう。
    メニューを決めてから買い物に行くのではなく、冷蔵庫にある食材で献立を考えられるようになると食費が節約できます。

  • 保存食品 
    缶詰、レトルト食品など日持ちのするもの。

    保存食品は長い間もつので、セールなどの安い時にまとめて買っておきましょう。
    ただ、日持ちはしますが賞味期限はあるので、定期的に日付をチェックしてくださいね。

  • お米、調味料 
    お米、調味料代は週単位で考えるのが難しいため、月単位で考えましょう。

  • 外食
    食費を節約する時に、外食をまったくなくしてしまうとストレスがたまってしまいます。
    一ヶ月の外食費を決め、その範囲で上手にやりくりするようにしましょう。

まとめ:食費の節約術を駆使して食費を安くしよう

「年代・地域・年収・家族構成別の食費と節約術」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは、

  • エンゲル係数の値が高いほど生活水準が低い
  • 20代と60、70代のエンゲル係数が高くなる
  • 食費は大都市に住んでいる方が増える
  • 世帯の年収が上がるほどエンゲル係数が低くなる
  • 食費を節約するには、自炊、安い食材の購入、まとめ買い、家計簿をつける、食器を小さくする方法が有効

でした。


年代、地域、年収、家族構成によって様々な平均食費。あなたのご家庭の食費は平均値に比べてどうでしたか?


「我が家の食費は平均よりも多かった!」という人は、今回紹介した節約術をぜひ試してみてください。
ほんの少し工夫をするだけで、毎月の食費を節約することができますよ!



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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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