世界最大の地震はいつどこで起きた?今後日本で起きる大地震について解説!

世界最大の地震はいつどこで起きたのでしょうか。実は、観測史上世界最大の地震は1964年のチリ地震で、地震の大きさを示すマグニチュードは推定9.5とされています。今回の記事では、世界で起きた地震の大きさをランキング形式で紹介し、震度とマグニチュードも解説します。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

世界最大の地震っていつどこで起きた?



自然の脅威、地震。

その力に、人間は時として太刀打ちできなくなることがあります。


多くの死者、建物の崩壊、ライフラインも途絶えた街は、それまで当たり前にあった日常や風景を、私たちから奪います。


人間が、どんなに耐震性のある建物や、高い防波堤を準備していても、結局のところは自然の力に勝つことが出来ません。


つまり私たちは、過去の経験から学び、地震と常に向き合いながら共存していく必要があるのです。


そこで、今回の記事は、「過去の世界最大級の地震」について

  • 観測史上世界最大の地震
  • 世界最大級の地震ランキング
  • 震度とマグニチュードの概要
  • 日本での大地震の可能性

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、過去にどのような世界最大級の地震が、いつどこで発生したのかを知ることが出来ます。


ぜひ最後までご覧ください。

観測史上世界最大の地震は1960年におきたチリ地震

観測史上世界最大の地震は、1960年5月22日の15時11分に発生したチリ地震です。


地震の概要は、以下の通りです。


  • 震源地:南米チリのバルディビア
  • マグニチュード:9.5
  • 震源の深さ:33km
  • 死亡者数:2231〜6000人
  • 被害額:3000〜6000億円


この地震は、日本の震度階級に当てはめると、最大震度7相当にもなります。


多くの犠牲者の死因は津波によるもので、その高さは10m以上にも及び、瞬く間に人や町を飲み込んでいきました。


また、この地震による津波は、平均時速750kmのスピードで、数万キロ離れた地域にも到達しました。


発生から15時間後にハワイ沿岸部、その7時間後には日本、さらに2時間後フィリピンで確認され、各地多くの犠牲者が出ています。

地震の大きさは脅威のマグニチュード9.5

世界最大のチリ地震の規模を示すマグニチュードは、9.5と推定されています。


その規模の大きさは、例えばマグニチュード5の大きさを1とすると、マグニチュード9.5は100,000以上となります。


また、岩盤がずれた範囲を示す震源域は、マグニチュード9で500〜1000kmです。チリの反対側に位置する日本にも津波が到達したのも頷けます。


チリ地震では、この揺れだけで数千もの建物が崩壊してしまい、津波を含め200万人以上の人が家を失いました。


マグニチュード9.5という数字がいかに大きな規模の数字かということが分かります。

多数の負傷者と犠牲者を出す

チリ地震での死亡者数は、2231〜6000人にものぼります。


各国の犠牲者数は、ハワイ61名、日本142名(負傷者855名)、フィリピンでは32名です。


しかし、チリ地震は観測史上世界最大にも関わらず、幸いにも他の地震と比べても被害があまり大きくありません。 


それは、人口の密集していない地域であったことや、地震の前日に前震があったこと、発生時刻が15時11分と日中で、すぐ避難が可能であったことが要因です。  

過去に観測された世界最大級の地震ランキング

では、世界最大であるチリ地震の他に、世界では過去にどのような地震が起きたのでしょうか。


地震計が普及した1900年代以降で、規模の大きかった世界最大級の地震を第2位〜第5位までランキングすると以下の通りになります。


  • 第2位:アラスカ地震(1964年)
  • 第3位:スマトラ島沖地震(2004年)
  • 第4位:東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(2011年)
  • 第5位:カムチャツカ地震(1952年)

それでは、それぞれの世界最大級地震について、詳しく解説していきましょう。

第2位:アラスカ地震(1964年)

アラスカ地震は、1964年3月28日午前3時36分に発生したアメリカ合衆国アラスカ州での世界最大級の地震です。別名、聖金曜日地震とも呼ばれています。


地震の概要は以下の通りです。


  • 震源地:アラスカ州南西部プリンス・ウィリアム湾
  • マグニチュード:9.2
  • 震源の深さ:23km 
  • 死亡者数:131人
  • 被害額:2300億円

アメリカでの観測史上、最大規模の地震です。

地震は3〜5分間続き、崩落や地滑り、液状化現象(地下の水位が高い砂地盤が液体化し、建物が埋まったり、下水道が浮き上がる現象)での被害が多く見られました。

津波も観測されており、シュープ湾ではその高さが67mにもなりました。

第3位:スマトラ島沖地震(2004年)

スマトラ島沖地震は、2004年12月26日午前0時58分に発生したインドネシアでの世界最大級の地震です。


地震の概要は以下の通りです。


  • 震源地:インドネシア・スマトラ島北西のインド洋沖
  • マグニチュード:9.1
  • 震源の深さ:30km
  • 死亡者数:23〜28万人
  • 被害額:9億7,700万ドル

世界最悪の人災による悲劇」としてユネスコに認定されている世界最大級の地震です。

津波による被害が多く見られましたが、インド洋沖各国に、津波警報国際ネットワーク導入されていなかったため、各国が避難勧告を出せず被害が拡大しました。

特に被害が大きかったのがスマトラ島のバンダ・アチェで、人口20万人中、16万人が亡くなりました。

第4位:東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(2011年)

東日本大震災は、2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本を中心とした世界最大級の地震です。


地震の概要は以下の通りです。


  • 震源地:宮城県牡鹿半島沖
  • マグニチュード:9.0
  • 震源の深さ:24km
  • 死亡者数:1万5,899人(2019年12月10日現在)
  • 被害額:16〜25兆円

東北地方や関東地方の沿岸部を中心に大きな被害をもたらした日本観測史上最大の地震です。

特に津波による被害が大きく、岩手県宮古市では、40mを超える津波を観測し、沿岸部の街を飲み込みました。

最も死亡者数が多かったのは宮城県で9543人、次いで岩手県の4675人、福島県の1614人です。建物は、全壊が13万戸、半壊は27万戸にものぼり、被害の大きさを物語っています。

津波の影響で、放射性物質の漏洩による原子力事故も発生し、周辺住民は長期にわたる避難を余儀なくされました。

また、関東地方では液状化現象地盤沈下の影響も大きく、広い範囲で被害が見られました。

第5位:カムチャツカ地震(1952年)

カムチャツカ地震は、1952年11月4日に発生したカムチャツカ半島における世界最大級の地震です。


地震の概要は、以下の通りです。


  • 震源地:ユーラシア大陸北東部カムチャツカ半島沖
  • マグニチュード:9.0
  • 震源の深さ:不明
  • 死亡者数:2000人以上
  • 被害額:不明

津波が最大18m、日本では最大8.5m、ニュージーランドで1m発生し、岩手県や宮城県には3mの津波が押し寄せました。遠く離れたチリでも観測されています。

最も被害が大きかった地域は、セベロクリリスク(千島列島北部)で、人口6000人のうち2336人が津波で命を落としました。

マグニチュードと震度の関係

地震があった時に、地震速報やニュースでよく耳にする「マグニチュード」や「震度」という言葉。


どちらも数字で表されていてとてもよく似ています。


しかし、その意味や違いを正しく理解している人は、あまり多くないのではないでしょうか。


日本は地震の多い国なので、いつまた大きな地震が起こるか分かりません。


防災袋や避難所の場所、経路の確認などの準備も大切ですが、地震の具体的な情報を聞いたときに正しく理解できるように、知識の準備もしておくと、いざと言うときに安心ですね。


そして、この2つの知識があれば、地震の大きさや、地震による被害を予想することが出来ます。


以下では、マグニチュードと震度の意味について解説していきます。

マグニチュードとは

マグニチュードとは、「地震の規模」を表しています。つまり、地震波として発生したエネルギーが放出されたときの、そのエネルギーの大きさです。


マグニチュードの値は、1つの地震に対して1つのみ、基本的に世界のどこで発生しても共通の値になります。


そして、値は大きければ大きいほど規模の大きな地震です。また、マグニチュードの値の増幅でエネルギーの大きさに違いが出ます。


例えば、プラス0.2で2倍、プラス1.0で32倍、プラス2.0で1000倍となります。


マグニチュードによって、地震の大きさは以下のように表されます。


マグニチュード地震の大きさ
M1以下極微小地震
M1〜3極小地震
M3〜5小地震
M5〜7中地震
M7以上大地震
M8クラス巨大地震



震度とは

震度とは、「地震の揺れの大きさ」を表しています。つまり、日本各地の計測震度計のある観測場所で、どれくらい揺れたのかを計測した数値です。


震度は0〜7の10階級ありますが、震源地からの距離が同じだとしても、地盤の揺れやすさに違いがあるため、同じ数値になるとは限りません。


震度による揺れの様子は、以下の通りになります。


震度揺れの様子
震度0揺れを感じない
震度1屋内で静かに過ごしているとわずかに揺れを感じる人がいる
震度2屋内で静かに過ごしていると大半の人が揺れを感じる
震度3屋内で過ごすほとんどの人が揺れを感じる
震度4部屋につり下げた物が大きく揺れる
震度5弱大半の人が物につかまりたいと恐怖を感じる
棚の食器や本が落ちる可能性がある
震度5強物につかまらなければ歩くことが難しくなる
固定していない家具が倒れる可能性がある
震度6弱立っていることが難しくなる
壁のタイル、窓ガラスが破損や落下する可能性がある
震度6強這わないと動くことが出来なくなる
飛ばされてしまう可能性がある
耐久性の低い木造の建物が傾く、物が倒れる危険がある
震度7耐久性の高い木造の建物でも傾く可能性がある
耐久性の低い鉄筋コンクリートの建物で倒れる物が多くなる

参考:今後30年以内に日本で大地震が起きる可能性


政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率を示した2018年版「地震動予測地図」を発表しています。(2019年1月修正)


地震の確率が高くなっている市町村は以下の通りです。

  • 北海道:根室市78%、浦河町70%
  • 関東甲信地方:千葉市85%、横浜市82%
  • 東海地方:静岡市70%、津市64%
  • 近畿地方:奈良市61%、和歌山市58%
  • 中国・四国地方:高知市75%、徳島市73%、岡山市42%
  • 九州地方:大分市54%、宮崎市44%

日本海側や東北では確率が低い傾向にあります。東北地方においては、高くても秋田市の8.1%です。

しかし、確率が低いからと言って、油断は出来ません。

東日本大震災をはじめ、新潟中越地震や、能登半島地震、岩手・宮城内陸地震など確率の低い地域でも地震が多く起きているためです。

住んでいる地域に関わらず、いざと言う時のための対策はしっかり取っておく必要があるでしょう。

まとめ:これからも大地震が起きる可能性は大いにある!

「過去の世界最大級の地震」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、


  • 観測史上世界最大の地震は1960年のチリ地震である。
  • 過去の世界最大級の地震は、アラスカ地震・スマトラ島沖地震・ 東日本大震災・カムチャツカ地震である。
  • マグニチュードは地震の規模、震度は地震の揺れの大きさを示した数値のことである。
  •  30年以内に日本で大地震が起きる可能性は非常に高い。
でした。

地震が多い日本に住んでいる私たちは、日頃から万が一のための準備を万全にしておいたり、地震の正しい知識を身につけておくことが大切です。

また、自分の住んでいる地域はきっと大丈夫だろうと安心せず、どこの地域でも大きな地震は起こりうるという危機感を持って生活しましょう。

地震をなくすことは不可能です。

しかし、過去の地震から学び、これからに活かすことは出来ます

日頃から地震と向き合い、いざ起きてしまった時に犠牲者が1人でも少なくなるように、今できることをしっかり取り組んでいきましょう。

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