心療内科への通院歴があると、生命保険に加入できなくなるって本当?

心療内科への通院歴があると、生命保険への加入が不利になるということを聞いたことがあるかもしれません。生命保険に加入する際に心療内科への通院歴を告知をすると断られる可能性があるのです。そこで心療内科への通院歴があっても生命保険に加入できる条件を解説します。

心療内科への通院歴があると、生命保険に加入できない?

様々な病気がある中で、現代病の一つとも言われている心の病気。

心の病院を原因として、心療内科に通ったことがある方、現在通院中の方は多いのではないでしょうか?


心の病院は他の病気と違い、症状が自分でしか確認できないことからなかなか理解してもらえないことも多く、苦しんでいる人も多いと思います。


そんな現代病の1つとも言われている心の病気を理由に、心療内科へ通った経験があると生命保険には加入できないのでは?と言われていることを聞いたことがあるかもしれません。


実は心療内科に通ったことがあったとしても、加入することができる保険もあるのです。


ここでは、「心療内科への通院歴があると、生命保険に加入できない?」について

  • 生命保険への加入が不利になる?
  • 一定期間を過ぎると加入できる可能性がある?
  • 加入できる保険について

以上を中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、心療内科に通ったことがある方でも生命保険を考えることができます。


ぜひ、最後までご覧ください。



心療内科への通院歴により、生命保険への加入が不利になる理由とは?

心療内科へ一度でも通院したことがある人は、生命保険や医療保険への加入が不利になったり、現在加入中の方は見直しが難しいと言われた経験があるのではないでしょうか?


色々な病気がある中で、生命保険や医療保険を考えたとき、不利にならない病気もあれば、新しく加入することが難しい大きな病気もあります。


しかし、なぜ心療内科が不利になってしまうほど診査が厳しくなってしまうのでしょうか。


実は、理由を知らない人が多いのです。


ここでは、心療内科への通院によって加入が不利になってしまう、2つの理由についてご紹介していきます!

理由1:精神病と診断された方は自傷行為や自殺のリスクが高いとされているから

心療内科へ通ったことがある人の多くは「うつ病」と診断されている方が多いと思います。


その他にもADHDや統合失調症、アスペルガー症候群などもありますが、これらの精神病と診断されたことがある方は通常の方に比べて「自傷行為や自殺のリスクが高い」と判断されます。


メンタル面の疾患は、保険の世界ではハイリスクと言えるため、他の病気よりも厳しく診査されています。


さらに、他の病気と違って現在の治療がどの段階にあり、これからどのような経過を経ていくのか道筋が明確になりません。


こういった不透明な部分を保険会社にとってはハイリスクと考えます。


健康な方との公平性を保つためにも、診査は厳しく加入できないことの方が多いとされています。


理由2:他の病気にかかる確率が高いとされているから

2つ目の理由に他の病気にかかる確率が高いとされていると言われていますが、ここ最近の傾向として、病院に行ったけれどハッキリとした原因がわからずに「ストレス」で結論付けられてしまった経験が、社会人の方なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。


「胃がキリキリする」「過敏性腸消炎」「逆流性食道炎」など、病院に行くと、これらのポスターが貼ってあることも増えました。


健康体の方でも仕事や人間関係のストレスによって、自分では気づかないうちに体が悲鳴を上げている人も多い現代で、精神疾患も現代病の一つ


うつ病や統合失調症と診断されたことがある方は、通常の人よりもストレスによる病気にかかりやすいと言われています


そのため、保険会社にとってはリスクしかありません。


もともと保険に加入していた方なら、入院や手術をした場合、給付金請求をすることで保険金を受け取れますが、見直しが難しくなり更新しか継続していく手段は無くなる可能性が高いです。

生命保険・医療保険への加入には、健康状態や病歴の告知が必要

生命保険や医療保険に加入するためには、現在の健康状態や、過去の病歴を告知する告知審査があります。


これは保険加入者間での公平性を担保するためにあります。

それでは、次からは告知審査で具体的にどのような質問がされるのか、説明していきます。

告知審査での具体的な質問内容

告知診査とは「提出した告知書を元に保険に加入できるのか?と保険会社が判断すること」です。


告知書では、10個~15個ほどの質問に答えていくものが一般的で、最初の質問には「ここ3か月以内に診察を受け薬を服用しましたか?」のような、簡単な質問から入ります。


少しずつ、質問内容が重くなっていき、

  • 過去3年以内に健康診断の結果で要経過観察、要再検査といわれたことがありますか?
  • 過去3年以内に〇〇(指定された病名)と診断されたことがありますか?
  • 過去5年以内に7日以上継続しての入院・手術・医師による診断によっての服用を行ったことがありますか?

これらの項目を質問してきます。


この質問には正確に記入していく必要があります。


服用している薬は特に、細かくみられますので薬名も記入できるようにお薬手帳などを保管しておくと良いです。


これらの質問に答えた告知書を保険会社に提出すると、告知書を元に保険に加入できるのか、条件付きなのか、加入できないのか?などを判断していきます。

心療内科への通院から5年待てば、問題なく入れる

どんな保険会社でも、告知書の質問項目で一番長い期間を示しているのは「5年」です。


一度でも心療内科に通い、お薬を服用した時期、入院した時期があったとしても、最後の日から5年過ぎれば告知項目にあてはまらなくなります


例えば、

  • 精神疾患を原因として入院し、退院してから一度も病院に行っていない方は退院日から5年。
  • 心療内科へ通院していて、お薬を飲み続けていたら完治した方は、病院から出されたお薬を飲み切った日から5年

このように、5年間心療内科に通っていないのならば、問題なく保険に加入することができる場合が多いです。

なお、病名によって加入できるか入れないか決まる場合も

過去に自分がかかったことがある病気の中で、どんな病気でも5年経過すれば保険に加入できるのでしょうか?

それはとても難しいです。


病気(病名)によっては、告知書を見る前にはじかれてしまう可能性もあります


告知書の中には「今までにがんと診断されたことはありますか?」と記載されてある保険会社も存在します。


そして、告知書もどんどん厳しくなってきているため「うつ病と診断されたことはありますか?」などと、質問してくる保険会社もあります。


このように病名を指定してくる告知書を使う保険会社は、5年経過しても加入は難しい可能性が高いです。


その保険会社を考えたときは、担当者に確認してから診査を受けるほうが良いでしょう。

嘘をついてもばれる!告知義務違反に注意

告知書が問題なのであれば、嘘をついてしまえば保険に加入できるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。


この嘘をついて保険に加入することは「告知義務違反」といい、生命保険に加入した後、何かしらの病気に罹患し入院や手術を受けたときに違反がばれることがほとんどです。


病院側に記入してもらう診断書には「既往歴」を記載する欄が存在し、ここに記載されることで違反がばれることが多いのです。


告知義務違反が保険会社でばれると調査が入り、給付金が受けられないだけではなく最悪の結果として解約になってしまうことあります!


解約金が戻ってこないケースもありますので、嘘をついて保険に加入できたとしてもメリットは一つもありません。


正直に自分の病歴を告知しましょう。

心療内科に通ったことがあっても、加入のしやすい生命保険もある

心療内科へ通ったことで5年も保険に加入するのを待たなくてはいけないのは不安…そういった声も聞こえてきますが、普通の保険と違って加入しやすくなっている保険も続々と販売され始めています。

ここからは、現在通院中の方や、5年も待てない!と考える方におすすめの保険を2つご紹介していきます!

告知審査の厳しくない、引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、通常の保険よりも加入者の健康状態に関する基準が厳しくない保険のことです。

通常の保険会社の告知書は10個~15個ほどの告知項目がありますが、引受基準緩和型保険では告知項目が3個~5個とシンプルなものがほとんどとなっています。


この告知項目にあてはまらなければ加入できるため、通常の生命保険よりも加入しやすい傾向にあります。


通常の医療保険と違って特約が無い場合もあるため、保険としては手厚くないこともありますが、無保険であることよりも安心感は得ることができます。

告知審査のない、無選択型保険

無保険型保険とは、保険加入に告知書の提出が必要ではない保険のことです。

先ほどの引受基準緩和型保険よりも、さらに加入の障壁が低くなっています。


無保険型保険は、保険の中でも保険料が一番高いですが、病気になったことがある人でも、現在病気を患っていて現在治療中の方でも加入することができる保険です


心療内科へ通ったことがある方で、一番加入が難しいと言われている統合失調症の方でも加入をすることができます。


基本的には死亡保障がメインとなっており、死亡保険金だけを準備する保険です。

保険料が高いので、まずは通常の生命保険を検討すること

引受基準緩和型保険や無選択型保険は、病気になったことがある人も考えることができる選択肢である一方で、保険料がかなり高く設定されています。


保険は保険料を支払い続けることで、保険を維持していくことができることから、保険料は大切な要素です。


加入しても、支払が難しく解約してしまった…では意味が無くなってしまうため、支払っていける保険料で考えていくべきものです。


通常の保険は、特約によって手厚くなるだけではなく保険料も抑えることができます。


そのため、まずは通常の生命保険を検討し、加入できなかったときに初めて引受基準緩和型や無選択型保険を考えましょう!

ただし、生命保険に加入後に心療内科に通院するケースは問題ない

ここまでは新規で保険を考える方への紹介でしたが、保険の加入後に心療内科に通院することになった場合はどうなのでしょうか?

保険に加入している方が加入後に心療内科に通院するケースは問題ありません


もし、悪化してしまい入院することになっても、医療保険に加入していれば入院日額分の金額が給付されます。


しかし、見直しの時期が来ても見直し転換ができない可能性もあります


心療内科へ通院した後に見直しの時期が来たら、担当者と相談しながら検討していくことをおすすめします。


心療内科への通院歴があると、住宅ローンも組みづらくなる

生命保険と似た分類である住宅ローン。


この住宅ローンですが、心療内科への通院歴があると組みにくくなると言われています。


住宅ローンを組むときに「団体信用生命保険」への加入を勧められます。


この団体信用生命保険=団信は、住宅ローン契約者の万が一のときにローン残高を相殺してくれるものです。


生命保険と同様に、心療内科への通院歴を見て「自殺や自傷行為のリスク」を疑い、相殺するリスクが通常の人よりも高いと判断されてしまうと、住宅ローンが組めない可能性も出てきてしまうのです。

持病持ちで不安な点があれば、保険相談サービスを利用しよう

心療内科への通院以外にも様々な病気があり、特に持病を持っている方は保険の加入が難しいと言われ続けています。


時代とともに、生命保険の種類も増え、たくさんの保険会社が登場したことで、持病持ちの方でも保険に加入できる時代へと進化を遂げています


しかし、全ての保険会社で発売されているわけではないため、不安のある方は保険相談の利用をおすすめします!


保険相談は、ほとんどが無料で受けられます。

インターネットで検索や予約ができるため、一度調べてみても良いと思います!


まとめ:心療内科に通院したことがあっても入れる保険はある

いかがでしたでしょうか?


心療内科へ通院歴があっても生命保険へ加入できるかどうかについて解説してきました。


今回のこの記事のポイントは

  • 心療内科へ通院歴が不利なる理由
  • 通院歴があっても加入できるようになる時期が来る
  • 通院歴があっても加入できる保険がある

です。


一度でも心療内科へ通院したことがあると諦めてきた人でも、加入できる保険は存在します。


気になる方は、一度保険相談に相談してみるといいでしょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。

ぜひ、ご覧ください。


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