うつ病でも入れる生命保険・医療保険はある?契約更新は可能?

うつ病だと生命保険や医療保険に入れないと思っていませんか?実はうつ病でも入れる生命保険・医療保険は存在します。なお、告知義務違反をすると保険金がおりないので注意しましょう。うつ病でも入れる生命保険・医療保険の種類、加入後にうつ病になった場合について解説します。





▼この記事を読んてほしい人
  • うつ病でも保険に入れるのか知りたい・加入したいと考えている人
  • おすすめの保険商品が知りたい人
  • うつ病で利用できる公的制度が知りたい人
▼この記事を読んでわかること
  • うつ病だと保険加入が難しくなる理由
  • 特定部位不担保や引受基準緩和型などのうつ病でも加入しやすい保険について
  • おすすめの保険商品の内容

通常の保険は加入が難しいと言えますが、告知事項によってはあきらめなくても済む場合があります。

商品数が少ないため探すのが少し手間かもしれませんが、探せばあるということを覚えておきましょう。悩むようでしたらマネーキャリアで相談してみてください。

内容をまとめると

  • うつ病だと通常保険への加入は厳しい
  • 特定部位不担保や告知事項によっては加入できる場合もある
  • おすすめの医療保険は、FWD富士生命「ゴールドメディワイド」、オリックス生命「キュア・サポート・プラス」、Chubb損害保険「まかせて安心医療保険」
  • おすすめの生命保険は、オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」、アフラック「終身保険どなたでも」、みどり生命「メモリアルⅢ」
  • うつ病でも公的保障制度やフラット35は利用できる
  • 保険で分からないことがあればマネーキャリアを利用しよう
  • マネーキャリアでは無料で保険相談が可能
  • 今ならスマホひとつで相談可能!この機会に保険相談を利用してみよう!

なぜうつ病だと通常の生命保険・医療保険に入れないの?


うつ病となってしまった方は、「保険への加入が難しい」という話を耳にしたことがあるかもしれません。比較的症状の軽い方の場合、他の大きな病気と比較するとリスクは少なそうに思えますが、なぜ厳しいのでしょうか?


大きなポイントとしては

  • 自殺率
  • 薬の服用

が挙げられます。


これらのポイントがどの様に影響し、加入しにくい結果へと繋がっていくのでしょうか?また、医療保険や生命保険以外にも保険商品は存在しますが。これらの保険への加入も厳しい状況になってしまうものなのでしょうか?


理由や加入しやすいタイプ、がん保険はどうなるのかをご紹介していきます。

うつ病だと通常の生命保険・医療保険に加入しにくい理由

一般的にうつ病を患うと通常の生命保険・医療保険への加入が厳しくなってしまいます。


その原因として、 

  • 「うつ病など精神的な病気を抱えている方は自殺率が高い」と保険会社や保険会社の営業マンに推測される 
  • うつ病で通院したり薬を服用していたりすると、たいていの保険会社で告知審査に引っかかってしまう 

ということが挙げられます。 


そのため、うつ病の方は、死亡保障がメインの生命保険に加入することは難しくなっています。 


しかし、うつ病であっても入れる保険はあります。簡単にあきらめずに、これからおすすめする保険を確認してください。

うつ病でも通常の生命保険・医療保険に入れる場合もある

入りたい保険を考えたときに、生命保険・医療保険に入りたい方は多いと思います。


うつ病であっても、軽症とみなされる場合には通常の生命保険・医療保険に入れる可能性がありますので、保険会社に確認してみましょう。

軽症とみなされる場合は次のようなケースです。
  • うつ病が治ってから5年以上経過している
  • うつ病が治ってから数年経過しており、現在健康体である事を証明できる
  • うつ病と診断されたが症状が軽く経過観察中と医師が判断した場合

上記にあてはまる場合は、うつ病である、またはうつ病であったことを隠さずに、医療保険に入りたいことを告げることが大事です。


他にもうつ病の方でも入れる保険を特集していますので、このままお読みください。

うつ病でも通常のがん保険には入れる

うつ病になってしまうと、なかなか入れる保険をみつけるのは難しいのは事実ですが、どういう保険に入りたいとお考えでしょうか。

うつ病は5人に1人はかかると言われていますが、それ以上に可能性の高い日本人の2人に1人はかかるがんの保険に入りたいと思うのは当然だと思います。

そのがん保険はうつ病の方でも入れます。死亡保障がメインではないがん保険(がん治療のみが保障対象の保険)などは、うつ病の方でも加入できるのです。

がん保険の告知項目(事前に保険会社に病気にかかっていないかを申し出ること)にうつ病が入っていないため、うつ病の方でもがんへの備えを手に入れることができます。

うつ病の場合は生命保険・医療保険加入時に告知が必要

生命保険に加入するときは、過去の病歴(既往歴)などを告知書に記入して提出する告知義務があります。


告知とは、生命保険に加入する際の加入審査のようなものです。

各保険会社は、告知された加入希望者の健康状態によって、加入の可否を審査します。

もちろん、精神疾患も例外ではなく、うつ病である場合はその旨を申告しなければなりません。 

生命保険の告知内容は保険会社や保険商品によってさまざまですが、うつ病の方にとって重要な審査項目は主に以下のものでしょう。

  • 過去3か月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか。 
  • 過去5年以内に、病気やケガで初診日から最終受診日まで7日以上の期間にわたり、医師の診察・検査を受けたこと、または7日分以上の投薬を受けたことはありますか。
  • 過去5年以内に、病気やケガで手術を受けたことがありますか。 

過去の病歴とはいっても、過去5年以内の病状などを聞かれることがほとんどで、すべての病歴を記入する必要はありません。


精神疾患の方の生命保険加入についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

うつ病を隠して告知義務違反をしたら保険金がおりない

告知の際、うつ病であることを隠したり、嘘をついたりすると告知義務違反となります。 


うつ病は、怪我などと違い目に見えないので騙せると思う方もいるかもしれません。


しかし、いざ保険金を請求するとき、加入時にうつ病だったことがばれる可能性は高いです。


そもそも、ばれる・ばれないという以前に、医療保険に入りたいがために嘘の申告をするのはやめましょう。


虚偽申告がばれた場合、告知義務違反ということで、もちろん保険金はおりず、契約自体を解約しなければならないケースもあります。


告知をしなくても良い保険もありますが、保険料が高かったりとリスクは付きものです。 



マネーキャリアには持病がある方でも加入できる保険に詳しい専門家がいます。

上記の説明で不明点がある方やもっと詳しく知りたいという方は、是非下のボタンから無料相談してみてはいかがでしょうか。

うつ病でも入れる保険はどんな保険?

これまで、うつ病の方でも入れる保険として、がん保険と医療保険を紹介しましたが、うつ病が軽度でなかったり、現在薬を飲んでいる方や、最近まで調子が悪い方の場合はどうしたらいいのでしょうか。


そういった場合、通常の保険ではなく、特別条件付きの医療保険や生命保険を選んだり、告知審査がゆるい保険を選ぶことになります。


これからうつ病の方でも入りやすい条件の保険について説明していきますので、一緒にみていきましょう。

特定部位担保など特別条件付き契約の下に加入する

うつ病の方が生命保険に入るためには、特別な条件をつけて加入するのも1つの手です。

代表的な特別条件としては、以下のようなものがあります。
  • 特定部位不担保
  • 保険料の割り増し
  • 保険金の減額
これらの条件を追加すれば、通常の生命保険と同様の内容で契約することができる場合があります。

この中でわかりにくい特定部位不担保とは、特定の部位(体の一部や特定の病気を指す)を保障の対象外にするという条件のことです。


例えば、うつの方の場合なら、「うつ病に関わる入院や薬の費用は保障しない」という条件などが挙げられます。

告知審査の緩い引受基準緩和型保険や限定告知型保険に加入する

他にも、うつ病の方が生命保険に加入できる選択肢として、告知審査の緩い保険に加入するという方法があります。

告知審査の緩い引受基準緩和型保険や、告知内容が限定されている限定告知型保険であれば、うつ病の方でも加入しやすいでしょう。

上記2つの保険は、持病や健康上の理由で保険加入を諦めていた方でも入りやすい保険です。


例えば、D社の引受基準緩和型保険プランを参考にすると、告知内容は以下の通りになっています。

  • 最近3か月以内に受けた医師による検査または診察で、入院または手術をすすめられたことはあるか。 
  • 過去1年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術を受けたことがあるか。 
  • 過去5年以内に、がんまたは肝硬変で、入院したこと、または手術を受けたことがあるか。 

通常の生命保険では過去5年以内の病歴などを問われることを考えると、この引受基準緩和型保険は加入条件が緩くなっていると言えるでしょう。


ちなみに、このプランの具体的な保険内容は、「40歳男性の加入で、月々の保険料が3,831円」です。


保障される入院日額は5,000円、入院での手術が5万円、外来での手術が12,500円です。 


そのほかにも、先進医療、退院後の通院、3大疾病(がん、心疾患、脳卒中)での入院保障延長などが保障されます。 


ただし、契約1年目は給付金が半額となるなど、保障内容に制限があります。

うつ病を告知しなくてもいい無選択型保険に加入する

引受基準緩和型保険や限定告知型保険でも加入が厳しい場合は、告知審査の無い保険を選ぶこともできます。

無選択型保険は告知審査がないので、引受基準緩和型保険などで審査に落ちた方でも加入できるでしょう。

しかし、保険料は割高になる場合が多いです。


例えば、F社の無選択型保険プランを参考にすると、加入後の保険料は上がらず、40歳男性で6,596円の保険料となります。


保険料の支払い額が高く、保障金額を上回る可能性が高くなるのでどうしても保険に入りたい方以外にはあまりオススメできない保険です。

引受基準緩和型保険・無選択型保険

うつ病でも入れるおすすめの医療保険


通常の保険商品への加入は難しいことと言えますが、保険商品には様々あるため、加入しやすい保険を見つけることも可能です。


先ほどご紹介したような引受基準緩和型などを利用することで、無理なく加入することができます。


しかし、いざ自分で探そうと思うと、通常の保険に隠れてしまいなかなかうまく見つけることができないかもしれません。


必ず加入ができるという訳ではありませんが、

  • FWD富士生命「ゴールドメディワイド」
  • オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
  • Chubb損害保険「まかせて安心医療保険」

の3つの内容について、それぞれご紹介していきます。

FWD富士生命の「ゴールドメディワイド」

FWD富士生命の引受基準緩和型終身医療保険の「ゴールドメディ・ワイド」は持病持ちや心療内科の通院歴がある方でも加入できる保険です。 


この保険の特徴としては

  • 告知項目が3つのみ
  • 一生涯保障が続く終身タイプ
  • 持病の悪化、既往症の再発もカバー
です。

この商品では、入院給付金の日額が3,000円、5,000円、7,000円、10,000円と4つのプランから選択することができますが、ここでは日額5,000円のプランを紹介します。
保障内容保証金額
入院給付金(日額)5,000円
手術給付金1回につき
入院中:10万円
入院外:2.5万円
無事故給付金5年ごとに10万円
先進医療給付金1療養につき1~300万円

この表のように、無事故給付金といった健康ボーナスを受け取れる特約を付加することもできます。 
40歳男性だと月額の保険料は4,810円となります。

オリックス生命の「キュアサポートプラス・オリックス」

次におすすめする医療保険はオリックス生命の「キュア・サポート・プラス」です。

こちらも引受基準緩和型保険です。


この保険の特徴としては

  • 告知項目が3つのみ
  • 一生涯保障が続く終身タイプ
  • 持病や入院・手術経験がある方が加入しやすい
  • 先進医療にかかる技術料は通算2,000万円まで保障し、さらに一時金もお支払い。特約を付加して死亡保障も付けられる

です。
 

この商品では、入院給付金の日額が3,000円、5,000円、10,000円のプランから選択することができますが、ここでは日額5,000円のプランを紹介します。
保障内容保障金額
入院給付金(日額)5,000円
手術給付金一回につき
入院中:5万円
入院外:2.5万円
先進医療給付金2000万円まで
先進医療一時金先進医療給付金の10%相当額
先進医療給付金に大きな保障がついていますので、がんで先進医療を受けるといったことに対応している保険です。

40歳男性だと月額の保険料は3,466円となります。

Chubb損害保険の「まかせて安心医療保険」

これまで紹介した医療保険の「ゴールドメディワイド」と「キュアサポートプラス」は引受基準緩和型保険でしたが、今度はうつ病を告知しなくてもいい無選択型の保険をご紹介します。


こちらのChubb損害保険の「まかせて安心医療保険」では医師の診査や健康告知なしで入れる保険です。入院歴や手術歴があっても問題ありません。


この商品の特徴は

  • 医療補償と損害補償にダブルで入れる保険
  • 入院1日目からしっかり補償
  • 天災を原因とする入院・手術も補償
  • 賠償事故を手厚く補償


この商品では、入院給付金の日額が3,000円、5,000円、7,000円、10,000円と4つのプランから選択することができますが、ここでは日額5,000円のプランを紹介します

保障内容保障金額
入院給付金(日額)5,000円
手術給付金一回につき手術に応じて5万、10万、20万
健康お祝い金5万円

こちらは医療保険の部分の保障です。損害補償の保障もご覧になりたい方は下記から確認ください。


引用:Chubb損害保険まかせて安心医療保険

うつ病でも入れるおすすめの生命保険


医療保険にはうつ病でも加入しやすいものがありましたが、生命保険はどうでしょうか?


生命保険も同じように加入しやすいものがあります。


こちらも絶対に入れるという訳ではありません。しかし、通常のものよりかは告知が緩いなど加入しやすい商品となっているため、うつ病の方にもおすすめです。

  • オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」
  • アフラック「終身保険どなたでも」
  • みどり生命「メモリアルⅢ」

の3つの保障内容などをご紹介していきます。

オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」

オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」は引受基準緩和型の終身保険です。一般的な保険よりも審査が緩いという特徴があります。

  1. 3か月以内に入院・手術・検査をすすめられた
  2. 2年以内に入院・手術を受けた
  3. 5年以内にがん・肝硬変など特定の病気で診察・投薬などを受けた

この3つの質問の答えが全て「いいえ」になる方は加入することができます。


特定の病気にうつ病は含まれていないため、うつ病の方でも加入がしやすい保険となっています。


保障内容は「死亡保障」です。金額は年齢によって上限が決まっており、

契約年齢最低保険金額最高保険金額
20~39歳200万円1,500万円
40~49歳200万円1,000万円
50~85歳100万円1,000万円
この範囲で100万円単位で設定することができます。

保険料払込期間は終身も選べますが、

  • 年満了:10年
  • 歳満了:50・55・60・65・70歳

から選ぶことができます。


解約返戻金のある商品のため、途中で解約することになってしまっても全ての保険料が無駄になってしまう訳ではありません。


また、リビングニーズ特約を付帯することも可能なため、万一の際には安心して利用することができます。


引用:オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」

アフラックの終身保険どなたでも

アフラックの終身保険どなたでもは加入しやすい保険のひとつです。


無告知型のため、「どなたでも」加入できるのです。


災害死亡時の支給額が4倍という特徴があります。事故や感染症など、特定の状況下で適用されることになります。


保険金額は30~300万円の範囲で設定することが可能です。


40歳男性の例をご紹介します。

コース保険金額
4,000円コース1,114,800円
6,000円コース1,672,200円
表を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。保険金額がキリの良い数字でないことに気付いた方も多いと思います。

契約時には保険料から検討することになります。2,000円から1,000円単位で設定することが可能です。その後設定した保険料と契約者の年齢などの条件によって、保険金額が決まるため、キリの良い数字とならないのです。


保険金額は加入後2年経過時のものです。2年未満の場合は設定されている金額ではなく、自身が払った保険料の総額が戻ってくる仕組みになっています。


ただし、災害死亡時は経過年数の影響は受けずに全額が支払われることになっています。


解約返戻金もあり、支払った保険料に応じた金額を受け取ることができます。


引用:アフラックの終身保険どなたでも

みどり生命「メモリアルⅢ」

みどり生命「メモリアル3」も無告知型の保険です。医師の審査なども必要ないため、うつ病の方でも加入しやすくなっています。


保険料払込期間は、

  • 年満了:10年・20年
  • 歳満了:100歳

で保険期間は終身なので、安心して過ごすことができます。歳満了は60歳から85歳までと年齢に制限があります。


保険金額は100万円のみで選ぶことはできません。


40歳男性の保険料をご紹介すると以下のようになります。

保険料払込期間保険料
10年8,907円
20年4,611円
注意したいのが3年以内の支払い時には、払込保険料が支払われるという点です。満額受け取れるようになるのは加入から3年経過後になります。

ただし、災害保険金は3年以内でも満額支払われます。金額は死亡保険金額と同額です。

解約返戻金はありますが、低解約返戻金タイプの保険になっているため保険金の払い込みが終わるまでは支払った金額よりもかなり少ない金額になってしまいます。しかし、その分保険料が抑えられているため、メリットとして捉えることも可能です。


引用:みどり生命「メモリアルⅢ」

医療保険加入後や定期保険の更新時にうつ病になった場合は?

生命保険の契約時にうつ病だった場合、もしくは過去5年以内にうつ病だった場合は契約しづらいということを説明してきました。

では、加入時は問題なくても、生命保険の更新時にうつ病だった場合はどうなるのでしょうか。

結論から言うと、生命保険の更新時にうつ病だった場合でも、問題なく契約を継続できます。

なぜなら、生命保険の更新時は再審査がないからです。

もちろん告知の必要もありませんので、1度契約してしまえば後は問題なく契約を更新できます。

ただし、更新型の生命保険であれば問題ありませんが、再加入型の生命保険だった場合は注意が必要です。

再加入型の場合、契約期間が終了したときにもう1度審査を行うので、そのとき持病があった場合は再加入できないおそれがあります。

参考:うつ病は就業不能保険で保障されるのか

最近の保険で就業不能保険というものがあります。これは病気や怪我で働けなくなった人が働けない期間の収入を保障してもらう保険です。


ですが、この就業不能保険ではうつ病も病気ではあるのですが、なかなか保障対象にならないのが実情です。というのは、うつ病は原因がはっきりわからないため、いつ発症したかいつ治ったかが特定するのが難しいためです。


就業不能保険ではうつ病をカバーしてくれない場合が多いのですが、すべてではありませんので、これから加入する場合はうつ病に対応している就業不能保険を検討しましょう。


もし、対象外の場合では、これから紹介する公的保障などを頼りにすることになるので、確認していきましょう。

うつ病の方が利用できる4つの公的保障制度

ここまで、うつ病の方が生命保険に加入する方法についてご説明してきました。

しかし、ここまで読んでくださった方の中には「やっぱり生命保険に加入できる自信がなくなってきた…」と落ち込むような症状を抱えていらっしゃる方もいるかもしれません。

そのような方にご紹介できるのが、公的保障です。

うつ病の方には、民間の生命保険に入るだけではなく、公的な保障を受けるという選択肢もあります。

公的保障でお金が下りるのであれば、頑張って生命保険に加入しようとしなくてもよいわけですよね。


では、うつ病の方が知っておくべき主な公的保障について確認していきましょう。

傷病手当金

公的保障の1つに、傷病手当金というものがあります。

傷病手当金とは、病気や怪我などで働けず休職している会社員に給料の3分の2の給付金を保障するものです。

傷病手当金は、うつ病を理由に休職している場合でも適用されます

傷病手当金の支給条件には、「連続する3日間を含み、4日以上仕事に就けなかったこと」などがあります。


それらの支給条件をクリアすれば、傷病手当金を受け取ることができます。

自立支援医療制度

会社員ではない場合、支給条件をクリアできない場合は、自立支援医療制度を利用することができます。


自立支援医療制度とは、うつ病の方の通院費用を軽減するという制度です。ただし、入院費用は対象外となっています。


実は、自立支援医療制度は生命保険よりも役に立つ場合があります。


なぜなら、生命保険の通院保障では「退院後の通院」しか保障の対象となっていないからです。


しかし、うつ病の治療は、入院することよりも、通院で済むケース(カウンセリングのみのケースなど)も多いでしょう。


ご説明したとおり、生命保険では退院後の通院のみ保障されるので、カウンセリングのみでは保険金がもらえません。


しかし、自立支援医療制度なら、自己負担額が軽減するというメリットがあります。

障害年金

障害年金とは、病気やケガで生活や仕事などが制限される場合に受け取ることができる、国の公的な年金のことです。

うつ病も障害年金の対象となります


障害年金を受け取るには、医師の診断書などを用意して市区町村などに申請します。


うつ病の場合、症状の重い順から1級2級3級と認定され、1級2級ではそれぞれ障害年金が支給されます。

高額療養費制度

高額療養費制度医療費を公的にカバーしてもらえる制度のひとつです。誰もが利用できる制度のため、うつ病の方でも問題なく利用することができます。


全てが対象となるわけではなく、一定額以上の高額となった場合超えた部分が対象です。一定以上、つまり負担する金額が決まっています。一般的な収入とされる範囲の方は、1ヶ月の医療費8万円程度の負担です。


それ以上かかった場合には還付または窓口で免除されることになります。


還付の場合、一度支払いが必要になります。あまりに高額な場合はいったん支払うだけでもかなりの負担となってしまいます。


事前に限度額適用認定証を発行してもらうことでこのような事態も避けることができるので、入院などの予定がある場合には認定証の発行を行っておくことをおすすめします。

重度心身障害者医療費助成制度

うつ病の症状のひどい方の場合、重度心身障害者となる場合もあります。このように、うつ病の方が一定の条件を満たした場合、重度心身障害者医療費助成制度を利用することができます。


医療費を負担してもらえる制度です。心身障害と関係する内容の医療費にも適用されます。


住んでいる市区町村によって負担金などが違いますが、200~500円程度の負担金で治療を受けることが可能です。自治体によっては負担金の無い場合もあります。


利用するには市区町村で受給権の発行をしてもらう必要があります。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は一定の精神障害があることを認定する手帳です。状態によって1~3級に分かれます。


医療費の免除などはありませんが、その他のサービスは充実しています。

  • NHK受信料の免除
  • 所得税・住民税の免除
  • 相続税の控除

などが全国で受けられます。


また、地域ごとに

  • 公共交通機関・タクシーの割引
  • 携帯電話料金の割引
  • 水道料金の割引

などが受けられる場合もあります。


手帳を受け取るには申請が必要です。申請時には診断書や写真なども必要となってくるため、申請時に何が必要なのか、事前に準備しておくことをおすすめします。

参考:うつ病になると団体信用生命保険に加入しづらい

団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んで家を建てるときに加入する生命保険です。


住宅ローンを組んだ方が死亡または所定の高度障害状態になったとき、その生命保険で住宅ローンを返済するための生命保険のことです。


つまり、加入時の健康状態が悪ければ、団体信用生命保険に加入しづらいということになります。


そのため、団体信用生命保険には告知義務や告知書の記入があります。


うつ病と診断されていると、通常の生命保険と同様に、団体信用生命保険へ加入しづらいことが多いです。


ただし、団体信用生命保険にも引受基準緩和型保険などが用意されています。

うつ病でも入れる住宅ローン「フラット35」とは

民間銀行で住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険の加入が必要になります。 


団体信用生命保険に加入しなければ住宅ローンを組むことができませんが、フラット35という住宅ローンならローンを組むことができる場合もあります。


フラット35とは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローンです。フラット35では、団体信用生命保険への加入は任意となっています。


フラット35なら、団体信用生命保険に加入してもしなくても住宅ローンを組むことができるため、うつ病と診断されている場合でも、フラット35で住宅ローンを利用できます。


ただし、万が一加入者が亡くなったり高度障害状態になった場合、団体信用生命保険に加入せず住宅ローンを組んでいると、大きなリスクを背負うことにもなりかねません。


このようにうつ病でも加入できる保険はありますが、慎重に検討する必要があるので、一度専門家に相談することをおすすめします。


団体信用生命保険に入れない病気についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

うつ病でも医療保険に加入できた方の体験談

うつ病になるとなかなかやる気がでず、ましてや保険の契約となると入りたいと思っていてもついつい後回しになってしまいます。

いままでうつ病でも入れる医療保険をいろいろおすすめしてきましたが、実際にうつ病であっても医療保険に入れた方の意見はとても参考になると思いますので、これからご紹介していきます。

保険は若いうちに入った方が、保険料が割安で入れることが多いですし、またなにかの病気になってから入るのは大変です。早めに検討するほうがいいことが多いので、次の体験談を参考になさってください。

30代男性

うつ病ですが引受緩和型の医療保険に加入することができました。

私はうつ病治療中ですので、初めは医療保険の加入を諦めていました。しかし今後のことも考えてどうにか加入できる医療保険がないかと思い保険相談してみたところ、私の症状でも加入できる医療保険をFPが見つけてくれました。確かに健康な方が加入できる医療保険と比べると保険料は割高ですが、安心感が生まれました。家族のためにも保険に加入することができてよかったと思います。

まとめ:うつ病や精神疾患の方でも加入できる生命保険はある


うつ病の方は通常の保険には加入が難しくなってしまいます。健康な方よりかは選択できる商品が少なくなってしまう事も事実です。


しかし、制限されるだけで加入できるものはあるのです。諦めずに探すことで自分に合ったものを見つけることも可能です。


もし保険選びに悩んだ場合、マネーキャリアで相談してみてください、保険のプロが自分に合った保険を探してくれます。


ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング