てんかんの持病ありでも生命保険に良い条件で加入できる可能性を探る

てんかんの持病持ちの場合、通常の生命保険に加入できるか否か、加入できるとすればどういう型の保険になるかを徹底的に解説します。告知するポイントや告知義務違反にあたるケース、違反した場合のペナルティーやてんかんの場合の生命保険加入の検討順番を簡潔にまとめました。

てんかんでも生命保険に加入できる?

厚生労働省の発表によれば、てんかんの罹患者は日本に60万人から100万人いると言われています。しかも、乳児から高齢者まで年齢を問わず罹患する可能性がある病です。症状も軽いものから重いものまであり、一時的な「てんかん発作」が起こること以外は元どおりに生活できると言われています。


一般の生命保険では、てんかんを罹患されている方は、加入できる可能性は低いと言われています。詳しくは下で述べていきますが、「てんかん罹患者向けの少額短期保険」「引受基準緩和型の保険」「無選択型の保険」というものもありますので、加入可能な生命保険はあります。

また、保険会社によっては一般の保険にも加入できる可能性がわずかにでもあります。


万が一、あなたが「てんかん」だとしても生命保険に加入するのをあきらめないでください。ぜひ、最後まで目を通していただきたいと思います。


てんかんとはどんな病気?

あなたもテレビ等で、てんかんの発作が起きて自動車事故が起きたということを聞いたことがあるのではないでしょうか。

てんかんとは全身のけいれんと意識消失をきたす発作を起こすものです。このため、災害死亡リスクが一般の人よりも高くなります。この病気は「症候性てんかん」と「特発性てんかん」の2つに分類されます。


  • 症候性てんかん…脳に何らかの障害や傷があることにより起こる
  • 特発性てんかん…検査をしても異常が見つからない原因不明のもの

てんかんの罹患率は1000人に対し5~10人で、乳幼児から高齢者まで幅広く発病します。また、3歳以下が最も多く発病し、てんかんの80%は18歳以前に発病すると言われている病気です。

てんかんを罹患していると、生命保険に入るのは難しい

では、てんかんを罹患すると、生命保険に入るのは難しいのでしょうか。

冒頭で少し述べましたが、一般の生命保険に加入するのは難しいかもしれません。ただし、症状や治療状況により加入できる生命保険会社もある可能性があります。生命保険会社の担当者の話を聞いたり、資料を集め、調べるなどして情報を集めることをオススメします。

告知義務違反に要注意

てんかんの方でよくあるのが、てんかんの持病を隠したまま生命保険に加入する、または、申告をし忘れて加入するパターンです。


どの保険にも言えることですが、ウソの告知をして加入しそれがバレた場合は「保険金が下りない」「契約を解除される」ということが起こります。

また、万が一、生命保険の担当者から「その告知はなかったことにします」などと言われた場合もそれに乗せられてはいけません。これは

「不告知教唆」と言われる担当者側の違反です。これに該当した場合は保険金が払われる可能性はあるものの、「あなたがウソの告知をした」と結論付けられる可能性があり、そうなると保険金は下りなくなります。ここまであなたがリスクを負う必要はないのではないでしょうか。今述べたことが、実際に起こらないようにするためにも、告知は正しくするようにしましょう。

告知上のポイントは?

ウソを言ったとしても、いずれはバレてしまいますので、正直に答えましょう。生命保険の告知上のポイントは以下の通りです。

  1. 治療開始時期と治療期間
  2. 最近のてんかん発作の有無 有りの場合はその頻度(年に何回か)
  3. 最終の発作の時期
  4. てんかんに対する手術の有無
  5. 診療機関名・治療のために飲んでいる薬の名前

この5つが生命保険に加入できる・できないに関わる大きな部分です。できるだけ詳しく告知をしましょう。

抗てんかん薬治療により、てんかん発作が良好にコントロールされている成人の方は、保険料割増などの条件がつく可能性がありますが生命保険の加入はできると思われます。保険会社によって判断は分かれると思いますので、説明を聞いていただきたいと思います。

てんかんを罹患していても入れる生命保険がある

生命保険というものは、一般的なものしかないというわけではありません。下で述べていきますが、条件が緩いもの(引受基準緩和型保険)や無条件で入れるもの(無告知型保険)もあります。しかし、一部特約が付けれないものや保険料が通常より高いということもありますので、そこは知っておいた方が良さそうです。どのような保険の形があるのかをみていくことにしましょう。


引受基準緩和型保険/無告知型保険の図

引受基準緩和型保険/無告知型保険の図

引受基準緩和型保険

この型の保険は、引受の条件が緩い保険の型です。引受条件というものは、各保険会社で決められています。通常の生命保険であれば、加入するのに必要な質問が10~15個ありますが、引受基準緩和型の場合は、質問が3~5個と少なく加入しやすくなっています。

それでは、どのような質問をされるのか例を挙げてみます。


例)

  1. 最近3か月以内に受けた医師による検査または診察で、入院または手術をすすめられたことがありますか?
  2. 過去1年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術を受けたことがありますか?
  3. 過去5年以内で、ガンまたは肝硬変で、入院したこと、または手術を受けたことがありますか?

これは、すべて「いいえ」と答えれば、加入が認められる保険の質問です。見て分かる通り、質問は「入院・手術」に関することです。一般的には「診察・検査・治療・投薬」という言葉が出てきます。ここが違うだけでも、入りやすいかもしれないという印象を持つのではないかと思います。

無選択型保険とは

この保険は、健康上の理由で保険に加入できなかった方でも「無審査・無告知」で加入できる保険です。どのようなメリット・デメリットがあるのかを述べていきます。


メリット

  • 健康状態の告知が不要であり、誰でも加入できる。

デメリット

  • 保険料が割高である
  • 既往症の再発や悪化による入院や手術は保障の対象外となる
  • 保険金や給付金の上限が低く設定されている

この場合の保険料や給付金等の上限額は、保険会社により異なりますので、確認していただけたらと思います。

てんかんであっても一般の保険の加入から考える

てんかんという病気を持っていたとしても、一般の保険に加入できる可能性をまず考えてみましょう。なぜかというと、症状や治療状況により通常の保険に加入できるケースがあるからなのです。例えば、病状が改善したり一定の年数が経過すれば、加入できる保険が変わってくることがあります。


また、最近保険会社の健康状態の審査も緩くなってきているという話も聞きますので、最初から「無選択型保険」を選ぶのではなく、保険料の面から見ても「通常の保険」に加入できる可能性を探すことをオススメします。

「通常の保険」に加入できる可能性が0になり、次に検討するのは「引受基準緩和型保険」です。上でも述べていますが、3~5個の質問に該当しなければ加入できる保険ですので、2番目にこの保険を検討しましょう。

最後に「無選択型保険」を考えましょう。この保険は保険料が最も高いものです。「無選択型保険」を考えるのは、最後の最後という認識を持っておくべきではないでしょうか。

具体的にてんかん持ちも方でも入れる生命保険を比較

では、具体的に保険商品の比較を行っていきます。下記の5商品を中心に比較していきます。ぜんち共済のみ少額短期保険であり、他は全て生命保険会社が行っている引受基準緩和型の保険となります。

  1. フレキシィ ゴールド エス <くみたて保障タイプ>(メットライフ生命保険)
  2. メディフィットRe(リリーフ) (メディケア生命保険)
  3. 医療保険新キュア・サポート(オリックス生命保険)
  4. 新・健康のお守り ハート (損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険)
  5. ぜんちのあんしん共済(ぜんち共済)

以下、25歳男性の場合の最安のプランで比較してみます。


死亡保障入院保障手術保障25歳男告知
1なし10,000円
/日
2.5万〜
10万円
無制限
6066円3項目
2なし5000円
/日
5万〜
40万
無制限
6,195円3項目
支払削減期間あり
3なし4305円
/日
2,5万〜
5万
無制限
2,690円3項目
4なし10,000円
/日
5万〜
40万
無制限
5750円3項目
510万円10,000円
/日
30日間限定
??20,000円
(年間)
??

告知の3項目に関しては、以下の3点が一般的です。

  • 直近3ヶ月いないに医師に入院や手術や先進医療を勧められていないか
  • 過去2年以内に、入院や手術を受けたか
  • 過去5年以内に、がん・肝硬変・慢性肝炎で、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたか

※メットライフの保険のみ2項目が過去1年いないに入院、手術を受けたかとなっています。


ぜんちあんしん共済のみは他と趣向がやや異なっているので、単純な比較ではありませんが、年間2万円という少額で年間契約ということで、小さく保険をつけたい時には相性が良いのかもしれません。


てんかん持ちの方でも最適な保険探しをしましょう

ここまで読んでいただき、あなたはどう感じたでしょうか?通常の生命保険に加入できる可能性を感じて頂けたでしょうか?

てんかんを持っていると、通常の生命保険には加入しずらいのは事実です。

しかし症状などによっては加入できる可能性はあると言えます。

なので、てんかん持ちの方でも、自分合わせた保険探しをしましょう。

本旨でも述べた通り、具体的にはこの順番で検討するようにしましょう。

  1. 通常の保険
  2. 引受基準緩和型保険
  3. 無選択型保険

無選択型保険は、誰でも入れる保険である代わりに保障内容に制限がかかる可能性が高く、保険料も非常に高いので検討する際には注意が必要です。また、検討する場合は、保険会社の担当者に説明を聞くだけではなく、あなた自身もしくはご家族の方と一緒に資料等を集め、調べたりすることも必要となるのではないでしょうか。生命保険の加入を考えておられるあなたの参考になればと思います。

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