日本で地震が多いのはなぜ?地震のメカニズムと地震が多い理由を解説

頻繁に起きる地震。実は、世界中で起きる地震のうち約20%は日本で発生していることをご存じですか?日本で地震が多いなと感じるのも無理はありません。そこで今回の記事では、地震が起きる仕組みと原因、そして日本で地震が多い理由について徹底解説していきたいと思います。

日本はどうして地震が多いの?


日本では頻繁に地震が起こっています。実は地球上で起こる地震のうち約20%が日本で発生しています。驚きますよね。


それにもかかわらず意外と日本で地震が多い理由や地震が起こる仕組みなどはあまり詳しく知られていません。


そこでこの記事では

  • 日本で地震が多い理由
  • 今後発生が予測される大きな地震
  • 地震が多い県
  • 地震保険の重要性

について解説します。


この記事を読んでいただければ日本における地震について詳しく知ることができ、対策をするのに役立ちます。


ぜひ、最後までご覧ください。

まずは地震のメカニズムと種類について学ぼう

日本で地震が多い理由を知るためにまずは地震のメカニズムと種類について解説します


地震のメカニズムと言うと難しく感じるかもしれませんが、

  • 発生する理由
  • 種類①活断層型地震
  • 種類②プレート境界型地震
  • マグニチュードとは?

について段階を追って分かりやすく説明します。


非常に恐ろしい地震ですが近年では研究もとても進んでいます。いつか地震の予知ができるようになりません。


地震の多い国に住んでいるので少しでも地震について知識を深めましょう。

地震はなぜ起こる?

まず、地震はなぜ起こるのか解説します


日本はとても地震の多い国ですが、全く地震が起こらない地域もあります。不思議ですね。


地震が起こるメカニズムを知ればこの謎が解明されます。


地球の中はマントルと言う粘度のある個体で満たされています。このマントルは中心部が高温で表面は低温となっているので温度差による対流が起こっています。


マントルの上には固いプレートが乗っていますが、マントルが動くのに合わせてプレートも1年に数センチのスピードでゆっくりと動いています。


何枚にも分かれているプレートが動くことにより、境目で衝突が起こります。この衝突が原因で地震が引き起こされます。


そういうわけでプレートの境目の付近では地震が発生しますが、それ以外ではあまり地震は起こらないのです。

【地震の種類①】活断層型地震

活断層とは

断層とはプレートの運動や火山活動によって地層がずれた状態のことで、活断層とはそれが今後も動く状態であることです。


起こる理由

地球の表面の固い岩盤であるプレートが移動する力に耐えかねて断層がひどく動くことを活断層型地震と言います。


このような地震が発生した場所においては過去に地震が何度も起き、今後も起きる可能性が指摘されているので注意が必要です。


特徴

陸プレートの上で起きるため次のような特徴があります。

  • 陸の下が震源となるため建物の倒壊が起こりやすい
  • 震源が地表に近いので局所的に激しい揺れが起こる


日本で起きた地震の例としては

  • 阪神・淡路大震災
  • 熊本地震

などがあげられます。

【地震の種類②】プレート境界型地震

プレートとは

プレートとは地球の表面おおっている比較的固い大小の岩盤のことです。日本は多くのプレートの境目の上にあります。

起こる理由

プレートは常に動いていて、境目では陸のプレートの下に海のプレートが沈み込む形となっています。

海のプレートに引きずり込まれた陸のプレートが限界を迎え、元の形に戻ろうとはね上がった時に地震が起きます。


特徴

海の中で起こるプレート境界型地震は次のような特徴があります。

  • 巨大なプレートが引き起こすため広範囲に被害が広がる
  • 海水が大きく揺れ津波が起きやすい


この地震の例としては東日本大震災があげられます。


大きな津波が東北地方を襲い、北海道から九州まで広範囲にわたって揺れが広がったことは記憶に新しいでしょう。

参考:地震のエネルギーを表すマグニチュード

震度とともに新聞やテレビのニュースなどでよく聞く言葉にマグニチュードがあります。


震度とは揺れの大きさのことで、地震があった時に「今の地震は震度3くらいかな?」と話題になるほど意味もよく理解されています。


しかし、マグニチュードはうまく説明できない人も多いのではないでしょうか。


マグニチュードとは

マグニチュードは地震のエネルギーを表す単位です


エネルギーと言うのがなかなか実感できないので言葉の意味をとらえるのも難しくなっているようです。


マグニチュードは1増えるとエネルギーは32倍となります。


例えばM7の地震はM6の地震32個分のエネルギーを持つと考えられます。


震度との関係

マグニチュードの大きな地震でも震源から離れていれば震度は小さくなります。

逆にマグニチュードが小さくても近くで起これば震度は大きくなります。


各震災での例

過去に起きた地震の例を紹介します。

  • 関東大震災:M7.9
  • 阪神大震災:M7.3
  • 東日本大震災:M9.0
  • 熊本地震:M7.3

日本で地震が多い理由

日本では、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など近年だけでも多くの地震が発生しています。


過去にさかのぼると関東大震災では10万人以上の人が亡くなり、建物も甚大な被害を受けました。


一方でほとんど地震が起こらない国もあります。


フランスなどはほとんど地震が起こらないので、建築の基準も日本とは大きく異なります。橋脚などは日本と比べてとても細く、日本人が見ると不安になるほどだそうです。


そこで、ここでは日本で地震が多い理由

  • 日本列島は4つのプレートの交わる真上にある
  • 日本には2000を超える活断層がある

について詳しく解説します。


また、引っ越しをする際に気になる地震の多い都道府県も紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。

日本列島は4つのプレートが交わる真上にある

地球の表層はいくつもの硬い岩盤(プレート)でおおわれていることを紹介してきました。大小合わせて20枚近くあると言われています。


これらのプレートが少しずつゆっくりと動き、境目に近い場所で地震が起こることも紹介してきましたが、実は日本列島は四つものプレートが交わる上にあるのです


それは

  • 太平洋プレート
  • フィリピン海プレート
  • ユーラシアプレート
  • 北アメリカプレート

の4つです。


単一ではなく四つものプレートの上に乗っているので日本では地震が多いのです。


東日本大震災は下に入り込む太平洋プレートに北アメリカプレートが引きずりこまれていましたが、ひずみに耐えられず元の位置に戻ろうと北アメリカプレートがはね上がったことにより発生しました。

日本には2000を超える活断層がある

ここまで地震の理由のひとつが活断層であることも説明しました。


活断層の種類には縦ずれ(正・逆断層)と横ずれの断層があり、日本には2000以上あると言われています


その中でも主なものは100近くあり、北海道から九州まで幅広く分布しているため日本全国どこで地震が発生してもおかしくありません。


熊本地震では右横ずれ断層が生じました。生活圏のすぐ下で地震が起きたためひどい揺れに襲われ、大きな被害が出てしまいました。

参考:地震が多い県

日本列島は4つのプレートの上にあり、活断層が2000以上あるので地震が起こりやすい地域出ることを説明してきました。


日本はどこで地震が起こってもおかしくないと考えられますが、地域によって差があることも事実です。


そこで地震が多い県・少ない県を紹介します。

(参考:2018年の都道府県別・地震回数ランキング)


地震が多い県(2018年震度1以上)

  • 茨城県
  • 福島県
  • 岩手県
  • 宮城県
  • 千葉県
  • 栃木県
  • 北海道
  • 熊本県
  • 鹿児島県
  • 群馬県
  • 長野県

一番地震が多い茨城県では45回の地震を観測しました。熊本県、鹿児島県を除くと東日本で地震が多いと言えます。


一方で少ない県

  • 奈良県
  • 福井県
  • 富山県
  • 大阪府
  • 長崎県
  • 佐賀県
  • 香川県

です。一番少ない奈良県、福井県の地震の回数は0回でした。

今後発生が予測されている巨大地震

日本で頻繁に地震が起こっていることは皆さんも知っての通りです。そして、今後も発生することが予想されます


そこで有識者の間で今後発生が予測されている

  • 南海トラフ地震
  • 首都直下型地震

について解説します。


災害の多い国日本において備えは大切です。どのような災害なのかを知ることでより的確な準備をすることができます。ぜひ参考にしてください。

南海トラフ地震

南海トラフ地震という言葉は日本人であればだれでも聞いたことがあるでしょう。


トラフとは海底にある溝の事で、南海トラフとは日本列島が乗っている大陸プレートにフィリピン海プレートが潜り込んでできた溝です。


関東圏から九州までの沖合を海岸と平行に走り、長さは700キロメートルとも言われています。


巨大なだけではなく

  • 近くには多くの活断層が点在しており、連鎖して地震が発生する可能性
  • 海中で発生するため大津波が起きる可能性

も指摘され、とても恐れられています。


南海トラフでは100年から200年おきに地震が発生していて、今後も起きるだろうと予測されています。


最近では1946年に昭和南海地震が起きていてそれから70年以上経過しているため、地震への警戒が高まっています

首都直下型地震

次に首都直下型地震を紹介します。


「首都」とつきますが、東京だけに起きるという意味ではありません。東京都、茨城県、千葉県、埼玉県、神奈川県、山梨県など南関東地域の全てが震源になる可能性がありますので覚えておきましょう。


直下型地震の特徴として激しい揺れがあるため、

  • 建物の倒壊
  • 火災の発生

に備える必要があります。


いつ起こるのかについて国から「30年以内起こる可能性が70%ある」という発表がありました。


この数字から読み取れることは今日起こってもおかしくないということです。


大地震はとても恐ろしいものですがいつ起きても良いように日頃からしっかり備えておきましょう。

火災保険と地震保険に入ってしっかりと地震被害に備えよう!

日本は地震が多い国なので油断せずに日頃から備えることが大切です。


近年、家庭での備蓄などは進んでいるようですが、同時に保険も確認しておきましょう。


というのも火災保険には入っているが、地震保険には加入していない人もまだ多いからです。


火災保険は火災や台風・大雪などの自然災害の被害は補償されますが、地震や地震を原因とした津波の被害は補償されません。


東日本大震災では津波の被害により多くの建物が被害に遭いましたが、火災保険では補償されず、多くの人が大変困り地震保険の重要性が広く認知されました。


地震保険は単独では加入できず必ず火災保険と一緒に入ることが必要です。火災保険に入っているなら地震保険もプラスしたいと保険会社に相談しましょう。

まとめ:地震に関する情報はしっかり入れておこう!

ここまで日本に地震が多い理由を解説してきましたがいかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは

  • 地震には活断層型地震とプレート境界型地震がある
  • 日本に地震が多いのはプレートと活断層に理由がある
  • 今後南海トラフ地震や地下直下型地震が起こる可能性がある
  • 火災保険・地震保険に入り備える必要がある

でした。


巨大地震が来る可能性を考えると誰もが不安に襲われることでしょう。


しかし、心配をしていても仕方がありません。しっかりと地震と向き合って対策を立てましょう。


日頃の備蓄や建物の管理、避難場所の確認に加えて地震保険に加入することも大切です。


ほけんROOMでは他にも保険やお金に関する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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