大地震が起こる前兆ってあるの?大地震の前兆とされる現象を紹介!

大地震が起こる前兆はあるのでしょうか。大地震の前触れが分かれば、突然に起こるよりも少しだけ安心しますよね。しかし、科学的に証明されている前兆はありません。そこで今回の記事では、過去に発生した大震災前に起きていたことと、地震の前兆とされることについて解説します。

大地震の前兆ってあるの?


近年日本では地震が多く、実施に被害が大きく出ている大地震もあり、不安な毎日を過ごしている方も多くいると思います。


そんな生活をしている方のなかには、大地震の前兆などを知って準備対策を知って、未然に被害を防ぎたいと考えている方もいると思います。


そこで今回は、

  • 大地震の前兆とは
  • 実際にあった大地震の前兆
  • 前兆の種類
  • 今後の大地震が起きる可能性
  • 地震が起きた時の対策方法
以上のことを解説していきます。

この記事を読むことで、地震について詳しくなることができ、大地震に関する対策方法などがわかるようになります。


ぜひ、最後までご覧ください。

科学的根拠のある大地震の前兆はない!

大地震が発生する前に起こる前兆は、多くの地質学者などが研究をしています。


しかし、この長い歴史の中でも地震の前兆については、科学的根拠での証明ができておらず、前兆と断定できるものは存在しません。


また、よくテレビで報道されている「雲と地形」の関連性も、気象庁の見解としては、「全く関係ないとは言えないが、科学的な根拠はない」と発表されています。


一方で、地震の前触れとされているものがあることも事実で、さまざまな自然現象が確認されています。


しかし、その自然現象も解明されておらず、まだまだ解明には時間が必要とされています。

実際にあった大地震の前に起きていた事とは?

ここ近年の日本では、多くの地震を観測しており、いつどこで大地震が起きるか分かっていません。


しかし、大地震が起こる前には、自然環境が引き起こす前兆や、動物異常行動を見ることができる場合もあります。


近年日本で起きた大震災は

  • 東日本大震災
  • 阪神淡路大震災

が記憶に新しいものだと思います。


これらの地震では甚大な被害が出ており、多くの前兆が起きていました。


地震の前兆とされているものを知ることができれば、地震を警戒することも可能です。


では実際に、2つの地震が起きる前兆をして、一体どんなことが起きていたのかを詳しく解説していきます。

東日本大震災

東日本大震災は、マグニチュード9.0を観測しており、日本国内観測史上最大規模の地震となっており、アメリカの調査によれば、世界でも4番目に大きな地震だったとされています。


東日本大震災の前兆としては、東京都や愛知県、高知県などの3箇所の受信局で、3月5日から6日にかけて夜間の受信電波の振り幅が極端に低くなっていることが判明しています。


また、自然現象や動物たちの異常行動を見ることができています。


○自然現象

  • 太平洋の方向へ直線的に伸びている雲が2列確認
  • 御釜神社の神釜がいつもと異なり澄んでる

○動物の異常行動

  • 震災数日前カラスが姿を消す
  • クジラが大量に打ち上がる
  • 公園で多くのカラスが騒ぐ
  • トンビが騒ぎながら飛ぶ

などの異常が見られましたが、どれも科学的根拠はないと行ったのが現状です。


JASEAの調査結果としては、東日本大震災が発生したのは「北上ミニプレートが東南東に大きく滑ったことが原因」と考えられています。


さらに地震の発生の直前に、大地震の前兆とされている地盤の異常変動も起きていました。

阪神淡路大震災

阪神淡路大震災は、マグニチュード7.2を観測しており、東北から九州にかけて広い範囲で揺れを観測しています。


阪神淡路大震災の際も多くの前兆が起きていました。


○自然現象

  • 一直線ではっきりとした地震雲が発生
  • 空の色が不気味な黄砂色
○動物の異常行動
  • 飼い犬が散歩へ連れ出すと震える
  • 飼っている動物が冬眠をしない
  • 膨大なカラスの量が飛び去る
などという異常な現象が発生していたと報告されています。

しかし、このような異常は多くの人から寄せられたものであり、地震の発生を確定されるものではありません。

大地震の前兆とされていることを紹介

地震活動の中では、前兆と言われるものが多く存在します。


この前兆は、多くの方の協力やデータに基づいて予想されているものです。


大地震の前兆と言われている中には、自然現象や動物の異常行動などがあり、人間の感覚では到底分からないようなことまであります。


その中でも今回は、大地震の前兆とされている

  • 前震
  • 動物の異常行動
  • 潮位

この3種類を解説していきます。


耳にしたり聞いたことあるような情報がある場合は、チェックをしながら見てみましょう。

前震

前震とは、大きな地震が発生する前に起こる小さな地震のことを言います。


前震には種類があり

  • 数日〜数ヶ月前に起こるのを短期地震
  • 数ヶ月〜数年前に起こるのを長期地震
と言います。

日本の周辺では、地震が絶えず発生しているので、前震本震(大きな地震)との関係性を確認することは困難と言われています。

例え、前震があったとしても、大きな地震にならずに収束することが多く、小さな地震を感知したら身の回りの備えなどをすることも考えて行動する必要があります。

また、地震によっては、前震の回数や大きさなど、場所によっては、本震より余震の方が大きくなることがあるので注意が必要になります。

地震に備えて防災セットなどを準備しておくと、万が一の異常事態にも対応ができるので便利です。

動物の異常行動

地震が起こる予兆として、動物の異常行動が見られることがあります。


犬や猫など動物は、津波や地震などの身の回りに起きる非日常的な出来事を本能的に察知できる能力

があると言われています。


動物の中でも、犬は人間の100万倍の臭覚、聴覚は人間の約4倍だとされており、人間には到底分からないであろう領域を知ることができます。


犬や猫が起こす異常な行動は、

  • 興奮状態になり異常に吠える
  • 怯えて震えている
  • 散歩に出ようとしない
  • 家から逃げようとする

などがあげられます。


他にも鳥なども異常に鳴いたり、突然姿を消したりと異常行動を確認することができています。


このような動物の異常行動は、非科学的と言われていますが、地震予知もできない今は参考となる1つの前兆現象とされています。


また、昔から地震と何らかの関連性があると言われている「ナマズ」、近年では「リュウグウノツカイ」が打ち上げられると地震が発生すると言われているが、統計的には関連はなく「迷信」とされています。

潮位の変動

潮位の変動は地震と大きな関係があるとされています。


潮位とは海面の高さのことを指しており、地震が起きる予兆として潮位が高くなることも分かっています。


国は潮位など変動の事実を元にして、気象庁から「臨時情報」が発表するようにしています。


しかし、臨時情報はあくまで地震の可能性が高まって知ることだけを知らせるものとなっており、地震を決定できるものではありません。


またこの臨時情報では、

  • 地震が発生する確率
  • 警戒体制の継続日数
  • 避難のの必要性
なども決まっていません。

各都道府県や地域によって対応が変わってきます。


今後30年以内に大地震が起こる可能性

今後30年以内に大地震が起こることは、ほぼ間違いないとされています。


場所は、南海トラフと北海道の根室沖の大地震が警戒されており、2018年2月に大地震の確率が見直され「70%から80%」とされました。


また、地震の規模を示すマグニチューとは、南海トラフがマグニチュード8から9の巨大地震、北海道の根室沖はマグニチュード7.8から8.5の巨大地震と予想されています。


南海トラフの巨大地震での、津波や建物の倒壊、火災などでの被害を国が想定したところ

  • 死者予想は32万人以上
  • 238万棟余りの建物が全壊・焼失
  • 避難者の最大950万人

になると想定されています。


大地震は年数が伸びるほど発生する確率は上がります。


南海トラフや根室沖の大地震は、今後50年以内では「90%程度もしくはそれ以上」と想定されており、大地震に対する準備が必要になってきています。

【屋内編】地震が起きたらどうすればいい?

地震が発生した時に「屋内」にいた場合はどう対処すればいいのか解説します。


地震の多くは、前触れもなく突然発生します。


自宅にいる際に起きるとは限らず、職場やデパートで買い物をしている時など、それぞれ場所によって行うべき行動が変わってきます。


1つ行動を間違えれば、命に関わることもあり、家族や他人にも関わってくるのです。


また、地震が発生してから行動に移す時間も数十秒しかありません。


冷静に正しい判断をするためには、日頃からどう対応すればいいのか知って、シュミレーションをしておく事が大切です。

家にいる時

地震の揺れを感じたら、まず身の安全を確保する必要があります。


行動としては、

  • 机の下に非難
  • 脱出できる出口を確保
  • 火の元を始末
をします。

安全を確保するためには、それぞれ必要な行動があり重要なものとなります。

テーブルの下に非難する

地震が発生した際は、直ちにを守るようにしましょう。

高いところからの落下物や、棚やクローゼットなどが倒れてくる場合もあります。

そのため、身の安全を確保するために机の下に非難をします。

近くにクッション座布団などがある場合は、頭を覆うようにすると安全性が上がります。

脱出できる出口を確保する

出口の確保は非常に重要です。

地震の規模が大きい場合は、建物が崩壊し外への脱出が不可能になることもあります。

地震の揺れが収まった後には、自宅のドアを開けて出入り口の確保をするようにしましょう。

外へ避難する際は、ガラスや破片で怪我をしないように、靴やスリッパを履くようにします。

火の元を始末する

地震発生時に料理を行なっている場合は、すぐに火を消すようにします

消す事ができない場合には、自宅を出る前に必ず火を止めるようにし、ガスの元栓も忘れずに閉めます。

職場やビルの中にいる時

職場やビルなどの高いところにいる場合は、様々な被害に遭う危険性があります。


耐久性が高い建物でも、しっかり身を守る事が必要です。


行動としては、

  • 窓から距離をとる
  • 機械など落下物に注意
  • 避難は非常口を利用
をします。

窓から距離をとる

地震の揺れによって窓が割れることがあります。

割れた窓の破片で怪我をしないように、そのような場所からは距離をとるようにしましょう。

また、机の下に隠れる行動も大切です。

機械などの落下物に注意する

職場の環境によって、置いてある場所や保管状況も変わるため、必ず落ちてくるというわけではありません。

落下してくる可能性がある場合は、怪我をする危険性があるため注意を払う必要があります。

避難は非常口を利用する

地震が発生した場合は、非常口から避難するようにしましょう。

エレベーターをがある場合でも、地震の影響により正常に動くか分かりません。

利用した場合、エレベーター内に閉じ込められる可能性もあり、2次災害に巻き込まれることもあります。

冷静に慌てずに非常口を利用する事が鉄則です。

デパートなどにいる時

出先のデパートや屋内にいる場合に地震は発生する事もあります。


出先には割れ物などの危険な商品なども多くあり、身の安全を確保する事が必要です。


行動としては、

  • 商品から距離をとる
  • 割れ物のない場所に移動
  • 避難は非常口を利用
をします。

商品から距離をとる

デパートなどにいると、商品などの落下によって怪我をする場合が多いです。

怪我をしないために、商品が少ない場所、ホールや柱付近などに一時避難しましょう。

割れ物のない場所に移動する

商品の陳列棚には、多くの割れ物が存在します。

割れ物が落下する事で、ガラスの破片などが飛び散り、怪我の危険性が高まります。

転倒などで怪我をしないように落ち着いて移動しましょう。

避難は非常口を利用する

非常口から避難するようにします。

避難経路を確認し、慌てずに管理しているものの指示に従い、避難を開始します。

職場やビルと同様に、エレベーターを利用すると2次災害に巻き込まれる事があるので利用しないようにしましょう。

【屋外編】地震が来たらどうすればいい?

地震が発生した時に「屋外」にいた場合はどう対処すればいいのか解説します。


屋外では、建物の倒壊や高層からの落下物に気をつける必要などがあり、地震同様に前兆なく引き起こります。


屋外にいる場合も落ち着いて、冷静に物事を判断していく事が重要になり、屋内とは異なる行動をとる必要があります。


また地震発生時の屋外の場所によっても対応の方法が変わって行くため、こちらもシュミレーションをする必要があります。

市街地にいる時

市街地にいる時は、速やかに身をも守る行動をとる必要があります。


行動としては、

  • 高い建物から距離をとる
  • 落下物から頭を守る
などの行動が必要です。

高い建物から距離をとる

地震の規模によっては、建物が倒壊する恐れがあります。

近くに高い建物がある場合は、速やかにその場所から離れる必要があります。

また、ブロック塀や石塀なども崩れる恐ればあるので離れるようにしましょう。

落下物から頭を守る

地震の規模によっては、高い位置から窓ガラスの割れた破片や、屋根、お店の看板が落下してくる可能性があります。

持っている上着など頭を隠すことができるもので保護をし、近くの空き地など広い場所に避難をしましょう。

建物や自動販売機、ブロック塀の近くには決して近づかないようにします。

車や電車などの乗り物に乗っている時

乗り物に乗車している際に、地震が発生した場合は焦らずに適切な行動をとりましょう。


行動としては、

  • 車は安全に車道の左側に寄せて停止
  • 電車は慌てずアナウンスに従って行動
をする必要があります。

車は安全に車道の左側に寄せて停止させる

ご自身が運転している車で、急に止まったり、進路変更する事で追突事故を起こす危険性があります。

安全に車道の左側に停車し、揺れがおさまるまで車内で待ち、地震の情報や交通状況を携帯やラジオの案内に沿って避難をします。

また、電波が届かないなどの場合は、人に交通状況を聞く必要も出てきます。

電車は慌てずアナウンスに従って行動をする

電車が動いている際に地震が発生した場合は緊急停止などの措置が行われます。

緊急停止の際は、つり革を掴んだり座席の間に体を隠し、転倒や怪我を防ぎアナウンスでの案内を待ちます。

慌てずに行動することを心がけて、避難をするようにしましょう。

海の近くにいる時

海や海岸付近で地震を感じた場合は、大きさは問わずに避難する必要があります。


津波などの2次被害を警戒する必要があり、東日本大震災では大きな被害と犠牲者が出ています。


行動としては、

  • 高台や3階以上の建物に避難
  • 避難所に避難
をします。

高台や高い建物に避難する

地震後の津波の高さはすぐに判断することは難しいです。

また、津波の前兆のような海面の揺れが観測することができることもあります。

しかし、津波警報や避難指示が出ていない場合であっても、速やかに高台や3階以上の高い建物への避難をする必要があります。

災害情報を聞き漏らさないようにすることも肝心です。

避難所に避難する

津波での影響がなかったからといって、すぐに海に戻ってはいけません。

津波は第1波、第2波と繰り返し発生することがあります。

避難標識を探し、避難をするようにしましょう。

安全な場所に避難をしてから、ラジオやその場の指示に従い身の安全を確保します。

山の近くにいるとき

山の近くにいる場合は、落石土砂崩れに警戒をしないといけません。


落石や土砂崩れが起きる場所を予想することは不可能に近く、落石土砂崩れには巻き込まれると命は助からないことが多いです。


地震に限らず危険だと感じるところからはすぐに離れるようにし、身の安全を確保します。


また、地震などで足場などの崩れやすくなっているため、崖や急斜面などには近づかないようにしましょう。

地震に備えた火災保険・地震保険への加入は一括見積もりで!

近年地震の発生回数は多くなってきています。


そのため自然災害による被害が多くなり、不安に感じ対策を考えている方もいるのではないでしょうか?


その対策の中で、大きな災害が発生した際にサポートしてくれるのが災害保険です。


災害保険とは、建物や家財に生じた損害に備えた保険のことで、大きく分けると「火災保険」と「地震保険」になります。


火災保険は、火災などの被害で建物や家財に損害がおきた場合に補償をしてくれる保険です。

しかし、原則地震による火災は対象外にとなっています。


また地震保険は、通常の火災保険などで補償することができない地震、噴火、津波が原因となる被害を補償する保険です。


被害例は

  • 地震などによる住居の倒壊
  • 山の噴火による住居への被害
  • 津波が住居を襲った

などとなります。


ただし、地震保険は火災保険と合わせて契約しないと加入できません。


災害保険のような複数種類があるものは、単独で見積もりをすると時間がかかるので、一括見積もりをしてくれるサービスを利用するようにしましょう。なお、加入する保険は、必ず補償内容を確認して加入するようにします。

まとめ:大地震に備えて防災の準備をしておこう!

大地震の前兆や対策などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは、

  • 地震の発生を断定できるものはないが、前兆とされているものはある
  • 地震発生時にいる場所で、とるべき行動が異なる
  • 火災保険では、地震で受けた損害は補償されない
  • 地震保険は、火災保険と一緒に契約が必要
  • 地震に備えた火災保険や地震保険があり、一括見積もりがお得

でした。


地震が発生することを事前に把握することは、現状では不可能です。


しかし、ここ数十年先に大地震が発生する確率は、90%程度もしくはそれ以上と言われています。


いつ起こるかわからない現状では、自分の身は自分で守ることが大切になってきます。


今記事で、地震の前兆とされている異常現象や地震での対策を見直す良いきっかけになったと思います。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい命に関わる情報や保険に関する記事を多数掲載しています。ぜひご覧になってください。

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