更新日:2020/05/20
火災保険の保険金請求代行・申請代行って?成功報酬型の手数料とは?
火災保険の保険金請求に、請求代行・申請代行サービスを利用することが可能です。しかし、請求代行・申請代行サービスには違法なものと合法なものがあり、その見極めが重要になってきます。さらに、手数料相場は成功報酬型であり、保険金の40%と高額で詐欺が横行する原因とも言われます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行って?手数料相場を解説
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行自体は違法ではない
- 合法な請求代行・申請代行
- 注意:違法な請求代行 ・申請代行がある
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行を利用するメリット
- 【手数料相場】火災保険の保険金請求代行・申請代行は成功報酬型
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行を安く済ませる方法
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行を利用する際のトラブル・注意点
- ①請求代行・申請代行を契約したが、控えがもらえない場合
- ②請求代行・申請代行の解約金が高額な場合
- ③火災保険の保険金を前払いしたが、着工されない場合
- 火災保険の保険金請求代行・申請代行の手続き・流れ
- まとめ:火災保険の保険金請求代行・申請代行を悪用する詐欺には要注意
目次
火災保険の保険金請求代行・申請代行って?手数料相場を解説
保険金の請求はさまざまな手続きがあり、請求代行サービスがあるなら利用したいと思う人もいるかもしれません。
火災保険など保険金請求代行サービスは違法なものと合法なものがあり、選ぶ業者によっては手数料の詐欺被害にあう恐れがあります。
「火災保険の保険金が使えて、自己負担はありません」と業者から言われたことがあるという人もいるかもしれません。
こうした勧誘は保険会社や代理店と何も関係のない業者が行っているものです。
また支払手数料は成功報酬型で保険金の〇%と決まっているケースがあり、詐欺まがいの金額を要求されるケースもあります。
実はこのような申請代行業務は違法ではなく、合法と認められているケースもあるのです。
この記事では火災保険の請求代行・申請代行サービスについてや、具体的な手数料について紹介します。
火災保険の保険金請求代行・申請代行自体は違法ではない
冒頭でお伝えしたとおり、火災保険の保険金請求代行や申請代行自体は違法ではありません。
しかし請求代行の利用をすると保険会社から「契約違反した」と見なされることがあります。
火災保険の保険金請求は「被保険者から請求する」と保険契約で定められているからです。
そのため保険会社から契約違反と見なされると最悪の場合、以下のような措置をとられる可能性があります。
- 火災保険の契約を解除される
- 請求手続きをしても保険金が下りない
合法な請求代行・申請代行
火災保険の保険金請求代行・申請代行で合法とされるケースは以下をご覧ください。
- リフォーム工事など追加の契約をしなくても無料で申請代行をしてくれる
- 法外ではない手数料で申請代行をしてくれる
注意:違法な請求代行 ・申請代行がある
違法、違法の可能性が高い請求代行は以下をご覧ください。
- 保険金の請求代行が無料になるリフォーム工事の契約
- 被害箇所について大げさに報告する、またはアドバイスをされる
火災保険の保険金請求代行・申請代行を利用するメリット
火災保険の請求・申請代行は利用の仕方によってはメリットとなるケースもあります。
ある申請代行の会社の例を紹介します。具体的には以下のような特徴があり、自分で申請をするよりも「お得」になる可能性があるでしょう。
- 支払い手数料が完全成功報酬型で保険金がおりない時の費用は0円
- 手数料は業界最低水準の28%
- 保険金額がいくらであっても手数料率は変わらない
- 火災保険以外に地震保険の申請サポートもある
【手数料相場】火災保険の保険金請求代行・申請代行は成功報酬型
冒頭からお伝えしていますが、火災保険の保険金請求・申請代行は成功報酬型です。
どの業者に代行を依頼するかで報酬の割合が変わってきます。
- リフォーム業者:条件によって0-40%
- 代行専門の業者:40-50%
火災保険の保険金請求代行・申請代行を安く済ませる方法
- 競合させる
- 交渉する
- 自分で申請する
火災保険の保険金請求代行・申請代行を利用する際のトラブル・注意点
火災保険の保険金請求代行・申請代行は便利なサービスですが、相手業者の話を鵜呑みにしてしまうとトラブルに巻き込まれることがあるかもしれません。
先ほど複数社の見積もりを出すことをお伝えしましたが、価格以外に「信頼できる業者か見極める」という意味合いもあります。
どんなに手数料が安くすむといっても、詐欺などで違法になる代行方法をしている業者かもしれません。
代行を利用したことがない人は「どのような点に気をつければ良いのか」次の項目から事例に基づいて紹介していきます。
業者へ見積り依頼をする前に、ぜひご確認ください。
①請求代行・申請代行を契約したが、控えがもらえない場合
請求代行・申請代行の契約をする時は、控えの受け取りを忘れないようにしましょう。
どのような条件で契約をしたのか、保険金が下りない時の対応についてなど重要なことが書かれています。
もし控えがないと以下のように契約者が不利になるトラブルに巻き込まれるかもしれません。
- 保険金がおりずB社に乗り換えようしたら、A社から契約解除料を請求された
- 成功報酬の支払いが想定よりも多いため確認したところ、契約書に書かれていると説明された
契約時の控えがない場合、契約者側が聞かされていないことも「契約書のとおり」と説明されてしまいます。
泣き寝入りしないためにも、控えを用意してくれない業者との契約はやめましょう。
②請求代行・申請代行の解約金が高額な場合
請求代行・申請代行の契約では、万が一契約を解約する時に手数料の支払いが必要なのか確認しておきましょう。
請求代行・申請代行の場合、以下のような時に高額な解約金を請求されるケースがあります。
- 不信感の強い業者だったため契約解除を申し出たところ、高額な解除料金を払うように言われた
- 保険金を自分で請求しようと思い解約を申し出たところ、高額な金額を支払えば解約できると言われた
保険金の下りる・下りない以外で、解約を申し出た途端に高額な請求をされるという詐欺まがいのケースもあります。
先ほどもお伝えしましたが、お金に関する項目についてはしっかりと確認しておきましょう。
③火災保険の保険金を前払いしたが、着工されない場合
請求代行・申請代行とリフォーム工事の契約を同じ業者でした場合、手続きや工事のスケジュール内容をよく確認しておきましょう。
火災保険の保険金が下りたとしても、以下のようにリフォームしてもらえないケースがあります。
- 依頼先が詐欺業者で手数料を支払ったが、リフォーム工事をしてくれなかった
- 工事のスケジュールは決まっているのに、いつまでたっても始まらず業者と音信不通になった
火災保険の保険金請求代行・申請代行の手続き・流れ
申請代行業務を依頼する時は、以下の手順で行います。
どこの業者も申請代行業務の流れはほとんど変わりませんので、チェックしておきましょう。
- 申請代行の業務内容の説明や、修理箇所について確認
- 説明内容に問題がなければ契約
- 対象の建物調査(1時間くらい)
- 調査結果をもとに申請資料の準備や、具体的な申請手順を提案してくれる
- 保険会社へ保険金請求の申請
- 保険会社から申請結果が届く(1ヶ月以内)
- 保険金が下りた場合、代行業者へ報酬の支払い
- リフォーム工事
まとめ:火災保険の保険金請求代行・申請代行を悪用する詐欺には要注意
火災保険の保険金を請求・申請代行する際の手数料や気をつけたいポイントを紹介しました。
今回の記事でお伝えしたことは以下のとおりです。
- 請求代行は成功報酬型で、利用にあたってメリット・デメリットがある
- 業者によっては違法な手法を行うケースもある
- 請求・申請代行のトラブル回避には複数社の見積もりを取るのがおすすめ
- グラナークの保険金申請サポートは業界最低水準の28%
- 代行専門業社の手数料は40-50%になることもある
- 手数料を払いたくない場合、自分で申請をすれば費用がかからない