更新日:2023/09/30
E&O保険とは?PL保険との違いや事例等を徹底解説!【建設業必見!】
E&O保険とは、業務上の行為により第三者に対して、身体障害や経済的な損失を与えた場合の損害を補償するための保険です。つまりPL保険などでは補償することができない範囲を、E&O保険で補償することができるため、セットで加入することが多い保険と言えます。
内容をまとめると
- E&O保険とは、身体的障害などに関する損害費用を除いた賠償責任を補償するための保険
- 製造業、建設業、IT業者にメリットがあるため加入がおすすめ
- E&O保険に加入する方法をこちらの保険を取り扱っている保険会社か代理店に問い合わせることで加入可能
- E&O保険とPL保険の違いは、補償できる範囲の違い
- 事業のリスク対策や保険に関する相談は「マネーキャリア」がおすすめ
目次を使って気になるところから読みましょう!
E&O保険とは?
E&O保険について解説する前に、まずE&Oが何か説明していきます。
E&Oとは「Errrors&Omission」の略称で、それぞれの頭文字を取ってE&Oと呼ばれています。「Errors」とは、過失で、「Omission」とは、怠慢と訳されます。
つまりE&O保険とは、業務遂行中に、過失や怠慢により発生した損害を補償するための損害保険のことです。もっとわかりやすいように説明すると、第三者の身体障害や財物損壊に対するリスクの損失を除いた、経済的損害のみを補償する保険です。
こちらの記事ではE&O保険について以下の内容を解説していきます。
- E&O保険が適応される損害事例
- E&O保険のメリット
- E&O保険に加入する方法
- 【参考】E&O保険とPL保険の違いとは?
E&O保険が適応される損害事例
まずはE&O保険が適応される損害の事例を紹介します。その前にE&O保険の補償内容について簡単に解説します。
E&O保険は先ほども解説したように、第三者の身体障害や財物損壊に対するリスクの損失を除いた、経済的損害のみを補償する保険です。
具体的には以下のような損害が補償されます。
- 第三者の純粋経済損害に起因する賠償責任
- 上記損害の再発・拡大防止費用
- 損害賠償金
- 争訟費用
- 損害防止費用
- 製造業における事例
- 建設業における事例
事例1:製造業における事例
まず製造業における事例をいくつか紹介していきます。こちらの記事で紹介する業種の事例は以下です。
- 金属部品製造業
- 自動車部品製造業
- 金属加工業
事例2:建設業における事例
- 引渡後の損害事例
- 建設中の損害事例
E&O保険のメリット
続いてはE&O保険に加入することで得ることができるメリットを紹介します。
こちらのメリットは業種ごとに違うため、以下の業種においてE&O保険に加入して場合のメリットを紹介します。
- 製造業が加入するメリット
- 建設業が加入するメリット
- IT業が加入するメリット
製造業が加入するメリット
まず製造業においてE&O保険に加入する場合のメリットについて解説していきます。製造業においては以下のメリットがあると考えられます。
- PL保険ではカバーできない範囲を補償できるようになること
- 不良品製造時の賠償責任
- 第三者の純粋経済損害に起因する賠償責任
- リコール費用
- 上記の損害拡大防止費用
建設業が加入するメリット
続いては製造業でE&O保険に加入するメリットについて解説していきます。製造業においては以下のメリットが挙げられます。
- 請負業者賠償責任保険やPL保険では補償できない損害に対応していること
- 第三者の純粋経済損害に起因する賠償責任費用や争訟費用
- 上記の損害拡大防止費用
IT業が加入するメリット
最後はIT業者がE&O保険に加入するメリットについて解説していきます。IT業者においては以下のようなメリットがあります。
- 納品後に発生した損害賠償金・争訟費用の補償
- 損害を防止するために必要な費用の補償
E&O保険に加入する方法
ここまでE&O保険の補償内容やメリットについて解説してきました。そこでこちらの保険が自社にも必要と考え、加入を希望する方もいると思います。
こちらのE&O保険の加入方法は、こちらの保険を取り扱っている保険代理店や保険会社に問い合わせることで保険に加入することができます。
しかし保険会社に問い合わせて、保険に加入する前に自分が経営する事業において具体的にどのようなリスクがあるのかを知った上で本当に加入すべきか検討したいという方もいるでしょう。
そんな方々には保険やリスク対策に詳しい専門家に相談できる「マネーキャリア」をおすすめします。
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【参考】E&O保険とPL保険の違いとは?
ここではE&O保険とPL保険の違いについて解説していきます。結論から言うと、E&O保険とPL保険では、補償できる範囲が違うと言うことです。
以下の表をご覧ください。
補償範囲 | |
---|---|
PL保険 | 製品を引き渡した後に発生した損害による被害者の治療費などを補償 |
E&O保険 | 第三者の身体障害や財物損壊を除いた純粋経済損害を補償 |
PL保険では、消費者に直接被害を与えた場合の損害費用を補償することができますが、製品が原因となり、事業者が賠償責任を負う損害については補償することができません。
つまり、消費者に怪我を与えていなくても、製品に欠陥があった場合の経済的損失などをPL保険で補償することができません。
そのためにE&O保険があります。E&O保険では、製品の欠陥により発生した賠償責任を補償することができます。
PL保険については以下の記事で解説しているので気になる方は以下からご覧ください。
まとめ:E&O保険とは?
ここまでE&O保険について解説してきましたが、いかがでしたか?
以下が今回の記事のまとめです。
- E&O保険とは、身体的障害などに関する損害費用を除いた賠償責任を補償するための保険
- 製造業、建設業、IT業者にメリットがあるため加入がおすすめ
- E&O保険に加入する方法をこちらの保険を取り扱っている保険会社か代理店に問い合わせることで加入可能
- E&O保険とPL保険の違いは、補償できる範囲の違い
- 事業のリスク対策や保険に関する相談は「マネーキャリア」がおすすめ