更新日:2022/10/03
学資保険のメリット・デメリットは?おすすめできる人・口コミを紹介
学資保険には返戻率以外にもメリットがありますが、デメリットもあります。加入の際にはどちらも理解しておくことが大切です。この記事では学資保険のメリットデメリット、学資保険がおすすめできない人の特徴とそんな方の為の学資保険以外の教育資金貯蓄方法について解説します。
内容をまとめると
- 学資保険に加入するメリットは、返戻率の高さ・払込免除特約・貯蓄性の高さなど
- 学資保険に加入するデメリットは、インフレリスク・元本割れリスクがあること
- しかし、学資保険のメリットと比較するとデメリットは些細なものともいえる
- 「学資保険の特徴をいまいち理解できず、加入するか迷っている」という方は、一度保険のプロに無料相談してみましょう
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 学資保険はメリット・デメリットを理解して入るべき!
- 学資保険に加入する4つのメリットとは
- メリット1:学資保険は返戻率が100%以上!定期預金よりも利率が良い
- メリット2:契約者に万が一のことがあったとき保険料が払込免除される
- メリット3:学資保険の保険料は控除対象であり節税効果がある
- メリット4:学資保険なら強制的に教育資金を貯蓄できる
- 補足:学資保険に早めに加入することで更にメリットが大きくなる!
- 学資保険に加入する4つのデメリットとは
- デメリット1:途中解約すると、元本割れして損をするリスクがある
- デメリット2:途中解約しなくても元本割れする保険商品もある
- デメリット3:インフレリスクがある
- デメリット4:保険会社の破綻リスクがある
- 補足:予定利率の引き下げで学資保険全体の返戻率が低くなってきている
- 実際に学資保険に加入した方の口コミ・評判からメリット・デメリットを紹介
- 学資保険のメリットを享受できる人・おすすめな人
- 学資保険のメリットを享受できない人・おすすめできない人
- 学資保険がおすすめできない人向けの3つの教育資金貯蓄方法
- 方法①定期預金で教育資金を貯蓄する
- 方法②外貨建て保険で教育資金を貯蓄する
- 方法③つみたてNISAで教育資金を貯蓄する
- 学資保険はメリットデメリット両方あるのでよく検討しよう
目次
学資保険はメリット・デメリットを理解して入るべき!
子どもの教育資金を確保する上で、どのように貯蓄しようかと悩む方も多いかと思います。
この記事を読んでいる方は、はたして本当に学資保険で良いのか、他にもっと良い方法があるのではないかと検討している最中でしょう
現在世の中の半分以上の子どもが大学まで進学します。公立や私立など学校によって必要な教育資金は違いますが、1,000万~2,000万ほどかかると言われています。
そのような金額を聞くと、本当にしっかりと子どもの教育資金を確保できるのかと不安になる方は多くいらっしゃると思います。
そこでこの記事では学資保険を選ぶ際に正しい選択ができるように
- 学資保険の4つのメリット
- 学資保険の4つのデメリット
- 学資保険に実際に加入した人が感じたメリット・デメリット
学資保険にはメリットデメリット両方あると言えるので、自分には本当に学資保険が必要かどうか、この記事を読んでしっかりと判断しましょう。
また、教育資金の貯蓄方法についてお悩みがある際はマネーキャリア相談のFPに相談してみることをおすすめします。
お金の専門知識を持ったFPに相談することできっと解決策が見えてくることでしょう。
以下のボタンより無料で簡単に相談予約できますので、是非申し込んでみてくださいね。
学資保険に加入する4つのメリットとは
- 学資保険の返納率は多くが100%以上であり、銀行の利率よりも高い
- 払い込み免除特約など保障も充実
- 学資保険の保険料は控除対象であり節税効果あり
- 教育資金を半強制的に貯蓄できる
メリット1:学資保険は返戻率が100%以上!定期預金よりも利率が良い
積み立てていた保険料は、保険会社が運用したことによる運用益から手数料などが引かれて、手元に戻ってくるわけですが、学資保険は返戻率が100%以上のものが多く、得をするというメリットがあります。
また、銀行に預ける普通預金や定期預金よりも利率が良いので、それらの貯蓄方法よりは学資保険に加入するほうが絶対にメリットがあります。
銀行の利率と学資保険の返戻率についての具体的な比較も是非参考にしてみてください。
更に子どもが高校や大学に入学するときに、満期保険金としてお金を受け取れるので、入学費用や新しい教科書・参考書にお金を充てられることができます。
返戻率が高い学資保険については、関連記事をご覧ください。
メリット2:契約者に万が一のことがあったとき保険料が払込免除される
払込免除特約とは、契約者である親に万が一のことがあったときに、それ以降の保険料の支払いを負担しなくても済むというメリットです。
いま収入が安定的にある家庭だったとしても、親が倒れたり、亡くなったりしたら、それ以降の収入が不安定となり、また保険料の支払いなんて到底厳しくなりますよね。
しかし、払込免除特約により、満期保険金を受け取る権利を得ながら、保険料の支払いが免除されるという大きなメリットが学資保険にはあるのです。
金融機関の口座に貯金するだけの場合には、払込免除といった制度はないので、この点でも学資保険による教育資金確保は普通に貯金するよりもおすすめです。
このように、学資保険ならいざという時にも子どもの教育資金確保ができます。
学資保険は、払込免除以外にも様々な特約を付帯させることができますが、保障を厚くすればするほど保険料は高くなってしまうので、学資保険の特約を考える際には慎重に検討することが必要です。
判断しかねる場合は、保険の専門家(FP)に相談することで無駄のない最適な学資保険を選ぶことができますよ。
相談予約は以下のボタンより行うことができます。
メリット3:学資保険の保険料は控除対象であり節税効果がある
学資保険は一般の生命保険料として扱われるため、年末調整の際に申告することによって所得税から控除になります。
では「年末調整」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、具体的には何をしているのかご存知でしょうか。
年末調整とは、1年間の所得税額を年末に税金の過不足を調整します。個人の生活事情に合わせて行う為、家族を扶養している人や、生命保険を支払っている人は、所得税から控除されて、お金が返ってくる仕組みになっています。
ですから学資保険は、生命保険料控除の対象となっているため、一般の生命保険料と同じように毎月支払っている所得税から控除され、節税効果にもなります。
詳しくは関連記事をご覧ください。
メリット4:学資保険なら強制的に教育資金を貯蓄できる
その他の学資保険に加入するメリットとして、半ば強制的に教育資金を貯蓄できるというメリットがあります。
自分で貯金をしようとしても、浪費グセのある人は特にですが、なかなかお金を貯められないものですよね。
学資保険は途中解約をすると元本割れするリスクがあるので、なかなか解約がしづらいですが、逆にそれが半ば強制的に貯蓄ができるというメリットをもたらします。
補足:学資保険に早めに加入することで更にメリットが大きくなる!
解説してきたように、学資保険には様々なメリットがありますが、そのメリットを更に大きくするために早めの学資保険加入をおすすめします。
学資保険は子どものいない時期でも加入することができます。正確には、出産予定日の140日前から加入することができます。
学資保険は生まれる前の妊娠中に加入したほうが良いというメリットとして、
- 0歳から加入したほうが1歳以降の加入よりも保険料が安い
- 妊娠中の時間のあるときに加入したほうが、ゆとりをもてる
- 親の死亡保障が加入時からつく(仮に契約者が母親であれば、出産中に死亡した場合でも払込免除により、教育資金を子どもに残せる。)
等のメリットが挙げられます。
学資保険に加入することがすでに決定している方は、妊娠中に加入してしまいましょう。
学資保険に加入する4つのデメリットとは
ここまで、学資保険のメリットについて解説してきましたが、学資保険加入を検討する際にはデメリットについても頭に入れておきたいところです。
- 途中解約すると元本割れしてしまうリスクがある
- 保険商品によっては途中解約しなくても元本割れしてしまう
- インフレリスクがある
- 保険会社の破綻リスクがある
デメリット1:途中解約すると、元本割れして損をするリスクがある
このデメリットにより、半ば強制的に貯蓄ができるのですが、どうしても学資保険を途中解約せざるを得ないときは、このようなデメリットがあることを知っておきましょう。
ただ、学資保険を契約する際に、途中で解約すると元本割れすることを理解しておけば、最後まで保険料を払い続けることができる範囲での保険料で契約できるので、そこまで不安に思う必要はないでしょう。
無理のない保険料設定、最善の学資保険選びをしたいという方は保険の専門家と相談しながら学資保険を検討しましょう。
以下のボタンより学資保険に詳しいFPとの無料相談予約がLINEで簡単に行えます。
デメリット2:途中解約しなくても元本割れする保険商品もある
学資保険は途中解約をすると元本割れをしてしまいますが、学資保険の商品の中には満期時でも元本割れをしてしまう場合があります。
学資保険の種類には
- 貯蓄性を重視したもの
- 保障を重視したもの
デメリット3:インフレリスクがある
これは、学資保険の満期保険金を受け取ったときに、物に対する円の価値の変動により、受け取ったときには、価値としてはそれほどお得になっていないというリスクがあるということです。
ただし逆の話をすると予定利率が固定されるので、いま加入するよりも数年後に加入した方が予定利率が高く、逆にお得になるという可能性もあるというわけです。
この点に関して、インフレデフレを予測することは非常に難しいです。
今後のインフレデフレ事情に関して詳しく知りたい方は専門家に聞いてみるのも一つの手です。
デメリット4:保険会社の破綻リスクがある
ソルベンシーマージン率によって、保険会社ごとに破綻リスクがわかるように公表されているので、しっかりと確認しましょう。
しかし、もし保険会社が倒産したら、生命保険契約者保護機構により、90%ほどは保障される仕組みとなっているので、大幅な損害とはなり得ないのであまり気にする必要はないでしょう。
補足:予定利率の引き下げで学資保険全体の返戻率が低くなってきている
予定利率の引き下げによって保険料の値上げや商品改定で、学資保険全体の返戻率が低くなってきています。
予定利率とは
保険料の割引率のことを言います。生命保険会社は受け取る保険料を運用益の一部となる運用した際に得られる収益を事前に保険料から割引いています。そのため、予定利率が低いと割引率も低くなります。そして、保険料が高くなるのです。
金融庁は2017年に標準利率を1%から0.25%に引き下げを行いました。標準利率とは生命保険会社が予定利率を決める際に参考にするものです。この標準利率が下がったことにより、生命保険会社は予定利率を引き下げざるを得なくなったのです。
その結果、学資保険にも影響をし、保険料の値上げや商品改定が行われ、返戻率が100%を下回った学資保険もあるのです。
しかし、予定利率が下がっても学資保険で返戻率が100%を保っている保険商品もあります。ただし、払込期間が短期間に設定されている商品が増えています。
払込期間を15歳や10歳など短くすると、月々の保険料が高くなってしまうため、家庭によっては家計を圧迫しかねませんので、実際に支払うことが可能なのかを良く見極めて加入するようにしましょう。
実際に学資保険に加入した方の口コミ・評判からメリット・デメリットを紹介
ここまで、学資保険に関してデメリットよりもメリットの方が圧倒的に大きいという解説をしてきました。
しかし、実際に学資保険に加入した人たちは学資保険についてどのようなメリット・デメリットを感じているのでしょうか。
以下では調査した結果の一部を紹介します。
30代女性
無駄遣いをせずに教育資金を確保できるようになった
私が感じるメリットといえば、貯蓄的な要素を含んでる為、利子がつくところですかね。あと、毎月定額払いにしていると、お金が必要になるから無駄遣いをしなくなりました。デメリットは特に感じません。
20代女性
効率よく子どもの教育資金を確保できる
娘を出産してお金に関するライフプランを考えている際に、教育資金をしっかり貯めておかないといけないことを知り、学資保険を始めることにしました。きっかけは子供の教育資金を効率よく貯めたいと考えたからです。定期預金や普通預金よりも利率がよく、強制的に引き落としがされるので使ってしまうこともないので魅力を感じました。 目先のことに使ってしまうことなく、将来の教育資金として一般的よりも高い利率で貯蓄することができるので、最近産まれた第二子も加入したいと思っています。
40代女性
月々の負担が大きいが、子供の将来に備えられる
30代女性
デメリットはあっても子供のためになる
メリットとしては、最終的に払いきればプラスになって手元に戻ってくることです。但しデメリットとしては、途中で解約すると元本割れがあり得ることや、他の投資などに比較すると割があまり大きくないことが挙げられます。しかし、今とりあえずできることの一つとして学資保険で積み立てることで何か子供の将来に役立てればいいかなと思い今も続けています。
以上より、学資保険にはデメリットも存在しますが、強制的に貯蓄できる点や補償制度がついてくる安心感等のメリットが大きいと感じる方が多い結果となりました。
また、学資保険に関するデメリットとして、「特に感じなかった」と答える方も多かったです。
しかし、ご家庭に合わないと判断できる場合は他の方法で教育資金を貯蓄することも検討するようにしましょう。
判断しかねる場合、また学資保険以外の教育資金貯蓄方法について気になる方は、是非マネーキャリア相談のFPに相談してみてください。
学資保険のメリットを享受できる人・おすすめな人
学資保険がオススメな人は下記のどれか一つに当てはまる方です。
- 貯金をするのが苦手な人
- 保険料を支払い続けることができる人
- 万が一に備えて資金準備をしたい人
- 安全かつ効率的に資金準備をしたい人
- 子供がまだ小さい人
- 出産予定の人
学資保険のメリットを享受できない人・おすすめできない人
では次に学資保険をおすすめできない人の特徴です。
- 将来の学費が準備済みな人
- コツコツと計画的に貯金ができる人
- 資産運用などして自分で資金を増やすことができる人
- 子供がある程度の年齢になっている人
学資保険がおすすめできない人向けの3つの教育資金貯蓄方法
上記のように学資保険がおすすめできない方たちには、下記の3つの教育資金貯蓄方法をご紹介します。
- 定期預金で教育資金を貯蓄
- 外貨建て保険で教育資金を貯蓄
- つみたてNISAで教育資金を貯蓄
方法①定期預金で教育資金を貯蓄する
コツコツと貯金できる方には定期預金をすることによって、教育資金を貯蓄することができます。しかし、この貯蓄方法にはメリットとデメリットが存在しますので、解説していきます。
定期預金のメリット
- 急な出費の時にもすぐに対応できる
- 元本割れがない
- ある程度のインフレにも対応可能
- 確実な教育資金額が分かりづらい
- 親が死亡した場合の保障はない
- 金利が低い
方法②外貨建て保険で教育資金を貯蓄する
次に外貨建て保険で教育資金を貯蓄する方法です。外貨建て保険とは、保険の払い込みや受け取りを外貨で行うものです。
外貨建て保険のメリットは、少ない保険料でも高い予定利率によって大きな保障を得ることができます。また、終身保険は貯蓄性もあり、解約返戻金は経過年数と共に増えていきます。
外貨建て保険のデメリットとしては、為替の変動によっては損をする場合があることです。外貨での契約なので保険料を受け取りたい時に円高の場合、日本円に換算すると支払った金額よりも受け取った金額の方が少なくなってしまうことがあります。
このように為替リスクが生じるので、進学時に為替が円高になっている可能性も視野に入れて日本円での貯蓄と両方で資金を準備する必要があります。
方法③つみたてNISAで教育資金を貯蓄する
最後につみたてNISAで教育資金を貯蓄する方法です。つみたてNISAは子供のための教育資金を貯蓄するには、投資信託を活用した積立投資のため最適の商品と言えます。
学資保険や積立預金など、毎月一定の金額の保険料を支払っていると思いますが、つみたてNISAも同じように支払っている感覚です。預金や保険の商品が投資信託に変わるだけなのです。
また、20年間で資産形成をすることができた場合には、そのお金には税金が課されることはありません。そのため、その期間に得ることができたお金は全て自分の手元に残るのです。
このような点からも、つみたてNISAは効率良く教育資金を貯蓄できると言っても過言ではありません。
学資保険はメリットデメリット両方あるのでよく検討しよう
この記事では、学資保険のメリット・デメリットについて説明してきました。
学資保険にはメリットもデメリットも両方あることがご理解いただけたかと思います。
学資保険のメリットは大きいですが、そのデメリットについても十分理解して加入を検討するようにしましょう。
このほけんROOMでは、学資保険についてもっと細かいところについて説明している記事もありますので、ぜひご覧ください。
また、「ほけんROOM」では、ご自宅やカフェなどで身近な場所でご利用可能な無料保険相談サービス「マネーキャリア相談」を運営しております。
指定の場所での相談、平日20時以降や土日も終日対応しておりますので、時間がない方にもおすすめです。
マネーキャリア相談では、心の底から相談してよかったと思えるようなサービスを目指し日々運営しておりますので、保険の新規加入や見直しを検討されている方は以下のボタンから是非お気軽に相談予約を申し込んでみてください。
学資保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください