学資保険の一括払いは返戻率が高くお得な方法だが、デメリットも!

学資保険は一括払いができることはご存知でしょうか。一括払いをすれば、様々なメリットがあり、特にその中でも返戻率が上がるところが最大の魅力と言えます。ここで学資保険の一括払いの返戻率の違いメリットやデメリットをまとめてみました

返戻率が高くなる!学資保険の一括払いとは

学資保険は、子どもの教育資金を蓄えるために加入する方が多い保険です。

子どもが生まれ、早く加入すればするほど返戻率が上がりお得になります。

さらに、返戻率を上げるには、支払い方に影響します。


学資保険の支払い方法は、

  • 一括払い(全期前納と一時払い)
  • 年払い
  • 半年払い
  • 月払い

と、大きく分かれます。

学資保険の支払い方はほとんどの方が月払いです。

理由は、月払いの方が長い年月支払う際のリスクが少なく、予算や計画を立てやすいところにあるでしょう。

しかし、支払いの回数が少ないほど学資保険の保険料は安くなります。

保険料を受取る保険会社も、月々支払われるより、一括払いで受け取った方が手間がないので、保険料を割り引いてくれるのです。

結果、返戻率が高くなります。

それでは、具体的にどれぐらい変わってくるのか、詳しく見ていきましょう。

一括払いには一時払いや全期前納払いの二つがある

一括払いには、2つの種類があります。
  • 一時払い
  • 全期前納

と、二つの支払い方法があります。

ここでは、全期前納の一括払いを説明していきます。

全期前納の支払い方法は、本当に全部の保険料を支払っているわけではなく、保険料総額を、保険会社が預かっている形になります。

その預かった保険料を年が変わるごとに保険会社が支払いに充てていきます。

例えば、学資保険の支払い年数が15年あったとすれば、最初の一年分を保険料に充て、残りの14年分は支払われている訳ではなく、保険会社が預かっています。理由は、全期前納のメリットにあります。


払込免除特約・途中解約

学資保険にはほとんど付帯している払込免除特約。

契約者に万が一の事(死亡または保険会社が定める高度障害のなった場合)があった場合に、その後の保険料が免除になるという特約があります。

全期前納の場合、保険料は保険会社が預かっている形になっていますので、払込免除になった後の保険料は戻ってきます。

契約者が学資保険加入後、3年で亡くなった場合、支払い期間が15年でしたら残りの12年分の保険料が戻ってくるということです。

また、途中解約の場合でも、同じ考えになります。

生命保険料控除

生命保険の控除も一括払いしているように思えますが、上記に記した通り、毎年保険料は支払っていることにないますので、生命保険控除も毎年受けることができます。

このように、全期前納の場合、上記のようなメリットを受けることができます。

学資保険は一括払いにすると返戻率が上がる



返戻率とは、契約者が支払う保険料の総額に対して、満期返戻金や祝い金の合計の割合のことを言います。 

計算方法は、 

(満期返戻金100万円)÷(支払い保険料総額90万円)×100 

上記の場合、返戻率は111%となります。 

このように、返戻率が高ければ高いほどお得に貯蓄ができるという訳です。 

銀行でもこのようにお得に貯蓄ができる金融商品はなく、学資保険の最大のメリットといえます。

それでは、具体的に実際に存在する学資保険を例に保険料の差・返戻率の差を見ていきましょう。

保険料支払い月々払いの場合と一括払いの場合の保険料の差

契約者:25歳父親

被契約者:0歳子ども

満期:21歳

受取り総額:200万円

を条件として月々払いと、一括払いの保険料の差を見ていきます。

保険料払込期間月々の保険料保険料支払い総額
10歳15,899円1,907,880円
15歳10,797円1,943,460円
一括払い0円1,851,139円
まず保険料15歳までに払い込み終了と比べてみるとその差は92,321円

  保険料10歳までに払い込み終了と比べてみるとその差は56,741円

と、大きく差が開きます。

保険料支払い月々払いの場合と一括払いの場合の返戻率の差

次は、同じ条件の返戻率の差を見てみると

保険料払込期間返戻率
10歳104.8%
15歳102.9%
一括払い108.0%
10歳との差は、3.2%、15歳との差は5.1%となりました。

銀行での利率などと比較すれば、この差は多きことがわかります。

学資保険一括払いのデメリット

学資保険の一括払いのメリットの返戻率の高さ、そしてそれ以外のメリットもわかりました。

しかし、良い事だけではありません。デメリットも見ていきましょう。

一度に大金が必要

上記の例を見れば一度に1,851,139円というお金が必要となります。

確かに増えて戻ってくるのですが、それは、何年後かになります。

それまでの長い年月の途中で現金が必要となる場合が必ずあると思います。

貯蓄が十分にある方は、貯蓄の運用と考えれば効果的かもしれませんが、貯蓄が200万円で、返戻率の高さにつられて一括払いするのは、止めた方が良いでしょう。

現在の収入・支出・貯蓄を考慮して判断しましょう。

保障内容の変更ができない

一括払いの場合、保険の保障内容を途中で変更することはできません。

しかし、学資保険や終身保険などの貯蓄型は、途中で変更すると内容が悪くなる商品の方が多いので、メリットの濃さを考えると、仕方がありません。

一括払いのなかでも、一時払いと全期前納払いの比較

上記で少し触れた一括払いには2種類あるもう一つの一時払い。

一時払いの支払い方法はどのようなものかを見ていきましょう。

学資保険の一時払いの前期全納と比較したときのメリット・デメリット

全期前納と違い、一時払いは本当に保険料の全額を支払ってしまうことを言います。

一時払いのメリット・デメリットをまとめてみます。

メリット

全期前納よりも、保険料の割引率は高くなり、その結果、返戻率も一時払いのほうが高くなります。

全期前納よりもっと返戻率を求めるならば一時払いをお勧めします。

デメリット

・生命保険控除が一度きり

全期前納は毎年支払っていますので、毎年生命保険控除が受けることができることは説明いたしました。

しかし、一時払いは全額一回で払ってしまうので、生命保険控除が受けられるのはその年一回限りとなります。

生命保険控除は毎年受けられる恩恵なので、勿体ないような思いもしますが、既にほかの生命保険で控除額の上限に達している場合は意味はありません。


・払込免除特約がつかない

全期前納は払込免除特約が活用できることは説明いたしました。

では、一時払いはどうなるのか。

例えば15年の払込期間を例に、契約者が契約後3年で死亡した場合で、見てみましょう。

  • 全期前納:支払いが終わっているのは3年分ですので、残りの12年分の保険料は戻ってくる。さらに、契約どおり満期返戻金並びに祝い金も受け取ることができる。
  • 一時払い:全額払ってしまっているので、保険料として戻ってくるものはありません。契約どおり満期返戻金並びに祝い金も受け取ることができる。

この差は、大きい物となります。全期前納は仮に年の保険料が14万円だとしても、14万円×12年=1,68万円分の保険料が戻ってくることになります。


・解約した場合

全期前納は解約すると、解約時点での解約返戻金がいくらになるか計算され、解約返戻金が受け取ることができ、さらに、支払われることのなかった保険料も戻ってきます。

一時払いは、同じく解約時点での解約返戻金が計算され、解約返戻金を受け取ることができます。

一時金は返戻率が高い為、学資保険の契約内容にもよりますが2~3年で、支払額を上回ることが多いです。

しかし、その前に解約すると元本割れになる為、損をします。

注意するところ

一般的に、一括払いというと全期前納を指す場合が多いのですが、保険担当者などによっては、一時払いも一括払いと解釈している保険担当者もいるようです。

学資保険に加入した後で、保険担当者と契約者ですれ違いがあるとトラブルのもととなります。

契約前にしっかりと確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

学資保険のお得な支払い方法、一括払いをまとめてみました。

一括払いであれば学資保険のメリットである返戻率が上がることがわかりました。

保障の内容が変更できないというデメリットはありましたが、その他はメリットばかりと言えるでしょう。

もし、十分な貯蓄があれば、返戻率の高い一括払いをお勧めします。

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