10歳から加入できる学資保険・学資保険以外の選択は?10歳払込も解説

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内容をまとめると

  1. 10歳から学資保険に入ることは可能だが、基本的に元本割れするのでおすすめできない
  2. 学資保険に10歳から加入すると、返戻率が90%程度になる
  3. 10歳から学資保険に加入するメリットは、確実に教育資金をためられること、親に万が一のことがあっても教育費は保障されること
  4. デメリットは、返戻率がかなり低くなること、保険料の負担がかなり大きくなること
  5. ただ、元本割れしてもいいから確実に教育費を貯めたいという人は、10歳から学資保険に加入するのもあり
  6. 教育費を貯める方法は学資保険の他に、定解約返戻金型終身保険、外貨建て保険などの選択肢もある
  7. どの方法で教育費を準備すべきか知りたい人は、学資保険のプロに無料相談するのがおすすめ
  8. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に教育費の悩みを解決しましょう!

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

学資保険には10歳からでも加入できるものがある


子供が将来必要になる学資金は相当なものであり、子ども1人の高校・大学の教育費用は975万円程度と言われています。


早めに学資保険に入っておければ安心ですが、子育てや家事などに追われて加入しないまま幼少期を過ごしてしまった方も多いでしょう。


「育児が落ち着く10歳以降だったら、検討に時間をかけられるのに」と思っている方もいるのではないでしょうか。実は、学資保険には10歳から入れるものも存在しています。


この記事では、

  • 10歳以降に入れる学資保険
  • 10歳以降で学資保険に加入する必要性
  • 10歳から学資保険に入った場合の貯蓄性
  • 10歳から学資保険に入る利点と欠点
  • 学資保険の代わりとなる貯蓄方法
  • 学資保険の返戻率を上げるには

上記を順に解説します。


この記事を読んでいただければ、学資保険について考えるときに役立つかと思います。


是非最後までご覧ください。

10歳から学資保険に加入した際の貯蓄シミュレーション

10歳からでも入れる学資保険はあることがわかりましたが、10歳から入って必要な教育費を貯めることは可能なのでしょうか。


以下の条件で、保険料・返戻率を確認してみます。

  • 保険金額:300万円
  • 親の年齢:40歳
  • 子供の年齢:10歳
  • 払い込み期間:18歳払済
保険料払込総額返戻率
33,900円/月3,254,400円
90%
10歳から加入すると払込期間が短くなることで保険料が割高となり、結果的に返戻率は元本割れしてしまうことがわかります。また、保険料が高いために途中で支払い困難となるリスクも高まります。

そのため、10歳から学資保険へ加入することはあまりおすすめできません。学資保険で教育資金を貯蓄したい方はできる限り早めの加入をおすすめします。

10歳から加入できる学資保険のメリット


10歳以降に学資保険へ入るのは保険料や返戻率の面から、あまりおすすめできないとお伝えしました。しかし、10歳から入っても得られるメリットはあります。


ここで、10歳から学資保険へ入るメリットを紹介します。子供の年齢が10歳程度で教育費の貯蓄に何を利用しようか迷っている方はぜひご覧ください。

メリット1:契約者に万が一の事があっても払込免除が受けられる

年齢に限らず、学資保険は保険料の払込免除特約が最大のメリットです。


払込免除特約とは、契約者に万が一があった場合に、それ以降の保険料支払いが免除されるというもので、ほとんどの学資保険に付帯されています。


10歳だと数年で中学・高校へ入学、その後も大学入学で多額の資金が必要となるでしょう。


学資保険を利用せず貯金で教育資金を貯めている際に万が一があったら、子供の教育資金は足りなくなることが考えられます。


しかし、学資保険であれば万が一の際にも保険料の払込が免除になるうえに、保障は契約通り続いていくのです。


お金も満期になれば契約金額通り受け取れるので、必要な折に学費が手に入らないという心配がありません。


払込免除特約は、教育資金を貯めるうえで重要なポイントとなることがわかると思います。

メリット2:強制的に教育資金を貯蓄することができる

学資保険には、教育資金を強制的に貯金できるというメリットもあります。

学資保険は解約すると確実に損をする仕組みになっているため、毎月保険料を支払わければいけないという強制力が働くのです。


お金があると使ってしまうような方であったり、先の教育資金を貯蓄するのが苦手な方にとってはとてもありがたい仕組みになっています。


ここまで紹介したように、学資保険には返戻率以外にも様々なメリットがあります。学資保険への加入を検討している方は、是非一度保険相談をしてみることをおすすめします。


マネーキャリア相談のFPは専門の知識を持っているので、あなたにとって最善の方法を提示してくれると思いますよ。

10歳から加入できる学資保険のデメリット

10歳から入るメリットを紹介しましたが、以下のようなデメリットも存在しています。
  • 返戻率がかなり低い
  • 月々の負担が大きい
費用対効果的な観点からみると、部が悪くなっている印象です。デメリットの詳細をみていきましょう。

デメリット①:10歳からだと返戻率がかなり低くなる

学資保険と言えば貯蓄性を求めて入る方が多い保険商品です。

しかし、10歳からでは学資保険の加入期間がとても短くなります。そのため、返戻率は低くなってしまうのです。


また、保険料の負担を考えると、貯蓄できる金額は100万円前後となってしまうことが多いでしょう。


子どもの教育資金のために加入しても元本割れや十分な金額を貯蓄できないのであれば、普通に貯金したほうが良いという選択肢も出てきます。

デメリット2:月々の負担が大きくなる


10歳からの加入では払込期間が短くなるため、月々の保険料が割高となります。この保険料が家計を圧迫することも大いに考えられます。


そのような面から考えると、金利の良い定期預金や低解約返戻金型終身保険を利用する方がよいかもしれません。


現在は、学資保険の代わりに外貨建て保険を選ぶ方も増えているようです。そのため、教育資金の積み立ては学資保険以外も視野に入れて検討する必要があるといえます。

10歳からでも入れる学資保険は元本割れでも必要性はある

10歳から入れるとはいえ保険料が高く元本割れを起こす学資保険は、加入する必要がないのではないかと思う方もいるでしょう。


しかし、学資保険には払込免除特約を付帯できるという大きなメリットがあります。


定期貯金などでは万が一があった際、教育資金の不足を補いきれないリスクがありますが、学資保険では契約者に万が一があっても、保険料が払込免除されるうえに満期にはしっかり教育資金を受け取ることが可能です。


そのため、元本割れを起こすデメリットはありますが、子供の教育資金を将来のために確実に貯蓄しておきたいという方は、10歳からでも学資保険に入る価値は大いにあるといえます。


しかし、学資保険を利用した方がよいのかわからない方もいるでしょう。そのような方は一度保険のプロに相談してみることをおすすめします。


保険ROOMには経験豊富なFPが数多く在籍しており、何度でも無料で相談できるため納得がいくまで、じっくり検討することができますよ。

10歳から加入できる学資保険以外で教育費を準備する方法は?


払込免除特約が付いているため、教育資金を確実に貯められる学資保険。しかし、元本割れすることを考えると、他に教育費を準備する方法はないのかと思う方もいるでしょう。


実は教育費を貯める方法は、学資保険以外にもいくつか存在しています。ここからは、学資保険の代わりとなる方法を紹介します。

学資保険の代わりの保険①低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、貯蓄型の保険です。

低解約返戻金型であるため、解約したときに戻って来る払戻金は少ないです。


しかし、月々の保険料は他の終身保険と比べて安く抑えることができ、保険料の払込終了後の返戻率はグッと上がります。


また、終身保険であるため、死亡・高度障害になった場合には家族へきちんと保険金が支払われます。


この死亡保障は保障型の学資保険にしか付いていないので、返戻率を重視した学資保険に入る場合には無い保障です。そのため、学資保険の代わりとして加入する方もいます。


しかし、この保険で子どもの教育費を準備しようとすると、必要なときに必要な分のお金を準備するのが難しいこともあるを頭に入れておきましょう。


また、学資保険と終身保険のどちらを選べばよいかは家族構成や経済状況、貯蓄目的などにより変わります。


「一般にどちらを選ぶべき」と言い切ることはできないため、判断は非常に難しいです。どちらで貯金しようか迷っている方は、保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)との無料相談がおすすめです。


興味のある方は下の赤いボタンから相談申し込みができます。ご自宅やお近くのカフェなどで相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

学資保険の代わりの保険②外貨建て(ドル建て保険)

学資保険の代わりになるのは、低解約型終身保険だけではありません。外貨建て(ドル建て)保険も学資保険の代わりにすることができます。


ドル建て保険とは、保険料・保険金・解約金を外貨でやり取りする保険のことです。日本はマイナス金利ですが、海外は金利が高くなっているため、日本円より貯蓄しやすいというメリットを利用したものです。


ドル建ての場合、受け取れる保険金額は為替相場により変動します。円安の時に解約すれば、返戻率を簡単に上げることが可能です。


ここで保険金額10万ドルで契約し、為替相場1ドル75円と125円で解約した際の保険金額の違いをみていきます。

為替相場保険金額
75円/$750万円
125円/$1250万円

50円違うだけで、500万円もの差が出ることが分かりますね。


ドル建て保険は返戻率が高くなりやすいですが、場合によっては元本割れすることもあります。


為替相場で受け取れる額が変わるため、確実な金額を貯蓄したいという方にはあまり向いているとはいえません。


学資保険の代わりに加入することを検討している方は、後悔することのないように、一度ほけんのプロに相談することをおすすめします。

学資保険は0歳で加入し10歳払込を選択すれば返戻率が高くなる

ここまで、10歳から加入できる学資保険についてお伝えしてきましたが、現在子供が産まれたばかりで学資保険を検討している方もいるでしょう。


そのような方には、子供が0歳のうちに学資保険を10歳払込で契約することをおすすめします。


なぜなら学資保険は0歳のうちに入ることで、保険料を安く抑えられるからです。


ここで、子供が0歳と1歳の保険の違いをみてみましょう。加入時の条件は以下の通りです。

  • 10歳払込
  • 満期:17歳
  • 親の年齢:30歳
  • 保険金額200万円
子の年齢保険料(月)
0歳16,020円
1歳18,120円
1歳違うだけで、月々2,000円も差が出ることが分かりますね。これは、年齢が上がるにつれて、払込期間が短くなっていくことが関係しています。

そのため、子供の年齢が0歳のうちに加入した方が保険料は安く抑えられるのです。

これに加え、10歳払込にすれば返戻率は大きく上がります。一般的に払込期間は18歳払込が多いです。

これを10歳払込にすると月々の保険料は上がりますが、支払う期間が短いため払込総額が低くなります。

しかし、10歳払込を選択できる保険は限られているため、返戻率を少しでも高くしたい方は、10歳払込を選べるのかを確認することも重要なポイントといえます。

明治安田生命のつみたて学資は10歳払い込みが可能

明治安田生命の「つみたて学資」では、10歳払込を選択できます。


つみたて学資は、子供の成長に合わせた教育資金の受け取りと満期時にも満期金が支払われるという特徴を持った保険です。


保険料払込免除特約も付帯されているので、万が一の際も教育資金はしっかり確保しておくことができます。


ここで、つみたて学資の10歳払込と15歳払込の返戻率の差をみていきましょう。以下の条件で比較してみます。

  • 親の年齢:28歳
  • 子供の年齢:0歳
  • 保険金額:300万円
払込期間保険料(月額)払込総額返戻率
10歳払込23,631円2,835,720円105.7%
15歳払込15,982円2,876,760円104.2%
10歳払込は15歳払込よりも毎月の保険料が7,649円高くなりますが、払込総額は約4万円も安くなっています。返戻率も1.5%程高いことが分かりますね。

子供が小さいうちに学資保険に入ろうと思っている方は、できるだけ早めに加入して10歳払込にすることをおすすめします。

まとめ:10歳から入れる・10歳までに払い終える学資保険は?

10歳以降でも入れる学資保険や、10歳払込のメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイントは、
  • 10歳以降でも入れる学資保険にも様々な種類がある
  • 学資保険は払込免除特約を付帯できるため、10歳で入るのも悪くはない
  • 10歳から学資保険に入ると保険料は高いうえに元本割れするという欠点がある
  • 学資保険の代わりに終身保険やドル建て保険で貯蓄する方法もある
  • 10歳払込にすれば返戻率を上げられる
以上のことでした。

最近では10歳以降も入れる学資保険が増えています。しかし、一般的に学資保険のメリットとして挙げられる貯蓄性・返戻率の高さは期待できません。

ただ、子どもと契約者双方の保障を考えると、学資保険に入るメリットは大きいといえるでしょう。

また、終身保険やドル建て保険を利用する方法もあると紹介しましたが、それぞれには欠点も存在しているため、入る際は慎重に検討する必要があります。

家庭に最適な貯蓄方法を選択するためにも、加入前に一度保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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学資保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください

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