10歳から加入できる学資保険を徹底調査!メリット・デメリットも解説

学資保険の子どもの加入年齢は小学生入学(6歳)までという話を聞きますが、最近では10歳でも加入できる学資保険もあります。今回は、10歳からの学資保険の内容をまとめてみました。10歳からでも加入できる学資保険の商品の説明とそのメリット・デメリットを解説します。

学資保険には10歳からでも加入できるものがある

子供が将来必要になる学資金は相当なもなので、早めに入っておければ安心ですが、様々な理由から加入しないまま幼児期を過ごしてしまった方も多いのではないでしょうか?  


そうなると、学資保険に年齢制限があることがネックになっていることでしょう。


特に育児が落ち着く10歳以降で加入が出来れば検討にも時間をかけることができそうですが、そんな学資保険が存在しているでしょうか? 


実は、学資保険には10歳から加入できる商品も存在しています


そこで、この記事では、

  • 10歳から加入できる学資保険の紹介
  • 10歳でも入れる学資保険が本当に必要かについて
  • 10歳から加入できる学資保険のメリットデメリットについて

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、学資保険について考えるときに役立つかと思います。


是非最後までご覧ください。

子ども1人の高校・大学の教育費用は975万円程度である

まずは、ここからかかる費用を知っておきましょう。

具体的には、子ども1人を高校、大学に通わせるための平均費用についてです。

入学費用・在学費用は以下のようになっています。

入学先別入学・在学費用
高校3年間237.4万円
高校3年間と
国公立大学まで
776.7万円
 高校3年間と
私立大学文系まで
968.2万円
 高校3年間と
私立大学理系まで
1,064.1万円
大学までの平均953.4万円
日本政策金融公庫2019年03月20日発表より


これに加えて、大学の場合は約半数が下宿または寮生活をするため、居住費用や生活費用が別途かかってくることになります。


同調査では、自宅外通学の人は平均月額12.1万円の仕送り額を受け取っていることがわかっています。

10歳から加入できる学資保険の紹介

10歳でも加入できる学資保険が増えています。

代表として、4つの商品をご紹介致します。

  • ソニー生命の学資保険スクエニ
  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のこども保険
  • 太陽生命のわくわくポッケ
  • かんぽ生命のはじめのかんぽ

この3つの学資保険の特徴などを紹介していきます。

ソニー生命の学資保険スクエア

ソニー生命の学資保険スクエアは、Ⅰ型Ⅱ型Ⅲ型がありますが、この中のⅡ型は18歳満期で、11歳までなら加入できます。


Ⅰ型は中学・高校・大学と総合的な入学費用の準備に向いています。


Ⅲ型は高校卒業後、大学などに進学してから毎年の教育資金を準備できるもので、1度販売停止がありましたが、現在は購入が可能になり、とても人気がある商品です。


Ⅱ型は大学など高校卒業後の資金積立に特化しています。


17歳・18歳を満期に設定すると満期学資金のみの支払いになりますが、20歳・22歳を満期にすると、満期学資金に加えて、18歳の折に進学学資金も支払われます。

満期17歳or18歳20歳or22歳
17歳・18歳満期学資金
20歳・22歳進学学資金
(18歳のみ)
満期学資金

20歳満期や22歳満期にすると海外留学や大学院進学なども検討できるようになりますので、しっかりとした学資金を用意することができます。

参考:ソニー生命公式サイト

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のこども保険

祝い金がこまめに受け取ることができる学資保険で、死亡保障やお見舞金、養老年金を付帯させることもできる所も特徴のひとつです。

この様に、手厚い保障を見ると、元本割れをしてしまうのも仕方がありません。


そのような理由で、返戻率が期待できないところも特徴で、貯蓄性を求めるならば、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のこども保険はお勧めできません。


手厚い保障を求める方に向いている学資保険になります。

子どもの年齢契約者の年齢保険期間
0歳~15歳18歳~55歳22歳まで

月々の保険料例

子どもが18歳で満期・満期受取金額80万円の場合

契約者
年齢・性別
30歳男性 40歳男性 50歳男性
月々の保険料9,182円9,216円9,316円
払込総額881,472円884,736円894,336円
返戻率90%90%89%

太陽生命のわくわくポッケ

Ⅰ型とⅡ型と大きく2つに分かれる学資保険です。

Ⅰ型は学資金の受け取りを18歳としてあり、大学入学に重きをおいた学資保険になります。


Ⅱ型は高校・大学の入学時期に備える形の学資保険です。


高校入学の15歳、大学入学の18歳のときに祝い金という形でお金を受け取ることができます。


そして、推薦入学の入学金の助けとなるように10月に学資金を受け取る形となっています。


さらに、太陽生命のわくわくポッケの心強い保障が3大疾病でも保険料が免除となる特約があります。


3大疾病の保障と、貯蓄を兼ね備えているところは、太陽生命のわくわくポッケの大きな魅力となります。


保険料の払込は20歳満期で15歳、22歳満期で18歳までの払込となっています。

子どもの年齢契約者の年齢保険期間
0歳~12歳18歳~65歳20歳・22歳

月々の保険料例

Ⅱ型満期金80万円の場合(15歳払込)

契約者
年齢・性別
30歳男性 40歳男性 50歳男性
月々の保険料33,758円33,947円34,462円
払込総額2,025,480円2,036,820円2,067,720円
返戻率49.3%49%48.3%

かんぽ生命のはじめのかんぽ

一昔前は育英年金プランがありましたが、2014年に保険をリニューアルし、最近は貯蓄を重視した学資保険に変わってきています。

その成果が出てかんぽ生命のはじめのかんぽは、契約者も増加し、人気がある学資保険となりました。


昔の名残が残るところが、120日以上入院したときに一時金が受け取ることができるところです。


その他は貯蓄型に変わっていますので、内容は一般的な学資保険と変わりません。


一番心強いところは郵便局という安心感です。


大手保険会社とは違い、地方に行っても郵便局はありますので、相談もしやすいです。

子どもの年齢契約者の年齢保険期間
0歳~12歳男性18歳~65歳
女性16歳~65歳
17歳・18歳・21歳

月々の保険料例

全期間払込18歳満期・満期受取金額100万円の場合

契約者
年齢・性別
30歳男性 40歳男性 50歳男性 
月々の保険料11,050円11,070円11,130円
払込総額1,060,800円1,062,720円1,068,480円
返戻率94%94%93.5%

「たくさんの保険会社がそれぞれ学資保険を出していることは分かったけど、結局どうやって保険を選べばいいの?」という方はとても多いです。

そのような方には保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)との無料相談をおすすめしています。何度でも無料で相談が可能でFPの質も非常に高いため好評をいただいております。

ご興味のある方は下の赤いボタンから無料相談をお申し込みできます。ぜひお気軽にご相談ください。

10歳でも入れる学資保険が本当に必要かどうか考えよう

高校・大学に通学させる費用は多くかかります。


10歳から大きな金額を貯めていくということは、月々の保険料が多くなるということです。


そのうえ、学資保険は運用効率があまりよくありません


そう言った観点から言えば、学資保険で10歳から大学の教育費を積立するのはあまりおすすめできません。


もし、生活の余剰資金があり、毎月1万円づつ貯められるのであれば、より柔軟に使えるように預金にしたり、より利回りの良いものにした方が良いと考えます。


強制的な貯金という意味合いでは学資保険の必要性があるのかもしれませんが、運用という観点からすると、100万円から500万円もの大きなお金を運用率の低いもので保管しておくのはあまり得策ではないのです。


こうして考えてみると、10歳からの学資保険は本当に必要でしょうか?


もちろん、学資保険は育英年金特約など、契約者の死亡・高度障害の保障があるので、検討したいという方もいらっしゃると思います。


10歳から入れる学資保険のメリットとデメリットは後述するとして、まずは一般の学資保険の上限から見ていきましょう。

通常の学資保険の加入上限は6歳まで

ほとんどの学資保険の子どもの加入年齢の上限は6歳がほとんどです。

その理由は、元本割れをしてしまうためです。

保険会社も預かる保険料を運用しているため、運営の手数料もとった上で大きく増やすには一定の期間が必要です。

そのうえ、子どもの年齢が上がれば学資保険の月々の保険料も上がってしまいます。

貯蓄型の保険のメリットはお金が貯まるところと、払戻率の高さです

学資保険の中には返戻率が110%を超える商品もあります。

しかし、6歳からの学資保険だと、満期返戻金が100%を超えず元本割れをおこす可能性が大きくなります

そういった理由から、子どもの年齢に6歳という上限の設定があるのです。

10歳から加入できる学資保険のメリット

先ほど10歳からの学資保険はあまりおすすめではないということをお伝えしましたが、確かに学資保険としてのメリットは享受することが可能です。


まずはメリットから見ていきましょう。

メリット1:契約者に万が一の事があっても払込免除が受けられる

10歳からに限らず、学資保険に加入するなら保険料払込免除特約が最大のメリットとなります。


保険料払込免除特約はほとんどの学資保険に付帯している特約です。


10歳からですと、中学・高校入学、そして大学となれば都度お金が必要となります。


そのような時期に契約者(父・母)にもしものことがあったら大変ですが、学資保険に加入していれば、保険料の払込は免除になる上に、保障は契約通り続いていきます。


そのうえ、お金を受け取れる時期も契約通りなので、終身保険のように亡くなってすぐ支払われるわけではありません。


そのため、子供が管理できる年齢になっている可能性もあるうえ、亡くなってすぐの生活費に充ててしまうというリスクも防ぐことができます。


このように、必要な折に学費が手に入らないということのないよう、学資保険は学資金積立に特化しているのです。


保険料払込免除特約は、学資保険に加入する意図を考える上で重要なポイントになります。

メリット2:強制的に教育資金を貯蓄をすることができる

メリット1にも近い話になりますが、教育資金を強制的に貯金することができるのも大きなメリットです。

というのも、解約すれば確実に損をする仕組みなので、毎月保険料を支払う強制力が働きます。


なので、お金があると使ってしまうような方であったり、先の教育資金を貯蓄するのが苦手な方にとってはとてもありがたい仕組みです。


また、メリット1であげたように、契約者の死亡時・高度障害時にも払込免除が効くので、そういったリスクも補填してくれます。

10歳から加入できる学資保険のデメリット

一方で、10歳から加入するデメリットをまとめてみましたので見ていきましょう。
  • 返戻率がかなり低くなる
  • 月々の負担が大きくなる
費用対効果的な観点からすると、部が悪くなっている印象です。

詳細をみていきましょう。

デメリット1:返戻率がかなり低くなる

学資保険と言えば貯蓄性を求めて加入する方が多い保険商品です。

しかし、10歳からの学資保険の加入は、学資保険の加入期間が短いため、どうしても元本割れをし、返戻率が低くなってしまいます。


また、貯蓄できる金額も100万円前後程度です。


子どもの教育資金のためと加入しても、元本割れとなるならば、普通に貯金したほうが良いという選択肢も出てきます。

デメリット2:月々の負担が大きくなる


10歳からになると学資保険の加入期間が短いため、月々の保険料も割高になってしまいます。

月々の保険料は家計を圧迫することも大いに考えられます。


元本割れが考えられるのであれば、金利の良い定期貯金も良いかもしれません。


また、10歳からは学資保険の変わりとして低解約返戻金型終身保険も人気があるようです。

学資保険の代わりの保険なら低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険とは、貯蓄型の保険です。

低解約返戻金型と言うだけあって、解約したときに戻って来る解約払戻金は少なくなっている所が特徴です。


しかし、月々の保険料は他の終身保険と比べると安く抑えることができて、保険料の払込が終了すると、その後の返戻率はグッと上がります。


さらに、そのまま置いておくとお金は増えていきます。


そしてもちろん終身保険なので、死亡または高度障害になった場合には家族へ保険金が支払われます


この死亡保障に関しては、保証型の学資保険にしか付いていませんので、返戻率を重視した貯蓄型学資保険に加入する場合には無い保障です。


この低解約返戻金型終身保険を学資保険の変わりにして加入する方もいます。

しかし、低解約返戻型終身保険で子どもの教育資金を準備しようとすると、学資保険と違い、必要なときに必要な分のお金を準備することが難しいということも頭に入れておきましょう。


ただし、学資保険・終身保険どちらが良いかというのは家族構成や経済状況、貯蓄目的などにより選び方が大きく変わって決ます。


「一般にどちらを選ぶべき」と言い切ることができないためこの判断は非常に難しいのです。学資保険か、別の方法で貯蓄する場合で悩んでいる方には保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)との無料相談をおすすめしています。


何度でも無料で相談が可能でFPの質も非常に高いため好評をいただいております。 


ご興味のある方は下の赤いボタンから相談申し込みができます。ご自宅やお近くのカフェなどで相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:10歳でも入れる学資保険はあまりおすすめしません

10歳から加入できる学資保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回のこの記事のポイントは、
  • 10歳から加入できる学資保険は、現在はソニー生命・損保ジャパン・太陽生命・かんぽ生命で販売されている
  • 10歳でも入れる学資保険は、運用面から言えば不要と判断される
  • 10歳から加入できる学資保険は保険料払込免除特約と積立に強制力がある所がメリット。デメリットは返戻率が低くなることと、月々の負担が大きくなるところ
です。

最近では10歳でも加入できる学資保険も増えてきました。

しかし、学資保険に加入する最大の理由である、貯蓄性・返戻率の高さは求めることはできないようです。

また、月々の保険料も上がってしまうため、加入するならば家計を圧迫することも考えられます。

しかし、子どもの保障、契約者の保障を考えると学資保険のメリットも出てくるかもしれません。

貯蓄性や返戻率だけを求めるならば、他にも教育資金を積み立てられる保険はありますので、10歳からの学資保険は、あらゆる角度からお金を考えたほうが良いかもしれません。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。 
この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング

  • 学資保険の見直しの極意はココだ!早めに学資保険を見直そう!
  • プレゼントキャンペーンに騙されず、"お得に"学資保険に加入をしよう
  • 学資保険の無料相談で商品を貰えるキャンペーンまとめ【2018年最新】
  • 【アンケート結果】学資保険を高返戻率・人気ランキングで分類比較!
  • 学資保険に入るなら妊娠中がベスト?メリットとデメリットを解説!
  • 小学生でも学資保険に加入!教育資金準備には終身保険という選択も
  • 学資保険に加入を考える場合、赤ちゃんのうちから加入しておこう
  • みんな知ってた?出産前から学資保険に加入することができること
  • 子供のいない夫婦でも妊娠出産前なら学資保険には加入できます!
  • 学資保険の払込期間、いつまでに保険料を払いきるのがお得なのか
  • 必見!学資保険はいつから加入するべき?そもそも加入するべき?
  • 学資保険には年齢制限があるため、加入する場合はお早めに!
  • 「子どもが3歳になりました」が、今更学資保険への加入は遅いのか?
  • 学資保険に加入する時期、子供が0歳と1歳での違いを比較した結果
  • 子どもに恵まれました。学資保険の加入する年齢のベストはいくつ?
  • 学資保険は何歳まで加入できる?学資保険の賢い加入時期を解説!
  • 4歳からの学資保険は遅いのか?元本割れをしないのかを徹底調査
  • 学資保険は子どもが0歳になる前から加入することができる!?