学資保険は何歳まで入れる?加入できる年齢制限はいつまでか解説!

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学資保険の加入年齢は何歳までか知っていますか?就学前(6歳)までのものが一般的で、8歳9歳でも入れたりしますが、加入年齢の制限には注意が必要です。この記事では、何歳までの子どもなら学資保険に加入できるのかを解説し、いつまでに決めないといけないかをお教えします。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

学資保険に入れるのは何歳から何歳まで入れる?

あなたは、学資保険に加入するには何歳から何歳までが良いのだろうと、疑問に思っていることでしょう。


0歳から学資保険へ加入している方もいれば、子どもが生まれて忙しさのあまり、学資保険への加入時期を遅らせている方もいます。


しかし、学資保険は、加入年齢が「何歳から何歳まで」と決まっています


そこで、この記事では、

  • 学費保険は一般的にはいつからいつまで加入できるのかについて
  • 親の年齢による加入時期について
  • 学資保険加入が遅れた場合のデメリットについて

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、何歳まで入れるか、何歳までに学資保険に加入すれば良いのか考えるときに役立つかと思います。


是非最後までご覧ください。

出産の140日前から小学校入学前(6歳)までがスタンダード

学資保険の加入年齢は「何歳まで」としている保険会社が大半です。

しかし、「何歳から何歳まで」とされている保険会社でも、子どもが生まれる前から加入することができるものもあるとご存知でしょうか。


実際には出産予定日140日前から学資保険へ加入することができる商品もありますが、これは何故でしょうか?


出産予定日140日前というと、妊娠5~6ヶ月頃となります。


そのころには安定期に入り、体調面もつわりも落ち着き、妊娠初期には高かった流産のリスクも減るため、出産予定日140日前とされています。


そして、一般的に出回っている学資保険には、「何歳まで」という年齢制限があります

具体的に何歳までなのかというと、保険商品により異なりますが、子どもの就学前(小学校入学前)までのものが大半です。

また、12歳まで加入することができるものもありますが、基本的に保険料が割高になるということを覚えておきましょう。

先ほどもお伝えしたように、保険会社の商品により学資保険へ加入できる年齢が何歳までなのかは異なります。


学資保険への加入時期が早ければいいと言われるのは、月々の保険料の面や保障の面から言われているようです。

契約者(親)の年齢制限は何歳まで?

学資保険に加入する際に子どもに年齢制限があると同時に、契約者である親にも年齢制限があります。


契約者の年齢制限の多くは男性が50歳から55歳、女性の場合は60歳までの年齢制限が多いようです。


また、学資保険は生命保険の一種なので、健康告知も必要です。


年齢制限を必要とする理由の1つに払込免除特約との関係があります。


払込免除特約とは契約者に万が一のことがあった場合(死亡もしくは保険会社が定める高度障害)に契約はそのままで保険料が免除になり、満期保険金や祝い金も受け取ることができる特約です。


払込免除特約があるところが学資保険の魅力ともいえますので、払込免除特約がセットでついている学資保険がほとんどです。


中には、払込免除特約を外すことができる保険会社もありますが、その場合、契約できる年齢は上がる可能性があります。


なお、高齢になればなるほど万が一の可能性が上がってしまうので、保険料もあがり、年齢に制限があることに注意してください。  

学資保険は加入が遅れるとどんなデメリットがあるか?

学資保険の加入時期が遅くなればなるほど、負担が増えます。

「何歳まで加入できる」とされていますが、学資保険の加入は早い時期に行うことをおすすめします。


学資保険の加入時期が遅いことで生じるデメリット

  1. 月々の保険料が高くなる
  2. 払い込み期間が同じなら返戻率が下がる

この2点があげられます。


詳しくは以下をご覧ください。

デメリット1:月々の保険料が高くなる

学資保険への加入が遅くなってしまった場合、まず月々の保険料が高くなってしまいます。


0歳から加入して18歳払い済みの場合

18年間で保険料を支払うことになります。

単純に返戻率を100%とした場合、満期金を18年間で割った金額が毎月の保険料となります。


例1:満期金200万円

200万円÷12ヶ月÷18年間=約9,250円

6歳から加入して18歳払い済みの場合

12年間で保険料を支払うこととなります。

こちらも同様、返戻率を100%として考えてみましょう。


例2:満期金200万円

200万円÷12ヶ月÷12年間=約13,800円

12歳から加入して18歳払い済みの場合

こちらは6年間で保険料全額を支払うこととなりますので、保険料が高額になることが予測されますね。


例3:満期金200万円

200万円÷12ヶ月÷6年間=約27,700円

例1~3までを見るとわかるように、学資保険への加入時期が遅れれば遅れるほど、月々の保険料が高くなることがわかります。


よほど家計に余裕がある場合は別として、学資保険の支払いに毎月27,000円ほどが消えてしまっては、経済的に大変なことになるでしょう。


また、保険料が上がると途中で払うのが難しくなるケースも多く、途中解約する方が多くなります。


途中解約は元本割れのリスクがあり、基本的に損になるので解約はしたくありません。


このように、保険料が高くなることで、元本割れのリスクも高くなってしまうのです。


ただし、払い込み保険料の総額自体はそれほど変わらないというポイントは押さえておきましょう。(正確には契約者の年齢が上がるため保険料が割高になります。)

デメリット2:払い込み期間が同じなら返戻率が下がる

どのように返戻率が下がるのか、実際にある学資保険のシミュレーションを見ていきます。


  • 契約者:30歳男性
  • 満期返戻金:200万円
  • 払込年齢:17歳

以上の条件で0歳で加入した場合と7歳で加入した場合を比較してみると、

子どもの
加入年齢
月々の
保険料
返戻率
0歳9,614円101.9%
7歳で加入16,501円
101.0%
以上のように、返戻率に差が出ました。


では、契約者ではどれくらい変わるのでしょうか。


同じ条件で子どもが5歳で加入したときの保険料を見ていきましょう。

契約者の
年齢
月々の
保険料
返戻率
30歳13,727円101.1%
40歳13,819円100.5%
42歳13,853円100.2%

この学資保険の場合、払込年齢17歳の場合、42歳までしか契約ができませんでした。


以上のように、契約者の年齢でも保険料が上がり、結果、返戻率も下がっていっています。


さらに保険料が上がってしまうと、経済的負担が家計に重くのしかかり、保険料が負担できなくなり解約、となれば確実に損をするでしょう。

生命保険の解約理由のランキングでも保険料の負担が上位に上がりますので、早く学資保険に加入することで保険料の負担を減らすことが必要です。


もし加入が遅くなっても、無理のない保険料に設定することをお勧めします。

学資保険は加入は早ければ早い方がいい!

学資保険の加入は、保険会社により何歳までと決められています。

しかし、ここで言えることは「何歳までとなっているから、まだいい」と考えないことです。


「何歳まで」となっているから後回しにしていると、十分な教育資金を貯めることが難しくなります。


学資保険の加入は、早ければ早いだけメリットがあります。


  1. 月々の保険料が安くなる
  2. 保障(払い込み免除等)の期間が長くなる
  3. 生命保険料控除の空き枠を利用できる
  4. 払い済み年齢を無理なく決められる

1から3については解説を省略しますが、4点目のメリットについて、払い済み年齢は、学資保険の返戻率をあげる上でかなり重要です。

学資保険へ加入する際、満期時期と払い済み年齢を決める必要があります。


何歳まで加入することができるからと、学資保険を後回しにしていると、払い済み年齢を納得いく時期に設定できない場合もあるのです。 

 例えば、200万円学資保険で準備したいが、満期時期まで10年しかない場合、保険料は割高になります。

0歳や1歳から加入することで、払い済み年齢を早くも遅くも、好きな時期に決めることができるのです。  

補足:払い込み期日はいつまで?受け取り時期はいつから?

ここまで学資保険に加入するなら「何歳まで」にとらわれず、早いほうが良いということを説明しましたが、払い込みや受け取り時期はどうでしょうか?


詳しく見て行きたいと思います。



払い込み期日は短い方が返戻率が高い

学資保険の払い込み期日は大抵が10歳・11歳・17歳・18歳になっているかと思います。


しかし、どのような学資保険でも払込期間が短ければ短いほど返戻率は上がります


反面、月々の保険料は高くなりますので、家計の負担を考えれば17歳・18歳のほうが余裕は出るでしょう。


また、学資保険に加入すると、年間の支払額に応じて最大4万円までの生命保険控除が得られます。


しかし、短期間で支払い終わってしまうと、控除を受けられる期間も短くなります。


この控除を当てにしている場合は、長期的に支払ったほうがお得です。

受け取り時期は大学・専門学校入学の年齢が一般的

満期保険金の受け取り時期は大まかに言えば以下の2つのタイプに分かれます。

  • 大学進学時にまとめて受け取る
  • 小学校・中学校・高校への入学タイミングで祝い金を、大学進学時に満期保険金を受け取る
大学進学時にまとめて受け取るのが一般的ではありますが、子どもを私立に入れたい場合など、都度学費が家計を圧迫してしまうような場合は分割で受け取ったほうが無難と言えます。

しかしもちろんのこと、大学進学時にまとめて受け取ったほうが、返戻率はアップします。

商品によっては保険料も安くなるものがありますので、しっかり検討をしましょう。

まとめ:何歳まで入れる、何歳までに加入するべきか検討しよう

ここまで、何歳までに学資保険に入れるのか・加入すれば良いのかを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

今回のこの記事のポイントは、
  • 学費保険は一般的には出産予定日140日前から子どもの就学前(小学校入学前)まで加入できる
  • 親の年齢は男性が50歳から55歳、女性の場合は60歳まで加入できる
  • 学資保険加入が遅れた場合のデメリットは、月々の保険料が高くなるうえ、同じ払い込み期間でも返戻率が下がる
です。

学資保険の加入は、「何歳から何歳まで」となっていますが、出産予定日140日前から加入できる保険も多くあります。

「何歳まで」だけにとらわれず、いつからいつまでに加入できるか知っておき、加入を決めている方は早めに加入しましょう。

また、子どもだけではなく、親の年齢制限や加入年齢にも注意をしてください

あまり遅くなると保険料が高くなりますので、支払うことが大変になってしまいます。

そのため、子どもの教育資金を十分に準備するには、早めに加入しておかなければ足りない場合も出てきます。

教育資金を十分に準備し、子どもの将来を応援しましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。 

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