生命保険、加入していますか?生命保険の加入率が気になる方必見!

みなさんは、生命保険へ加入していますか?もしも自分に何かあったら、残された家族にせめて保険金を残したい!と生命保険に加入している方も多いことでしょう。では、現在日本では生命保険の加入率はどれくらいなのでしょうか?生命保険の加入率について調べてみました!

生命保険への加入率はどのくらいなの?

日本は、世界の中でも『保険』に対する意識が高く、国民のほとんどの方が何らかの保険に加入しています。

生命保険とは、満期になれば保険金が受け取れたり、もしくは自身の身に万が一のことがあった場合に、家族に保険金を残せる保険です。


私たちにとっては大変心強い保険ですよね。


そんな生命保険ですが、日本では加入率はどのくらいなのでしょうか?


詳しく解説していきましょう!

現在の日本では生命保険の加入率は約8割にのぼる

「万が一」に備えて、多くの日本の方は生命保険に加入します。

公益財団法人生命保険文化センターによる“平成28年度の生命保険の加入率の調査”によりますと、


日本国民全体の生命保険加入率は男性が80.6%、女性が81.3%となり、全体の約8割にもなります。  


これは、民間の保険会社が販売している生命保険と、郵便局やJA(農協)、生協、全労災で取り扱っている生命保険の加入者の統計で加入率を算出しています。


それでは、生命保険の加入率を年齢別に見ていきましょう。




年齢別だと、男女ともに40〜50歳に増えている

日本国民全体の約8割が生命保険に加入していることが分かりました。


それでは、年齢別に生命保険への加入率を見ていくと、以下のようになります。



  • 20歳代・・・55%(男性58.2%、女性53.2%)
  • 30歳代・・・82.5%(男性84.1%、女性81.3%)
  • 40歳代・・・87.5%(男性88.1%、女性87.1%)
  • 50歳代・・・88%(男性87.8%、女性88.1%)
  • 60歳代・・・82.5%(男性81.6%、女性83.5%)

上記のような結果となりました。


日本では、男性は結婚したら「一家の大黒柱」として家計を支える存在でした。


そのため、男性の生命保険加入率は高い傾向にありましたが、現在では共働き家庭も増え、女性の社会進出により女性の立ち位置も大きく変化してきました。


女性も社会的、また家庭の中でも責任がある立場となり、そのことから「もしも」に備えて生命保険に加入する女性も増えました。


年齢別の加入率を見てみると、やはり独身世代でもあり、学生から社会人になったばかりの20歳代では、生命保険の加入率は55%ほどと、全体の加入率から見ると低い傾向にあります。


しかし、20歳代の人でも、2人に1人は生命保険に加入しているということになります。


社会人として働き始めた若い世代の生命保険加入率にしては、高い数値ではないでしょうか?


そして、結婚し家庭を持つ、または社会的地位が高くなり始める30歳代ともなると、生命保険加入率は一気に上がり、80%を超えました。


30歳代となると、一気に既婚者、または子どもが産まれた家庭が増えてきます。


そのため、家族のために生命保険に加入する人が増えるため、加入率も高くなります。


年齢別では、最も生命保険加入率が高かったのは、40歳~50歳代となります。


40歳~50歳代となると、社会的地位も高く、子どももまだ学生であったりと、「もしも」の時に備えて、生命保険には加入し続けることになるでしょう。


このように年齢別の生命保険加入率を見てみると、自身や家族のライフプランによって、大きく加入率は変化しますね。


働き盛りの年代では、生命保険への加入は増加傾向にあるということが言えます。

しかし、充実感はないとの回答もある

公益財団法人生命保険文化センターが調査している、加入している生命保険の保障内容の充実感についての回答では、加入者のおよそ3割の人が「充実感なし」と回答しています


そして満期を待たずして生命保険を解約する人も増えています。


その理由は、「保険料を払えなくなった」「加入している保険に魅力を感じなくなった」などのほかに、「義理で加入していたから」というものがありました。


実は、生命保険への加入理由には、「必要と感じたから」「結婚したから」という理由のほかに、「友人や家族に勧められたから」「保険の窓口やセールスレディに勧められたから」というものが多くあります。 


もちろん、おすすめの生命保険に加入することは間違いではないのですが、長い期間保険料を払って自分と家族のために備える大切な保険ですから、自分が本当に必要としている保障内容の生命保険に加入するようにしたいですね。 


友達に勧められたから、家族に勧められたから大丈夫と思わず、生命保険に加入する前には自分自身でしっかりと保障内容を確認し、納得して生命保険に加入するようにしましょう! 




生命保険の加入率は年々減少していっている

近年、日本人の「生命保険離れ」が進んでいるんです。


戦後、日本では生命保険業がさらに発展し、近代化と経済の拡張に伴い大きく成長しました。


しかし、現在の日本では、生命保険の加入率が減少傾向にあります。


その理由は何でしょうか?

生命保険の加入率の過去最高推移は平成6年の約9割

日本の生命保険加入率のピークは、平成6年の「96%」が最高数値です。

日本国民のおよそ9割の人が生命保険に加入していたことになります。


「万が一」に備える国民とは言え、これは世界的にも高数値なのではないでしょうか?


しかし、平成6年以降、生命保険加入率は減少の一途を辿っています。


実際に、過去の生命保険加入率の推移は下のグラフを参考にしてください。(参考:生命保険文化センター)




加入率が減少している理由を調べてみました。

理由は少子高齢化や不景気なことが挙げられる

現在、日本での生命保険加入率が減少している理由として、2つのことが挙げられます。


それは、

  • 少子高齢化
  • 不景気

となります。



一つ目の「少子高齢化」では、人口減少の進行、さらには生産年齢人口も低下させています。


人口減少とは、経済の発展をも揺るがす状態です。


保険産業において、加入者が減少する人口減少と、経済の発展が脅かされる少子高齢化社会とは、マイナスの要因でしかありません。


少子高齢化が進む日本では、生命保険に加入する人口も減少してきていることになります。


2つ目の「不景気」では、日本はバブル崩壊後好景気に見舞われたことがありません。


そして2009年のリーマンショックでは雇用状態が悪化するなど、さらに景気を悪化させることとなりました。


不景気のために会社員の平均所得も減少傾向にあり、また保険商品の金利も高くありません。


保険に加入しようにも所得が低く保険料が払えない、さらに魅力的な保険商品がないと、生命保険加入者はもちろん減少してしまいますよね。


このように、日本で問題となっている少子高齢化と不景気は、保険産業においても暗い影を落としています。


これからも少子高齢化が進み、景気が改善されないようであれば、日本の生命保険加入率はさらに減少することでしょう。

参考:世界の国別の保険の加入率

日本での生命保険加入率について見てきましたが、世界の国では生命保険への加入率はどうなっているのでしょうか?


日本での生命保険加入率はおよそ80%となっていますが、この加入率は高いのか低いのか?


参考として、「アメリカ」と「イギリス」の生命保険加入率を調べてみましたのでご覧ください。





アメリカの加入率は日本を下回る約60%

実はアメリカは、生命保険料が世界シェア21.5%と世界第一位の生命保険大国なんです。


しかし、アメリカ国内の生命保険加入率は「約60%」と、日本の加入率80%に比べると低いですね。


アメリカの生命保険加入率が低い理由として、アメリカの人たちの生命保険に対する価値観のためでしょう。


現在日本でも共働きの家庭が増えていますが、アメリカはもともと夫も妻も働くことが主流ですので、もしも夫に万が一のことがあっても、妻が家計を支えることに違和感がありません。


ですので、もしもパートナーが死亡したときのために、という考えで死亡保険・生命保険を契約することは稀です。


また、アメリカでは会社で働いている人が加入する団体生命保険が、死亡保険と同じ役割を果たします。


なので、アメリカ国内で死亡保険に加入するのは、会社の属しておらずこの団体生命保険に加入していない人や、裕福層で相続対策・資産運用のために加入するという場合が多いです。


世界第一位の生命保険大国のアメリカでも、このような理由から、生命保険加入率が日本よりも少ないということは不思議ではありませんね。

イギリスの加入率は約38%

「生命保険」がいつ、どこで始まったのかご存知でしょうか?


生命保険のルーツとは、17世紀にイギリスの牧師が始めた「葬儀用の積立制度」と言われています。


しかし、この制度は保険料の支払いに不公平さが露見され、すぐに廃止されることとなりました。


その後、産業革命により時代が大きく変化していく中で、18世紀になると商人たちが積立制度をつくり、保険会社を誕生させました。


最初は保険会社が提示する保険料が年齢や持病ありなしに関わらず同額だったため、不公平を唱える人も多かったのですが、有名な天文学者であったドモンド・ハレーによって人の死亡率を統計学的に算出され、保険料の不公平さを解決させることができました。


このことから、イギリスは「生命保険業発祥の地」と言われています。


そんな生命保険業発祥の地であるイギリスの現在の生命保険加入率は、「約38%」とかなり低い数字となっています。


実は、イギリスでは1995年以降、生命保険の加入率が右肩下がりとなっています。


その理由として、イギリスでは、生命保険の歴史だけでなく、「福祉・社会保障」の歴史も古く、さまざまな生活の面で手厚くサポートしてもらえます。


もしも家族の身になにかあっても、最低限の生活を送れるように国が保障をしてくれるのです。


なので、イギリスの人たちにとっては、「死亡したときのための保険」にお金をかける必要はないという考えなのです。

まとめ

現在、日本では生命保険の加入率が残念ながら減少傾向にあります。


加入率の減少が、「イギリスのように社会保障が充実しているため」であればいいのですが、経済の悪化や少子高齢化など、マイナス要因によるものでは、これからの保険産業もどうなるか心配ですよね。


しかし、日本の生命保険加入率が減少傾向にあると言っても、国民全体の約8割の方が生命保険に加入している状況です。


まだまだ日本の生命保険も、頼れる存在と言えるのではないでしょうか?


自身のライフプランを見直しつつ、必要となれば生命保険への加入をぜひ検討してみてくださいね。

生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。
この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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