更新日:2021/10/06
個人年金保険の加入率は?年代別・ライフステージ別の加入率を徹底調査
個人年金保険は加入率が高い人気の商品です。20代はまだ関心が薄いようですが50代の加入率が高いことが特徴です。これを機に20歳30歳の人も検討してみてはいかがでしょうか?本記事では個人年金保険のメリットデメリットについてまとめているので参考にしてみてください。
内容をまとめると
- 個人年金保険の加入率は21.9%
- 年代別の加入率は50代がピーク
- ライフステージ別の加入率は、既婚で子供の教育費の心配がなくなると増える傾向にある
- 年金金額の平均は102.5万円
- 年間払込保険料は3万円以下にしている人が大半
- 個人年金以外にも老後資金の準備としてiDeCoを利用する方は増加傾向
- 老後資金のことで迷ったらマネーキャリアに相談がおすすめ
- 今ならスマホひとつで無料相談が可能!何度でも無料で相談できるため、老後資金の不安を解消しましょう
目次を使って気になるところから読みましょう!
個人年金保険の加入率:世帯主年齢別
老後資金のことを考え、何か対策を取ろうと考えたときに保険での対応を検討する方もいらっしゃると思います。個人年金保険を利用することで老後資金への備えを行うことができますが、本当に保険で大丈夫なのか不安になってしまうかもしれません。
他の家庭でどれくらい利用しているのか、加入率が分かれば加入するきっかけになるかもしれませんよね。
まずは世帯主年齢別の加入率を見ていきましょう。
年齢 | 加入率 |
---|---|
29歳以下 | 15.3% |
30~34歳 | 18.6% |
35~39歳 | 20.0% |
40~44歳 | 23.1% |
45~49歳 | 27.9% |
50~54歳 | 31.9% |
55~59歳 | 28.5% |
60~64歳 | 26.5% |
65~69歳 | 22.1% |
70~74歳 | 16.4% |
75~79歳 | 14.2% |
80~84歳 | 10.7% |
85~89歳 | 10.5% |
90歳以上 | 17.9% |
全体では21.9%の加入率になっています。
若い世代では必要性が伝わっていないため加入率は低めですが、40代あたりで高くなり始め、50代がピークになっています。
40代、50代で老後の生活資金などを気にしている方が増え始めると、加入率も上がってきていると言えます。
個人年金保険の加入率:ライフステージ別
では、どのようなタイミングで加入率に変化が出てくるのでしょうか?ライフステージ別の加入率も見ていきましょう。
ライフステージ | 加入率 |
---|---|
未婚 | 17.0% |
既婚・子供なし | 24.1% |
既婚・末子未就学児 | 20.5% |
既婚・末子小学生 | 22.4% |
既婚・末子中学高校生 | 27.6% |
既婚・末子短大、大学生 | 28.2% |
既婚・子供全て卒業(未婚) | 23.2% |
既婚・子供全て卒業(既婚) | 20.5% |
未婚の場合、加入割合が低めになっていることが分かります。既婚で子供がいない場合の方が高くなる結果です。結婚を期に将来について考える傾向にあるようです。
また、子どもが小さい間は加入率が低く、大学など大きくなると高くなっていく傾向も見られます。子どもの教育費がひと段落すると、将来の資金について考え始めるタイミングとも取れます。
個人年金保険の年金金額の割合
では、個人年金保険を利用して、どれくらいの金額を準備しているのでしょうか?
基本年金金額となるデータを見ていきましょう。
金額 | 割合 |
---|---|
36万円未満 | 17.3% |
36~48万円未満 | 7.6% |
48~60万円未満 | 9.2% |
60~72万円未満 | 12.9% |
72~84万円未満 | 6.5% |
84~96万円未満 | 3.1% |
96~108万円未満 | 6.0% |
108万円以上 | 21.7% |
不明 | 15.7% |
108万円以上に設定しているかたが最も多く、多くの資金を確保している方がいる一方、36万円未満と少額の準備をしている方も多く見られました。
個人年金保険を利用して準備しておく金額は、家庭によって大きく違っていることが分かります。
個人年金保険の平均保険料
個人年金保険の保険料についても説明していきたいと思います。払い方には2パターンあり、
- 一括払い
- 年・月払い
に分かれます。
一括で支払うことで保険料が安くなるなどのメリットを受けることができますが、一度にまとまった金額を支払う必要があるため、貯蓄など家計に余裕のある方しか利用ができないことになってしまいます。
それぞれの支払い方でどれくらい支払っているのか、それぞれチェックしていきましょう。
①一括支払いの場合
一括支払いを選んだのは全体の14.6%です。
メリットがあるため選ぶ方は多いと考えるかもしれませんが、1度に大量のお金が必要になることや、その分貯蓄がなくなってしまうために避ける方も多いようです。
しかしメリットもあるため、一括払いを検討している方もいらっしゃると思います。どれくらいの保険料が多いのでしょうか?
金額 | 割合 |
---|---|
100万円未満 | 4.7% |
100~200万円未満 | 7.0% |
200~300万円未満 | 13.3% |
300~500万円未満 | 18.8% |
500~1,000万円未満 | 24.2% |
1,000~1,500万円未満 | 10.9% |
1,500~2,000万円未満 | 6.3% |
2,000万円以上 | 7.0% |
不明 | 7.8% |
平均では726万円となっています。割合を見てみても1,500万円以上支払っている方は少ないと言えます。
高額を一気に支払う方は少ない傾向にあるようです。
②年間・月額払いの場合の年間支払い平均保険料
月払いや年払いとして支払いを継続している方は56.2%です。
一括払い以外を選択した場合はこちらになるのですが、18.5%の方はすでに支払いを終え、さらに12.2%の方は支払方法が不明となっているため、6割弱の方が現在支払を継続している状態になっています。
年間の支払い金額に対する割合を見ていきましょう。
金額 | 割合 |
---|---|
6万円未満 | 16.5% |
6~12万円未満 | 17.3% |
12~18万円未満 | 24.4% |
18~24万円未満 | 9.6% |
24~36万円未満 | 15.1% |
36~48万円未満 | 4.3% |
48~60万円未満 | 2.9% |
60万円以上 | 5.1% |
不明 | 4.9% |
全体的に見ると月額3万円未満でしはらっている方が多いようです。家計に影響を与えずに積み立てられる金額として妥当なのかもしれません。
iDeCoの加入率は増加傾向!
老後資金を準備しておく方法として、個人年金保険を利用する以外に、iDeCoを利用する方法もあります。
iDeCoは個人年金保険よりも資産運用して増やすことが目的とも言えるため、リスクが高いと言うデメリットもありますが、やはり資産が増えることを考えるとこちらを選択する方も多いと思います。
2021年7月時点での加入者合計数は2,101,958人となっており、2020年3月時点の加入者合計1,562,814人と比較すると50万人近く増加していることになります。
年々増加傾向にあるため、老後資産としてiDeCoを利用する方はこれからも増えて行く傾向にあると言えます。
個人年金保険を検討している方は、iDeCoも一度検討してみてはいかがでしょうか?
iDeCoや個人年金保険が必要か迷ったらマネーキャリアで無料相談!
老後資金が不安な方にとっては、どのような方法で準備をしておけば良いのかはとても悩んでしまいますよね?
とくに、方法がいくつかある場合には、自分にとって最善の方法を選びたいと考えると思います。
しかし、ある程度の知識がないと、どのような方法で準備をしておくのが正解なのか、決断することは難しいとも言えます。特に個人年金保険の加入率は高いとは言えないため、加入に踏み切ることができない方もいらっしゃると思います。
このような場合におすすめなのが、マネーキャリアの無料相談です。
マネーキャリアで相談した場合、お金のプロであるFPに相談ができます。
さらに、保険のことだけでなく、iDeCoなどの資産運用に関する相談もできるのです。自分に合った方法をプロが探してくれます。
どちらが自分に最適なのか知りたい場合には、マネーキャリアの無料相談でプロに聞いてみましょう。
押さえておくべき個人年金の基礎知識
ここで基本となる個人年金について勉強していきたいと思います。
個人年金保険は自分で老後資金を準備しておく方法のひとつです。
公的年金ある程度は補えるかもしれませんが、公的年金では足りないと言われる時代、自分で準備しておくことで老後資金に対する不安を解消するのです。
種類は主に3つで、
- 確定年金
- 有期年金
- 終身年金
に分けられています。
それぞれの特徴としては、
保険の種類 | 年金受取期間 | 死亡した場合 |
---|---|---|
確定年金 | 10年などの固定 | 遺族が受け取れる |
有期年金 | 10年などの固定 | 遺族は受け取れない |
終身年金 | 生存中継続 | 遺族は受け取れない |
どのタイプを選択するのか、しっかりと考えてから契約する必要があるのです。
個人年金保険のメリット
利用することで得られるメリットとしては、
- 節税
- 貯蓄よりも増える可能性
などが挙げられます。
個人年金保険は個人年金保険料控除が受けられるため、節税に繋がります。年間保険料が8万円以上の場合、一律4万円の控除をうけることができるのです。
他の保険料控除と合わせると控除額が最大12万円まで引き上げられるようになることがメリットの一つになります。
貯蓄よりも増える可能性が高いこともメリットと言えます。個人年金保険では返戻率が105~110%となる商品が多いため、払い込んだ保険料よりも受け取るぶんが増えることになるのです。
貯蓄よりも多くの金額が増えることになるため、より多くの老後資金を得たい場合には、貯蓄よりもおすすめと言えます。
個人年金保険の注意点
ここで契約する前に知っておきたい個人年金保険の注意点についてご紹介していきたいと思います。
- 途中解約は損
- 種類によっては早死にすると損
などが挙げられます。
個人年金保険は受取時期を設定する商品です。60歳からや65歳からなどと契約時に設定します。それより前には支払われません。
そのため、何かでお金が必要になり解約が必要になっても、支払った保険料分が戻ってくることは無いのです。途中解約してしまうと払った金額よりも少ない金額しか戻ってこないことを覚えておきましょう。
また、種類によっては早死にすると損をしてしまう事も注意点として挙げられます。先ほど少しご紹介しましたが、個人年人保険には3タイプあり、そのうち2つは遺族が受け取れない設定となっています。
とくに終身年金の場合、早死にしてしまうと残りを遺族が受け取れるわけではないため、損をしてしまう事になるのです。
個人年金保険の加入率に関するまとめ
いかがでしたか?ここでは個人年金保険の加入率についてご紹介しました。
個人年金保険の加入率などのデータを見て、加入の参考になったでしょうか?全体的な加入率は20%程度とそれほど高くはありません。
しかし、公的年金が少なくなっていく傾向にある今、何かで準備しておかないと老後資金の不安は解消されません。自分に合ったものを探し、加入の検討を行うようにしましょう。
老後資金の準備方法としてiDeCoなどもあるため、どの方法が良いか悩む方は多いと思います。このような方はマネーキャリアで老後資金のことについて相談してみてはいかがでしょうか?
ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数紹介しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
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