更新日:2023/04/04
クローン病でも保険に入れる?加入基準や告知ポイントを解説!
当記事は、クローン病でも入れる保険の種類や違いを解説しています。またあなたに合った保険を選ぶためのポイントや注意点も説明しています。具体的にクローン病でも入れる保険やできるだけ保障内容が充実しており保険料が安い保険をお探しの方は持病保険のプロに相談することがおすすめです!
目次を使って気になるところから読みましょう!
クローン病でも生命保険に入れるのか?
あなたはクローン病でも生命保険に加入することができるのかどうかが気になり調べていることでしょう。
結論から言うと、クローン病を罹患していた場合、基本的に生命保険に加入することは難しくなります。
しかし、実はクローン病であっても加入できる保険は存在するのです。また、場合によってはクローン病を罹患していたとしても加入できる通常の生命保険もあります。
そこでこの記事では、クローン病を罹患している場合の生命保険加入について、
- クローン病を罹患している方でも加入することができる生命保険
- クローン病を罹患していても加入できる通常の生命保険
- クローン病患者である場合の団体信用生命保険への加入
以上のことを中心に解説していきます。
この記事をお読みいただければ、クローン病を罹患している方は生命保険への加入はどうすればいいのか、正しい判断ができるようになるかと思います。
最後まで是非ご覧ください。
難病の人でも入りやすい生命保険がある
先ほど説明したように、クローン病患者の方は通常の生命保険に加入することは難しいです。
しかし、クローン病などの難病の方でも加入できる保険は存在します。
ここからはそのような保険の例として、
- 引受基準緩和型保険
- 無選択型保険
について説明していきます。
引受基準緩和型保険とは
引受基準緩和型保険は、クローン病などの持病や健康上の理由で保険加入が無理だった人も加入しやすくなっている保険です。
しかし、持病があっても入れるようになっている分、保険料は通常の生命保険と比べて保険料が割増で設計されています。
保険会社にもよりますが、通常の保険料の1.8倍程度になっている感覚です。
また、契約日から一定期間は保障が削減されたりするなど各種の制限がある事もあります。
無選択型保険とは
これは生命保険の契約の際に、健康状態などの告知すら必要としない保険です。
審査がなく誰でも加入できるので、クローン病の人でも問題なく加入出来ます。
注意点としては保険金の上限が低く設定されている事、引受基準緩和型保険より更に保険料が割増になっている事です。
また、持病が原因の入院や死亡は対象外となります。
無選択型保険とはどの生命保険商品にも加入出来なかった時の最終手段として考えるべきものだと言えます。
引受緩和型保険,無選択型保険
まずは通常の生命保険を検討してみよう
引受基準緩和型保険や無選択型保険は、病気になったことがある人も考えることができる選択肢である一方で、保険料がかなり高く設定されています。
せっかく加入できても、支払が難しく解約してしまったとなると意味がないので、きちんと支払っていける保険料で考えると良いですね。
通常の保険は、特約によって手厚くなるだけではなく保険料も抑えることができます。 そのため、まずは通常の生命保険を検討し、加入できなかったときに初めて引受基準緩和型や無選択型保険を考えると良いのではないでしょうか。
どの保険を検討していいか分からない方には保険のプロに相談できる無料保険相談もおすすめです。
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クローン病でも入れる通常の生命保険も登場してきている
クローン病になったからといって余命何年となるわけではありません。
診断後生存率も一般の人と変わらないとのデータもあります。
また、CCFJ(日本炎症性腸疾患協会)の働きかけによりある生命保険がクローン病や潰瘍性大腸炎の患者でも加入できる生命保険を発表したことにより、徐々に持病のある方でも加入できる生命保険は増えてきています。
クローン病とうまく付き合い、症状が安定している状態が長く続いている人などは、引受基準緩和型保険や無選択型保険に最初から入る必要はありません。
クローン病を罹患している人が保険に入りづらい理由とは?
クローン病は、食事療法や投薬治療だけでなく、手術や入院が必要になるケースも多くあります。
もし、クローン病の様な難病を患っている人も、告知審査なしで誰でも保険に加入出来れば、保険の公平性が崩れて、生命保険の制度が成り立たなくなってしまいます。
クローン病に限らず持病がある人は生命保険に入りづらくなっているのが現状ではあります。
また、クローン病患者はどれほどいるのでしょうか。
日本のクローン病の患者数は1976年では128人でしたが、平成25年には39,799人となり、増加がみられています。
また、欧米では人口10万人のうちクローン病患者は200人程度いるのに対し、日本では10万人あたりに27人と、欧米の約10分の1となっています。
また、年々増加している国内のクローン病患者数推移を示したグラフは以下のようになっています。
※参照:難病情報センター
クローン病の方が利用できる助成制度
クローン病は国の難病指定になっている病気です。
また、通院にも金銭的な負担が多くなるため、様々な助成制度を利用することができます。
主に
- 医療費助成制度
- 医療費控除
- 高額療養費制度
特定医療費助成制度
特定医療費助成制度は申請することで医療費の自己負担額が2割になったり、1ヶ月の医療費の上限が所得によって儲けられたりします。
申請には
- 特定医療費の支給認定申請書
- 診断書
- 住民票
- 所得が確認できる書類
- 保険証の写し
- 同意書
医療費控除
医療費控除は、1年間で医療費が10万円以上(所得により変わるが大抵10万円)となった場合に、控除が利用でき、所得税が軽減される制度です。
長く継続的な通院の場合、利用できることがありますので、チェックしておきましょう。
また、高額療養費制度と医療費控除の併用方法などについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
高額療養費制度
高額療養費制度は1ヶ月のうち自己負担限度額を超える医療費を払った場合、申請するとその超えた分が払い戻される制度です。
払い戻しの手順は
- 公的医療保険に対して支払い後に、申請して自己負担限度額の超過分について払い戻しを受ける
- 事前に申請して窓口での支払いを自己負担限度額までにする
事前に「限度額適用認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証(住民税非課税世帯の場合)」を入手しておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までで済みます。
家が買えない?団体信用生命保険に入れない事がある
この住宅ローンには団体信用生命保険の契約が必要になります。
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んだ人が死亡や所定の高度障害状態になった時に、住宅ローンを返済するための保険です。
一般の生命保険と異なっていて、保険金受取人は住宅ローンの債権者ではなく、金融機関になっています。
クローン病などの難病の場合には、団体信用生命保険に入れなかった場合には住宅ローンが組めなくなる問題が出てきます。
団体信用生命保険に入れない病気についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
ワイド団信なら入れるかもしれない
健康上の理由から従来の団体信用生命保険への加入が認められない方でも加入しやすくなっていますので、高血圧や肝炎・クローン病などの持病があっても、ワイド団信に加入できれば、住宅ローンが組める可能性が高くなります。
しかし、ワイド団信に加入する場合でも、告知項目に注意する必要があります。
不安が残る方は、ぜひ告知等に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
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まとめ:クローン病でもまずは通常の保険を検討
クローン病を罹患している方の生命保険への加入について説明してきましたがいかがだったでしょうか?
今回のこの記事のポイントは
- クローン病でも緩和型の保険なら加入できる
- クローン病でも加入できる通常の生命保険もある
- クローン病だと団信に加入しにくがワイド団信なら加入できる
でした。
先ほども説明した通り、クローン病だからと通常の生命保険への加入を諦める前にまずは通常の生命保険への加入にトライして見ることが大切です。
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