更新日:2023/11/20
年末調整の生命保険料控除で「受取人」がわからない時の対処法
生命保険料控除を申請する際には、受取人の記入が必要になります。受取人の記入が必要なのはなぜなのか、もし受取人がわからない場合はどのように確認することができるのか、受取人とはどんな人が対象になるのかもあわせて見ていきましょう。
内容をまとめると
- 生命保険料控除を申請する際には受取人欄の記入は必須
- 受取人は死亡保険金の場合は配偶者や子、親族で医療給付金の場合は契約者本人
- 受取人がわからない場合は保険証券や契約内容通知書での確認が可能
- 保険会社によっては専用サイトやアプリ等に登録して確認が可能
- いくつか保障がセットになっている保険ではその保険のメインとなる受取人を記入する
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年末調整の生命保険料控除で「受取人」がわからない時の対処法
所得税・住民税の負担を軽減することができる生命保険料控除。
いざ年末調整で生命保険料控除の申請をしようとしたら、保険金や給付金の受取人を誰にしたかわからない、そんな経験はありませんか?
生命保険料控除の申請では受取人の記入は必須になっています。
そこで今回は、
- 保険金や給付金の受取人とは
- 受取人がわからない場合は保険証券や契約内容通知書での確認が可能
- 各保険会社の受取人の確認方法
- 受取人が何人かいる場合の記入方法
控除証明書には基本的に受取人は書かれていない
保険金や給付金の受取人は誰になっている?複数いる場合は誰の名前を書けばいい?など困ったことはありませんか?
生命保険料控除の証明書には保険金や給付金を受け取るのは誰かという受取人の記載がありません。
もし受取人がわからない場合はその保険の内容などが記載されている保険証券を見るか、保険会社に問い合わせをして確認することになります。
通常、保険金の受取人は以下のようになっているかと思います。
保険種類 | 受取人 |
---|---|
死亡保険金 | 配偶者や親または子などの親族 |
医療保険金 | 契約者本人 |
その場合、死亡保険がメインなら死亡保険の受取人、医療保険がメインなら医療給付金の受取人など、その保険・保障のメインとなる保険金や給付金の受取人を書きましょう。
生命保険料控除の対象者、受取人に関する注意事項は国税庁のホームページでも確認することができます。
保険証券や毎年保険会社から届く通知で受取人を確認しよう
生命保険料控除証明書には保険金や給付金の受取人の名前は記載されていないということは上記でも解説してきた通りです。
では、受取人を確認したい場合はどのような方法があるのでしょうか。おもな確認方法は以下のようになります。
保険証券の確認
保険証券とは、契約の成立と契約の内容を証明するために詳細を記載したもので、保険会社が発行して契約者に送られる書類のことです。
保険証券には契約期間や保障内容、保険金や給付金の受取人など、契約内容が細かく記載さてれいます。
もし、わからないことがあれば基本的には保険証券を見れば一目で内容を確認することができます。とても大切な書類なので大切に保管しておきましょう。
契約内容通知書の確認
契約内容通知書とは、現在加入している契約内容の詳細を記載したもので、保険会社から定期的に発行して契約者に送られるものです。
保険金等の請求漏れがないか、契約内容に変更がないか確認するために送られてくるもので保険会社によりますが、だいたい1年に1回送られてきます。
受取人の確認は保険証券や契約内容通知書での確認が可能になります。
各保険会社の受取人の確認方法については別の項目で詳しく解説していきたいと思います。
受取人がわからない場合に空欄にするのはNG
もし保険金や給付金の受取人がわからない場合、「間違えるよりはとりあえず空欄で出しておこうかな」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、受取人を空欄のまま提出するのはNGです!
生命保険料控除を受けるには、受取人が契約者本人またはその配偶者や親族であることが条件になっているため保険金や給付金の受取人が誰なのかということはとても重要なことなのです。
そのため、続柄も含めた記載が必要となります。
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大手保険会社ごとの「受取人」の確認方法
保険金や給付金の受取人を誰にしているかわからない場合の確認方法は保険会社によって異なります。
ここで大手保険会社を何社か取り上げて受取人の確認方法をご紹介していきたいと思います。
【アフラック】専用サイト
- 「ご契約者様専用サイト」にログイン
- 左上にある「ご契約内容の確認」をクリック
- 確認したい証券番号の欄にある「詳しく見る」をクリック
- お客様情報概要欄の「被保険者・給付金(保険金)受取人の情報」をクリック
- 「Emma(エマ)」にログイン
- 確認したい契約の「契約内容の詳細」をクリック
- 「受取人情報」を確認
- 画面上部の『お問い合わせ』(ログアウトの左隣)、スマートフォンの場合はメニュー内の『お問い合わせ』を選択
- 「各種お手続きのご依頼・お問い合わせ」画面にて「その他のお手続き・お問い合わせ」を選択
- 備考欄に「受取人確認希望」と記載する
- 年に1回定期的に送られてくる「生涯設計レポート」を確認
- 年に1回定期的に送られてくる「大樹生命からのお知らせ」を確認
- 年に1回定期的に送られてくる「現在のご契約内容のお知らせ」を確認
- メットライフ生命アプリ・インターネットサービス
- 証券番号の入力
- 個人情報の入力
- メールアドレス(ID)・パスワードの登録、「メットライフ生命のオンラインサービス利用規定」と「個人情報に関する重要事項」に同意
- メールを確認
- 「インターネットサービス」を選択
生命保険料控除をするときの受取人に関する疑問
生命保険料控除を申請する際、控除を受けるには受取人の範囲が設定されているため、保険金や給付金の受取人をかならず記入しなければなりません。
受取人の確認方法は上記で解説してきた通り、保険証券や保険会社から発送される通知書、専用サイト、アプリ等で確認することができます。
では、「死亡保険金受取人」と「給付金受取人」でそれぞれ設定している受取人が違う場合はどちらを記入すればいいの?受取人が複数いる場合は誰を記入すればいいの?
以下の項目ではそんな疑問について解説していきたいと思います。
「死亡受取人」と「給付受取人」のどちらを記入するか
生命保険料控除を申請する際、受取人欄には「死亡受取人」か「給付受取人」のどちらを記入すればいいのか疑問に思われる方は多いのではないでしょうか。
基本的には、一般生命保険料控除・介護医療保険料控除の申告は、死亡保険金の受取人を記入します。
死亡保障のない保険は、給付金の受取人を記入します。
上記の「控除証明書には基本的に受取人は書かれていない」というところでも解説してきましたが、一般的な保険金や給付金の受取人は以下のようになります。
- 死亡保険金の受取人:配偶者や親または子などの親族
- 医療保険の給付金の受取人:契約者本人
受取人が複数いる場合はどうする?
死亡保険金や医療給付金の受取人はかならずしもひとりとは限りません。
保険金受取人の範囲は決められていますが、複数名を指定することは可能です。そのため、受取人が複数名いるという場合が発生するのです。
そうした場合に生命保険料控除を申告する際は、誰の名前を書けばいいの?という疑問が出てきますよね。
受取人が複数いる場合には、受取人全員の名前を記入する必要があります。
少々面倒かもしれませんが、受取人が誰かというのは控除を受ける際にはとっても重要な項目になりますので、かならず全員の名前を記入しましょう。
生命保険料控除の年末調整・確定申告のやり方
保険料をただ定期的に支払っているだけでは、生命保険料控除を受けることはできません。
生命保険料控除を受けるには申請が必要になります。
申請方法には2種類あります。
- 年末調整
- 確定申告
まとめ
生命保険料控除の受取人とは、受取人がわからない場合の対処法などについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
今回のポイントは
- 生命保険料控除を申請する際には受取人欄の記入は必須
- 受取人は死亡保険金の場合は配偶者や子、親族で医療給付金の場合は契約者本人
- 受取人がわからない場合は保険証券や契約内容通知書での確認が可能
- 保険会社によっては専用サイトやアプリ等に登録して確認が可能
- いくつか保障がセットになっている保険ではその保険のメインとなる受取人を記入する