
更新日:2023/02/24
変額保険の運用益の引き出し時の注意点を、全て解説します!
変額保険とは一言でいうと、貯蓄ができる生命保険で、運用によって保険金額が変動します。運用益が出た際には、その運用益を引き出し、利益を得ることもできる商品がありますが、引き出しをする際には注意点がありますので、今回変額保険の運用益の引き出し時の注意点を解説します。
内容をまとめると
- 運用益を引き出すことができる変額保険もある
- 運用益の引き出しは解約返戻金や満期保険金が減る可能性があるので注意!
- 引き出しができるのは年2回まで
- 引き出したお金は一時所得扱いで税金がかかる!
- 引き出さない方が複利の効果でお得!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
変額保険の運用益の引き出し時の注意点を全て紹介!
変額保険とは、保険会社の運用によって将来受け取れる金額が変動するという、ハイリスク・ハイリターンな保険です。
変額保険では、死亡保険金は最低保障金額が設定されていますが、解約返戻金や満期保険金は最低保障がないので、保険会社の運用実績が悪いと、元本割れをしてしまう可能性があるということです。
変額保険の商品の中には増えたお金(運用益)の引き出すことができる商品もあります。 (「運用益の引き出し」というのは、「積立金の減額」ということを表しています。)
この記事では、変額保険の運用益の引き出し時の注意点をメインに説明していきます。
変額保険の運用益を引き出しするときの注意点
<運用益の引き出しの差の注意点>
- 解約返戻金や満期保険金が減る
- 引き出しせずに据え置くと、複利でさらにお得になる
- 引き出したお金は一時所得扱いとなり、税金がかかる
- 引き出せるのは、年2回までという上限がある
- 年間の引き出し上限を定める1年は、契約日を基準にした1年であることに注意
解約返戻金や満期保険金が減る
これは積立金の減額を行なっているためです。
引き出しせずに据え置くと、複利でさらにお得になる
しかし一方で、引き出し時の運用実績が良い場合でも、その運用益は複利で効果をもたらす(運用益を元にさらなる運用益を生み出す)可能性も多いになるので、それらもしっかりと考えていく必要があります。
引き出しせずに据え置くほうがさらにお得になるケースがあるということです。
引き出したお金は一時所得扱いとなり、税金がかかる
課税対象金額は、以下の計算式によって計算されます。
- (受け取った運用益の合計金額-支払った保険料総額-特別控除50万円)×1/2
上記で計算された金額がプラスの場合は、他の所得と一緒に総合課税されます。
例えば、受け取った運用益の合計金額が200万円、支払った保険料総額が100万円、特別控除が50万円だった場合、
課税対象金額は、
(200-100-50)*1/2
の25万円となります。
また実は、一時所得扱いとなった場合、この値が20万円以下である場合は、非課税となります。
現在マイナス金利政策などもあり、返戻率が低い(支払った保険料に対して返ってくるお金がそれほど多くない)ので、実際一時所得扱いで課税対象となる金額が20万を超えることは少ないという傾向があります。
年間の引き出し上限を定める1年は、契約日を基準にした1年であることに注意
この1年という期間は、毎年1月から12月までの期間ではないというわけです。
例えば、契約日が4月の場合は、4月から来年の3月までが対象期間となります。
まとめ
変額保険は保険会社の運用実績によって受け取れる保険金額が変わるので、運用実績が良いときに引き出したいと思うのは、ほとんどの方がそうだと思います。
ただし、運用実績が良いということは、運用益が生まれているわけで、その運用益を元手にさらにお金を保険会社は増やせる可能性があることも知っておきましょう。
さらなる運用益を逃している可能性があるのです。
また、積立金の減額につながっていることや、引き出し回数には上限があることなども今一度確認しましょう。