更新日:2022/11/02
ペット保険は持病ありでも加入できる?加入条件や告知義務を徹底解説
ペット保険は先天性疾患等の持病ありでも入れるのでしょうか?高齢・シニアの犬猫だとすでに病気で通院中の場合もあるかと思います。病気になってから・治療中でも入れるペット保険があると有り難いですよね。今回は持病ありでもペット保険に入れるのかについて徹底解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ペット保険は持病ありでも入れる?病気でも入れるペット保険とは
- ペット保険は持病ありでも入れる!入れる・入れない場合を解説!
- ①:持病・既往症があっても加入できる場合
- ②:条件付きで加入できる場合
- ③:加入が不可能な場合
- 持病があるペットは告知義務・審査に要注意!
- 持病があるペットの場合は、加入時の告知内容を正確に申告しよう
- 注意:虚偽を申告してもバレない?請求時に必ずバレるので注意
- 持病があるペットが加入する際の注意点は?年齢・待機期間に注意
- ①:ペット保険には加入可能年齢の制限がある
- ②:ペット保険には待機期間があるものもある
- ③:保険料は高齢につれて上昇していくペット保険がほとんど
- 補足:ペット保険はいつ加入する?出来るだけ若いうちがおすすめ
- ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
- まとめ:ペット保険は持病ありでも加入できる!
目次
ペット保険は持病ありでも入れる?病気でも入れるペット保険とは
- ペット保険は持病ありのペットでも入れるのか
- 持病があるペットが加入する際は告知義務・審査に要注意
- 持病があるペットが加入する際の年齢・待機期間等の注意点
ペット保険は持病ありでも入れる!入れる・入れない場合を解説!
ペット保険は若い健康なペットが将来のために加入するもの、ペットに持病があると加入するのは難しい…と思っている方もいるのではないでしょうか。
- 持病・既往症があっても加入できる場合
- 条件付きで加入できる場合
- 加入が不可能な場合
①:持病・既往症があっても加入できる場合
ペット保険は多くの保険会社と商品があり、それぞれ加入条件が異なってきます。
そのため、ひとつの保険会社でペットの持病が理由でペット保険の加入を断られてしまっても、他の保険会社では持病や既往歴があっても加入できることがあります。
保険会社はそれぞれ、「ペット保険に加入できない疾患」を定めていることが多いです。
逆に言えば、その「加入できない疾患」に該当がなければ、持病があっても加入できる可能性があると言うことです。
「ペット保険に加入できない疾患」は保険会社ごとに異なってきますので、1社がダメだったから全部のペット保険に加入できない…などとは考えずに、さまざまな保険会社の加入の条件を調べることをお勧めします。
また、全体の傾向として、以下の持病は「ペット保険に加入できない疾患」に該当しないケースもあります。
犬の場合
- 外耳炎
- 胃炎
- 胃腸炎
- 腸炎
- 嘔吐
- 下痢
- 血便
- 原因未定の皮膚炎
- 細菌による皮膚炎
- 嘔吐
- 下痢
- 血便
- 膀胱炎
- 胃炎
- 胃腸炎
- 腸炎
- 腎不全
- 外耳炎
②:条件付きで加入できる場合
ペット保険の加入は基本的に「健康であること」を条件としています。
ですが、持病や既往歴があったとしても条件付きで加入できる場合もあります。
病気の内容や、治療した時期、完治している場合や再発の可能性がほぼ無い場合は加入できる場合もあり、その他、持病や以前患ったことがある病気は補償の対象外とした「特定疾病不担保」や「特定部位不担保」などがあります。
補償の対象外とはなってしまうものの、ペット保険に加入できる可能性がある病気や怪我は以下のようなものが挙げられます。
- 股関節形成不全
- レッグペルテス(大腿骨頭壊死症)
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 緑内障
- 白内障
- 尿結石
- 膀胱炎
- 乾性角結膜炎(ドライアイ)
- てんかん様発作
- 痙攣発作
- アレルギー性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- 慢性外耳炎
- 胆泥症
- 胆石症
- 歯周病
③:加入が不可能な場合
持病があってもペット保険に加入できる場合があるのは確かです。
一方、再発しやすい病気や、完治が見込めない病気、慢性的なものなどはペット保険の加入を断られてしまう場合があります。
以下がその一部です。
- 悪性腫瘍(がん)
- 糖尿病
- 肝硬変
- 甲状腺疾患
- 猫伝染性腹膜炎
- 猫後天性免疫不全症候群(FIV)
- 猫白血病ウィルス感染症(FeLV)
- 脳・神経疾患
- フィラリア感染症
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
- 腎不全心疾患
- 免疫介在性血小板減少症
- 免疫介在性溶血性貧血
- 巨大結腸症
- 巨大食道症(食道拡張症)
- 膵外分泌不全
- 椎間板ヘルニア
持病があるペットは告知義務・審査に要注意!
ペット保険に加入する際は必ず告知義務や審査が発生することはご存じでしょうか?
- 持病があるペットの場合は、加入時の告知内容を正確に申告しよう
- 注意:虚偽を申告してもバレない?請求時に必ずバレるので注意
持病があるペットの場合は、加入時の告知内容を正確に申告しよう
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 種別
- 品種
- 体重
- 保険会社指定の既往症がないか
- 同居ペットの健康状態
- 現在の傷病または通院歴
- 先天疾患の有無
- ワクチン接種の有無
- その他ペット保険に加入しているか
注意:虚偽を申告してもバレない?請求時に必ずバレるので注意
答えは、必ずバレてしまいます。
ペット保険に加入しているペットが怪我や病気を患い動物病院に行き、その補償のために保険金を請求します。
請求があった保険会社は、保険金を支払う対象なのかを審査するため、動物病院の獣医師に該当のペットの病気や怪我の詳細を詳しく確認します。
その際に、虚偽の申告があったかどうかが確実にわかってしまいます。
虚偽の申告が故意的であってもうっかりミスであっても、告知義務違反にあたり、契約した保険の補償が受けられないどころか保険の契約解除になることも十分にあり得ますので、告知内容は正確なものを申告するようにしましょう。
持病があるペットが加入する際の注意点は?年齢・待機期間に注意
持病がある場合でも、条件をつければペット保険に加入できる場合がああるとお伝えしてきました。
- ペット保険には加入可能年齢の制限がある
- ペット保険には待機期間があるものもある
- 保険料は高齢につれて上昇していくペット保険がほとんど
①:ペット保険には加入可能年齢の制限がある
持病があるペットだけでなく、健康なペットにおいてもペット保険に加入する際には年齢制限があります。
早い場合は犬の場合で8歳で年齢制限を迎えるペット保険もあります。
これは、年齢が上がるにつれて病気や怪我のリスクが上がってくるためです。
また、特に犬の場合は小型犬か大型犬か、犬の種類で寿命も変わってくるので注意が必要です。
そんな中でもシニア向けのペット保険や加入時の年齢制限を設けないペット保険も登場してきていますので、シニアを迎えるペットの飼い主さんも検討してみるのはいかがでしょうか。
動物に対しての医療が進み、以前よりペットの寿命が伸びてきている昨今は特に気をつけておきたい項目です。
ペット保険は何歳まで加入できるのかについては以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
②:ペット保険には待機期間があるものもある
ペット保険には基本的に待機期間というものが存在します。
ペット保険は申し込みした後に審査が行われ、契約が開始されます。
契約が開始されたからといってすぐに保険金が支払われるわけではありません。
保険会社ごとに定められた待機期間を経て、病気やケガの治療費に対して保険金が支払われ始める補償開始日を迎えます。
この申し込み日から補償開始日の間を待機期間と呼んでいます。
ペット保険は「健康であること」が加入の条件になります。
しかし、申込日に病気が発症していなくても、実は感染していて潜伏期間中だったと言うことも。
発症した病気が間違いなくペット保険契約後にかかった病気と証明するために、この待機期間が設けられています。
待機期間中の病気や怪我は補償の対象外になりますので、注意が必要です。
ペット保険の待機期間については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみて下さい。
③:保険料は高齢につれて上昇していくペット保険がほとんど
ペット保険の保険料は高齢になるにつれて上昇していく場合がほとんどです。
これは、人間同様、ペットも高齢になるにつれて病気や怪我のリスクが上がっていくためです。
若い頃にお手頃価格だという理由で加入しても、本当にペット保険が必要な高齢になって保険料が上がり、毎月の保険料が支払えずに辞めてしまった…というパターンもあります。
ペット保険に加入する際は、加入時の年齢の保険料だけでなく、高齢になってからの保険料も確認し、支払いに無理がないかを確認して加入することをお勧めします。
ペット保険の保険料相場については以下の記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
補足:ペット保険はいつ加入する?出来るだけ若いうちがおすすめ
ペット保険に加入するベストタイミングは、なるべくペットが若く健康なうちです。
記事内でもお伝えした通り、ペット保険は
- ペット保険には加入の年齢制限がある
- ペット保険には待機期間がある
- 高齢になると保険料が値上がりする
- 病気になってしまうとペット保険の加入は困難
ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険は持病ありでも加入できる!
今回ほけんROOMでは持病があってもペット保険に加入できるということをご紹介してきました。
ポイントは
- 持病があっても条件付きで加入できる場合もある
- 再発しやすい病気や、完治が見込めない病気、慢性的なものは加入を断られることも
- 加入時の告知義務は正確な情報を伝える
- ペット保険は年齢制限や待機期間があり、年齢が上がるにつれて保険料も上がる
- ペット保険に加入するのは若くて健康なうちがおすすめ
ペット保険への加入をペットの持病を理由に諦めていた方もこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。
またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!