ペット保険の特約とは?賠償責任特約等の種類、付帯する際の注意点を解説

ペット保険の特約とは?賠償責任特約等の種類、付帯する際の注意点を解説-サムネイル画像

ペット保険にも特約があることをご存知ですか?損害賠償時の慰謝料を補償する賠償責任特約や火葬費用の特約がありますが、必要でしょうか。また保険料は安いのか、付帯する際の重複等の注意点も気になりますよね。今回はペット保険の特約について種類や必要性・意味を解説します。

ペット保険の特約とは?種類や必要性、付帯の際の注意点を解説

ペット保険にも商品ごとにいろいろな特約があるのを見たことはありますか?


よく見かけるものもあれば、他の会社ではあまり見ない珍しい特約などもあったりするので、悩むポイントにもなります。


ただ、初めて申し込む方や保険自体詳しくないという方は、特約についてあまり知らなかったりするのではないでしょうか。


ということで、今回ほけんROOMではペット保険の特約について見ていきます。

  • そもそも特約とは何か
  • ペット保険に特約を付帯する必要性
  • ペット保険にはどんな特約があるか・保険料はいくらくらいか
  • ペット保険に特約を付帯させる際の注意点
基本的なことはもちろん、利用する時に覚えておいた方が良い注意点も解説します。

保険料にも関係するものですので、この機会にしっかり理解しておくようにしましょう。

またペット保険の保険料相場については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

そもそも特約とは何?ペット保険の特約の必要性を解説!

まずは、特約についての基本的なことから解説をしていきます。

  • そもそも特約って何?
  • ペット保険の特約はいらない?付帯しておくのがおすすめ!
どういったものなのか分からないと必要なのかも判断できませんし、メリット魅力も感じにくいですよね。

上手に、そして便利に活用していくためにも知っておいて損はないものですので、しっかり見ていってくださいね。

そもそも特約って何?

特約というのは、ペット保険のメインとなる補償内容の他に、必要な補償をセットできるいわばオプションのようなものです。


例えば、メインの補償内容は、入院や通院などにかかった治療費のみを補償します。


治療以外のものは対象外となりますが、特約を付けることで第三者にケガをさせてしまった時の賠償金まで補償してくれるようになります。


種類はいろいろとあり、どれもとても便利であると助かるものばかりですが、特約のみの契約はできません。


メインとなる補償の契約があって初めて選択できるものなので、その点には十分注意しましょう。


また、特約は基本的に任意で追加する、しないを選べますが、中には自動的に付けられるものもあります。


メインの補償内容に関わるものの場合、特約の内容が最優先されることもあるのでどういった時に適用されるのかしっかり確認することを心がけてください。


他にも、特約には無料だったり有料のものもあります。


有料だと保険料に影響があるため、料金の確認も忘れてはいけませんよ。

ペット保険の特約はいらない?付帯しておくのがおすすめ!

特約を付けることによって保険料が上がるなら必要ない、と思う方もいるかもしれません。


確かに料金に影響が出ると思うと躊躇してしまいますよね。


しかし、上で紹介したような賠償金の場合、ケガや壊した物の被害の度合いよっては払いきれないほどの金額になることもあります。


本当なら全額払う所を、決められた金額内で補償してくれるので、いざという時に入っていて良かったなと思える特約でしょう。


他にも、特約にはいろんな種類があり、その内容によって補償対象が変わります。


何が必要かと感じるかは人それぞれですが、付けておいても損にはならないので、必要だと思ったら付帯しておくことをおすすめします。


下記で保険料と共にさらに詳しく解説していきますので、どんなものがあるのか興味がある方はチェックしてみてください。

ペット保険の特約の種類と保険料はいくら?5種類の特約を解説!

一口に特約と言っても、その種類はいくつかあります。

  • ①:ペット賠償責任特約
  • ②:火葬
  • ③:車イス
  • ④:ガンの手術
  • ⑤:診断書作成費用
  • 補足:不担保特約もある!
これらの特約は、どこのペット保険でも自由に選べるというわけではありません。

会社によってあったりなかったりするので、絶対に付けたいものがあるのでしたら保険選びの際に注目すると良いでしょう。

また、補償額や料金など、細かい部分にも差があります。

そういった部分もこれからひとつずつ紹介していくので、参考にしてみてくださいね。

①:ペット賠償責任特約

ペット賠償責任特約は、契約者である飼い主のペットが他人の物を壊したり、噛みついたりしてケガをさせ、賠償責任が発生した時に使えます。


補償対象となるのは以下の3パターンです。

  • 対物
  • 対人
  • 対ペット
対物は他人の物を壊したり、傷付けたりした時に当てはまります。

身に付けているものはもちろん、車や他人の家の敷地内にあるものも対象となります。

対人は同居している家族や親族以外が補償対象となっているため、契約者と一緒に住んでいる家族や親族がケガをした場合は対象外です。

対ペットは、他人が飼育しているペットにケガを負わせてしまった時ですね。

いずれの場合も第三者、もしくは第三者のペットが対象になっている点に注意しましょう。

また、状況によっては賠償責任が発生しても補償できない場合があることも覚えておいてください。

次は保険料や補償額についてです。

保険料補償額
月払:約60円~150円
年払:約720円~1,500円
1事故につき300万円~1,000万円
保険料や補償額は保険会社によって大きく差が出ます。

補償額に関しては、表では1事故と記載しましたが、中には年間で補償額が決められているものもあるため注意が必要ですよ。

補償額が多ければいざという時も安心できますが、その分保険料は高くなってしまうため、よく考えるようにしてくださいね。


現在飼われているペットに噛み癖があったり、おてんば、もしくは暴れん坊なのであれば、検討してみることをおすすめします。

②:火葬費用の特約

ペットが亡くなった時に、必要となる火葬などの費用を一定の範囲内で補償してくれます。


補償対象は以下の通りです。

  • 火葬費用
  • 位牌
  • 棺代
  • レンタル費用
葬儀会社の中には火葬費用とは別に、お経料金や骨壺料金などを請求してくる所もあります。

他にも、ペットの体重サイズによっては思っている以上に費用がかかることもあるので、お金に悩まされずに送り出してあげたいという方は検討してみてください。

次に料金と限度額を見ていきます。

保険料(0歳)限度額
月払:約60円~230円
年払:約700円~2,620円
3万円
保険料には差がありますが、限度額は大体同じような金額になっています。

表では0歳を参考にしていますが、年齢によって料金が違うものもあります。

限度額は変わりませんが、料金は変化することがあるので年齢ごとの確認を忘れないでくださいね。

また、葬儀とは少し異なるものの、メモリアルプレートなどの仏具費用も対象している場合があります。


生活を共にしてくれた大切なペットのために、仏具やメモリアルグッズを用意したいという方にもピッタリの特約ですよ。

ただし、対象となるものは会社や商品ごとに違うため、チェックを怠らないようにしましょう。

③:車イス費用の特約

病気や事故などで被保険者のペットが障害を負い、車イスが必要になった時に購入費用を補償してくれる特約です。


補償してくれるのは車イスや補助器具まで対象にしていることもあるので、万が一の時も安心して用意することができるでしょう。


補償額は最大5万円~10万円となっています。


ペット用に作成される車イスの価格は5万円以内が大半とされているため、強い味方になってくれるはずです。


特に椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種を飼っている方は、あると嬉しいのではないでしょうか。


車イスや補助器具に対する特約は、メインの契約に自動付帯されていることが多いです。


本契約とは別に追加する必要がなく、追加料金も発生しないので比較的使いやすい特約と言えます。


ただ、ペット保険の中には病気ではなく、事故による障害が対象になっている場合もあるので、条件には十分注意してください。

④:ガンの手術費用の特約

ペットがガンになり、手術を受けた時に通常の補償にさらにプラスして保険金が支払われる特約です。


中には手術以外のガンの治療費に対しても保険金が支払われるものもあるので、細かい内容は選ぶ商品で変わります。


料金にも差があありますが、約200円で付けることが可能ですよ。


現在販売されているペット保険は、ガンの治療費も他の病気と同じように補償してくれるものが大半となっています。


そのため、一見必要ないように感じますが、ガンの治療はとても高額になることが多いです。


一度の治療や手術でかなりの出費になることもあるので、付けておくといざという時に安心できますよ。


ただ、ガンの特約は1回、または数回利用すると特約が終了するものなど、利用条件が決められているものがあります。


他にも、会社によっては一般の病気とは別にガンの待機期間を設定している所もあるため、加入直後だと補償自体受けられないことも十分にあり得るでしょう。


犬猫もガンでの死亡率がトップとなっているので、高齢のペットを飼っている方は早めに検討してみてはいかがでしょうか。

⑤:診断書作成費用の特約

保険金の請求をする時はいろいろな書類が必要になることがありますよね。


その中には診断書といったものもありますが、この診断書を作成するには、約2,000円~3,000円といった費用がかかってしまいます。


ペット保険は基本的に治療費のみを補償する商品なので、診断書などの文書作成に関係する費用は対象外になっていることがほとんどです。


しかし、文書作成に対する特約を付けておくと、保険金請求の際に必要になった診断書作成費用にも保険金が下りるようになりますよ。


支払われる金額は保険期間から計算して決めるなど、ペット保険ごとに条件は違います。


特約自体も追加料金無しで自動的に付帯していることがあるため、補償内容はしっかり確認するようにしましょう。


文書費用はその都度作成していると意外と負担になるものです。


保険金請求の際にこうした診断書などが必要になる保険に加入する場合は、あらかじめセットしておくと何かと便利ですよ。

補足:不担保特約もある!

不担保特約というのは、ある特定のものを対象外にすることでペット保険に入りやすくするための特約です。


具体的には以下のような種類があります。

名称内容
特定疾病不担保指定された病気やケガを補償対象から除外することで加入できるようになる
特定部位不担保指定された体の部位、臓器などを補償対象から除外することで加入が認められる

これまで紹介してきた特約は、特定の費用にも保険を適用してくれましたが、不担保特約はその逆で特定のものを対象外にします。


こうして見ると、デメリットでしかないように思えるかもしれません。


しかし、特約を付けることで審査に通りやすくなったり加入が認められるようになるため、すでに病気のある子、過去にかかっていた子でも入りやすくなりますよ。


ただ、除外された病気などは、保険加入後も飼い主が治療費を全額負担することになります。


その点に十分注意しながら検討や申し込みをしていくようにしましょう。

ペット保険に特約を付帯する際の3つの注意点とは?

ペット保険の特約はどれも便利ですが、気を付けないといけないこともいくつかあります。

  • ①:個人賠償責任保険や火災保険等との補償の重複に注意!
  • ②:特約を付帯できるタイミングは限定的
  • ③:強制的・自動的に付帯されるものもある
場合によっては特約を付けていても保険金を受け取れなかったり、付け忘れたことで必要な時に補償が受けられないこともあります。

便利そうだからと安易にセットするのではなく、他の保険の契約内容などを確認したりしながらよく考えてみるようにしましょう。

具体的なことはこれからひとつずつ解説していくので、参考にしてみてください。

①:個人賠償責任保険や火災保険等との補償の重複に注意!

保険はペットだけではなく、自動車や自宅、人間などを対象にしたものもありますよね。


こういった保険にも特約があるのですが、その中に個人賠償責任特約という、他人にケガをさせた時などに適用される特約が存在します。


この特約は会社にもよりますが、人が起こしたものだけではなく、飼っているペットが他人にケガを負わせた時なども対象になっている場合があります。


他にも、個人賠償責任保険としてメインで販売しているタイプもあるため、現在加入中の方や特約として付帯している方は注意しましょう。


ペット保険とその他の保険で同じ個人賠償責任特約を付けている場合、重複契約となってしまいます。


事故があっても損害以上の金額が下りることはないですし、ペット保険よりその他の保険の方が補償額が高いことがほとんどです。


ただただ料金を無駄に払い続けただけになってしまうので、保険ごとにどんなオプションを付けているのか、補償内容対象範囲などの確認は怠らないようにしましょう。

②:特約を付帯できるタイミングは限定的

特約はいつでも好きな時に取り外しができるわけではありません。


基本的には新規契約の際や更新・継続のタイミングでしか付けられないようになっています。


オプションを付けずに契約や継続をすると、例え保険期間中であろうと次の更新・継続まで新たに追加することはできないことがほとんどです。


後から付けておけば良かったと後悔しないように、よく検討してからどうするかを決めましょう。


ただ、中には後からでも追加できる保険がある可能性もあります。


規約は保険ごとに変わるため、申し込む前に念のためにチェックしておくことをおすすめします。

③:不担保特約等、強制的・自動的に付帯される特約もある

これまでの解説でも度々出てきていますが、特約の中には加入時に自動で付けられる場合があるものがあります。


不担保特約は強制で付くものの加入者全員というわけではなく、条件付きで加入が認められる時に付帯されます。


この場合は後から外すことはできないので、申し込む際はそのことをよく覚えておくようにしましょう。


また、入った後も病気の種類や度合いなどによっては更新時に付けられてしまうこともあるため、加入後も油断しないようにしてくださいね。


他にも、上の解説にもあるように車イス診断書作成費用などの特約を最初から自動的に付けている保険会社もあります。


自動付帯される特約は基本的に無料となっているものが多いため、最初からあるのであれば追加料金のことを心配する必要はないですよ。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険の特約は付帯しておくのがおすすめ!

ペット保険ごとに選べる特約は違いますし、保険料などにも差があります。

この機会に何か付けようと思っている方は、よく検討してから決めることをおすすめします。

それでは、最後に記事の内容をまとめていくので見ていきましょう。
  • 特約を付けておくと治療費以外の費用も補償してくれる
  • 治療以外の費用も意外とお金がかかる、付けておくと便利
  • 任意で付けられるものと自動で付いてくるものの2種類がある
  • 自動付帯される場合は無料であることが多い
  • 特約の中には加入、または更新時に強制的に付けられるものもある
  • 特約は基本的に更新・継続のタイミングでしか付けられない
  • 他の保険の特約と重複すると無駄になることがある
特約はいざという時に頼りになる存在ですが、中には注意しないといけないものもあることを覚えておいてくださいね。

本当に必要なものはどれか、他の保険のものと被ってはいないかをよく確認しながら使い勝手の良い特約を付けるようにしましょう。

またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

ランキング