手取り20万円のやりくり方法を家計簿で解説!家計管理で貯金も可能

給料20万円前後・手取り20万円の場合でもやりくり次第で貯金をすることができます。この記事では、手取り20万円のやりくり方法を、食費などの生活費の内訳が見れる家計簿を通して解説します。手取り20万円前後で貯金をしたい専業主婦の方や子供がいる方は必見です。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

手取り20万円のやりくり方法を家計簿から見る!貯金も夢じゃない



現代はサラリーマンのお給料が上がりにくい時代なので、手取り20万円前後でやりくりをしなければならない家庭も多いと思います。


生活費や子どもの教育費の支出を考えると、貯金をすることはなかなか難しいですよね。


しかし、手取りが月20万円前後でも、上手にお金のやりくりをしていれば、貯金をすることは夢ではありません。


たとえば、毎月かかる生活費を家計簿にして管理をすると、家庭のお金の状況が見えてきます。


これを元に毎月の収支を捉えて、無駄なくお金を使うようにすることで、毎月一定の貯金を貯めることができるので効果的です。


しかし、浪費癖がある方にとっていきなりお金を貯めることは難しいと思うので、上手にやりくりする方法を知っておきたいと思います。


そこで、この記事では「手取りが月20万円でも上手にやりくりする方法」について


  • FPへの相談
  • 一人暮らしの場合の家計簿
  • 夫婦二人の場合の家計簿
  • 3人家族の場合の家計簿
  • 4人家族の場合の家計簿
  • 手取り20万円の理想の貯金額

を中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、手取り20万前後でもやりくりをして貯金をする方法がわかると思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

また、別の記事では手取り23万円の場合についても解説しているので是非この記事の内容と比較してみてください。

やりくり・貯金上手になる近道は「FP相談」

上手くお金のやりくりをして、貯金ができるようになりたいと悩まれている方が多いと思います。


そのような方におすすめなのは、FP相談です。


これは、保険の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)のライフプラン相談を受けて、これからのお金の流れを把握することです。


これにより、ご自身に適した保険に加入をする見直しのきっかけにもなります。


保険料は固定費の節約にもつながるため、FPに相談をしてみると家計のやりくりをする上で役立ちます。

FPにライフプラン相談すれば、貯金上手に

FPにライフプラン相談をすると、貯金が上手になるメリットがあります。


たとえば、給料20万円でも毎月コツコツ貯金をしたいと思われているとします。


しかし、家族が多く出費がかかることから、理想通りに貯金が上手くいかないことがありますよね。


そんなときに、FPにアドバイスを受けることで、貯金ができるようになった事例が多数存在します。


毎月の収入と収支を目安として、ライフプランを叶えるためにはどのぐらいのお金を貯めればよいか、そのために毎月どのぐらい稼ぐと目標達成に近づくかなど、家庭ごとにアドバイスをしてもらえます。


どのような提案も、あなたの家計に密着したものとなるので、FPのアドバイスを元に貯金をしていくとライフプランに沿った貯蓄が実現できると考えます。

FPに保険相談すれば、保険料が安くなり固定費の節約に

また、FPに保険相談をすることで、加入している保険の見直しが可能となります。


内容をよく吟味せずに加入していた保険について、実は無駄な保障が備わっており保険料が高く算出されていたことは珍しくありません。


保険についてもFPに相談をすることで、最適な保険の提案もしてもらえますし、保険料を下げて固定費を節約することにも通じます。


ほけんROOMでは、無料のライフプラン相談や保険相談を承っているため、活用してみてはいかがでしょうか。


また、現在オンラインでも相談を承っているため、外出せず自宅でFPによる相談を受けられるので安心してください。


このようなサービスを利用して、加入している保険が適切なのか相談をしてみましょう。

手取り20万円・一人暮らしの場合の家計簿

給料20万円で一人暮らしをしている方は、毎月どの分野にいくらお金を支出しているのか気になりますよね。


そこで、手取り20万円で一人暮らしをしている方の一般的な家計簿を表にしてみました。


項目お金
家賃67,000円
食費40,000円
水道光熱費10,000円
娯楽費・交際費40,000円
通信費10,000円
交通費10,000円
衣類・日用消耗品代23,000円
合計200,000円


このように、普通に生活をしていると20万円ジャストとなってしまい、なかなか貯金をしていく事は難しいことが事実です。


このままですと、理想の未来を叶えることができないため、少しお金を削減していく必要がありますね。


ここで削減できる項目は、食費、娯楽費・交際費、衣類・日用消耗品代です。


家賃などの固定費は、引っ越しをするまで減らすことが難しいと思うので、融通の利く項目を優先的に削減していくことがポイントとなります。


それでは、次にやりくりをして貯金ができるようになった状態の家計簿をご覧ください。


項目お金
家賃67,000円
食費30,000円
水道光熱費10,000円
娯楽費・交際費25,000円
通信費10,000円
交通費10,000円
衣類・日用消耗品代13,000円
合計165,000円


このように、固定費以外のお金を減らすことで、手取り20万円でも毎月35,000円貯金ができるようになります。

手取り20万円・夫婦二人の場合の家計簿

旦那の給料20万円で専業主婦の夫婦二人暮らしの家庭は、どのようにやりくりをすると貯金ができるのでしょうか。


まず、一般的な家計簿の内訳を表にしてみました。


項目お金
家賃75,000円
駐車場4,000円
水道光熱費15,000円
食費30,000円
通信費18,000円
雑費20,000円
車(2台分)の保険10,000円
生命保険15,000円
財形10,000円
合計197,000円


この家計簿のような生活をしていると、毎月3,000円しか貯金ができなくなってしまいます。


夫婦で生活をするとなると、独身時代よりもお金がかかるので、気を引き締めないと手取り額を使い切ってしまうこととなります。


ここでポイントとなるのは、保険料を削減することです。


特に、生命保険車の損害保険は、FPに無料診断をしてもらうと安い保険に加入するきっかけとなるでしょう。


これを踏まえて、やりくりで貯金ができるようになった状態の家計簿は下記のとおりです。


項目お金
家賃75,000円
駐車場4,000円
水道光熱費15,000円
食費35,000円
通信費18,000円
雑費15,000円
車(2台分)の保険6,000円
生命保険5,000円
財形10,000円
合計183,000円


食費、雑費、各種保険料を削減すると、毎月17,000円貯金ができるようになります。


なお、車を持っていない夫婦については、駐車場代と保険がかからなくなるので約10,000円多く貯金できる計算となります。

手取り20万円・3人家族の場合の家計簿

旦那の給料20万円で専業主婦、子供一人の家族3人暮らしの場合は、どのようなやりくりをすると貯金ができるようになるのでしょうか。


まずは、一般的な家計簿の内訳を表にしてみました。


項目お金
家賃44,000円
生活雑貨5,000円
食費30,000円
車(2台分)の保険4,000円
ガソリン(2台分)8,000円
光熱費15,000円
携帯費17,000円
通信費5,000円
美容4,000円
教育費10,000円
外食、レジャー40,000円
保険41,500円
旦那のお小遣い20,000円
妻のお小遣い5,000円
合計248,500円


一般的な家計簿のとおりに生活していると48,500円の赤字が生じてしまいます。


ここで削減できるポイントは、レジャー費用、保険、旦那と妻のお小遣いです。


たとえば、インドア派な家族であれば、レジャーや外食へ行く頻度が少なくなるので節約することが可能ですね。


また、家賃や光熱費などの固定費も見直しが効く項目です。


これらを踏まえて、手取り20万円で家族3人で貯金をしながらやりくりできる家計簿をご紹介します。


項目お金
家賃44,000円
生活雑貨5,000円
食費30,000円
車(2台分)の保険4,000円
ガソリン(2台分)8,000円
光熱費13,000円
携帯費13,000円
通信費5,000円
美容3,000円
教育費10,000円
外食・レジャー25,000円
保険15,000円
旦那のお小遣い10,000円
妻のお小遣い3,000円
合計188,000円


光熱費、携帯費、美容、外食・レジャー、保険、旦那と妻のお小遣いを節約すると、手取りから赤字を出さずに毎月12,000円貯金ができるようになります。

手取り20万円・4人家族の場合の家計簿

最後に、手取り20万円で家族4人で生活をしていくには、どのようにやりくりをすれば良いか解説していきます。


大人二人、子供二人の4人家族の一般的な家計簿は、下記のとおりです。


項目お金
家賃70,000円
水道光熱費12,000円
携帯6,000円
通信費5,000円
教育費25,000円
習い事20,000円
生命保険20,000円
ガソリン代12,000円
食費30,000円
車(2台分)の保険4,000円
子供の学用品5,000円
学校費5,000円
合計214,000円


このように、給料20万円で家族4人が生活しようとすると、限界まで切り詰めても赤字が発生してしまうこととなります。


4人家族の場合は、手取り20万円の範囲内で貯金をするのは現実的に難しいので、節約をするよりかは収入を増やす努力をした方がゆとりある生活を実現できて貯金も貯まります。


なお、給料20万円で生活をするには、まず赤字を削減することを心がけてください。


たとえば、上記の家計簿だと生命保険料が20,000円と設定されていますが、実は不必要な補償が含まれているせいで保険料が上がっている可能性があります。


FPに加入している保険を診断してもらうと、現在の状況に最適なプランを提案してもらえるため、保険料を抑えられるので赤字を減らすことができます。

手取り20万円の場合におすすめなやりくり方法!

手取り20万円で上手にやりくりしていくには、どのような世帯でも最大限の工夫が必要なことをご理解いただけたでしょうか。


生活をしていくことはもちろんですが、将来のための貯金も貯めていきたいですよね。


また、手取り20万円でもやりくりを工夫するだけで、毎月貯金を貯めることができると知り、節約に力を入れようと思われた方が多いと思います。


実は、国の制度やスマートフォンを使ったポイ活を活用することで、節約の第一歩となりますので下記で詳しく説明していきます。

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税とは、自治体へ寄付をすると返礼品として各自治体で収穫された農産物や果実、お菓子などを受け取れる仕組みです。


寄付額に応じて返礼品が決まっていることから、言ってしまうと欲しいものを目当てに寄付をしても問題ありません。


なお、ふるさと納税をするとその分翌年の税金が控除されるため、節税対策としても効果的で近年注目を集めている政策なのです。(所得によって控除できる金額の限度額あり)


家庭では、ふるさと納税で米や食料品を購入すると、良い節税対策となります。


また、ふるさと納税の返礼品分のお金を「買ったつもり貯金」として貯蓄に回すと、着々とお金が貯まっていくのでおすすめです。


ふるさと納税の制度を上手に活用して、効果的に貯金と節税を進めていきましょう。

ボーナスをあてにしない

会社員の方ですと、年に1~2回ボーナスが出ると思います。


そのため、クレジットカードでの買い物や住宅ローンの支払いを「ボーナス払い」にしておけば、普段の生活に支障が出ないと思ってしまいますよね。


しかし、これは大きな落とし穴です。


そもそも、ボーナスとは会社の業績に左右されやすいため、毎期決まった額が出るとは限らず、業績が悪いと支給されないこともあります。


不確定なボーナスに頼ってしまうと、思いがけず支給されなかった時は普段のお給料から捻出しなければならず、結果的に負担が大きくなってしまいます。


そのため、ボーナス払いにすることは避けた方が無難です。


ボーナスは貯金に回して、普段のお給料で欲しいものを購入したり、住宅ローンを支払っていくようにやりくりをしましょう。

まとめ買いとポイ活を組み合わせる

手取り20万円で貯金をするためには、普段の支出を減らす必要がありますが、欲しいものを我慢しすぎるとストレスが溜まるので、買い方を工夫すると良いでしょう。


欲しいものが現れた都度購入してしまうと、返って支出が増えてしまうので、欲しいものはまとめ買いをすることをおすすめします。


商品をまとめて購入すると、支出をする回数とかかる消費税が減るので、結果的に残るお金が増えるメリットがあります。


また、近年話題のポイ活もおすすめです。


これは、クレジットカードやICカードのキャッシュレス形態で購入をすることで、買った金額に応じてポイントが付く仕組みです。


ポイ活をして貯まったポイントは、買い物時に利用することができるので、ポイントがお金の代わりとなります。


このようなポイ活も、節約の裏技となるためぜひ試してみてください。

固定費→変動費の順番で見直す

手取り20万円で貯金額を増やしたいときは、毎月の支出を見直す必要があります。


まず、固定費に着目していきます。


固定費は、家賃や水道光熱費など毎月決まった金額が支出される項目です。


これらは、毎月引き落とされる額が予測できる分、最も節約しやすい部分となります。


たとえば、家賃が高すぎる場合は変動費にも影響が出てくるので、家賃の安い物件に引っ越すことでお金を節約することが可能です。


固定費を見直せたら、次は変動費へと移っていきます。


変動費は、生活費や美容費など、毎月使用するお金が変動していく項目です。


とくに、食費は月によって20,000円~50,000円など支出が変わりやすいので、月ごとに予算を決めていくと節約ができます。


お金を使いすぎてしまわないように、普段からお弁当を持っていくと支出を抑えられるので工夫してみてください。

参考:手取り20万円で貯金はどれくらいできれば理想?

給料20万円の方の理想の貯金額が気になりますよね。


一般的に、手取り額の20%を貯金に回すことが推奨されています。


そのため、給料20万円の方であれば、4万円が理想の貯金額です。


しかし、これは家族構成によって必ずしも毎月4万円貯金できるとは限らないため、この金額にこだわらず無理のない範囲で貯めていくと途中で挫折することを防げます。


たとえば、一人暮らし、夫婦二人暮らしの家庭であれば、やりくりを工夫することで月4万円貯めることができると考えます。


この方々は、家賃などの固定費を抑えることで貯金額を捻出することが可能です。


また、一人一人の支出も少ないため、月4万円の貯金は比較的実現可能だと思います。


次に、3人家族の方は子供の教育費を考えると、給料20万円で貯金をすることはやや難しいですよね。


しかし、固定費と変動費を見直すことで月2万円程であれば無理なく貯金が可能です。


年間にすると、20万貯めることはクリアできます。


最後に、4人家族の方が給料20万円で貯金をするには、相当な工夫が必要です。


生活を成り立たせることが最優先のため、無理に固定額を決めずに、月1~1.5万円の間で貯金ができるように目標を立てましょう。

まとめ:手取り20万円のやりくり方法!家計簿で貯金上手に

この記事では「手取りが月20万円でも上手にやりくりする方法」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。


記事のポイントは、


  • 月20万円の給料でも、固定費と変動費を削減していくことで貯金をすることは可能
  • 家族構成によって支出のポイントが異なるため、家計簿を利用しながら無理のない範囲で貯金をしていく
  • ふるさと納税やポイ活を利用すると節約ができ、どのように節約をするかわからなければFPに相談すると良い

の3点です。

一口に手取り20万円とはいえ、一人暮らしの方と子供二人いる方では支出状況が異なるので、やりくりしていくポイントも変わってきます。

しかし、共通して言えることは、固定費と変動費の削減、ポイ活などの取り組みを活用していくことで確実に貯金額を捻出していくことは可能です。

給料20万円だからといって貯金を諦めず、毎月コツコツとやりくりしていくと一年後には20万貯めることも容易ですし、それ以上の金額を積み立てることもできます。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたいマネーライフに関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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