更新日:2020/06/05
自然災害の種類を一覧で紹介!火災保険で自然災害が補償される
災害は台風や地震などの自然災害と、都市公害や交通災害の人為的災害の2種類に分けられ、さらに自然災害は津波や火山などの地象災害と豪雨などの気象災害の2種類に分けられます。自然災害は火災保険によって補償されますが、地震による被害は地震保険での補償が可能です。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自然災害の種類を一覧で紹介!火災保険で自然災害が補償される
自然災害は、私たちの生活の中に潜む恐ろしいもの。
いつ起こるか分からない災害として一番に想像するのは地震ではありませんか?
しかし、自然災害には種類があり、自然災害・人為的災害・気象災害・地象災害と4つの種類に分けられます。
最近では、西日本豪雨などの気象災害も増えてきていますよね。
この自然災害、実は火災保険で保証してくれるということをご存知でしょうか?
もしもの場合にしっかりと保証をしてくれる火災保険に加入することをお勧めします。
この記事では
- 自然災害の種類と説明
- 火災保険に加入することで保証される災害について
- 日本に多い自然災害とは
自然災害(天災)の種類
自然災害と一言で言ってもいまいちピンとこない人もいるのではないでしょうか。
まず、大きく分けて地球上・地下で起こる自然災害を地象災害と呼ばれ、地上より上の空気中で起こる災害を気象災害といいます。
地象災害を細かく分類すると
- プレートが動くことにより起こる地震
- 海底での地震により波が揺れて起こる津波
- 何らかのキッカケによりマグマが地上へ溢れ出る火山
- 地震の揺れや豪雨による地盤の歪みで起こる土砂
- 大量の雨、そしてその雨が引き起こす洪水
- 長期間降り続けることで交通やライフラインに支障をきたす大雪
- 台風や積乱雲の発生により起こる風や竜巻
- 停電や落雷によって人の命やライフラインに支障をきたす雷
地象災害(地震・津波・火山活動・土砂)
地象災害やその種類についてもう少し細かく説明していきます。
災害の種類 | 内容 | 被害 |
---|---|---|
地震 | 地球の地下深くにあるプレートやマントルの動きにより発生する現象。日本には4つのプレートが存在します。 | 地震の揺れによる建物の損壊・津波/火災/土砂崩れ。広範囲に起こる災害なので、地震の発生した地域の生活に大きな影響を及ぼします。 |
津波 | 海底で起きた地震により海水が揺すれれて大きな波になります。地震の規模により変動があります。 地震が大きければ大きい程津波の威力は大きくなります。 | 陸地にまで届く津波は建物や家屋を損壊し、多大な被害を発生させます。 |
土砂 | 地震や雨による地盤の緩みで山や崖が崩壊してしまうことです。 | 自然の多い地域では被害が大きくなる傾向にあり、土砂崩れにより家屋が倒壊してしまうことがあります。 |
火山 | 地中に存在するマグマが地上に現れ、マグマや火山灰、噴石、ガスを発生させます。 | 火山灰やガスにより被害にあった地域に住めなくなってしまいます。また、マグマによる火災の恐れも十分に存在します。 |
気象災害(洪水・大雪・雷)
次に、気象災害やその種類についてもう少し細かく説明していきます。
災害の種類 | 内容 | 被害 |
---|---|---|
洪水 | 長時間の降水により河川が氾濫し起きます。積乱雲が次々と発生し大雨となる集中豪雨やゲリラ豪雨で排水が間に合わず洪水となります。 | 土砂崩れや雨水が住宅に侵入することで起きる床下・上浸水。酷い場合は人が流されてしまうこともあります。 |
大雪 | 大雪注意報基準を上回る降雪のことをいいます。生活を脅かす恐れのある雪のことをいいます。 | 交通の混乱や集落の孤立・お年寄りの建物内への閉じ込めをはじめ、建物の崩壊や除雪作業中の事故を機火起こす可能性があります。 |
雷 | 雲同士や雲と地上の間の放電によって起こります。光や音を伴い一年を通してみる機会は多いです。 | 落雷による停電や、人への感電の危険性があります。また、山に落雷をするとそこから火災が発生し大きな被害となります。 |
風・竜巻 | 風速15mを超す風のことを強風と呼びます。台風や温帯低気圧が強い風を発生させます。猛烈な上昇気流による回転性の風のことを竜巻と呼びます。 | 強風による倒木、看板や標識の破壊・飛ばされたものが人に当たってしまう怪我の恐れがあります。強風による高波が水害を引き起こす可能性もあります。 |
参考:日本で多い自然災害の種類とは
日本では、多くの種類の災害がありますが、日本の中で多い自然災害は何でしょうか?
東日本大震災
人為的災害(人的災害)の種類
人為的災害やその種類ついて少し細かく分類してみましょう。
人的災害とは、人によって起きた自然環境の変化により人々の生活が破壊される可能性があるものをいいます。
人為災害 | 内容 |
---|---|
交通災害 | 公共交通機関や飛行機、船の運航により起きた事故による災害。大きな事故になればなるほど、その災害は大きくなります。 |
管理災害 | 管理を怠ることにより起きる災害。ずさんな計画や劣悪な施工により起きます。 |
都市災害 | 都市の発展により起こる火災や大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、地盤沈下のことをいいます。 |
産業災害 | 労働災害とも呼ばれています。工場や小売り店など人のために作られた場所で働いている中で起こる職業病やケガのことをいいます。 |
こうしてみると、人的災害は私たちの生活のすぐそばに存在する災害であることがわかります。
災害というのは地球などの自然が起こすものと思いがちですが、私たち人間が原因となってしまうものもあることがわかりますね。
気を付けていても避けられない人的災害もあるということを知り、保険などを備えておくことで、万が一のことがあっても安心して対処することができますね。
火災保険で自然災害の被害を補償できる
火災保険とは、損害保険の一種です。火災保険は補償パターンが3つの種類に分けられており、自然災害による建物や家財の損害を補償してくれる保険です。
補償対象 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
建物 | 建物本体や付属するもの(門・堀・車庫・物置) | 家財は補償されない |
家財 | 家具(テレビ・冷蔵庫などの家電・洋服・カーテン) | 建物は補償されない |
建物+家財 | 上記内容が補償されます | 満遍なく補償される |
選択に迷ってしまう場合は自分の住んでいる家が持ち家か賃貸か、家財の量が多いかで判断することをお勧めします。
賃貸に居住している場合は、大家さんが火災保険に加入している場合がほとんどなので自分の財産である家財を補償対象とするといいでしょう。
火災保険と聞くと、火災による被害にのみ対応してくれると思ってしまいがちですが、実は地震や台風などの自然災害にる被害や盗難などにも対応してくれるのです。
自然災害では自宅は何ともなかったけれど、他の住宅の屋根が飛んできてしまって自宅が壊れてしまった……なんてときの対策にもなるので、備えておいて損はありませんね。
防災は自然災害が起きた後に行動しても何も残りません。
準災害時の被害に遭って途方に暮れるなんてことがないようにしっかりと準備をしていきたいですね。
注意:地震保険で補償される自然災害の種類
火災保険は、災害や盗難などにも対応するとても利便性の高い保険です。
しかし、火災保険には地震によって損壊された自宅や家財道具の補償はありません。
また、地震が原因で起こる火災や噴火も補償されないので注意が必要です。
せっかく火災保険に加入をして安心していても、地震が起きてしまったら何も補償されずに呆然と立ち尽くすことになってしまいます。
地震保険は火災保険とセットで加入することができる保険
火災保険に加入するならまずは保険料を試算しよう
自然災害による被害は大なり小なりあると思いますが、備えておくことでしっかりと補償を受けることができます。
この記事を読んで火災保険に加入をしたいと思った方は、まずは保険料がいくらになるのか計算してみるのはいかがでしょうか?
計算は無料ですし、あらかじめ料金が分かっていることで安心して火災保険に加入することができます。
保険料の試算ができますので、よかったら計算だけでもしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:自然災害による被害は火災保険で補償しよう
自然災害には自然災害/人為災害・気象災害/地象災害の4つの種類があり、この自然災害は火災保険に入ることでもしものときの防犯対策になります。
今回の記事では
- 自然災害の種類とそれぞれの災害について
- 火災保険は様々な自然災害で被害にあった自宅や家財が補償される
日本に多い自然災害とその種類