火災保険の特約は必要?その必要性と各種特約の特徴を徹底解説!

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火災保険の特約は必要?特約に入らないとどうなる?自分が必要な特約がわからない!と火災保険の加入検討者は思うはず。実は、新築戸建てや賃貸住宅など、居住形態によって必要な特約が変わるのをご存知ですか?今回は火災保険の特約の必要性や相場、選び方を解説します。

火災保険の特約は必要?特約の必要性と補償範囲を解説


この記事を読んでいる方は、火災保険の加入を検討されている方、火災保険に加入しているが、必要な補償・特約が現状十分かどうか確かめたい方だと思います。


保険について調べると、普段使わないような難しい言葉が並んでおり、知識を持っていないとわかりづらいですよね。


また、必要な特約を自分で判断するのは特に難しいです。


実は、新築戸建てや賃貸住宅など、居住形態によって必要な特約が変わるのをご存知ですか?


今回は火災保険の特約について

  • 火災保険の特約が必要な方
  • 火災保険の特約の相場
  • 火災保険の特約のそれぞれの内容

について、詳しく解説していきます。


この記事を読めば、自分に必要な特約がわかり、火災保険加入時の特約選びの参考になると思います。ぜひ最後までご覧ください。

火災保険の特約はこんな方におすすめ

火災保険の特約は、以下の方におすすめです。

  • 家にはお金をかけているので、十分な補償がほしい。 
  • もし火災を起こしてしまったら、近隣の家に迷惑がかかり、そのまま自宅に住むのが難しくなるから、近隣の家への補償を充実させたい。
  •  火災だけでなく、漏水などの水のトラブルにも対応したい。

火災保険の特約では、基本の補償プラスアルファで不安に思っているところだけを補償を増やし、万が一に備えることができます。


火災保険の特約は大きくわけて3種類に分かれます。

  1. 基本補償を手厚くする特約
  2. 第三者への損害賠償を充実させるための特約
  3. 火災保険のもともとの特約によるものではない日常のトラブルを充実させるための特約

ここでは、火災保険の基本補償で補償される範囲と、特約つけることによる補償範囲の拡大について解説します。


また、特約でどのくらい保険料が変わるのかもあわせて見ていきましょう。

火災保険の保障だけでは不安な方

火災保険に加入すれば、万が一火災が発生した場合補償されます。


しかし、火災保険だけだと、補償対象外になる部分があるのです。


そこで、補償対象外のリスクを減らすために特約に加入して、補償の幅を広げましょう。


例えば、基本の火災保険では地震による火災は補償の対象ではありません。地震保険を付けていないと地震によって火災が発生しても火災保険では対応できないのです。


また他にも、万が一火災が発生して家が全焼してしまった場合、保険を使い補償を受けますが、基本補償だけだと補償が十分でない可能性があります。


なぜなら、家というのは時価で計算されるのです。何年か住むと見た目は新築そのものでも経年劣化してきます。その分価値がさがっているとされて、その時点で火事が起きると、経年劣化した家の価値で補償されることになるからです。


そうなると、経年劣化した家の金額の補償をされても、新築の時の金額からかなりの差がでます。新築の時の価格(新価)と火事なったときの家の価格(時価)の差が補償対象外となり、補償金だけでは同じ家を建てられません。


それを解消するのが特約です。


特約の種類は保険会社によって異なっており、特約は比較的安い特約の保険料のプラスをして、いざという時に充実したサポートを受けられるメリットがあります。 

 

このように火災保険の補償だけでは必要な保険が足りないと思う方は、不安を解消するためにも特約を付けるか検討することをおすすめします。

特約に入る場合と入らない場合の相場平均の違い

では火災保険の特約に入る場合と入らない場合では相場平均はどのくらい違いがあるのでしょうか。


それでは、具体的に東京海上日動火災保険株式会社の保険を使い、どのくらいの金額になるか見てみましょう。


こちらは東京都・鉄骨造住宅(T構造)のマンション・保険金額2,000万円・専有延床面積100m2・築浅物件です。

  • 基本保険料 ¥7,000-(1年)
  • プラス風災  \1,970-(1年) 
  • プラス水災  \2,900-(1年) 
  • プラス地震  \11,250-(1年) 
  • 可能な限りの特約を付けると\4,530-(1年)トータル\27,650-

いかがでしょうか。


保険金額の相場は、住所の場所、戸建てかマンションか、家屋の構造、契約年数(1年から10年)などいろいろな条件によって変わりますので、参考にしてください。


特約に入ると保険料は上がります。特約の種類にもよりますので、どの特約が必要かを考えていきましょう。

第三者への損害の補償が気になる方には


これまで火災保険の特約について見てきましたが、これは周りに迷惑をかけるのが心配なので、特約を充実させたいと考えている人向けの補償です。


このような特約があるというのを、ぜひ知っていただきたいので、紹介します。


第三者への損害はもし自分が火事をおこしてしまったら、周りの人に迷惑をかけてしまいます。そうなるとそのままご近所つきあいを続けていくのは難しいですよね。そうならないための特約です。


万が一火事を起こしてしまったとき、近隣の家まで火事が延焼してしまった場合、出火元は近隣の家まで火事の責任をおうことは法律上ないのですが、実際そのまま知らん顔では済みません。 


近隣の家への賠償責任はないにせよ、見舞金や近隣が火事で負担しなければならなくなった金額を補償したりしなければご近所づきあいは難しくなってしまいます。そのための特約があります。  


そのような特約にはたくさん種類がありますので、順に見ていきましょう。

失火見舞金費用補償特約

この先火見舞金費用補償特約では、周りの家に火事を延焼させてしまった場合に、その周りの相手にお見舞いのお金を支払うための特約です。


この特約は迷惑をかけた世帯あたりにいくらという形で補償されます。金額は保険会社によって違いますが、20万円から50万円の間での契約です。


火災保険では火災をおこしてしまったの保険でその火事を補償するわけではなく、その家それぞれで契約している火災保険で火災の損害を補償してもらうことになるのです。


しかし、実際火災を起こしてしまった人は責任はないにせよ、今後生活していく上で、周りの方に見舞金すら出さなければ、ご近所付き合いを続けられません。


ご近所付き合いを良好に保つためにも、できれば付帯した方がいい特約です。

類焼損害特約

この類焼損害特約では、火事を起こしてしまって周りの家に延焼させてしまった場合に、他の住宅や家財への損害を補償するための特約です。他の住宅が火災保険に加入しており、その火災保険の補償で足りない分の金額を補償してくれます。


前に説明した先火見舞金費用補償特約と似ていて、延焼した際にその損害を与えてしまった方への賠償ができる特約です。


先火見舞金費用補償特約では決まった額の見舞金を受け取ることができ、この類焼損害特約は金額は決まっておらず、火災保険をかけていなければ、損害額、火災保険をかけていれば、火災保険の補償額に対して不足分の補填となります。


この類焼損害特約も火事になれば、とても必要性が高い特約です。


この特約があれば、金銭的に周りの方の実質的負担がなくなりますのでおすすめします。

個人賠償責任特約

この個人賠償責任特約は今までの特約とは違い、住まいの全般的なトラブルへの補償を手厚くするものです。火災以外でも他人へ迷惑をかけることがあれば、必要な補償はしてもらいたいと思ってる方への特約です。


具体的には、漏水を起こしてしまった、ペットの犬がかみついて怪我をさせた、自転車での事故などです。


どれも火災よりも起こる可能性が高い、日常生活の事故です。これらは、ちょっとしたトラブルから起きてしまうような事故ですが、実際賠償請求をされたりすると、とても高額な出費になる可能性が高いです。


個人賠償責任特約は自動車保険や傷害保険にも付けられますので、そういった保険を契約していない場合は加入しておいた方がいい特約です。

施設賠償責任特約

この施設賠償責任特約は建物内の事故で第三者に損害を与えてしまった場合の賠償費用を補償する特約です。

この特約は、例えば家の外壁のタイルが劣化によってはがれて、隣の家の車にぶつかって傷をつけてしまった等です。

近隣の家や人に迷惑がかかるのが不安な方は、加入すること検討してもよいかもしれません。

基本の補償が必要だと感じる方には


これまで、火災保険の特約について確認してきました。


今まで見てきたものは、火災の場合では近隣への延焼などを起こしてしまった場合の補償と、日常生活においてトラブルがあったときにその方への補償など、第三者への補償を充実させる特約をみてきました。


これから見ていく特約は、火災保険の基本補償を充実させるための特約です。ご自身への火災保険の必要な補償は足りていますでしょうか。


基本の補償を充実させることはご自身の家に必要な補償をたくさんつけるということです。もし、火事が起きたときに、大事なこだわりの家を元通りにできるよう、補償を増やしたり、保険金の割り増しもできるような特約があります。  


考えたくはないですが、万が一の事故が起きてしまったときに、補償がたりないと、元の生活に戻るのが大変になります。これから基本補償を増やす特約を見ていきましょう。

新価保険特約

この新価保険特約というのは、火事の際、補償金額を新価で計算してくれる特約です。

この新価というのは、新築の家を買った値段が新価です。それに対して時価があります。

時価は新築の家から何年か住むと経年劣化し、その劣化した分を差し引いた価格が時価です。

新価特約を付けていないと、家は価値が下がっており、その時点で火災がおきると下がった価値の補償となるため、今まで住んでいた家と同じ家は建てられません。

新価保険特約をつければ、新価で補償されるため再建に必要な金額を補償してくれるのです。

このように新価保険特約はいつでも家を新築価格で補償してもらえるので、おすすめな特約です。

事故再発防止等費用特約

この事故再発防止等費用特約は、何か事故が起きてしまい、保険会社から補償を受けた後に、事故を再発防止のために買った必要な設備などに対して、補償してくれる特約です


例えば、火災が起きた後に、IHクッキングヒーターや火災防止付きガスコンロ、家庭用スプリンクラー、防犯・防火金庫の設置など火災を防止するいろいろな物に対して設置必要費用を補償してくれます。


一度の利用に、20万円までなど、金額の制限はありますので、注意しまししょう。

諸費用補償特約

この諸費用補償特約は是非知っておいてほしい特約です。諸費用補償特約は火災などの事故が起こった場合に保険金が支払われますが、その保険金がこの特約を付けていれば、10%から30%の加算ができるのです。

例えば、200万円の保険金が支払われたとすると、そこに20万から60万円の加算額が諸費用の補償として追加で支払われるのです。

これは、損害が復旧するまでの仮住まいの費用や片付けの費用などとして使うことができます。

万が一のことを考えると頼りになる特約ですので、必要性を検討してみましょう。

日常生活レベルでの補償も入れたい方には

これまで、火災保険の特約で、第三者への補償とご自身への補償の加算についてみてきました。


これから、日常生活において、いろいろなトラブルに対応できる役立つ特約について確認していきます。


日常のトラブルは火災に限定されておらず、家財が壊れただとか、漏水して階下に迷惑をかけてしまったとか、その他にも自転車事故にまで及ぶ補償を付けることができます。 

 

火災保険の補償はいろいろなところに広がっており、日常生活のちょっとした困りごとを解決できたりしますので、これから火災保険の特約ではどのようなものがあるか見ていきましょう。

更新バックアップ特約

この更新バックアップ特約は、火災保険の更新漏れを防ぐための特約です。


火災保険の更新漏れはなかなか起こらないと考えていませんか。そんなことはないのです。それは火災保険の契約年数にかかわってきます。


自動車保険では1年ごとに更新しますが、火災保険では1年からでも契約できますが、5年、10年と長期に契約することも多いです。


長期契約だと金額もお得ですので、選ぶ方も多いですが、そうなると更新をすっかり忘れるということが起こりえます。


この更新バックアップ特約では、連絡がとれない場合には自動更新され、無契約の期間をなくすことができます。長期契約の方は、更新漏れを防ぐためにに付けておく必要があるおすすめの特約です。

携行品損害補償特約

この携行品損害補償特約では、旅行などの際に持ち物が盗まれるなどのトラブルに対する特約です

携帯品であるバッグ、カメラ、時計、衣類、旅券などが盗まれた時、その他にも火災などにより損害を受けた場合に補償してくれます。

特に海外旅行によく行かれる方はこのような便利な特約があるので、必要であれば加入してください。傷害保険にも特約としてこの携行品損害補償特約がありますのが、加入していなければ火災保険で加入するのもおすすめです。

水道トラブルサポート

この水道トラブルサポートは特約ではなく、水道のトラブルが起きたときに水回りのトラブルの専門業者が家に来てくれて、応急修理をしてくれるサービスの紹介です。


このサービスはあいおいニッセイ同和損保から出ている火災保険「タフ・すまいの保険」を契約すると水道トラブルサポートがついています。


実際、トイレや洗濯機の漏水などが日常のトラブルでは一番多く、このトラブルの際に電話すると助けに来てくれるサービスです。


火災保険を決めるのに迷ったら、このような便利なサービスできめるのも良いかもしれません。

火災保険の特約を必要性に応じて無駄なく利用しよう

これまで火災保険の特約について紹介しました。


この記事では

  • 火災保険の特約をつけるべき人
  • 特約に入らない場合と入る場合の相場の違い
  • 第三者への補償が気になる方への特約
  • ご自身の補償を増やしたい方への特約
  • 日常のトラブルに対応したい方への特約

を紹介しました。


火災保険の特約にはいろいろな種類がありますが、特約をつけすぎると保険料が跳ね上がってしまいます。ご自身に必要な特約を選び、ご自身にあった必要性が高い特約をつけて、万が一に備えましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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