飲食店向けの「無断キャンセル保険」とは?【ぐるなび提供】

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飲食店では年間で約2,000億円の無断キャンセルによる被害があり、飲食店における大きな問題の一つとなっています。そこでぐるなびでは「無断キャンセル保険」の提供をしています。こちらの記事では「無断キャンセル保険」の補償内容や加入条件などを解説しています。

内容をまとめると

  • 飲食店では年間2,000億円の無断キャンセルに関する被害が出ている
  • 無断キャンセルにより逮捕された事例がある
  • ぐるなびが無断キャンセル保険の提供を始めた
  • 1人当たり4,000円が補償される
  • ぐるなび経由で4人以上の予約を無断キャンセルされた場合に適応される
  • 引受保険会社が東京海上日動と楽天損保のため安心できる
  • 保険や飲食店のリスク対策に関する相談は「マネーキャリア」がおすすめ
監修者
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。 以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。 <保有資格>CFP (注)保険の補償内容に関する記載以外の部分について監修を行っています。

飲食店における無断キャンセルの被害


飲食店における無断キャンセルは深刻な問題となっています。2018年に経済産業省が出したレポートによると、無断キャンセルによる被害額は年間で約2,000億円にもなると言われました。


このような無断キャンセルがあった場合、売上がでないだけでなく、廃棄による余分な費用がかかるため、大変深刻な問題です。


そこで今回はキャンセル被害の事例と、無断キャンセルを補償する保険について解説していきます。


また「ほけんROOM」では、無断キャンセル以外の飲食店特有のリスクについて解説している記事を公開しています。気になる方はそちらもご覧ください。

実際にあった飲食店での損害事例


まずは飲食店で実際にあった損害事例をここでは紹介します。いくつもある損害事例の中でも無断キャンセルになった事例を紹介していきます。


実際にあった事例をご覧になることでよりイメージが付きやすいと思うのでぜひご覧ください。


それでは今回紹介する事例は以下になります。

  • 学生サークルが来店予定だったが無断キャンセルになった事例
  • 虚偽の予約に関する事例

①学生サークルが来店予定だったが無断キャンセルになった事例

まずは学生サークルが来店予定だったにも関わらず、無断キャンセルとなった事例を紹介します。こちらの事例は2016年4月に起こりました。


予約をしたのは早稲田大学のサークルで、高田馬場にある居酒屋に予約が入りました。予約された人数は50人でした。しかし予約時間になっても誰も来ませんでした。


このために仕入れていた食材が無駄になったことに加え、キャンセル料も支払われませんでした。この時にされていた予約内容は、一人2,000円ほどの飲み放題のコースでした。つまりこの日の収益は10万円以上になる予定でした。


予約をした幹事に電話をしても繋がらず、大学に連絡しても後任のサークルではないとのことで、対応してもらえなかったため泣き寝入りという形になりました。


参考:飲食店の予約無断キャンセル問題について

②虚偽の予約に関する事例

続いては虚偽の予約に関する事例です。こちらの事例は、2019年に50代の男性が虚偽の予約をしたとして逮捕された事例です。


無断キャンセルをされた飲食店は、東京都内にある居酒屋で、2019年6月28日に1万円のコース料理に3,000円の飲み放題を付けて欲しいという予約内容でした。予約人数は17人でした。


しかし時間になっても予約者が現れることはありませんでした。その後男性は偽計業務妨害罪として逮捕されました


逮捕の理由は、初めから予約した飲食店に行くつもりがないにも関わらず、予約したことなどが理由で、悪質であると判断されたためです。


こちらは逮捕をされたため、刑事での事例ですが、単純計算で22万円もの損害が飲食店に出ているため、民事で損害賠償請求が男性にされることになると思われます。


参考:無断キャンセルで男性逮捕

ぐるなびが提供している「無断キャンセル保険」の補償内容


ここからは先ほどまで紹介していた無断キャンセルが発生した場合の損害を補償する「無断キャンセル保険」について解説していきます。


無断キャンセル保険とは、ぐるなびが提供しており、無断キャンセルが起こった際に一人4,000円の補償がされる保険です。


補償内容は先ほども記述したように、一人に付き4,000円の補償となります。ただし1店舗に付き30万円が上限となっています。つまり先ほど解説した事例での損害金額が全てこちらの保険で補償されると、損害が実質無かったことになります。


またこちらの保険を実際に適応する場合には条件があります。その条件は以下です。

  • ぐるなびから予約をしていること
  • 予約人数が4人以上であること
  • 無断キャンセルであること

引受保険会社が安心できる企業

そんな無断キャンセル保険の引受保険会社は東京海上日動火災保険株式会社と楽天損害保険株式会社なっており、安心して加入することができます。


引受保険会社とは、保険を取り扱っている保険会社のことです。つまり引受保険会社が安心できる企業でないとその保険商品は、サービスが終了する可能性があると言うことです。


しかしこの無断キャンセル保険は、東京海上日動と楽天損保のため、突然サービスが終了する可能性は極めて低いため安心して利用することができるでしょう。

飲食店が「無断キャンセル保険」に加入する方法と条件


続いては無断キャンセル保険の加入方法と条件に付いて解説していきます。こちらの無断キャンセル保険に加入する場合は、ご自身で経営している飲食店をぐるなびに掲載する必要があります


ぐるなびに掲載する際にいくつかプランがありますが、無断キャンセル保険を利用したい場合はベーシックプランに加入する必要があります。ベーシックプランの月額料金は33,000円です。


こちらのプランに加入することで無断キャンセル保険は自動的に付帯されます。つまり追加料金がかからず、加入することができます。


参考:ぐるなびPRO

まとめ:飲食店向けの「無断キャンセル保険」について


こちらの記事では飲食店の無断キャンセルに対応するための、無断キャンセル保険について解説してきましたがいかがでしたか?


以下が今回の記事の簡単なまとめです。

  • 飲食店では年間2,000億円の無断キャンセルに関する被害が出ている
  • 無断キャンセルにより逮捕された事例がある
  • ぐるなびが無断キャンセル保険の提供を始めた
  • 1人当たり4,000円が補償される
  • ぐるなび経由で4人以上の予約を無断キャンセルされた場合に適応される
  • 引受保険会社が東京海上日動と楽天損保のため安心できる
  • 保険や飲食店のリスク対策に関する相談は「マネーキャリア」がおすすめ

こちらの記事では、飲食店の無断キャンセルに対する保険の無断キャンセル保険について解説してきました。しかし飲食店を取り巻くリスクは無断キャンセルだけではありません

店舗を保有・使用しているため火災のリスクや、お客様に飲食物を提供するため食中毒のリスクなどが考えられます。

そのようなリスクに対して、適切な対応がとれるような準備はしていますか?まだしていな方については事業のリスク対策について専門家に相談できる「マネーキャリア」がおすすめです。

またリスク対策は完璧で、今回紹介した無断キャンセル保険にも既に加入しているという飲食店経営者の方もいるかと思います。そんな方々は、一度保険の見直しをこのタイミングですることをおすすめします。保険を見直すことで、補償漏れや補償がダブっていることなどの確認でき、今よりも保険料が割安になることがあります

そんな保険の見直しも「マネーキャリア」では出来るので、気になる方は以下からご相談ください。

また「ほけんROOM」では法人保険や事業のリスク対策に関する記事を多数公開しているのでそちらも合わせてご覧ください。 

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