学資保険に加入する際、必要な書類と知っておくべき情報とは

学資保険を準備する際どんな書類が必要なのか近くの保険会社に問い合わせてそのまま他と比較出来ず加入してしまった方もおられるかと思います。事前に学資保険に必要な書類と知っておくべき情報を確認することで、色々な学資保険のプランを比較出来るようこの記事にまとめました。

子どもの教育資金として契約する学資保険の必要書類についての情報まとめ

子どもさんの将来の事を考え、学資保険に加入される方は多いと思います。

では、その教育資金をためていくための学資保険に加入するために必要な書類とは一体何でしょうか。


この記事では学資保険に必要な書類と覚えておきたい知識について解説します。

学資保険の審査を受けるときに必要な4つ書類

学資保険に加入する際は、保険会社に必要書類の提出と、職業や健康状態の申し出を行い審査⇒保険会社の承諾という順序で手続きを行います。

この、保険会社の審査を受ける際、必要になる4つの書類があります。

  1. 申込書
  2. クレジットカード払いや銀行振替の依頼書
  3. 告知書
  4. 写真付き本人確認書類(運転免許証)

これらがきちんと記入、準備されていないと審査を受けることができません。ではひとつずつ確認していきましょう。

申込書

学資保険に加入を申し込む一番大事な書類となります。各保険会社の所定の用紙を保険会社担当者から渡されます。

契約のプラン、保険料、学資保険の受け取りが始まった際の金額などが書かれてあります。

そのほか契約者が万が一があった場合の保険料の免除の有無やお子さまの入院給付金、お祝い金など『特約』といわれるものも載っていますので必ず内容の確認をこの書面で行います。


この申込書に記入する際注意するべき点があります。

  • 契約者署名(親権者)と被保険者署名(お子さん)は契約者が記入する。
  • 氏名は戸籍上の漢字であること
  • 住所は写真付き本人確認書類通りに
  • 訂正時は訂正箇所に印鑑もしくは署名(フルネーム)を記入。ただし、契約者・被保険者署名欄は訂正できない
  • 職業は職種、具体的な職務内容を細かに記入。職業や世帯収入も審査項目となる

この申込書に記入する契約者がすべての契約の手続き権利者になるのできちんと確認しつつ記入が必要です。


住所や連絡先に変更があった場合は直ちに保険会社に連絡し、変更手続きを行う必要があります。受け取り時、請求の書類が届かないなどのトラブルが起こるからです。

クレジットカード払いや銀行振替の依頼書

次に保険料を引き落とす口座もしくはクレジットカードの設定依頼書です。

この依頼書に関しては必ず間違えのない記入と銀行印を押すときは、正しい印鑑での押印を行いましょう。


この保険料の払い込みのための口座、クレジットカードの名義人は原則、契約者本人のもの限られます。

  • 口座名義人は解約や保険料の負担額を下げるなどの契約上の権利がなく、すべて契約者でしか変更できないから
  •  また、満期保険金や死亡保険金受取時、保険料を支払った人と保険金受取人が別であった場合贈与税の対象になる

 学資保険の場合は契約者が満期金の受取人になるよう契約するので保険金受取時に贈与税が税務署から請求される・・・なんてこともあるので注意しましょう。


もし保険金受取人を子どもさんにされた場合も贈与税がかかる恐れがあります。

契約者=保険料引き落とし口座、クレジットカード名義人=保険金受取人

に必ず設定しましょう。


クレジット払いのできる学資保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

告知書

学資保険も払い込んだ保険料と同額の死亡保険がありますので健康状態の審査というのがあります。

学資保険の場合、健康状態の告知の対象になるのは『被保険者』(保険の対象者)となるお子さんと万が一があった場合、以後の保険料の免除の特約が付いていれば『契約者』の親権者となります。


このときに使用する書類が『告知書』です。


生年月日、身長、体重、職業と大体10項目前後の健康状態の質問形式になっており約5年以内の病気ケガの経歴ついて聞かれます。

写真付きの本人確認書類(免許証等)

保険を契約する際に契約者の公的書類の確認をします。確認事項(例:運転免許証の免許証番号など)を控える、もしくはコピーを提出する必要があります。

これは、金融機関がテロに対する資金提供に使用されていたり、マネーロンダリング(資金洗浄)に利用されたりというのを防ぐため、保険の新規加入の場合は確認が法律にて義務付けられているからです。


主に以下のものが本人確認書類として扱われます。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • パスポート
  • 個人番号カード
  • 船舶免許証 など

年金手帳や住民票、上記書類でも現在の住所と異なっている場合は補完確認書類として、2つ以上の本人確認書類の提出や公共料金の納付書などが必要な場合もありますので、保険会社に確認を取った方がいいでしょう。

学資保険の契約時に必要なものと知っておくべき知識


学資保険の契約の場合、記入書類は各保険会社の所定の用紙があるのでそれに記入していきます。

必要なものとしては、本人確認書類(運転免許証など)と保険料引き落とし口座の通帳・銀行印、クレジットカード払いを行う対象のカードとなります。

また、それ以外に準備していたらいいものと、知っておくべき知識について説明します。


健康診断結果表とおくすり手帳はあると便利

上記で説明した告知書に健康状況を記入する際、身長や体重、5年以内の傷病歴を質問形式で聞かれます。

もしあてはまる項目があった場合、詳しい病名・治療期間・その際に飲んだ薬の種類と1日何錠、何mgか・病院名を記入します。

その際に『おくすり手帳』を準備しておくとすぐに確認できるので便利です。


また、『健康診断結果表』も『直近2年以内のもの』があれば準備しておきましょう。

健康状態の告知の内容にて、傷病の病名によっては健康診断の結果を補完資料として提出してほしいと保険会社から言われる場合があります。


上記2つは契約の際に準備をしておいて、保険会社の担当者に確認するのがいいでしょう。

告知で嘘をついてはいけない

告知書を記入の際、必ず本当のことを正しく告知しましょう。

嘘の告知をした場合『告知義務違反』、という契約の違反をしたとしてせっかく契約した保険が解除(保険会社側からの解約)されてしまう可能性があります。

 

5年以内に傷病があり、書いたら保険に入れないかも...と不安になりますよね。

しかし、傷病があってもきちんと治療し、完治や投薬などで数値が安定してる場合は必ずしも加入できないわけではないので、正しい情報を記入しましょう。


保険金を支払う際は保険会社も事実確認の調査をしますので、わからないだろうと軽い気持ちで記入してしまうと大変なことになります。 

法定代理人が同席する必要がある場合がある

Wikipediaには、「法定代理人(ほうていだいりにん)とは、代理人の一種で法律により代理権を有することを定められた者のことである。法定代理には、例えば本人が未成年者や成年被後見人である場合に、親権者や後見人といった法定代理人が本人に代わって法律行為を行うという私的自治の補充という機能を有する。」とあります。


学資保険の契約でいう法定代理人とはお子さんの親権者、つまりはお父さん、お母さんになりますね。

学資保険をおじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんに向けて加入される場合、被保険者本人のお孫さんに代わって親権者であるお父さん、お母さんの同席と同意の署名、捺印が必要になります。

祖父母が契約者の場合は注意しなければなりません。

学資保険の確定申告をする際に必要な書類

学資保険も『生命保険料控除』の対象になります。

必要になる書類は10月ごろに保険会社から送られる〝生命保険料控除証明書″です。

控除を受けるには、お勤めの方は会社である年末調整の際に記入する「給与所得者の保険料控除等申告書」記入し会社へ提出します。自営業や年金受給者は確定申告時に申告書へ記入し税務署へ提出します。


もし、お勤めの方が年末調整で申告し忘れても翌年、自営業者の方と同じように確定申告で申告することができます。

  • 確定申告書A第一表、第二表(税務署へ電話か、国税局のHPからプリントができます)
  • 源泉徴収票
  • 生命保険料控除証明書
  • 印鑑

があれば、申告できます。自己で記入方法がわからない時は近隣の税務署に持っていけば記入方法を案内してそのまま受け付けてくれます。

学資保険の解約時に必要な書類

学資保険を解約するとき、また学資満期金などの手続きの際には準備すべき書類があります。

  • 保険証券(保険証書)
  • 契約時に押印した印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 保険会社からの通知書(満期案内など。手元にない場合はそのことを電話などで事前に伝えておきましょう)

解約の手続きができるのは保険契約者の人のみです。もし、契約者がどうしても手続きが出来な状況であれば『委任状』があれば委任代理人の人が手続きできますが保険会社より確認の電話などがあります。

まとめ

国立大学に通うのでも平均300万円かかるといわれています。お子さんの将来のためにコツコツしっかり貯めたいですよね。そのため学資保険を利用される方は多いと思います。学資保険は多くの保険会社が取り扱っていますので何社か比較し、いろんなプランを検討してから加入することが大切です。

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