生命保険は無駄?加入する前に確認したい公的医療保険と共済を解説

まさかの事態のための生命保険。生命保険など無駄だと言われることも多いですが、実際のところはどうなのでしょう。大きな買い物になる生命保険。無駄な生命保険に加入しないよう選ぶ前に知っておきたい、公的医療保険と共済など他の保険制度と保険の選び方を説明していきます。

生命保険は無駄なの?

自分が死亡したときや働けなくなったときのために加入する生命保険。

そんな「まさか」のときのための保険ですが、本当に必要なのでしょうか?


「生命保険は損するだけだから無駄だ」という声もよく聞かれます。年間数十万円にもなる生命保険。とても大きな出費なので、しっかり考えて無駄のないリスク管理をしたいですね。



生命保険で不安や疑問を感じたら、プロに相談

「生命保険について1から知りたい!」「生命保険って実際は必要なの?」


自分にもしものことがあった場合に、残された家族のために備える生命保険。


しかし、「自分に合った生命保険を選びたいけど、選ぶときのポイントが分からない」


「営業マンの言う通り保険に加入したけれど、保険料の負担が大変で、どこを見直せばいいのか分からない」という人が多いのではありませんか?


そんな方には生命保険に詳しい保険のプロが在籍するほけんROOM相談室がおすすめです。


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生命保険の前に、そもそも貯蓄が基本!

生命保険は、自分にまさかの事があったときのために残された家族のために入るものですが、そのリスクについてはしっかり考えておかなければ、その生命保険の恩恵を無駄にしてしまうかもしれません。また、そのため独身の方はますます生命保険よりも貯蓄を優先したほうが良いという意見が多いです。


最近では先進医療保障の必要性がよく語られていますが、例えばガンに罹患した人のなかで先進医療を必要とするのは1000人単位に1人ほどです。

つまり、先進医療を受ける可能性はそこまで高くはないのです。


また、死亡に対する保険として考えても、60歳までの生存率は91.3%で非常に高い水準になっています。毎年数十万円を生命保険に支払うよりも、その分だけ貯蓄して複利で運用する方が基本的にはリスク管理としても良いと考えられます。


その観点では生命保険は無駄と言えるでしょう。

充実の公的医療保険制度で無駄を回避

生命保険とは保険会社が扱っている保険で、私的に入るものです。一方で、国民健康保険をはじめとする公的医療保険もあります。これは全ての国民が加入しているもので、会社員であれば会社の額面給与から自動的に差し引かれています。

実は、この公的医療保険だけでも十分医療費負担を減らすことができるんです。ここでは、公的医療保険制度の種類と、それによって受けられる控除や手当てについて触れていきます。


公的医療保険についてもしっかり知っておくことで、生命保険の無駄を削減できるかもしれません。

高額療養費制度で自己負担を少なく

高額療養費制度とは、医療費の支払いにおける自己負担額を抑える制度です。

1か月あたりの医療費の支払い額が一定額を超えた場合に、その超過分だけあとで払い戻しを受けることができます。例えば、年収600万円の40歳の方に、ガンの治療により100万円の支払いが発生した場合、約89万円の給付を受けることができ、自己負担限度額は約11万円に抑えることができます。


これにより、高額な医療費が発生した場合でも自己負担額は低くできるので、しっかり利用すれば生命保険の高い保険料を支払う必要がなくなり無駄をなくせるかもしれません。

会社に行けなくなったときは傷病手当金

病気やケガで会社を休まなければならないときは、傷病手当金が利用できます。

休んだ期間、1日につき被保険者の標準日額の3分の2が傷病手当金として受け取れます。また、最長1年6か月間受け取れるので、大きな病気やケガで長期間働くことができなくなっても安心です。


これにより、仕事を休まなければならなくなり給与が受け取れなくなっても、一定額のサポートを受け続けることが出来ます。

後期高齢者医療制度や乳幼児医療費助成制度

75歳以上の方には、後期高齢者医療制度が用意されています。

これは、加齢により働くことが出来なくなり、所得が減っていく高齢者の医療負担を軽減する制度です。医療負担額は原則1割になっており、それ以外の年齢が3割なのに比べ低くなっています。また、高額療養費制度も他の年齢に比べ自己負担額が低くなっており、一般的な所得者は外来と入院を合わせても57,600円に抑えられています。


病気やケガの多い子供向けの医療制度である、乳幼児医療費助成制度もあります。


健康保険適用になる医療費のうち、乳幼児は2割、小学生以上は3割が自己負担額になるのですが、その一部や全額を自治体が助成する制度が乳幼児医療費制度です。対象となる年齢や助成額、制度の名称などは自治体によって異なりますが、どの自治体にもこれにあたるものが用意されています。


このように、病気やケガの多い乳幼児や高齢者向けの医療制度も用意されているので、生命保険の無駄を減らすことができそうです。

共済の方が優れている部分も

公的医療保険制度だけではやっぱり不安だ、という方には共済という選択肢もあります。

共済制度は、相互扶助の精神に則った組合員の助け合いで成り立っている非営利事業です。JA共済や国民共済、コープ共済などのほか、都道府県民共済グループの運営する共済もあり、全国39都道府県に広がっています。


共済の特徴としては、生命保険が基本的に誰でも加入出来るのに対し、共済は共済組合員でないと利用することが出来ません。特定の地域に住んでいたり、特定の職業についている事などが組合員に加入する条件となっていて、それを満たすと加入する事ができます。


そんな共済には、生命保険に比べ優れている点がいくつかあるので、見ていきたいと思います。共済をうまく利用することで、生命保険の無駄を無くしましょう。

共済のメリット1:掛金が安い

共済のメリットとしては、まず第一に掛金の安さです。



共済は非営利事業なので、営利を目的として運営している生命保険の保険料に比べ、共済の掛金は比較的安くなっています。共済では年齢・性別などで一定の人たちをまとめて掛金を設定する「年齢群団方式」をとっているので、若い人には割高、高齢者には割安な掛金設定になっています。


また、非営利事業のため、使われなかった余剰金は割戻金として共済加入者に還元されるので、その面でもコスパが良いですね。

共済のメリット2:支払い条件がシンプル

生命保険では、基本的に誰でも入れるがゆえに、商品自体が複雑である事が多く、不払い条項が約款に多数含まれているため、たとえ加入していても、必ず保険金を受け取れるわけではありません。



一方で共済は、共済組合に加入している時点で加入者の条件が絞られている事もあり、不払いが少ないと言われています。もちろんそれぞれの生命保険や共済にも寄るので確認が必要ですが、生命保険よりも比較的無駄を減らせるかもしれません。

生命保険は無駄なくシンプルで安いものを

生命保険には特約というものがあります。主契約にプラスアルファで保障を厚くするためのもので、一定期間の死亡保障を厚くする特約や不慮の事故による死亡・障害状態に備える特約など、様々な種類があります。

しかし、もちろん追加で料金がかかりその適用条件も様々です。これらを含めると保険商品が非常に複雑になっていき、保険料の比較などが出来なくなってしまいます。それを避けるためにも、無駄な特約をつけて生命保険を無駄に複雑にするのではなく、シンプルなものを選ぶのが良いでしょう。


また、募集人を介さずにネットで契約する「ネット生保」という商品もあります。こちらは募集人がいない分、割安だったり、商品が簡素化されているので理解しやすかったり、いつでも申し込みできるので自分の好きなタイミングに好きなペースで進める事が出来ます。


このように、様々な商品があるので、しっかりと比較してシンプルで安いものを選べると良いですね。

まとめ

いかがでしたか?

生命保険が無駄なのかどうかを、貯蓄の重要性、公的医療保険制度、共済などを見ながら考えてきました。


生命保険は自分では管理できないリスクを、高額な保険料を支払う事で管理可能にするものです。

今想定しているリスクが、自分で管理できるものであれば生命保険に入ることは無駄になるでしょう。


生命保険で無駄遣いをしないよう、様々な選択肢をみて慎重に考えていきたいですね。

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