更新日:2024/03/27
10年更新型の生命保険の特徴は?一定期間の保障に便利・更新も可
10年更新型の生命保険は、一定期間の保障を保険料を抑えて準備できますが、更新毎に保険料は上がってしまいます。この記事では、10年更新型の生命保険の特徴を説明し、特徴を生かした活用方法を、他の生命保険と比較しながら解説していきます。
内容をまとめると
- 10年更新型の生命保険には、メリットもデメリットもある
- 一定期間の保障の準備ではなく、貯蓄目的なら終身保険が向いている
- 10年以上の保障が必要なら、歳満了保険が向いている
- 比較対象には、同じ定期保険の全期型と終身保険がある
- 払込期間には3種類の方法がある
- どんなに些細なことでも保険に関して不安や疑問があるならマネーキャリアの保険相談を利用するのがおすすめ!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
- 10年更新型の生命保険は一定期間の保障に便利!更新も可
- 10年更新型の生命保険の特徴は?
- 特徴①10年更新型の生命保険は初期に支払う保険料が安い
- 特徴②10年ごとに保険の見直しの機会「更新」がくる
- 特徴③契約更新後は基本的に保険料が上がるため損をすることも
- 特徴④10年更新型の生命保険には解約返戻金が存在しないことが多い
- 10年更新型生命保険のおすすめの活用方法
- 団信に入らなかった場合の住宅ローンの返済期間に合わせて
- 貯蓄には10年払込がおすすめ!保険商品の比較には保険相談も
- 10年更新型と10年満期(歳満了)の生命保険の違いとは?
- 10年更新型の定期保険と検討する生命保険の内容を解説
- 定期保険には更新型と全期型が存在する
- 死亡保険としては終身保険と定期保険どちらを選ぶべき?
- 迷ったときは保険のプロに相談するのがおすすめ!
- 定期保険の払込期間について解説
- 払込期間って?保険期間との違い
- 払込期間の3つの種類
- まとめ
目次
10年更新型の生命保険は一定期間の保障に便利!更新も可
保険を選ぶ際に「万が一の時のために必要な保障額を準備しておきたいけど、保険料は抑えたい」「今後の家族構成や生活の変化に、柔軟に対応できる保険がいい」と考える人は多いと思います。
日々の生活に必要なお金も確保しつつ、万が一にも備えた保障額も、生活の変化に応じて、変更できる、そんな保険があったらいいですよね。
10年更新型の生命保険は、加入当初の保険料を抑えて、10年間充実した保障が準備でき、10年毎にある更新のタイミングでライフステージに合った保障額に見直せる保険です。
そこで、この記事では
- 10年更新型の生命保険のメリット・デメリット
- 保険の活用方法
- 保険期間の違い
- 10年更新型の生命保険と比較する2つの保険
- 保険の払込期間の解説
10年更新型の生命保険の特徴は?
- 保険料が安い
- 10年毎更新がくる
- 更新の度に保険料が上がる
- 貯蓄型の保険ではない
特徴①10年更新型の生命保険は初期に支払う保険料が安い
お手頃な保険料で一定期間だけ充実した保障を得ることができるのが、10年更新型の生命保険の魅力の一つです。
子どもの誕生をきっかけに保険加入を検討する人も多いと思います。万が一のことがあった場合、家族の生活を守るために手厚い保障を準備することは大切です。ただ、通常大きな額の保障は、保険料も高額になります。
それに対し、大きな額の保障でも、10年更新型の生命保険は、保険期間を10年と短く設定しているため、契約から更新までの保険料を安く抑えることができます。
更新後は、保険料が高くなりますが、一般的に子どもの教育費は、生まれた時をピークに徐々に下がることを考えると、高額な保障は年々必要なくなるので、更新の時には、保障額を下げて更新することで、保険料の上昇を抑えることができます。
年代別生命保険加入金額(平均) 令和1年度
年代 | 平均加入金額 |
---|---|
30代 | 1,608万円 |
40代 | 1,432万円 |
50代 | 1,314万円 |
60代 | 869万円 |
参照:(公財)生命保険文化センター「生命保険に関する調査 生命保険加入金額
特徴②10年ごとに保険の見直しの機会「更新」がくる
一定の期間保障する「定期保険」は、更新型の保険であり、必ず更新があります。10年更新型の生命保険は10年ごとに更新を繰り返します。
10年毎に保険の見直しの機会があることは、ライフステージに合った保障額に変更できるので、大きなメリットです。
しかし、気を付けなければいけないのが、同じ保障額のまま更新しようとすると、保険料が上がるということです。
保険料とは、契約時の年齢と死亡リスクによって算出されます。契約年齢が、低ければ低いほど保険料は、安くなります。
そのため、更新型の保険は、契約を更新するときに契約年齢が上がるため、更新後の保険料は高くなります。30歳で契約した保険料と60歳で更新した保険料では、同じ保障額ならかなり高額になってしまいます。
一般的に子供の成長や独立など、ライフステージの変化とともに必要保障額は減少します。更新時には、必要な保障額まで減額し、保険料の上昇を抑える工夫が必要です。
定期保険の更新については、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
特徴③契約更新後は基本的に保険料が上がるため損をすることも
例えば、30歳から60歳まで保険金2000万円の保険に入りたいと言う場合。10年毎の更新のたびに保険料が上がる更新型よりも、30歳から60歳まで保険料が一定で途中で上がらない全期型定期保険の方が、60歳までの保険料総額は少なくなります。
同じ期間、同じ保障額の場合、払い込み保険料総額は10年更新型の生命保険が多くなり、損をしてしまうことがあるのです。
自分自身の葬儀代のために保険に加入を考えているなど、10年以上の保障期間が必要な人には、向いていない保険と言えるでしょう。
「子どもが小さい今だけ」「ローン残債の多い最初の10年間」だけというように、10年後に、保障を減額することを想定している人は、10年更新型の生命保険を検討してみて下さい。
特徴④10年更新型の生命保険には解約返戻金が存在しないことが多い
保険を契約期間の途中で解約したときに支払われるのが解約返戻金です。貯蓄型の保険には、解約返戻金が払込保険料総額より上回る商品もあります。
10年更新型生命保険のおすすめの活用方法
団信に入らなかった場合の住宅ローンの返済期間に合わせて
住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険に加入し、ローン返済中に万が一のことがあった場合に備えるのが一般的です。しかし何らかの理由で団体信用生命保険加入しなかった場合は、、万が一の場合、残された家族に迷惑をかけないよう、死亡保険に加入しとく必要があります。
10年更新型の生命保険を使えば、ローン残債が多い最初の10年は、大きな保障額を用意し、更新時には、ローンの残債も減っているので保障額も減額するというように、ローンの残債の減額に合わせ、保障額も減らし、保険料を抑えることができます。
このように、保障が必要な期間や保障額を減額するタイミングが、ある程度把握できる人には「10年更新型の生命保険」を検討することをおすすめします。
貯蓄には10年払込がおすすめ!保険商品の比較には保険相談も
10年間保険料を支払うということは同じなら、掛け捨てではなく、貯蓄も備えた保険を選びたいと考える人もいると思います。終身保険の解約返戻金は、払込期間が短いほど、高くなります。10年、20年、30年で払込期間が選べた場合、同じ保障内容なら、10年払込が保険料の1回の支払額は高くなりますが、保険料支払い総額は安くなります。これらを踏まえると、貯蓄目的で選ぶなら、終身保険の10年払込を検討してみると良いかもしれません。
もっと保険を比較してみたいという人には、「マネーキャリア」の保険相談がおすすめです。
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10年更新型と10年満期(歳満了)の生命保険の違いとは?
10年更新型と歳満了の違いは以下の通りです。
10年更新型 | 歳満了 | |
---|---|---|
保険期間 | 10年毎に更新 | 加入時に満了年齢を決める |
保険料 | 更新ごとに上がる | 保険期間中は一定 |
おすすの使い方 | 一定期間の保障の準備 | 今ある保険に追加 |
一定期間の保障を充実させて、保険料を抑えたい人には、10年更新型が、おすすめです。10年以上保障が必要で、保険期間中保険料を一定にしたい人には、歳満了がの保険がおすすめです。
また、歳満了の保険には、10年満期の保険もあり、満期時には満期保険金が支払われるものもあるので、貯蓄目的として選ぶこともできる保険です。
10年満期の保険について、もっと知りたい方は、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
10年更新型の定期保険と検討する生命保険の内容を解説
ここまで10年更新型の生命保険の特徴について、解説してきました。しかし、他の保険商品とも比較してみたいと考える人もいると思います。保険選びには、比較検討することが大切です。
そこでここからは、10年更新型の生命保険を検討する際に、比較対象となる生命保険について解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
比較対象の生命保険は、以下の2つです。
- 保険期間の決め方が違う2種類の定期保険
- 一生涯保障が続く終身保険
また、もっと詳しく保険の選び方については知りたい方は、こちらで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
定期保険には更新型と全期型が存在する
定期保険には、10年・20年のように年数で保険期間を決める更新型と50歳まで、60歳までというように年齢で保険期間を決める全期型があります。先に説明しました「歳満了保険」も全期型の保険です。
10年更新型の生命保険は、10年毎の更新の度に保険料が上がるのに対し、全期型は、保険期間中更新がないので、保険料が上がらず一定で保険料総額を安くできますが、1回に支払う保険料は更新型より高くなるので、10年以上保障が必要な人には、全期型の保険がおすすめです。
同じ定期保険でも、保険に入る目的によって更新型が向いているのか、全期型が向いているのかは、違います。保険を選ぶ際は、保険に加入する目的を明確にすることが重要です。
更新型を選ぶ目的の例
- 子どもが独立するまでの20年以上は、保障期間が欲しい
- 自分自身の葬儀代を準備しておきたい
死亡保険としては終身保険と定期保険どちらを選ぶべき?
定期保険が、保険期間が一定期間に定められているのに対し、保険期間が一生涯にわたって続くのが、終身保険です。保険期間以外にも、解約返戻金や保険料など様々な違いがある2つの保険。
終身保険の特徴
- 保障が一生涯続く
- 解約返戻金がある。解約するタイミング次第では、高い返戻金を受け取れる
- 保障内容の見直しができない
- 保険料が高い
死亡保険としてどちらを選べばいいかは、経済状況や家族構成、ライフステージなどによって変わり、人それぞれです。
例えば「子どもが小さいうちは、手厚い保障を用意したい」「住宅ローン支払い中に、団信の代わりに保険に加入しときたい」という一定期間の保障が必要なら、定期保険が向いています。一生涯に続く保障や、貯蓄型の保険を求める人には、終身保険が向いています。
定期保険と終身保険、2つの違いをよく理解して、あなたに合った保険を選ぶことが大切です。
2つの保険の違いや、選び方などについては、こちらで詳しく説明しているので、読んでみてください。
迷ったときは保険のプロに相談するのがおすすめ!
一言に生命保険と言っても、色々種類があり、目的や家族構成、ライフステージの違いで、選ぶべき保険は変わるということが、わかってきたと思います。
また、生命保険は、世の中の変化に合わせた新しい商品が続々と出ているため、保険を選ぶ時には、情報も集める必要があります。情報を集めて、知識を蓄え、比較検討することが、保険選びには重要です。
保険選びで、迷ったり、分からないことが出てきた時には、「マネーキャリア」の保険相談がおすすめです。
1人で保険選びをするのは、きっと大変です。でも、マネーキャリアなら満足度が高い相談窓口で、3,000人のFPがあなたの保険選びをサポートしてくれます。
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定期保険の払込期間について解説
払込期間について
- 払込期間と保険期間の違い
- 3種類の払込期間
また、こちらでは、払込期間を10年にして保険料をお得にする方法を説明していますので、ぜひ読んでみてください。
払込期間って?保険期間との違い
同じ「期間」がつく言葉ですが、保険期間と払込期間は全く違うものです。
保障が続いている期間を「保険期間」と言います。保険期間中に死亡または高度障害状態になるなど、保険金が支払われる条件に該当することがあれば、保険金が支払われます。
保険期間から1日でも、過ぎてから保険金が支払われる条件に該当するような状態になっても、保険金は支払われません。
払込期間とは、保険契約を継続するために保険料を支払う期間のことを言います。
定期保険については、保険期間と払込期間が同じことがほとんどです。
終身保険のように保険期間が長いものには、保険期間終了前に、払込を終えるように設定できるものがあります。払込期間は、短ければ短いほど、支払う保険料総額は安くなり、1回に支払う保険料は高くなります。
払込期間の3つの種類
払込期間には「終身払い」「短期払い」「一時払い」の3つの種類があります。
終身払い
まとめ
ここまで10年更新型の生命保険のについて説明してきましたが、いかかでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- 10年更新型の生命保険には、メリットもデメリットもある
- 一定期間の保障の準備ではなく、貯蓄目的なら終身保険が向いている
- 10年以上の保障が必要なら、歳満了保険が向いている
- 比較対象には、同じ定期保険の全期型と終身保険がある
- 払込期間には3種類の方法がある
保険を選ぶ際には、目的に合った保険を選ぶため、しっかりと比較検討してみてください。
生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。