10年満期の生命保険で100万円受け取ることについてFPの意見を激白!

10年満期の生命保険で100万円受け取れる広告を目にしますが、本当にお得なのでしょうか。そして、加入する生命保険はどのように決めるものなのでしょうか。10年満期の生命保険について説明し、個々の生活スタイルにあった生命保険を考えていきたいと思います。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

10年満期の生命保険とは

あなたは10年満期の生命保険に興味を持って調べていることでしょう。10年満期の生命保険とはどういう生命保険だろう?という疑問を持っている方も少なくないかと思います。


10年満期の生命保険では、生命保険に加入された方が満期を迎えられた場合には、満期保険金が支払われます。


もちろん、保険期間中に病気やケガで入院された場合には、入院給付金が支払われます。そして、保険期間中に万一、死亡された時には、死亡保険金が支払われます。



そこで今回、この記事では

  • そもそも満期とは?
  • 満期別にみる養老保険
  • 無保険状態に注意

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、生命保険の満期について正しい知識を得られるようになることと思います。


ぜひ最後までご覧ください。


ほけんROOMでは他にも保険に関する記事や、どの保険相談窓口を選べば良いかと言った記事を公開しておりますので、お悩みの方はそちらも合わせてご覧ください。

そもそも満期とは?


先ほど、10年満期の生命保険とは?ということを簡単に説明しましたが、「満期」という言葉に関して詳しく説明いたします。


満期という言葉、銀行の定期預金などでも、銀行の方が「満期になりましたので」と使うのを耳にすると思います。


満期の言葉の意味としては、期限が来ることや一定の期間に達すること、その期日のことを言います。


銀行の定期預金は預入期間が長いものや高額の預金は、高金利に設定され、預入期間の最終日を満期とし、自動解約の場合は、利息と元金が普通預金に入金されます。


やはり、生命保険でいう満期も一定期間を指し、10年満期とは、10年間生命保険に加入するということです。


生命保険で、「もうすぐ、満期です」という場合には、加入されている生命保険の保険期間がもうすぐ終了するということです。


保険加入についてお悩みの方は「マネーキャリア」の保険相談もおすすめです。 


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満期保険金について知ろう

満期の言葉の意味から、保険期間が決められる生命保険があることは分かったかと思います。


保険期間が決められており、生命保険が満期を迎えると、満期保険金が支払われます。


漢字が並ぶと難しく感じますが、満期保険金とは、保険期間終了まで生存している場合に、支払われる保険金のことです。


10年満期の生命保険ならば、10年の保険期間終了時に、満期保険金が支払われます。


20年満期ならば20年、30年満期ならば30年の保険期間終了時に、満期保険金が支払われます。


保険期間の終了時に、満期保険金が支払われることは、お分かりいただけたかと思います。


いくらもらえるのかということも、保険に加入されている上では大切です。


もちろん、保険会社の生命保険の売りともなるところですので、満期保険金の金額は保険会社によって違いますが、A社の特別養老保険では、10年満期で100万円の満期保険金が支払われます。


このように、満期保険金は高額な金額が一度に支払われるため、お子様の教育資金にあてたり、老後の貯えとして貯蓄したりと、定期預金のような活用をされるケースが多いです。


また、預貯金とは違いますので、元本保証などはありません。

満期保険金と解約返戻金の違い

満期保険金を受け取るためには、きちんと保険料を納めることが必要です。


そのためにも、保険料を毎月納められる保険料を考えて生命保険に加入することが大切です。


色々と考え加入した生命保険でも、解約を考えることがあるかもしれません。


満期を迎えず、途中で解約した場合には、解約返戻金が支払われる場合があります。


満期保険金と解約返戻金の違いについて考えながら、解約返戻金について説明していきます。


生命保険の内容によっては、解約返戻金が支払われない場合もありますので、ご加入の生命保険の内容に関しましては、ご確認頂きたいと思います。


解約返戻金には、生命保険をやめるしかない状態になったときに支払われる場合と、前もって解約返戻金を受け取る時期を考えて解約をする場合があります。


10年満期の生命保険で、保険期間を待たずに、解約をせざる負えない状態になった時に支払われるのが、解約返戻金です。


これは、保険期間の間には、考えているよりも色々なことがあります。


保険料が払えなくなったり、突然まとまったお金が必要となったりと予期せぬ事態が起こることもあります。


その時に解約すると解約返戻金が支払われます。


この時の解約返戻金は、満期の時に支払われる満期保険金よりも返戻率は低くなります。


10年満期のように、満期保険金の支払いがある生命保険は、解約返戻金での受け取りよりも満期保険金での受け取りを計画することをお勧めします。


では、満期保険金の支払いがある生命保険とは?というところを、詳しく見ていきたいと思います。

満期保険金を貰える生命保険は貯蓄型の生命保険

満期保険金を貰える生命保険とは、養老保険や学資保険といった、保険期間が決められていて、保険期間の終了時に満期保険金が支払われる貯蓄型の生命保険になります。


ではまず、上記にも例としてあげたA社の10年満期の養老保険についてです。


A社では、死亡保険金を算出する際に基準となる基本保険金額が、100万円、200万円、500万円と3区分用意されています。


3区分とも10年満期で、保険期間終了時に100万円が支払われます。


基本保険金額が違うということは、死亡保障の金額が違うということです。


基準保険金額が100万円の場合、死亡保障が100万円、200万円の場合、死亡保障が200万円、500万円の場、死亡保障が500万円という保障となります。上記の金額は病気の際の死亡保障となります。


入院保障も、基準保険金額に比例しており、基準保険金額が倍になれば、入院保障も倍の保障が受けられます。


月額保険料は、基準保険金額が100万円の場合9520円、200万円の場合10360円、500万円の場合12950円となります。(加入年齢50歳の女性の場合です。)


続いて、A社の学資保険についてです。


学資保険は、親権者などの契約者の方が万が一の時の保障を兼ね備えた貯蓄型の生命保険です。


契約者、被保険者の年齢、払込年数、満期を迎える時期など、個々の生活スタイルに合わせて、学資保険に加入することができます。


また、満期前に、お子様(被保険者)が、中学入学など入学準備などで資金が必要な時期に、お金を受け取れる学資祝金が受け取れるプランもあります。


お子様(被保険者)の年齢18歳まで保障し、12歳までに毎月の保険料を払い終えるということも可能です。


お子様(被保険者)の年齢なども考えると、契約する期日に限りはありますが、契約者の死亡保障がつく生命保険として活用することができます。

満期保険金がないからといって、損をしている訳じゃない

学資保険にまだ入っていない、養老保険に加入しなくてはと考える方もいると思います。


慌てる必要もありませんし、損をしているわけでもありません。


満期保険金がない生命保険は、掛け捨て型の保険という貯蓄分がない生命保険です。


掛け捨てでも払戻金などがある生命保険もありますが、大抵は戻ってくるお金のない生命保険がほどんどです。


やっぱり、損をしていると思われる方もいるかもしてませんが、生命保険に加入する理由とはなんでしょうか。


生命保険に入ることで、入院をした時、手術をした時に高額な医療費を払うこととなります。


それを補ったり、もしもの時に不安にならないように入るようになりました。


現在では、国の制度で所得や月の医療費にあわせた高額医療費の払い戻しや限度額認定証の発行により、医療費の援助を受けられるようになりました。


生命保険での高額な保障内容が必要ではなくなり、保険料を抑えた生命保険が選ばれるようになりました。


そのため、保険料を抑えられる分、貯蓄型の生命保険を選ぶ方も増えていきました。


しかし、貯蓄型の生命保険というのは、掛け捨ての生命保険に貯蓄分の金額が上乗せされている内容となっているので、きちんと銀行で貯蓄ができる方を踏まえて、検討された方が良いかもしれません。


そもそも、生命保険は、得や損を考えるものではなく、生活している上で不安に思うところを補うものなので、色々な宣伝、広告に惑わされずに加入を考えたいものです。


最適な保険商品を選ぶなら、「マネーキャリア」の保険相談もおすすめです。 

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注意!10年満期では元割れする養老保険の利率


ただ、支払い義務のある生命保険でなければ、貯蓄ができないという方もいらしゃるかもしれません。


そういった方の中には、満期保険金が支払われる10年満期などの生命保険に加入されていると思います。


貯蓄をするならば、有利に運用したいはずです。


10年満期の養老保険の利率について説明していきたいと思います。


まず、利率とは、納めた保険料に対してどのくらい満期保険金が支払われるかということです。

保険料は、保険会社に支払われ、保険会社の経費及び将来の満期保険金などの支払いにあてられ、積み立てを行います。


この積立金を運用し収益を得られるようにし、利率をあげています。


しかしながら、現代の経済状況では、10年満期の養老保険のように短期間では、利率を上げ、支払った保険料より多くの満期保険金を受けることは難しい状態にあります。

10年満期、20年満期、30年満期別に見る養老保険

では、保険期間が長くなるとどのように受け取れる満期保険金の利率は変わってくるのでしょうか。返戻率

B社の場合(30歳、男性)

  • 保険期間10年:返戻率97.4%
  • 保険期間20年:返戻率100.6%
  • 保険期間30年:返戻率104.0%

明らかに、10年満期の生命保険では、返戻率が100%になっていないので、支払った保険料全額が戻らないことが分かります。


返戻率だけで、その生命保険の良し悪しを判断することは、難しいことです。


だた、返戻率を見る限りでは、貯蓄預金といった面では、良しとは言えないようです。


養老保険の満期についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

満期になる前に次の生命保険に入って無保険状態を防ごう

満期の生命保険に加入をし、満期保険金を受け取ることだけを考えていて大丈夫なのでしょうか。


10年満期の生命保険の生命保険に加入をし、満期保険金を受け取ると保険期間は終了してしまいます。


生命保険の加入期間を終了してから、新しく入る生命保険を検討していては、無保険状態になってしまいます。


満期保険金を受け取る前に、生命保険を検討することが必要になります。


そして、年齢を重ねると、病気にかかる率も上がるということを念頭に置き、いつまでも入れる生命保険ばかりではないことも考えなくてはなりません。

まとめ:貯蓄型保険の満期について

10年満期の養老保険や学資保険について説明をしながら、どういった生命保険を選ぶことが大切なのか考えてきました。


もろろん、一言でこの保険がいいということはできません。


いつ病気になるのかも誰にもわからないことです。


ただ、きちんとした情報を耳に入れたり、生命保険について学ぶことはできます。


10年満期の養老保険の満期保険金の利率が現状では悪いかもしれませんが、10年後、20年後、経済の状況によっては、利率の良いものになっている可能性もないとは言い切れません。


また、今後のニーズに合わせて、新しい生命保険のプランが打ち出された時に、対応できるよう心掛けていくことが大切です。


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生命保険の選び方が気になるという方はぜひこちらを読んでみてください。

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