妊娠中に妊娠高血圧症候群になっても保険加入できる?告知義務は?

初めての妊娠はうれしさと同時に不安もあるはずです。妊娠中には何が起きるかわからないうえ、もしも妊娠高血圧症候群と診断されてしまったら入院や診察代にいくらかかるのか、保険適用はされるのか本当に不安だらけです。この記事では妊娠高血圧症候群についての詳しい内容を解説していきます。

内容をまとめると

  • 妊娠高血圧症候群は健康保険が適用
  • 妊娠高血圧症候群は血圧が上昇してしまう怖い病気
  • 妊娠高血圧症候群になってしまってもいいように保険で備えておくべき
  • 妊娠高血圧症にならないよう日頃からバランスの良い食事をしておくことが大切!
  • 出産・妊娠中やその後の生活に関するお金のことで少しでも不安や疑問があるならマネーキャリアの保険相談を利用するのがおすすめ!

妊娠高血圧症候群経験後の保険加入はプロに相談した方がいい理由

妊娠高血圧症候群を経験した方が保険を検討する場合、下記の理由から保険のプロに相談することをおすすめします。

  • 効率的に最適な保険に出会うことができる
  • 保険金受取時のトラブルを防ぐ
妊娠高血圧症候群を経験した場合、生命保険加入時に告知の必要があります。

生命保険の告知事項には、「過去5年以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか?」という質問項目があります。

妊娠高血圧症候群の場合、医師の診察や検査に基づき入院をし、安静にすることで治療を行うケースが多いです。

稀に「痙攣を予防する」・「高血圧を緩和する」目的で、投薬治療を行います。

つまり、告知事項に「はい」と答えざる得ないのです。

告知事項に「はい」がある場合、保険会社によっては生命保険への加入を断られる場合があります。

そこで頼りになるのが、保険のプロの存在です。

保険のプロは、数ある保険会社の複数の商品の中から、妊娠高血圧症候群を経験した方でも加入できる商品を一覧化することができます。

また、誤った告知をしないようにアドバイスをもらえるため、保険金請求時に保険会社とトラブルになることもありません。

プロに相談しながら各商品を比較し、自分にぴったりの保険をみつけることができるのです。

妊娠中に妊娠高血圧症候群になっても保険加入できる?

妊娠中に妊娠高血圧症候群になった場合でも、生命保険に加入できる可能性は高いです。


ただし、必ず加入時に妊娠高血圧症候群の経験を告知する必要があります。


告知に基づき、どのような条件であれば加入が可能であるか、もしくは加入を断るのか保険会社が判断をします。


条件と記載しましたが、下記のような条件付きで加入を認められる可能性があります。

  • 加入後、〇年間は一部の保証が受けられない
  • 加入後、〇年間は一部の保証額が低い
  • 子宮等の一部部位が保証の対象外となる
上記のように一定の条件が付く場合も多いですが、正しく告知することが重要です。

正しい告知ができていない場合、以下の状態に陥ることもあります。
  • 保険金が支払われない
  • 契約を取り消しされる
  • 契約を解約される(保険料が戻ってこないケースもあります)
せっかく時間をかけて保険を選び加入したにもかかわらず、入院・治療時に保険金を受け取ることができないなんてことは避けたいですよね。

告知に少しでも不安がある場合は、保険のプロに相談することをお勧めします。

皆様の妊娠高血圧症候群の経験や現在の健康状態を踏まえて、確実に加入ができる保険商品を一覧化してくれます!

妊娠高血圧症候群ってどんな病気?産後に死亡するリスクも!


妊娠高血圧症候群とはどんな病気をいうのでしょうか。


初めての妊婦さんにとって、命の危険性を伴う病気と聞くと詳しく知っておきたいはずです。


妊娠高血圧症候群という病名だけ聞くと、単純に考えれば妊娠時に高血圧となってしまうといったことを想像するでしょう。


ところが、妊娠高血圧症候群になってしまうと、産後に死亡するケースもあるうる怖い病気で、治療方法は出産させてしまうことしか方法がありません。


  • 入院・治療にかかる費用
  • 発症率
  • 症状
そこでここでは、妊娠高血圧症候群の病気に関して上記のようなポイントについて、詳しく解説していきます。

妊娠高血圧症候群にかかる入院・治療の費用

もしも妊娠中に妊娠高血圧症候群にかかってしまった場合に、治療をする費用や入院費用はどのくらいかかるのでしょうか。


平均の費用と日数
1日あたりの医療費51,000円
手術をした場合の入院日数12日
手術をしていない場合の入院日数8日

妊娠高血圧症候群で入院した人の半数は、手術が必要だったということですが、手術をしなくても絶対安静が必要ですから、1週間から10日は覚悟しておかなければなりません。


そして肝心の入院の費用ですが、上の表を例にして計算してみると、入院時にかかる費用は手術を行った場合は612,000円、手術を行わない場合は408,000円になります。


そしてこれを窓口で支払う場合には3割負担となりますので、手術ありが183,600円、手術なしが122,400円となります。


けれどもこの場合は高額療養費の申請を出すことができますので、自己負担額は8万円ほどとなるでしょう。

妊娠高血圧症候群の発症率

妊娠高血圧症候群の発症率はというと、妊婦さん20人に1人の割合つまり妊婦さんの5%で起こっています。


また妊娠周期の早い段階で発症してしまった場合は、重症化となる確率が高いと言われています。


重症化してしまうと、妊婦自身の血圧が上昇したり、けいれん発作や脳出血、さらには肝臓や腎臓に機能障害が起こってしまったりHELLP症候群といわれる症状を引き起こしてしまう可能性があります。


HELLP症候群とは、妊娠中や出産後に肝機能障害が表れたり、赤血球が破壊されたり血小板が減少してしまい、脳出血になると死に至らしめるとても怖い状態をいいます。


けれども病気の原因がわからないということもあり、リスク要素も特定されていませんが、次のような方は注意しておいたほうが良いでしょう。

  • 高齢妊婦
  • 高血圧の家族がいる方
  • 妊娠による急激な体重増加
  • 多胎
  • 初産や夫の精子に免疫が少ない人

妊娠高血圧症候群の症状をチェック!

まず妊娠高血圧症候群という病気はどのような原因で起こるのでしょうか。


それがこの病気にやっかいなところでもあるのですが、はっきりとした原因がわからないから症候群と呼ばれているのが本当のところで、一昔前は「妊娠中毒症」と呼ばれていました。


そのため、妊娠時にこれとこれとこんな症状があったら、妊娠高血圧症候群という病気と診断しましょうというのが症候群という病気の定義となっています。


この病気は妊婦さん自体にこれといった自覚症状はほぼありませんが、下記のような症状が出てきます。


症状
血圧が高い最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上
尿たんぱくが出る2回以上連続して出る
慢性高血圧妊娠前や妊娠20週までに高血圧と診断されたうえに妊娠後に血圧が上がったり尿たんぱくが出る


妊娠高血圧症候群で保険金がおりた人の体験談


実際に妊娠高血圧症候群になった方はどのくらい保険金が給付されるのでしょうか。


これはみなさん一番興味深いはずですから、実際の体験談から妊娠中に妊娠高血圧症候群と診断された方が、出産までの保険金等の金額と支払った金額をみていくことにしましょう。


保険金等支払った金額
妊娠中1回目5日間の入院17,000円42,007円
再入院・帝王切開での出産903,276円506,767円
夫の医療保険家族特約320,211円
本人の医療保険給付金670,411円
合計1,910,898円548,774円

20代女性

妊娠高血圧症候群と診断されて

「わたしは、妊娠後期(30週)に妊娠高血圧症候群と言われ手術は必要ないけれど、入院して絶対安静にしてくださいと言われ、テレビも携帯もダメと言われ暗い部屋で5日間の入院をしました。その後出産は帝王切開ということになり、急遽バタバタと出産へのカウントダウンが始まりました。そしてその後看護師さんや夫の会社の方に言われるがまま申請を行って出産にかかった費用はけっこうあったものの、こんなに儲かったんだと後から実感できました。本当に保険に入っていてよかったです。」

妊娠中の保険加入は条件付きもしくは加入できないことも!

最近では妊娠中の保険加入ができる商品も多くあります。


しかし、妊娠中に加入する場合は妊娠していない時と比べ、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、異常分娩・帝王切開の可能性が高くなるため、何らかの条件がつくことがほとんどです。


つくことの多い条件は

  • 加入後1年は保障がつかない、もしくは保障が少なくなる
  • 子宮、卵巣など妊娠・出産に関係する疾患には特定部位不担保がつく
  • 帝王切開は給付対象外

です。


妊娠中に加入できるから加入すべきと一概に言えないことがわかります。

妊娠高血圧症候群がわかってから保険加入は必要?

先ほど述べたように、妊娠中に加入しても妊娠中の疾患は保障されないことが多くあります。


それに加え、妊娠中の疾患が既に見つかっている場合には保障してもらえる、支給して貰える可能性は限りなくゼロにちかいと考えられます。


しかし、

  • 妊娠高血圧症候群
  • 重度の悪阻
  • 貧血
などの重大な妊娠中の疾患は普通の病気と同じく保険適用になるため、そこまで医療費が膨らむ心配はないでしょう。

また、万が一高額になってしまった場合には高額療養費制度や医療費控除の制度も利用できますので、そこまで不安になる必要はないのかもしれません。

妊娠中・出産後どちらに加入するのが良い?

妊娠中に条件付きで加入するか、出産後に加入するか迷っておられる方もおられるでしょう。


出産後すぐに加入する場合は、妊娠中に準備したりしなくてはなりません。


妊娠中は検診や健康管理と何かと忙しいですがそんな時に頼りになるのが、無料保険相談です。加入までの手続きのお手伝いや家族構成などから条件の良い保険を見つけ出すことができます。


出産後が絶対に良いということもないため、加入のタイミングは個人の状況によって変わります。


個人の状況に合わせた保険加入をしてみましょう。


マネーキャリアでは訪問型・オンライン型などとても手軽な無料保険相談を実施しております。


下のボタンから簡単に申し込みできますので、初めての方も是非ご利用くださいね。

条件付き・告知なしで加入できる保険の種類はこちら

妊娠での手術歴、病歴やその他の基礎疾患がある場合には保険には入れないの?と思われる方も多いと思いますが、そんなことはありません。


特定部位不担保や引受基準緩和型、無選択型という選択肢があります。


特定部位不担保は、疾患のある部位(例えば子宮など)にはお支払いされないという約束付きの保険です。


引受基準緩和型は告知項目が少なく、審査基準が緩くなっているのが特徴です。


無選択型は告知項目がない代わりに、保険料が高くなります。


どのような保険に入るか、また、最善の条件で入れるか検討する必要があります。

告知を怠った場合の告知義務違反について

病歴・手術歴があるのにもかかわらず告知を怠った場合には告知義務違反に該当します。


告知義務違反になってしまった場合には、

  • 契約解除
  • 保険料が支払われない
  • 保険再加入が難しくなる
などの可能性がありますので、気をつけましょう。

忘れていた場合には、追加告知などもありますので、正直に申告するようにしましょう。

告知義務違反をしないためには、詳細に告知することがポイントになります。

保険加入に際しては、全てを隠さず話すことの方が大きなメリットになります。詳しくはこちらの記事で解説していますので、ご覧ください。

参考:妊娠高血圧症の予防策


そこで、妊娠高血圧症にならないための予防策をみていきますが、妊娠時に高血圧には何がダメなのでしょうか。


まずどうしても妊婦さんが直面してしまうのが体重増加です。妊娠前にどれだけ細い人出会っても、赤ちゃんの体重分が増加してしまうのは当たり前ですよね。


ただ妊婦あるあるでもありますが、つわりが終わると食欲が増しどんどん食べられるようになり、子どもの分までと思いながら食欲が増していく方も多いでしょう。


けれども、実際の妊娠期の体重増加は7kg~12kgまでとされています。これは、太りすぎにはリスクが大きすぎるからなのです。


太りすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群はもちろんですが、妊娠糖尿病難産そして巨大児が生まれてしまうリスクがあります。


そこで妊娠時には、病院側からカロリー制限や塩分の多い食品は控えるよう注意されています。


そのため、妊婦さん自身もバランスの良い食事を摂ることを心掛けることが大切です。

まとめ:妊娠高血圧症候群の保険加入はできる可能性が高い!


新しい家族が増える喜びで、幸せいっぱいの妊娠期間。


一方で、まだ声を聞くことができない我が子が、毎日お腹の中で順調に成長しているのか心配になってしまうママとパパも多いはずです。


妊娠期間中には様々な病気のリスクが潜んでいるため、下記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?

  • 妊娠中に妊娠高血圧症候群になってしまった場合、保険加入することができるのか
  • 妊娠中に妊娠高血圧症候群と診断された場合、公的医療保険の適用対象となるのか?
  • 過去に妊娠高血圧症候群と診断されたが、今後保険加入することはできるのか?
  • 妊娠高血圧症候群になった人でも、入りやすい保険はあるのか?

今回の記事では、妊娠高血圧症候群になった場合の保険加入可否等、「妊娠高血圧症候群と生命保険」に関する基礎知識を詳しく解説しました。


この記事を読んだ後、妊娠高血圧症候群に対する正しい知識が身に付き、きっと安心して保険の検討ができるでしょう。

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