子供の入院に両親の付き添いが必要!保険はどこまで助けてくれる?

子供が入院したら親の付き添いが必要になり親は仕事を休まないといけません。その間の収入が途絶えた上に、入院に係る費用が公的保障でカバーできない部分が出てきます。子供の付き添いもしないといけないし、お金のことも心配だし。そんな時に保険、保険や共済が役に立ちます。

子供の入院の付き添いをすると、保険の必要性が増します

子供が入院すると両親はすることがいっぱいでパニックになります。

入院の身の回り品の用意に始まり、何と言っても経済的な問題が大きいです。


入院費用に交通費、食費など心配になります。


その中でも特に親の付き添いが必要になり、仕事を休まなければなりません。


その時、医療保険に入っていると心強いものです。


朝日新聞に“子供の入院の付き添い”をテーマにして取り上げられた記事があり、Twitter上で大きな反響を呼びました。


H26患者入院数

H26患者入院数

付き添いが必要になりそうな年齢を見てみましょう。


厚生労働省より0歳の入院数が約11%で、1~4歳まで約7%が入院している統計がでています。


ただでさえ子供の体調が心配なのに、付き添う両親の疲労やストレスも過酷なものになりそうですね。


では、どのような点に気をつけるべきなのか見ていきましょう。

子供の付き添い入院の注意点について解説!

子供の付き添い入院時のお金について考えてみましょう。 


医療費は公的保障があります。


公的保障は自治体によって様々ですので、各自調べてみましょう。


その上で保障されない部分と、付き添う人の食事やベッド代は自腹になりますので注意が必要です。


ここに生命保険文化センターの生活保障に関する調査という入院費用に関する調査をまとめたものがあります。



入院時の自己負担費用の平均は22.7万円・1日あたりの自己負担費用の平均は2.1万円

という統計がでています。※治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や 衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額


子供には公的保障で治療費などはほぼ無償になりますが、それ以外にかかる費用でも結構な金額がかかると言えそうです。


では公的保障について詳しく見ていきましょう。

子供の公的保障では保障されない部分は自腹になる

ところで、子供の公的保障はどうなっているのでしょうか?

各自治体で手厚い医療費助成があります。


詳しくはこちら(乳幼児医療費助成制度(マル乳))をご覧ください。


  1. 健康保険・・・小学校入学前なら2割負担
  2. 乳幼児医療費助成制度(小学校就学前の幼児)
  3. 義務教育就学時医療費助成制度(小、中学生)

自治体によって内容はまちまちですが、2.3.については健康保険の2割負担の全部又は1部を負担してれます。


また入院では全額負担の自治体もあります。


各自治体に事前に問い合わせしましょう。


しかしながらこの助成には健康保険で負担してくれないものは含まれません。


例えば初診の特定療養費、予防接種、入院室料差額、健康診断などがあります。


入院時、入院室料差額などは自腹になるので、注意が必要です。

付き添う人の食事やベット代などは自腹になる

子供が入院すると収入が途絶えるだけではなく、食事代や交通費タクシー代、個室の場合は差額ベッド代などが発生します。


何と言っても親が付き添いするということは、夜、子供と一緒に同じ1つのベッドで寝るということです。


おまけに子供用のベッドなので大人用のベッドより狭いのです。


とても寝にくいです。


それで個室を借りて親は簡易ベッドなどで寝るという方法もあります。


当然のことながら付き添い人に関わる費用はすべて自己負担となります。


子供の入院に付き添いがいるのは仕方ないことですが、経済的にはかなりの負担になります。

医療保険や共済に加入し子供の付き添い時の収入などをカバー

子供に医療保険なんて、と思っている人は多いのではないでしょうか?

ところが最近は、子供の医療保険のニーズが高まっています。


何故かというと、入院した子供の付き添いには親が仕事を休まなければなりません。


そこでその間収入が無くなる部分を医療保険でカバーしようという動きがあります。


具体的には共済民間の医療保険になりますが、その内容を見ていきましょう。

任意の保険や共済に加入:1日に5000円ほどの保障が受けれる

最近では学資保険に医療保険が特約で付いているものもあるくらい、子供の医療保険が見直されています。


医療保険といっても民間の保険から共済まで、様々な保険があります。


子供の入院にはどうしても親の付き添い付いが必要なため1日に5,000円ぐらいあれば助かるのではないでしょうか。


公的保障ではカバーしきれない部分を任意の医療保険や共済で補てんするのがおすすめです。


これに加入していることで、安心して入院時の付き添いもできるでしょう。

共済などは低い掛け金で入院保障などを得ることができる

人気があるのはお手軽な共済です。


月の掛金が1,000円と安い上に2割ほどの割戻金まで戻ってきて、入院時は1日5,000円もらえます。


おまけに過失による第三者への損害賠償にも対応していたりする共済もあります。


共済は県民共済や全労済、COOP共済などが有名です。


民間の生命保険会社も1日5,000円の給付金コースで、1,000円以下の保険料のところもあります。

収入がなくなって困る人は保険の必要性が増してくる!

子供が入院すると親の付き添いが必要になってきます。


親が付添うということは、親が仕事を休むということです。


正社員で有休があればいいのですが、非正規の方やパートの方だとその間の収入が途絶えることになります。


その途絶えた収入の補填のためにも子供の医療保険が必要になってきます。1日5,000円給付されると助かるものです。


子供が苦しんでいる時ぐらい、お金のことは気にせず安心して付き添いをしたいものです。


子供は親の付き添いに安心して回復できるのではないでしょうか。

まとめ:子供の入院に親が付き添う際の保険について

いかがでしたでしょうか。


子供に医療保険は必要かとの問いに、入っておいたほうが安心という答えになります。

なぜなら医療費以外に結構費用がかかるからです。


特に大きいのは子供の付き添いで親が仕事を休むことになり、その間の生活費食事代差額ベッド代付き添い用ベッド代交通費などをどうするかという問題が出てきます。


ちなみに電車やバスなどで移動してかかった交通費など子供の分も付き添いの保護者の分の交通費も医療費控除の対象になります。 


ただし対象となるものと対象外になるものもあるので注意が必要です。


提出書類については、こちら(医療費控除の提出書類)を参考にしてください。


こんな時、保険に加入していれば、安心して子供の入院時の付き添いができるのではないでしょうか。


是非、万が一のことに備え保険や共済への加入を検討していただきたいです。

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