学資保険は絶対元本保証される!?元本割れを防ぐ方法を解説!

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学資保険は元本保証がされるものと思っている人もいるのではないでしょうか。学資保険は元本割れを起こしてしまう場合があります。ここでは学資保険を検討している方に向けて、元本割れしない学資保険の選び方や学資保険以外の元本保証がある資産運用方法などを徹底解説します。



▼この記事を読んで欲しい人 
  • 学資保険の加入を検討している人
  • 学資保険の元本割れしない方法を知りたい人
  • 学資保険以外の元本保証ありの資産運用方法を知りたい人

内容をまとめると

  • 学資保険は元本保証はなく、元本割れしてしまうケースがある。
  • 学資保険で元本割れを起こさないためには保険料の払込期間を短期間にして返戻率を上げる
  • 医療特約を付けることで元本割れする可能性が高くなる。
  • 元本保証の資産運用方法には定期預金や公債・社債など安定的な方法が多くある。
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学資保険は元本保証ではない



子どもが生まれると学資保険の加入を検討するご家庭も多いでしょう。


学資保険とは、子どもの学費を貯めるための貯蓄型保険のことです。子どもの将来のために貯蓄したい、少しでもお金を増やしておきたいと思うのは当然ですよね。


しかし、そんな子どもの教育資金をためるために始めた学資保険ですが実は元本割れしてしまうケースもあります。学資保険だからといって必ず元本保証がされているわけではないのです。


元本割れとは、支払った保険料よりも受け取る金額が少なくなってしまうこと。元本保証とは、支払った保険料(元本)が減ることなく必ず戻ってくることを指します。


入学資金などの貯蓄のつもりで学資保険に加入したのに元本割れを起こしてしまった、
元本保証はされるものと思っていたというご家庭も多いのではないでしょうか。


そこで今回は学資保険の元本割れを防ぐ方法などに着目して解説していきます。

学資保険は低金利の影響で元本割れする商品が多くなっている

学資保険に加入する場合、元本保証がある元本割れしない商品を選びたいです。しかし、現状では学資保険は元本割れする商品が多くなっています。


学資保険が元本割れする大きな理由として、低金利の影響があげられます。低金利とは、文字通り金利の低い状況を指します。


1990年頃のバブルの時代は予定利率5~6%と高かったですが、その後超低金利時代に日本は入ります。政府が低金利政策や2016年2月から施行されたマイナス金利政策を続けていることで、予定利率も下がっているのです。


予定利率とは保険会社が保険料を計算する際に用いる指標のひとつで、契約者から払い込まれた保険料を運用して得られる予想運用利回りのこと。保険会社も苦戦が続き、元本割れをする商品が多くなってしまっています。

元本割れしない学資保険を選ぶには返戻率をチェックする

返礼率に注目すると元本割れしない学資保険を選ぶことができます。返戻率とは、支払保険料に対して受け取ることのできる学資金など保険金の割合のことを指します。


学資保険の元本割れとは、支払った保険料よりも受け取る金額が少なくなってしまうこと。元本割れする商品を見分けるためにはまず支払保険料と受取保険料がそれぞれいくらかを知る必要があります。


受取保険料を支払保険料で割り、100で掛けると返礼率を計算することができます。

返戻率(%)=(受取保険金総額÷支払保険料総額)×100

返礼率が100%を下回るとその学資保険は元本割れする商品ということになります。100%上回ると支払保険料より受取保険料の方が高いため教育資金を貯蓄するにはより有利な学資保険といえます。


この返礼率は、保険会社が保険料を運用している年数が長いほど高くなる傾向があります。すなわち、契約年数が長いほど返礼率は上がっていくのです。


元本割れしない学資保険を選ぶにはまず返礼率をチェックしてみましょう。

学資保険の返戻率を上げるには?元本割れを防ぐ4つの方法

元本割れしない学資保険を選ぶには返礼率をチェックすることが大切です。返礼率を100%以上にすることができれば元本割れを防ぐことができます。


返礼率が下がってしまう理由にはいくつかあります。学資保険の貯蓄性を重視したい場合は、できる限り返戻率を高くしたいですよね。


返礼率は学資保険の加入の仕方によって異なることがあります。また、同じ保険会社の同じ商品であったとしても外的要素などの影響を受け、返戻率が変動する場合もあります。


そのため、学資保険や返礼率の仕組みをよく理解することが必要です。


ここでは学資保険の返礼率を上げ、元本割れを防ぐ4つの方法について解説していきます。

  1. 特約はつけない
  2. 祝い金を受け取らない
  3. 保険料の払込を「年払い」にする
  4. 保険料は短期間で支払う

方法①特約はつけない

学資保険の返礼率を上げ、元本割れを防ぐ方法の1つ目は特約はつけないことです。


特約とは、メインとなる学資保険の保障内容を充実させるために付けるオプションの契約のこと。特約だけの契約は不可のため、主契約とセットとして契約することが必要です。


また、メインの学資保険を解約する時は特約も一緒に解約されることになります。もし仮に特約を付けた場合、学資保険の保険料が上がる可能性が高いです。


受取保険料が同じ金額だとしても、支払保険料が多くなるので返戻率は下がってしまいます。返礼率が下がってしまうということは、元本割れを起こしてしまう可能性が高くなります。


そのため、教育資金などの貯蓄をメインにしたい場合は元本割れを防ぐため特約は付けない方がいいと言えるでしょう。

方法②祝い金を受け取らない

学資保険の返礼率を上げ、元本割れを防ぐ方法の2つ目は祝い金を受け取らないことです。


祝い金とは、満期金保険金とは別に小学校や中学校、高校など入学のタイミングで一時金を受け取れるというもの。返礼率は祝い金のように受取回数が多いと下がってしまう傾向があります。


学資保険で受け取る合計額のうち、祝い金の割合が高くなるほど元本割れの可能性も高くなるのです。そのため、受取回数の少ない支払いが一回だけの学資保険の方が支払保険料を抑えられ、返礼率も高くすることができます


大学入学資金のような大きい教育資金に備えるなら、祝い金がないタイプの学資保険を選ぶのも返戻率を上げるひとつの手です。祝い金は入学の節目で受け取れるため使用用途も幅広く便利ですが、返礼率で考えるならば受け取らない選択をするのが良いでしょう。

方法③保険料の払込を「年払い」にする

学資保険の返礼率を上げ、元本割れを防ぐ方法の3つ目は保険料の払込を年払いにすることです。


学資保険の保険料を毎月払い込みするよりも、一年分をまとめて払い込むほうが返礼率が高くなります。学資保険の契約時に一括で保険料を支払うことでも返礼率を高くすることができます。


また、保険料の払込回数が少なく、まとめて払込みするほど払込保険料の合計額も安くなります。学資保険の保険料の払込を年払いにし、返礼率を高くすることで元本割れのリスクも減らすことができるでしょう。


しかし、保険料の払込を年払いにするとそれだけ一度に支払う負担も大きくなるため、無理のない保険料で契約することが大切です。

方法④保険料は短期間で支払う

学資保険の返礼率を上げ、元本割れを防ぐ方法の4つ目は保険料を短期間で支払うことです。学資保険の他の条件が同じであれば、保険料を短期間で支払う方が返礼率は高くなります。


学資保険は保険会社が保険料を運用し、運用益を得る方法をとっています。保険会社が運用できる期間が長ければ長いほど得られる金額が高くなるのです。


保険料の払込を短期間にすることで、据置期間を持つこともできます。据置期間とは、保険料を支払い終わってから受け取るまでの期間のこと。


措置期間を持てることで、この期間の運用の成果が上乗せできます。また、学資保険の中には払込期間が選べるものも。


10歳払済と18歳払済では返礼率に差が出るため、返礼率を上げ元本割れを防ぎたい際には無理のない範囲で保険料を短期間で支払うようにしましょう。

学資保険の医療特約は不要!

学資保険に加入する際、子どもの医療面の保証を考えオプションとして医療特約を検討する人も多いです。


医療特約とはオプションの保障のことをいい、医療特約を付けることで医療面の保障を手厚くすることができます。子どもが小学生になるとケガも多い時期のため保障も少しは必要と考える親御さんもいるでしょう。


しかし実は、学資保険に医療特約は不要なことが多いのです。医療特約が不要な理由を以下に解説していきます。

  • 地元の医療費助成制度で足りる場合が多い
  • 医療保険としては不十分である
  • 医療特約を付けると元本割れしてしまう

まず、学資保険に医療特約をつけなくても地元の医療費助成制度で足りる場合が多いです。全都道府県、市区町村が乳幼児等の医療費の助成をしています。


子育ての支援が充実しているため、そもそも子どもの医療費があまりかからず負担にならない場合が多いのです。


次に、医療保険としては不十分である場合が多いです。学資保険のメインは教育資金の貯蓄です。


医療特約をオプションで付けられたとしても、医療保険メインのものと比べると保証が不十分な場合もあります。学資保険の医療特約は、あくまで主契約の範囲内なのが現状です。


次に、医療特約を付けると元本割れしてしまう場合が多いです。医療特約を付けると、その分支払う保険料が高くなります。


支払う保険料が高くなるということは返礼率が下がり、元本割れする可能性が高くなるということ。昨今の低金利により返戻率が下がっている中、さらに元本割れを起こしてしまうのは厳しいですよね。


以上のことから教育資金の貯蓄をメインにするなら学資保険の医療特約は不要であるといえます。

学資保険より返戻率が高いおすすめの3つの保険

学資保険は、祝い金を受け取らないことや保険料の支払いを短期間にすることで返礼率を高くすることができます。しかし、超低金利時代の中、学資保険の返礼率は以前より下がっており上げることも難しい場合があります。


教育資金の貯蓄を考えるならば、学資保険以外の貯蓄方法も知っておきましょう。中には学資保険よりも高い返礼率を期待できるものもあります。


教育資金を貯蓄する方法は学資保険だけではないため、いくつかの貯蓄方法を持っておくのも良いです。


ここでは、学資保険より返戻率が高いおすすめの3つの保険について解説します。

  1. 低解約返戻金型終身保険
  2. 個人向け国債
  3. 外貨建て保険

おすすめ①低解約返戻金型終身保険

学資保険より返戻率が高いおすすめの保険1つ目は低解約返戻金型終身保険です。


低解約返戻金型終身保険とは、通常の終身保険と比べ保険料が安く設定されている死亡保険のこと。他の保障内容は通常の終身保険と同じです。


保険料の払込が終わると、以降の解約返戻金が通常の終身保険と同水準に戻るのが特徴になります。終身保険という名前がついていますが、低解約返戻金型終身保険を資産形成で活用している人もいます。


近年では、低解約返戻金型終身保険の払込期間満了を子どもの大学入学などに合わせて学資保険のようにする方法もあります。保険料の払込期間満了後に解約すれば、それまで払った保険料の合計額以上のお金が返ってくるため、元本割れの心配もありません。

おすすめ②個人向け国債

学資保険より返戻率が高いおすすめの保険2つ目は個人向け国債です。


国債とは、国が発行する債権のこと。債権は、国や政府などが資金を借りるために発行する有価証券の一種です。


個人向け国債は、個人が購入しやすいように工夫された国債のことを指します。個人向け国債のメリットは、購入後1年経っていれば、直近2回の利子相当分は引かれますがいつでも元本に換金できる点です。


また、1万円単位で購入できるため、無理のない範囲で教育資金を積み立てて貯めたい人にも最適です。

おすすめ③外貨建て保険

学資保険より返戻率が高いおすすめの保険3つ目は外貨建て保険です。


外貨建て保険とは、払込保険料を米ドルなどの外貨で運用する保険のこと。満了保険金や解約払戻金は外貨だけでなく、円で受け取ることも可能です。


通常の保険に比べ外貨建て保険は高い金利で運用されており、保険料が安く貯蓄率も高いです。そのため返戻率も比較的高くなります。


外貨建て保険は海外の高い金利で保険料を運用するため、通常の保険料の運用よりも高い利益が見込めるのも良い点です。また、外貨建て保険に加入することで資産を円と外貨に分散させることが可能です。


円の価値が下がった場合にも、外貨を保有していることでリスクが分散するため、安定した利益を得られる可能性も高いです。

元本保証がある3つの資産運用方法

学資保険は、低金利の影響や返礼率が下がることにより元本割れのリスクがあります。たとえ今の返礼率が高いとしても、今後の元本保証がされているわけではありません。


子どもの将来に必要なお金を考えると、なるべく元本保証されていて少しでも増える可能性のあるものを選びたいですよね。また、元本保証があることで大きな安心材料にもなります。


ここでは元本保証がある3つの資産運用方法について解説していきます。

  1. 定期預金
  2. 円建ての貯蓄性保険
  3. 公債・社債

方法①定期預金

元本保証がある3つの資産運用方法1つ目は定期預金です。


定期預金とは、預け入れから決めた一定の期間の引き出しができない預金のことです。定期預金を利用している人は比較的多く、その理由は普通預金に比べ金利が高いことにあります。


3年後や5年後など満期の日までは引出せないため、貯蓄が苦手な人にも向いている預金方法です。

方法②円建ての貯蓄性保険

元本保証がある3つの資産運用方法2つ目は円建ての貯蓄性保険です。


近年ドル建ての保険が注目されていますが、元本保証という点では円建ての貯蓄性保険が優れています。円建て保険とドル建て保険の大きな違いは、円で運用されるかドルで運用されるかです。


ドル建て保険は保険料が安くなりやすいというメリットがありますが、為替手数料や為替リスクなどを考慮しなくてはなりません。しかし、円建ての貯蓄性保険であれば払込保険料は毎月一定でわかりやすく、為替リスクで元本割れする心配もありません。


元本保証重視で安定して教育資金を貯蓄したい人に向いている保険といえます。

方法③公債・社債

元本保証がある3つの資産運用方法3つ目は円建ての公債・社債です。


公債とは、国などが財源を得るため国民から借り入れる金銭の債務のこと。社債とは、会社が資金調達を目的に投資家からの払込みと引き替えに発行する債券のことです。


公債・社債の魅力は比較的安全性が高いことにあります。また、公債は元本保証、社債は利率が高いのがメリットです。


しかし、安全性は極めて高いといえますが、社債の場合は倒産のリスクもあります。メリットとデメリットそれぞれの点を考慮して最適な方を選びましょう。

まとめ:学資保険の相談はマネーキャリアへ

今回は、学資保険の加入を検討している方に向けて、学資保険の元本割れを防ぐ方法や元本保証がある資産運用方法などを紹介してきました。


学資保険の元本割れを防ぐには、返戻率を上げることが大切です。また、学資保険以外の運用方法を視野に入れることも必要になります。


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