学資保険を一括払いするメリット・デメリット!全期前納や年払いと比較

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学資保険の一括払い(一括納付・一括払込)は返戻率が高くてお得聞いた方も多いのではないでしょうか。今回、学資保険の保険料を一括払いするメリット・デメリット、月払い・年払い・全期前納との返戻率の比較を解説します。よりお得な支払方法で学資保険に加入しましょう。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

学資保険を一括払いするメリット・デメリットを比較


学資保険を検討する際、やはり気になるのが返戻率の高さですよね。

そこでよく保険の営業マンが勧めるのが「学資保険の一括払い」です。月払いや年払いよりも返戻率が高くお得ですよとおすすめしてくることが多いです。

そんな時、「何かデメリットを隠しているのでは?」「絶対に裏がある」と勘繰ってしまうのは当然です。

実際に学資保険の一括払いには月払いなどとは異なる注意すべきデメリットが存在します。

そこでこの記事では、学資保険の一括払いのデメリットを知りたい方に向けて
  • 一括払いには「一時払い」と「全期前納払い」の2種類がある 
  • 一括払いのメリットとデメリット
  • 一括払いができるおすすめ学資保険のランキング 
  • 「月払い」と「一括払い」はどちらがよいか
について解説します。

この記事を最後まで読んでいただければ、一括払いのデメリットだけでなく学資保険をどのように選べばいいのかわかるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

一括払いには「一時払い」と「全期前納払い」の2種類がある

子どもの教育資金にと学資保険をかける際、その支払方法は、月払いや年払いのほかに一括払いがあります。

一括払いとは、文字通り保険料を一括で支払うことです。支払方法によって返戻率には差があり、一括払いでは返戻率がもっとも高くなるという大きなメリットがあります。

しかし、一括払いには
  • 一時払い
  • 全期前納払い

の2種類があることはご存じでしょうか。どちらも一括払いと呼ばれるものでありながら異なる部分も多く、支払方法を検討する際には注意が必要です。


まず一時払いとは、契約者が全期間分の保険料を一度に支払うことです。保険会社が保険料を受け取り、支払いは終了となります。一般的に「一括払い」と言ってイメージされるのはこのあり方かもしれませんね。


一方で全期前納払いとは、契約者が全期間分の保険料を払うところまでは同じなのですが、一旦保険会社が保険料を預かり、毎月、その中から保険料として充当されていくという仕組みです。


契約者側から見ればどちらも一度にお金を用意するわけですから、この違いは少し不思議ですよね。

一括払いには返戻率が高いという特長がありますが、この2つの支払方法の仕組みとデメリットをしっかりと理解しておくことが、お得な支払いのためにはより大切です。

それでは次に、一時払いと全期前納払い、それぞれのデメリットを紹介します。

学資保険の全期前納と一時払いのメリット・デメリット比較

全期前納と一時払いの主な違いについて、上でご説明しましたが、さらに深く両者を比較してみます。
     
一時払い全期前納払い
払い込む保険料の総額全ての払い込み方法の中で最も安い一時払いよりは高いが、年払いや月払いよりも安い
死亡時や中途解約時の保険料の返還返還されない返還される
生命保険料控除保険料を払った最初の年のみ可能払い込み期間中毎年可能

これらをふまえて、両者のメリットとデメリットを考えてみると、一時払いは、
【メリット】
  • 保険料の総額が最も安い
  • 返戻率が高い
【デメリット】
  • 死亡・中途解約時の残りの保険料が戻ってこない  
  • 生命保険料控除が1度しか受けられない 
ということがいえるでしょう。

一方の全期前納払いでは、 
【メリット】
  • 死亡・中途解約時に残りの保険料が戻ってくる
  • 生命保険料控除が毎年受けられ、節税効果がある
【デメリット】  
  • 保険料の総額が一時払いよりも高い  
  • 返戻率が一時払いよりも低い  
ということがいえます。

いかがでしょうか。 

どちらにもメリット・デメリットがありますので、それぞれの状況に応じて選択されるのがよいでしょう。 

ただし、どちらも大きなお金を一度に支払うことには変わりありませんので、その後のライフプランや家計をよく考えて検討することをおすすめします。

学資保険の保険料を一括払いするメリット!

上で一時払い、全期前納払いのそれぞれのメリットやデメリットをご紹介しましたが、ご理解いただけたでしょうか。 


契約者にとってはどちらの場合もまとまったお金を一度に払うわけなので、それなりのメリットがないとなかなか決断できませんよね。 


以下では、学資保険の保険料を一括払いした場合のメリットについて、より詳しくお伝えしていきたいと思います。 


どのようなメリットがあるか、しっかり確認してみてくださいね。

返戻率が高くなる

最初のメリットは、なんといっても一括払いにすると他の支払い方法よりも返戻率が高くなるということです。 


これは、保険会社にとっても、毎月少額の保険料が長期に渡って払われるよりも、最初にまとまったお金が払い込まれる方がその後の運用が効果的にできるという背景があるからです。 


例として、明治安田生命の「つみたて学資」で、保険料を毎月払う場合と加入時に一括払いする場合の返戻率を比較してみましょう。 

 

保険契約I型、契約者は男性25歳、お子さんは0歳、21歳満期で総額300万円(基準保険金額75万円)と200万円(基準保険金額50万円)の場合です。

保険料払い込み期間総額300万円(基準保険金額75万円)総額200万円(基準保険金額50万円)
 10歳まで 105.8% 104.8%
15歳まで104.3% 102.9%
 加入時に一括払い 109.0% 108.0%
10歳までと一括払いの差3.2%3.2%
15歳までと一括払いの差4.7%5.1%

いかがでしょうか。最も一括払いとの返戻率の差が大きいのは、総額200万円で15歳までの払い込みにした場合で、その差は5.1%となっています。 


そう考えると、もし家計に余裕があるのであれば加入時に一括払いする方が、断然お得ですよね。

払込保険料総額が安くなる

次のメリットは、一括払いの方が払い込む保険料の総額が安くなるということです。 


わかりやすいように、上の返戻率と同じ条件でそれぞれの保険料の総額を比較してみます。  

保険料払い込み期間 300万円(基準保険金額75万円) 総額200万円(基準保険金額75万円)
10歳まで 2,834,760円1,907,880円
15歳まで2,874,600円1,943,460円
加入時に一括払い  2,749,776円1,851,139円
一括払いと10歳までの差額 84,984円 56,741円
一括払いと15歳までの差額124,824円92,321円

いかがでしょうか。 


総額200万円では、10歳と一括払いでは56,741円、15歳では92,321円の差が、総額300万円ではさらにその差は、10歳と一括払いでは84,984円、15歳では124,824円にも広がっているのがわかります。

学資保険の保険料を一括払いするデメリット

先ほども説明しましたが、学資保険の一時払いで何よりのメリットとなるのは、あらゆる支払方法の中で返戻率が最高となることです。

しかし同時に、一時払いにすることで発生するデメリットもあります。


デメリットは大きく分けて下記の3つです。これから詳しく見ていきましょう。

  • 払込免除特約が適用されない
  • 生命保険料控除の適用が、支払った年のみとなる
  • 中途解約した場合の損が大きい

デメリット1:払込免除特約が適用されない

払込免除特約という名前を聞いたことがあるでしょうか。

学資保険を月払いや年払いで契約する場合には、通常必ず付加されるもので、契約者に万が一のことがあった時、その後の保険料支払いが免除されるという内容です。

学資保険の支払いは長期にわたるものなので、その間に契約者である親に万が一のことがあったらという不安は多くの方が感じるでしょう。

払込免除特約では、学資保険の種類にもよりますが、死亡時に限らず高度障害や三大疾病なども適用範囲に含まれます。 

このように、万が一の場合に保険料の支払いは免除されながら保険金は満額受け取ることができるという学資保険ならではの大きな恩恵を、一時払いでは受けることができません。 

保険料の支払いが完了しているため、それ以上免除されるものがないと考えられるためです。

ただし、もちろん学資保険そのものは継続されており、通常通りの満期金を受け取ることができます。 

デメリット2:生命保険料控除が支払った年しか適用されない

見落としがちながら、デメリットとなりうるのが税金面です。

生命保険料控除とは、生命保険を支払っている人がその額に応じて所得税などの控除を受けられるという優遇制度です。契約者が、保険料を支払った本人だけでなく家族の場合にも適用されます。

学資保険もこの生命保険料控除の対象になりますが、契約した年にすべての保険料を支払っているため、その年しか控除が受けられないのです。
 

支払方法に月払いや年払い、全期前納払いを選択していれば、控除を毎年受けることができますので、一時払いではデメリットとなります。  

では、控除額は具体的にいくらになるのでしょうか。所得税・個人住民税について見てみましょう。

実は、2012年1月より前に加入した保険は「旧制度」、それ以降に加入した保険は「新制度」と別々の計算方法が用いられますが、ここでは、子どもが現在0歳とし、新制度のみで計算します。

また控除額には上限があり、年間の支払額が所得税の計算においては80,000円を超えると、住民税の計算においては56,000円を超えると一律額となります。

【シュミレーション】

  • 子ども:0歳
  • 学資保険料:月5,000円
※他に、一般生命保険料の対象となる保険には入っていないものとする

月払いの場合、年間の支払額は60,000円となり
  • 所得税の生命保険料控除額:35,000円
  • 住民税の生命保険料控除額:28,000円(一律額)
一時払いの場合、10数年分の保険料をまとめて支払うわけですから、当然上限額が適用され、
  • 所得税の生命保険料控除額:40,000円(一律額)
  • 住民税の生命保険料控除額:28,000円(一律額)
となります。

いかがでしょうか。保険料支払い年数を考えると、差は歴然としています。

デメリット3:途中解約した場合大きく損をする

もうひとつのデメリットとして、中途解約した場合の問題があります。

学資保険の支払いは長期間にわたるので、途中で支払いが困難になる可能性も考えられます。

これは一時払いに限らず月払いや年払いであっても同じことですが、学資保険は中途解約するとかなり高い確率で元本割れします。

元本割れとは、支払い済みの保険料よりも受け取る解約金の方が少ないことを意味します。 

全期間の支払いが前提となっている代わりに、払込免除特約を含む安定的に受け取りができるというのが、学資保険の特徴だからです。 

中でも一時払いは返戻率が高い分、中途解約時の元本割れの額も大きくなります。

解約金の額は契約年数によって異なりますが、最低でも契約後5年は経過していなければ、必ず元本割れすると言えるでしょう。

一括払い・全期前納払いができるおすすめ学資保険ランキング!

ここまでで一括払いのメリット・デメリットについてご理解いただけたのではないでしょうか。 


それをふまえた上で、実際に一括払い・全期前納払いができる学資保険で実際にどのような学資保険が人気があるのか、ランキングの1位~3位をご紹介していきたいと思います。 


気になる学資保険があるかどうか、しっかりチェックしてみてくださいね。

1位:明治安田生命「つみたて学資」

第1位は、先の返戻率などの例でもご紹介した明治安田生命「つみたて学資」です。 


その特徴から見ていきましょう。 

  • 最も費用のかかる大学時に保険金を受け取れる 

明治安田生命の「つみたて学資」では、最も大きなお金が必要となる大学時に、18歳、19歳、20歳、21歳と4回に分けて教育資金を受け取ることができます。 

  • 保険料の払い込みは10歳・15歳の2パターン 

保険料は10歳、または15歳までの払い込みで早めに終わる設定となっています。 

  • 万が一の場合、以降の保険料払い込みが免除される 

契約者が死亡、または所定の身体障害の状態になった時、以降の保険料の払い込みは免除、保障はそのまま続きます。
 


そして保障内容は以下のとおりです。 

  • 子供の加入年齢:0歳~6歳 
  • 契約者の年齢:18歳~45歳(被契約者が2歳以上の場合は、40歳まで) 
  • 満期:21歳 
  • 保険料払い込み期間:10歳・15歳 
  • 学資金支払時期:18歳・19歳・20歳・21歳
  • 出産予定日の140日前から加入可能


保険契約I型、30歳男性、子供0歳、学資金300万円と200万円の場合の月額保険料と返戻率は以下のようになっています。 

300万円200万円
15歳まで 15,995円/104.1%10,814円/102.7%
10歳まで23,640円/105.7%15,910円/104.7%

2位:フコク生命「みらいのつばさ」

第2位は、フコク生命の「みらいのつばさ」です。 


主な特徴には、 

  • 子供の成長の段階にあわせて学資金を受け取れるステップ型と、大学入学時にフォーカスしたジャンプ型がある 
  • 兄弟割引がある 
  • 学資金の受け取りは据え置くこともできる 
  • 万が一の場合、以降の保険料払い込みが免除される 

などがあります。


保障内容はどうなっているのでしょうか。 

  • 子供の加入年齢:0歳~7歳 
  • 契約者の年齢:契約者の性別、保険料払込期間、被保険者の年齢によって異なる (例:子供が0歳の場合、父親は18歳~59歳まで)
  • 満期:22歳 
  • 保険料払い込み期間:11歳・14歳・17歳 
  • 学資金支払時期:ステップ型→3歳・6歳・12歳・15歳・18歳・20歳・22歳、ジャンプ型→18歳・22歳 
  • 出産予定日の140日前から加入可能 

1位の明治安田生命の「つみたて学資」と比較すると、兄弟割引や学資金の受け取りの据え置きなどのユニークな特徴があったり、学資金の受け取りパターンが2パターンあるなど、選択肢が少し広い印象です。  


保険料も比較してみましょう。 

30歳男性、子供0歳、学資金210万円(ステップ型)、200万円(ジャンプ型)の場合です。


【ステップ型】 

11歳 14歳 17歳
月額保険料15,186円12,131円10,170円
返戻率104.7%103.0% 101.2%

【ジャンプ型】

11歳  14歳17歳
月額保険料14,354円11,467円9,614円
返戻率105.5%103.8%101.9%


3位:JA共済「こども共済」

第3位はJA共済の「こども共済」です。この学資保険には、「学資応援隊」、「にじ」、「えがお」の3種類があります。


それらの主な違いは、「学資応援隊」は学資金の受け取りを中学プラン、高校プラン、大学プランから選び、「にじ」と「えがお」は幼稚園の入園から22歳まで定期的に受けとる点です。「にじ」と「えがお」の違いは、子供の死亡保障が「えがお」の方が手厚くなっています。 


ここでは主に、「学資応援隊」についてご説明していきます。


まず、その保障内容を見てみましょう。 

項目内容
子供の加入年齢0歳~12歳
契約者の年齢18歳~75歳
満期14歳、15歳、17歳、18歳、22歳
保険料払い込み期間14歳満期:11歳まで
15歳満期:12歳まで
17歳満期:11歳/14歳まで
18歳満期:12歳/15歳まで
22歳満期:17歳支払開始→11歳/14歳/17歳、18歳支払開始→12歳/15歳/18歳
学資金支払時期14歳満期:11歳から
15歳満期:12歳から
17歳満期:14歳から
18歳満期:15歳から
22歳満期:17歳または18歳から
子供の死亡保障 払込期間中:払込年数に応じた額
払込終了後:300万円

次に、掛金と返戻率はどのようになっているのでしょうか。


30歳男性、子供0歳、共済金200万円の設定で、中学プラン(15歳満期)、高校プラン(18歳満期)、大学プラン(22歳満期)を比較してみましょう。 

 中学プラン(15歳満期)高校プラン(18歳満期)大学プラン(22歳満期)
保険料14,996円12,288円9,418円
返戻率92.6%90.4% 98.3%

1位、2位と比較すると子供の死亡保障が備わっている分、返戻率は100%を割ってしまいます。     

学資保険は結局「月払い」と「一括払い」はどっちがいいの?

ここまで、一括払いのメリットとデメリットを中心によりよい支払方法を考えてきました。


まとめると、一括払いと月払いの比較要素としては

  • 払込免除特約
  • 返戻率
  • 解約時の元本割れのリスク
  • 生命保険料控除

の4つです。


しかし、考えるところは「払込免除特約」と「返戻率」だけで良いでしょう。 


払込免除特約は学資保険の最大のメリットです。


親に万が一のことがあった場合にも子どもの教育資金を確保するという「安心」を積み立てていけるのです。預貯金などと比べた時の学資保険の強みもここにあります。


返戻率については、当たり前ですが高いに越したことはありません。


特に預貯金の利息がほぼ無いに等しい現代、保険には少しでも高い返戻率を期待したいものです。


学資保険は確実性が高い代わりに全体的に返戻率が高くないものですが、支払方法で差があるのですから賢く見極めたいところですね。


下2つの項目をあまり重要でないとした理由は、中途解約に関しては、どの支払い方法を選んでも元本が割れることがほとんどだからです。  


ただ、一括払いは契約期間が5年~7年を超えれば、少しはプラスになって解約金が入る可能性が高いので、マイナス期間は一番短いと言えます。 


また生命保険料控除も、多くのご家庭では他の生命保険で控除額いっぱいまで適用されていて、学資保険で補っている人はあまりいません。

参考①:学資保険の一括払いで生じる誤解

ここでありがちな勘違いの例をご紹介します。


Aさんは5年前に子どもの学資保険を契約し、支払方法に一括払いを選びました。もちろん、保険料は契約した年に全額支払い済みです。


しかし、毎年保険会社から送られてくる生命保険料控除用の通知には年払いとして記載されています。


支払い済みの額も、あたかも年払いしたかのように1年分ずつ加算されているのです。


これは手続き上のミス?と、Aさんは不安になっています。


ここまでお読みいただいたのなら、もうお分かりですね。Aさんが選択したのは全期前納払いだったのです。


保険料を一括で支払ってはいますが、一旦保険会社が預かり年単位で支払いを充当しています。


充当したそれぞれの年に生命保険料控除が受けられるため、通知にはそのように記載されていたのです。

参考②:一括払いした保険会社が倒産したらどうなる?

一括払いにまつわる事例をもうひとつご紹介します。


Bさんは学資保険の加入を検討中です。支払方法は返戻率のお得な一括払いにしようと考えています。


しかしふと、加入した保険会社がもしも倒産した場合どうなるのかと不安になりました。支払った保険料はまったく返ってこないのでしょうか。


結論から申し上げると、全額ではありませんが保護されます。


実は、生命保険と損害保険には、それぞれ保険契約者保護機構が設置されています。


保険会社が経営破綻した場合に、保険に加入している人を保護することが目的です。


この保護機構によって用意される積立金を責任準備金といいます。


正確には保険金とイコールではないのですが、この責任準備金によって、受け取る予定だった保険金のうち最低でも90%は保護される仕組みとなっています。

参考③:返戻率の高さを求めるなら、ドル建て終身保険もおすすめ

学資保険を選ぶにあたって最も気になるのは、払込免除特約と返戻率の高さであることをお伝えしましたが、これらのうち、返戻率の高さにフォーカスするのであれば、ドル建て終身保険という選択肢もあります。 


ドル建て終身保険とは、保険料や保険金を円でなくドルで設定している保険のことです。他にも外貨がある中でドル建てがおすすめなのは、アメリカの経済力によりドルの流通量が多く安定していること、為替レートの影響を比較的受けにくいことなどがその理由です。 


また、ドルは円よりも相対的に金利が高い傾向にあり、為替の差によるリターンを期待することができます。 


具体的に考えてみましょう。 


例えば、1ドル=100円のレートであったものが、保険金を受け取る際に、1ドル=110円の円安ドル高になっていれば、当初より高いレートの保険金を受け取ることができるというものです。
もちろん、逆の円高ドル安になる可能性も0ではありません。 


しかしながら、終身保険のように長期にわたって続けている場合、このリスクは分散・軽減されていきます。
 


いずれにしてもリスクは伴いますが、返戻率の高さを優先するのであれば、ドル建て終身保険は選択肢として検討してみるのもよいかもしれません。

まとめ:学資保険の一括払いは「払込免除」「返戻率」を意識!

学資保険の一括払いについて、デメリットにも注目しながら解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは

  • 一括払いには「一時払い」と「全期前納払い」の2種類がある 
  • 一括払いのメリットは、払い込み保険料の総額が安いので、返戻率が高くなる 
  • デメリットは、一度にまとまった保険料を払わなくてはならない、途中解約した場合の損が大きい 
  • 一括払いができるおすすめ学資保険のランキングは、
    1位:明治安田生命「つみたて学資」、2位:フコク生命「みらいのつばさ」、3位:JA共済「こども共済」

  • 「月払い」と「一括払い」の選択のポイントは、払込免除特約の有無と返戻率の高さをどう考えるか 
でした。

結論として、どの支払方法にも一長一短ありますので、これがベストという解があるわけではありません。

ただ、学資保険をかける以上、最大の魅力である払込免除特約はやはり生かすべきでしょう。親に万が一のことがあった時にも子どもの教育資金を残せるという、安心の積み立てです。

そして返戻率も確実に押さえておきたいところです。学資保険は全般的に返戻率が高くありませんが、教育資金あるいは純粋な貯蓄としても、増やすことを意識するのは重要です。

そういった意味では、払込免除特約の受けられる全期前納払いが可能な中で、返戻率のより高い学資保険を探すのも一つの方法かもしれません。

また税金面で、学資保険が生命保険料控除の対象になるという事実も併せて覚えておきたいですね。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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