学資保険は損?お得な損をしない選び方と注意点を分かりやすく解説!

学資保険の魅力はその堅実な運用にあります。しかし、堅実性を追求しすぎてしまい加入者から見れば損にしかなっていない場合があります。そのため学資保険が損になっているか否かの判断ができることは重要になってきます。今回はそのための注意点についてご紹介します。

学資保険で損をしてしまう事がある。お得な選び方とは?

子どもを持つ家庭にとって学資保険というのは謎の信頼感があるものです。


その結果として約90%のご家庭が学資保険に関して肯定的であり、その流れは連綿として続いているものでもあります。


このような学資保険には何の損もないと言わんばかりに、教育資金の積み立てを実行している節があります。


しかし、この学資保険には損という面があり、このことを理解していないと予定通りの資金は手に入らないでしょう。


今回は学資保険にはどのような損があるのかについてご紹介します。




学資保険で損をする元本割れとは

学資保険では元本割れしているケースが非常に多いです。

大手の保険会社のシミュレーションを何気なくやってみると、平然と元本割れしているものが提示されたりします。


しかし、そこには元本割れという言葉は書かれておらず損であることに気が付きにくい点があります。


例えば1987年生まれの男性が、今年誕生する子どものために18年かけて300万円の学資保険へ加入しようとすると、支払保険料総額410万円、満期金総額390万円と表示されたりします。


しかも月々11,000円かかるのですから何のために苦労して、挙句の果ては損をしなければならないのか分かりません。


学資保険の予定金利が高かったのはバブル時代のかつての話

学資保険と聞けば、利率が良いイメージがとっても強いですよね。

さらに子どもが生まれれば「学資保険に加入するのは当たり前」のように思われるほど知名度も高いです。


しかし、学資保険に限らず貯蓄性の商品の予定利率が高かったのはバブル時代の話であり、現在の話ではありません。


少し前までは、元本割れしない学資保険が多かったもののマイナス金利が始まってからは、学資保険での教育資金を貯めるのは難しくなってきてしまいました。



どういった場合に元本割れしてしまうのか

元本割れする場合の多くは学資保険として、要するに来の教育資金のために運用されている元本が少ないことと低金利である場合に起こります。

学資保険の保険料はシンプルに運用する金額だけで構成されているわけではありません。


保険料の中には運用資金、保険会社の運営資金、特約保障の準備金から成り立っていると考えられます。


この中の会社の運営資金とは全加入者に対して統一された基準の下で分配され高利益を獲得した場合は変動金利制を採用している保険への分配金を除き会社へと還元されます。


学資保険の場合は固定金利のため還元されることはないでしょう。


特約を付けられるのは学資保険も例外ではありません。


入院や死亡保障といった生命保険のような保障や災害保険などいろいろな場合に備えて学資保険を特約でカバーできます。


ただし、これらのほとんどは損になってしまい、他の保険で適用した方が損をせずに済みます。


単純に月々1万円の保険金を18年間支払い続けると216万円になります。


しかし、これだけ支払っても満期金総額200万円と書かれることもあります。


ちなみに満期金総額の中には満期金、祝い金、学資年金など加入者が受け取る額の総額が含まれています


つまりこの場合では全部で保険会社が支払うのは200万円だけで、特約の場合にはそれに応じた額だけ支払います。


このとき明らかに返戻率は100%を下回っています。すなわち元本割れを引き起こし損をしている状態になっています。これはどのような場合で起こるかと言うと


  • 祝い金の乱発
  • 不要な保障による運用資金の不足

が考えられます。



祝い金を早い段階で受け取ることで保険会社には運用できる資金が不足することになります。


また運用期間が短くなるため返戻率が下がり加入者に渡せる金額が低くなることで元本割れが発生しやすくなります。


また、保障の積立は別個に行うため運用資金が枯渇してしまい、運用による利益がうまく出せないことでも元本割れは起こります。


元本割れしない為に無駄な保障は付けない

元本割れを起こして損をしないためには余計な保障は学資保険にはつけないことです。

そもそも学資保険は他の保障をつけてうまく運用できるほどの仕組みを持っていません。そのため不要な保障によって損をすることは多いでしょう。


またそのような保障に多いのが掛け捨てであり支払完了と同時に意味を持た無くなり損をする一方の保険になりやすいのです。


損をしないためには学資保険に余計なことを期待しないことが重要です。


保障が欲しいのであれば別の保険に付加して運用した方が損になりにくいでしょう。


損してしまう返戻率が100%以下の学資保険が増えている

元本割れをしてしまうような学資保険は珍しくありません

その原因はいくつか考えられますが、大きな影響を与えているのがマイナス金利の導入でしょう。


マイナス金利と聞くと金利が安くなりローンが組みやすいと思う方もいらっしゃるでしょう。


しかし、それは買う側の論理であって売る側からすればとんでもないことをやってくれたと感じるものなのです。


何せこれで保険会社は大きな損を被ることになるのですから。

マイナス金利が影響している

マイナス金利とは日本銀行が示す標準金利というものをマイナスにした政策のことを言います。

つまり銀行や保険会社などが金利の物差しとして使っている指標がマイナスになるということです。


運用会社各社はこの指標を基に自分らの金利をどうするか決めていきます。


当然、みんなが金利を下げることで全体の金利はマイナス方向へと向かうことになります。


この結果として住宅ローンや自動車ローンが低金利状態になることは容易に想像できるでしょう。


これは、銀行の金利も同じようになるため預金に対する利子も下がります。


そうすることで預金残高が減少するものの市場に出回る資金が豊富になることから経済の活性化へとつながることが期待されています。


さて、保険の場合はどうでしょうか。


マイナス金利が導入されたことによって保険の金利は下がります。


これはすなわち保険料を上げることを余儀なくされていることになります。


保険でも投資でも複利計算の下、将来への資金を算出し予定利率を決めて運用をします。


そのためこの予定利率を下回るような金利で運用しなければならない場合は元本割れを引き起こすリスクが高まります。


例えば予定利率が年10%なのに実質金利が年3%になった場合を想定しましょう。


5年間の運用で元本は100万円として考えます。


予定通りであれば1,610,510円の積み立てができたものが1,159,274円しか積立てられなくなります。


つまり5年間で451,235円の損失が発生することになります。


金利の影響の大きさを理解いただけたと思います。


損しないために返戻率の高い学資保険を選びましょう

損をしないためには100%以上の返戻率が確保できる、それも教育資金の積み立てだけで達成できるような保険を探さなくてはなりません。

学資保険の本来の目的は教育資金の積み立てにありますので、まずはこの点が100%達成できる状態にしなければ大きな損失を被ることになります。


これをクリアしたうえで必要な特約を付けることを検討するとよいでしょう。


返戻率を見るだけで元本割れをするかしないかは分かりますが、さらに重要なことは何時どれだけの資金が手に入るかですので、この点もしっかり確認しなければなりません。


学資保険は途中解約してしまうと損する

学資保険の落とし穴として途中解約が認められていない点があります。

厳密に言えば途中解約をする権利は加入者側に与えられています。


そのためいつ解約するかというのは契約者間の合意によって決まります。

しかし、解約の際に発生する解約返戻金は学資保険の場合、非常に低価格になっています。



解約のタイミングによって返戻金は変わってくる

学資保険の場合は満期になってようやく元本以上の額が用意できるようになっており、満期以降に少しずつ伸びていく仕組みを持っています。

そのため満期に入る前に解約してしまうと支払済保険料よりも圧倒的に少ない額しか受け取ることができません。


つまり学資保険の解約返戻金は損をするように作られています。


学資保険の返戻率を上げる方法、お得な選び方

では、利率の低い学資保険でどのようにしたら利率は上がるのでしょうか?

学資保険の返戻率を上げる方法は2つあります!

しかし、この2つには返戻率を上げる一方で必ずデメリットも発生しますので、デメリットも含めてご紹介していきます。



損しない方法:払込期間を短くする

学資保険は基本的に長い期間支払っていくものがほとんどです。

一般的なケースたど、保険料1万円を18年間支払っていくタイプに加入している人が多いと思います。


この一般的なケースに加入者が多いのは、支払い期間は長いけれど1万円なら無理なく支払いをし続けていくことができるからです。


学資保険は途中で解約しないことが一番です。

無理なく支払いができるのが一番ですよね。


しかし、これでは返戻率は上がりません。


そこで返戻率を上げる1つ目の方法は「支払い期間を短くする」こと!


例えば、毎月3万円の保険料を10年間支払い、お祝い金を受け取るのは18歳。

こうすることで、8年間、支払ってきた保険料を保険会社が運用してくれるので利率を上げることができるのです。


損しない方法:払込方法を年払いや一括払いに変更する

一番おすすめなのは、年払い一括払いで保険料を支払う方法です。

支払方法によって返戻率は変動します。

  • 月払い≪年払い≪前期全納払い≪一括払い

このように、支払方法を変更することで大きく返戻率が変動します。


年払いは1年分の保険料を毎年準備しなければいけないことや、一括払いや前期全納払いでは総額保険料を一括で支払わなければならないため、大きな金額が手元から離れます。


年払いの多くはボーナス時に支払う人が多いですが、ボーナス支給日以外で設定しまうと、毎月コツコツと貯めておく必要が出てきます。


そのことによって生活が苦しくなってしまっては意味がありませんので、資金にゆとりがある人向けとも言えます。



まとめ

学資保険は利用する際に多くの注意点があります。


なぜ多いのかというと一般的な保険のように特約を活かせるだけの運用はせず、堅実な運用を心がけているがために元本割れを引き起こしやすい保険であるためです。


学資保険に加入する際は何の目的で加入するのかということを思い返しながら検討してみてください。

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