更新日:2023/11/25
生命保険の配当金とは?いつ・いくらもらえるのか税金についても
生命保険の配当金について困っている人は必見!生命保険の配当金の受け取り方法と受け取り時期、またややこしい税金について詳しく説明!これから生命保険に加入しようとする人、もしくは生命保険に入っているけど詳しく知りたいという人はぜひ確認してください!
内容をまとめると
- 剰余金が生じた際に契約者に還元されるお金が生命保険の配当金
- 生命保険なら必ず配当金がもらえるわけではなく、有配当のものと無配当のものがある
- 配当の有無で保険を決めるのは危険、保障内容を重視しよう
- 生命保険の配当金の受取は「毎年・3年ごと・5年ごと」の3種類ある
- 積立配当・保険金買い増し・相殺配当・現金配当から受取方法を選べる
- 契約期間中に配当金を受け取った場合、年末調整や確定申告時の生命保険料控除で対象となる金額が平均より少なくなる
- 保険金支払開始日以降や、保険金と同時に配当金を受け取った場合は、課税対象となる
- お金のことについて悩みがあるならマネーキャリアのFP相談を利用するのがおすすめです!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
- 生命保険の配当金とは?いつ・いくらもらえるのか税金についても
- 生命保険の配当金とは何?
- 生命保険の配当金は契約者への剰余金の還元
- 配当金の差益3つ:「死差益」「利差益」「費差益」
- 生命保険には配当金がある商品とない商品がある
- 配当金の注意点も。配当金だけで生命保険を選ばない方がいい理由
- 結局どの保険を選ぶかは保障で決めよう!無料保険相談の利用も
- 生命保険の配当金はいつもらえる?「毎年・3年ごと・5年ごと」から選べる
- 生命保険の配当金の受け取り方4つ
- 積立配当
- 保険金買い増し
- 相殺配当
- 現金配当
- 受け取り方法は加入時に指定できる
- 生命保険の配当金にかかる税金
- 契約期間中に配当金を受け取ったら生命保険料控除で申請
- 生命保険の保険金の支払開始日以降に配当金を受け取ったら
- 配当金を保険金と一緒に受け取ったら保険金の額に含める
- まとめ
目次
生命保険の配当金とは?いつ・いくらもらえるのか税金についても
あなたは生命保険の配当金についてご存知ですか?
名前は聞いたことがあっても、どんなものかを正しく説明できるという方は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、生命保険の配当金について
- そもそも生命保険の配当金とはどんなもの?わかりやすく解説!
- 生命保険には必ず配当金があるの?
- 生命保険の配当金の受け取り時期は?選択できるって本当?
- 配当金はどうやって受け取るの?その方法をご紹介!
- 生命保険の配当金には税金がかかる?
生命保険の配当金とは何?
そもそも生命保険に限らず、全般的な意味での配当金は、その漢字が示すそのままに「配当されるお金」という意味を持ちます。
例えば、何かの利益の還元として払われるお金や株式配当金などといった言葉で耳にしたことがある方もおられるかもしれません。
では、生命保険における配当金とは一体どういうものなのでしょうか?
それがきちんと把握できていないと、これ以降記事で配当金における税金や受け取り方などに触れていったとしても、はっきりと理解することは難しくなってしまいます。
そのため、まずは生命保険の配当金の説明として
- 生命保険の配当金は剰余金の還元のこと!
- 配当金の3つの差益って何?
生命保険の配当金は契約者への剰余金の還元
公益財団法人 生命保険文化センターの公式ホームページを参考に説明していきます。
生命保険における保険料は、大体の場合において、契約時の年齢や性別によって異なりますよね。
この保険料が何に基づいて算出されているかというと、
- 予定死亡率:年齢や性別に応じて予想される死亡確率
- 予定利率:生命保険の契約者に対して、会社側が約束する運用の利回り(収益率)
- 予定事業費率:生命保険会社の事業において、維持・運営のために必要となるであろう経費
この3つの予定基礎率と呼ばれる数字です。
しかしこれはあくまでも「予定」、つまりこうなるであろうという推測の数字。
実際に必要となった金額との間に、剰余金が生まれることがあります。
配当金とは、この剰余金が発生した際に「還元」という形で契約者に対し分配されるお金のことです。
簡単に言うと、「予想より利益が生じたので、支払ってもらった保険料の一部を返しますよ」というシステムとなっています。
配当金の差益3つ:「死差益」「利差益」「費差益」
配当金には
- 死差益
- 利差益
- 費差益
- 保険商品を発売する
- 勧誘し、保険契約を結ぶ
- 契約者から保険料を受け取る
- 契約者が有事の際に保険金を給付する
生命保険には配当金がある商品とない商品がある
配当金のことはご理解いただけたでしょうか?
なんとなくお得なイメージを持った方もおられるかもしれませんね。
「じゃあ生命保険に加入すれば絶対に配当金がもらえるの?」いいえ、残念ながらそういうわけではありません。
というのも、生命保険の商品は配当金の有無において
- 有配当保険:配当金がある商品
- 無配当保険:配当金がない商品
- 3利源配当タイプ:死差配当・利差配当・費差配当すべてが配当される商品タイプ
- 利差配当タイプ:利差配当のみが配当される商品タイプ
配当金の注意点も。配当金だけで生命保険を選ばない方がいい理由
有配当保険の保険料は高い?
有配当保険に加入した場合、同党の保障内容を持つ無配当保険と比較すると保険料が割高になります。
特に経済状況がマイナス金利下にあると、配当金が受け取れること自体期待できないケースが多いです。
そのため、比較的保険料を抑えらえる無配当保険を選択した方が賢明である可能性もあります。
配当金の注意点
- 有配当保険だとしても、配当金が還元されない可能性もある
- 保険の転換により、積立額が失われることがある
結局どの保険を選ぶかは保障で決めよう!無料保険相談の利用も
では加入すべき生命保険は何を重視して選ぶのが良いか、その答えは保障内容です。
当然ながら、人それぞれ必要となる保障は異なります。
自分のライフスタイルに合った商品を選ぶことが大切です。
そうは言っても、一個人で自分にフィットした保険商品を選択することは困難を極めます。
迷ってしまった時は、ぜひマネーキャリアの無料保険相談をご利用ください!
マネーキャリアの保険相談では、保険のプロが今のあなたに必要となる保障内容を見極め、それに見合った保険商品を探すお手伝いをしてくれます。
保険選びだけではなく、保険における疑問・不安の解決や保険の見直しの際にも心強い味方となるものなのです。
スマホ1つで簡単に利用できますので、この機会に相談してみてはいかがでしょうか?
またマネーキャリアには、保険以外にもお金など様々なことを相談できるシステムが開設されています。
詳しいことは下記リンク先にてご紹介しておりますので、お金やライフプランにおいて相談したいことを抱えておられる方は特にご覧になってくださいね!
生命保険の配当金はいつもらえる?「毎年・3年ごと・5年ごと」から選べる
配当金が支払われるタイミングには、3種類の選択肢があります。
以下がその具体的なタイミングです。
いつ配当金をもらえるか | |
---|---|
毎年配当型 | 毎年 |
3年ごと配当型 | 3年ごと |
5年ごと配当型 | 5年ごと |
名前でわかりやすくなっているので、シンプルで良いですね。
ただし毎年配当型において、1つだけご注意いただきたいことがあります。
毎年配当金を受け取ることができるという毎年配当型ですが、契約初年度から受け取れるとは限りません。
多くの場合において、支払いが開始されるのは契約後3年経った契約応当日となるのです。
例えば2021年5月1日に毎年配当型の有配当保険に加入したと仮定しましょう。
この場合、ほとんどの商品において初めて配当金が受け取れる可能性があるのは2024年5月1日です。
そこから毎年配当金が受け取れるというわけですね。
またこの他にも、商品によっては契約を長期間にわたって継続することで特別配当が給付されることもあります。
特別配当にも種類があり、
- 10年など所定の期間において継続して保険契約を結んでいる場合に支払われるもの
- 死亡時や満期を迎えたなどの事情で、契約がなくなった場合に支払われるもの(消滅時特別配当)
生命保険の配当金の受け取り方4つ
配当金のある生命保険に加入したことがないみなさんへ質問です!
どのように配当金を受け取るのか、想像できますか?
普通の保険金のように申請して振り込んでもらうのでしょうか。
生命保険の配当金を受け取るための方法には
- 積立配当
- 保険金買い増し
- 相殺配当
- 現金配当
積立配当
保険金買い増し
相殺配当
現金配当
受け取り方法は加入時に指定できる
受取方法には上記の4種類がありましたが、これは加入する際に自由に指定することができます。
そうは言ってもどの方法が自分にとって1番良いのか、その判断をするのは厳しいものです。
困った時はマネーキャリアの保険相談がおすすめです!
マネーキャリアで相談すれば、保険のプロがあなたの状況を分析し、適切な配当金の受取方法を選ぶことができるようになります。
その他、保険に関するどんな悩みや疑問でも受け付けております。
スマホ1つあれば誰でも気軽に相談することができますので、この機会に保険の不安や疑問をすっきり解決してしまいませんか?
生命保険の配当金にかかる税金
高めの保険料を支払う代わりにせっかく受け取った配当金、これに税金はかかるのでしょうか?
その答えは、原則として配当金は非課税です。
しかし安堵するのはまだ早いです。
配当金にも種類や受取時期、受取方法など様々な種類がありましたよね。
実は、この種類や条件によっては税金が課せられてしまう可能性もあるのです。
そこで最後は、
- どんな時に課税対象となるのか
- 控除などの制度は利用できるのか
など、条件ごとに解説していきます。
「配当金を受け取ったのに結果的に損」このような思いをしてしまわないよう、一緒にしっかりチェックしていきましょう。
契約期間中に配当金を受け取ったら生命保険料控除で申請
税金の扱い
配当金の受取が契約期間中だった場合、この時は
- 所得税
- 住民税
- 贈与税
- 相続税
生命保険の保険金の支払開始日以降に配当金を受け取ったら
配当金を保険金と一緒に受け取ったら保険金の額に含める
税金の扱い
保険金の受取と同時に配当金も給付された場合。
この時は、保険金に配当金を合算した金額が課税の対象となります。
どんな税金がかかる?
生命保険の保険金は
- 契約者と保険金受取人における関係
- 保険金が生じることになった原因
- 相続税
- 所得税
- 贈与税
まとめ
生命保険の配当金について、基本知識や課税の有無を解説してきましたがいかがだったでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 剰余金が生じた際に契約者に還元されるお金が生命保険の配当金
- 生命保険なら必ず配当金がもらえるわけではなく、有配当のものと無配当のものがある
- 配当の有無で保険を決めるのは危険、保障内容を重視しよう
- 生命保険の配当金の受取は「毎年・3年ごと・5年ごと」の3種類ある
- 積立配当・保険金買い増し・相殺配当・現金配当から受取方法を選べる
- 契約期間中に配当金を受け取った場合、年末調整や確定申告時の生命保険料控除で対象となる金額が平均より少なくなる
- 保険金支払開始日以降や、保険金と同時に配当金を受け取った場合は、課税対象となる