白内障でも保険に入れる?加入基準や告知ポイントを解説!

白内障は一定の年齢になると発症する可能性高い目の病気です。近年では日帰り手術など身体に負担に少なく治療することができます。このときに医療保険でも治療費を補償してもらうことができるのでしょうか。また白内障を発症しても医療保険に加入することはできるのでしょうか。

内容をまとめると

  • 白内障でも入れる医療保険はある!
  • 引受基準緩和型保険や無選択型保険は緑内障でも加入しやすい
  • ただし保険料が高いので、まずは通常の生命保険への加入を検討する
  • 白内障でも自分にぴったりの医療保険や生命保険に加入したい場合は保険のプロに相談するのがおすすめ!

白内障でも加入できる医療保険はある?白内障は医療保険の対象?

ある程度の年齢になってくると、さまざまな病気が気になってくるものです。


年齢が上がるにつれ、気になる病気の一つとして「白内障」という目の病気が上げられます。


実際、白内障で病院にかかっていたり、手術をしたという家族や知り合いが身近にいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?


そうなると、「白内障は医療保険の対象になるのか?」「白内障で手術をした後でも医療保険に入れるのだろうか?」といったことが気になるのももっともな話です。


そこで、この記事では

  • 白内障は民間の医療保険の支払い対象になるのか?
  • 白内障治療の最新事情
  • 白内障になってからでも医療保険には入れる?

といった内容を中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、「白内障の治療方法と保険からの給付の実情」や「白内障と医療保険加入の関係」についてご理解いただけるはずです。


ぜひ、最後までご覧ください。

白内障でも入れる医療保険がある!

白内障という診断を受けてしまうと、医療保険への加入が出来なくなると思い、あきらめている方もいるかもしれません。

しかしある一定の条件をクリアすれば白内障であったとしても医療保険に加入することができるプランがあります。 


また通常では白内障の持病がある状態で医療保険に加入すると、白内障手術に対しては医療保険給付対象外になってしまいます。


しかし医療保険によっては、白内障と診断された後に入った医療保険でも白内障の手術でも手術給付金を受け取れるプランもあります。


ここからは、白内障との診断を受けた後でも入れる医療保険等について解説していきます。

引受基準緩和型保険に加入する

白内障になってしまった後でも加入できる保険の一つが引受基準緩和型保険です。この保険は、通常の保険よりも基準が緩くなっているため、白内障を発症していても加入することができるのです。


加入条件は保険会社によっても違いがありますが、主に以下のような条件に当てはまっていない場合に加入できることになっています。

  • 3か月以内に医師から手術・入院等を勧められた
  • 2年以内に入院・手術を受けた
  • 5年以内にがんや肝硬変・統合失調症・認知症で、医師の診察を受けた

このような条件に当てはまっていなければ、加入できることになります。


ただし、通常の医療保険よりも保険料が高く設定されています。そのため、保険料と保障のバランスをしっかりと考える必要があります。

無選択型保険に加入する

白内障を発症してしまった場合、無選択型保険への加入も一つの手段となります。

引受基準緩和型保険は加入の基準が緩くなっている保険でしたが、無選択型保険は告知の必要のない保険となります。それぞれの保険の特徴を表したものが以下の図になります。


引受基準緩和型保険・無選択型保険の比較

引受基準緩和型保険・無選択型保険の比較

無選択型保険は保険料が更に割高になってしまい、保障範囲も限定されてしまっています。さらに、加入後一定期間は保障が受けられない、という場合もあるため、どうしても他の保険に加入できなかった場合にだけ、検討することをおすすめします。

また、加入の際は保障内容をしっかりと確認することをおすすめします。保険会社ごとに内容に大きな違いがあり、保障範囲も違うため、自分に合ったものをしっかりと選ぶようにしましょう。

特定部位不担保付きで入れる医療保険がある

一般的な医療保険は、何か病気を持っていると加入できないというイメージがありますが、そういったケースばかりではありません(病気の種類にもよります)。

ちなみに白内障になってからでも医療保険に加入することができる場合はあります。


その場合は特定部位不担保という条件が付く場合がほとんどで、白内障をはじめとした目の病気や手術に関しては給付の対象外とするというものです。


しかし、それ以外の病気やケガによる入院や手術に対しては、給付の対象になるということですから、今後の安心感を買うという意味では、検討の価値があるといえます。


また、最近では「引受条件緩和型」と呼ばれる医療保険も発売されており、保険会社が設定した条件をクリアしていれば加入できる保険もあります。


この場合、加入から一定期間は保険給付がなかったり、あっても削減されて支払われることがほとんどですが、その期間を超えて入院や手術を受けた場合は、満額の補償を受けることができます。


持病持ちでも加入できる保険について詳しく知りたいという方は、是非一度専門家に相談することをおすすめします。


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まずは通常の保険への加入を検討しよう

白内障になった場合に加入できる保険として、引受条件緩和型や無選択型をご紹介しましたが、基本的に保険料が高くなってしまいます。さらに、一定期間は保障が受けられない、半額になってしまうなどもあるため、できる限り通常の保険への加入を検討することをおすすめします。


しかし、保険に詳しくないのに白内障でも入れる普通の保険なんて分からない、と思う方がほとんどだと思います。


このような場合はプロに相談することをおすすめします。保険のプロと言うのはファイナンシャルプランナーです。無料で相談することが可能なので、気になる方は以下のボタンから相談予約をしてみてはいかがでしょうか?

白内障の方が医療保険に加入する際は告知義務違反に注意!

白内障の方でも加入できる保険についてご紹介してきましたが、白内障で保険に加入する際には告知をしっかりと行うようにしましょう。


もし白内障であることを隠して医療保険などに加入した場合、「告知義務違反」となってしまいます。


このような場合、白内障の治療を行っても保険金の支払いがないのはもちろんのこと、その他の病気に対しても保障されなくなってしまう可能性があります。さらに、契約自体が打ち切りになってしまい、これまで支払ってきた保険料が無駄になってしまう事も考えられるのです。


このようなことにならないよう、告知は嘘をつかずにしっかりと行うようにしてください。

白内障の手術費用はいくら?

白内障の治療の一つとして、手術を選択する方もいるかと思います。白内障の手術は水晶体を取り除き、眼内レンズを代わりに挿入する、というものになります。


日帰り手術となる場合が多く、健康保険などの公的医療保険が適用される場合、片目で6万円の手術費用となります。両目の場合はその倍の12万円ほど、ということになります。


しかしこの値段は単焦点眼内レンズの場合です。白内障手術で用いるレンズには、

  • 単焦点眼内レンズ
  • 多焦点眼内レンズ

の2つのタイプがあり、単焦点眼内レンズでは術後に眼鏡が必要となる可能性が高いのです。


眼鏡の使用を無くそうと開発されたのが多焦点眼内レンズなのですが、このレンズは種類が多く、さらに種類によっては先進医療という扱いになり、健康保険の対象とならない場合もあることに注意が必要です。


健康保険の対象とならない場合の費用はどれくらいなのでしょうか?レンズによって料金も様々で、片目30万円~60万円、という場合が多いようです。両目ともなるとかなり高額な手術費用となってしまう事になるのです。

白内障は医療保険の保障の範囲内?(単焦点レンズの場合)

白内障というのは、目の中でカメラのレンズのような働きをする「水晶体」と呼ばれる組織が白く濁って、視力が低下する病気で、年齢とともに進行するとされています。

つまり、ある一定の年齢以上になると誰でもかかる可能性のある病気といえます。

白内障は発症した場合、その治療は手術がメインになります。

白内障については、入院・手術については基本的には民間の医療保険における給付の対象となっています。

逆に言えば、発症してから医療保険に加入することは困難で、加入できるとしても、「部位不担保」といって、「眼球の病気・手術については保障しない」という条件がつくことがほとんどです。


しかし最近では、引受緩和型とよばれる医療保険があり、加入時に手術などを勧められていないといった一定の条件を満たせば加入でき、悪化した時には保障してもらえるプランもあります。 

単焦点レンズを用いた手術の内容

白内障も初期であれば、点眼薬によってその進行を抑える治療がなされますが、症状が進行した場合は手術治療の対象となります。

白内障の手術は、濁ってしまった水晶体を除去し、そこに人工の単焦点レンズ(眼内レンズと呼ばれます)を埋め込むものです。

しかし、単焦点レンズにはピントを合わせる機能はありません。


そのため、あらかじめ一定の距離にピントを合わせるようにします。 


視力はある程度回復しますが、前述したとおりにピントが合わせる機能がなくなってしまうので、メガネなどで補強する必要が出てきます。

給付される手術給付金の額はどれくらいか

白内障手術を受けた場合、どれくらいの金額が医療保険で保障されるのでしょうか?それは加入している保険の保障内容によって違います。

手術ごとに倍率が設定されているタイプの保険では、その倍率に入院給付金をかけることで給付金額を計算します。手術給付金として金額が設定されている場合、その金額が給付されることになるのです。

先ほどご紹介した、フレキシィゴールドSの場合、入院手術の場合は5万円、外来手術で12,000円給付されることになります。

保険証券を確認したり、保険会社に連絡しておくと安心です。

保険金を請求する際には診断書が必要になりますが、最近では診断書が不要のタイプもあります。どちらのタイプかも事前に確認しておくと、請求がスムーズに行えます。


このように、医療保険に加入しておくことで、白内障の手術の費用負担を減らすことができます。持病があるけど保険の検討をしたい、という方も、ほけんROOMでの保険相談がおすすめです。


白内障は医療保険の保障の範囲内?(多焦点レンズの場合)

白内障手術に用いられる眼内レンズは一般的には短焦点レンズであり、ピント機能がないという欠点があります。

その欠点を補うという目的で、多焦点レンズというものが開発され、実際の治療にも使われるようになってきています。

多焦点レンズというのは、遠方と近方の両方にピント機能を得ることができる最新の高性能レンズになります。

遠近両用めがねをイメージするとわかりやすいかもしれません。


近くも遠くも見ることができるので、白内障になる前と同じようにストレスのない視界を取り戻すことができる手術方法になります。

自由診療になり費用は跳ね上がる

今まで白内障の手術で使われてきた単焦点レンズにくらべ、多焦点レンズを使い手術を行えば、遠方も近方もピントが合うということで、患者側のメリットは非常に大きくなります。

しかし、これまでの白内障手術と違い、多焦点レンズを用いた場合には、健康保険が適用されません

つまり、この治療は自由診療というものになり、手術費用は高額になります

通常の医療保険では自由診療の場合は保障されない可能性もあり、手術給付金が支給されても手術費用を賄えない場合もあります。 

2020年4月から白内障の先進医療保障の対象外に

白内障の手術はレンズの種類によっては先進医療と判断され、健康保険の適用がされないことをご紹介しました。それならば、民間の医療保険の先進医療保障などで保障されるのでは、と考える方も多いと思います。


確かに、平成30年度の先進医療が行われた実績では、多焦点眼内レンズの水晶体再建手術の手術件数が2万件以上とダントツの1位という結果になっています。


先進医療保障の対象となる手術は、厚生労働省によって決められているのですが、2020年4月に白内障の手術が対象外となってしまったのです。


そのため、2020年4月以降に先進医療の白内障手術を受けた場合、保障が利用できずに全額自己負担となってしまう事になりました。これから手術を受けようと考えていた場合、普通の手術給付金などしか支給されないため、注意しましょう。

まとめ:白内障でも加入できる医療保険はある!

ここまで、「白内障治療と民間の医療保険」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは、

  • 白内障になってからでも民間の医療保険に加入する方法がある
  • 白内障の手術は、民間の医療保険の対象となることが一般的
  • 白内障の基礎知識と手術治療の最新事情

でした。


白内障という目の病気は、加齢とともに発症し、進行していくにしたがって視力が奪われていく病気です。


しかし、近年では医療技術の発達から、人工のレンズ等を用いた手術を行えば、視力の回復も期待できるものとなっています。


また、白内障にかかったからといって、その後医療保険に入れないわけでもありませんし、場合によっては、診断を受けた後から入った医療保険から給付を受けられる場合もあります。


色々な情報を集めることにより、自分の状況にあった保険選びにつなげていきましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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