更新日:2023/01/25
妊活期間の平均はどれくらい?30代の出産年齢や子供を妊娠する方法を紹介
妊活期間の平均はどれくらい?と初産、二人目不妊の方は、平均期間やそれに伴う平均年齢が気になると思います。結論、妊活の平均年齢は、30代が多く、30代の妊活の平均期間は、不妊治療を行った方で約35ヶ月以上にもなります。今回、その詳細と妊娠率を上げるポイントを紹介します!
目次を使って気になるところから読みましょう!
妊活期間の平均はどれくらい?
「みんなどれくらいの期間、妊活に取り組んでいるんだろう?」
「妊活に取り組んでいる人は何歳くらいなんだろう?」
平均的な妊活期間や妊活をしている人の年齢が気になる人は少なくないでしょう。
そこで今回は、妊活について
- 妊活期間の平均
- 妊活の平均年齢
- 20代と30代の妊娠率
- 妊活期間に気をつけたいポイント
まず、みんなが妊活を始めている年齢は何歳でしょうか?
ロート製薬の調査「妊活白書2019」によると、妊活を始めている人の多くが20代後半〜30代前半であるようです。
妊活開始年齢 | 2019調査 | 2018調査 |
---|---|---|
25〜29歳 | 28.6% | 23.4% |
30〜34歳 | 34.6% | 38.2% |
2018年の調査と比べると、20代後半から妊活を始める人が増えているようですが、やはり30代前半から妊活をする人が最も多いようです。
では、妊活を初めてどれくらいのタイミングで妊娠をしている人が多いのでしょうか?
株式会社エムティーアイの運営する『ルナルナファミリー』が以前に行った調査によると、妊活開始から妊娠までの妊活期間は以下の通りとなっています・
妊活期間 | 割合 |
---|---|
3ヶ月以内 | 28.8% |
4ヶ月〜6ヶ月 | 25.8% |
7ヶ月〜9ヶ月 | 10.1% |
10ヶ月〜12ヶ月 | 14.5% |
1年以上 | 20.2% |
このように、半数以上の人が妊活を初めて半年ほどで妊娠していることがわかります。
注意点は30代、40代の方です。子供ができづらいことはもちろんですが、子宮がんや子宮内膜症などの子宮関連のケガ・疾病を発症する事例が多いです。
不妊治療費+手術費・入院費を余儀なくされますので、不妊治療中の方は医療保険に加入する方が多いようです。
不妊治療中の医療保険の詳細については下記ボタンからご確認ください。
妊活の平均年齢とは?(初産、二人目、三人目)
ではまず、妊娠している人の平均年齢について見ていきましょう。
厚生労働省の人口動態統計によると、2018年に妊娠・出産した女性の年齢は30代前半が最も多いと言われています。
実は2002年まで20代後半で出産する人が最も多かったのです。しかし、2003年以降になると30代前半で出産する人が増えています。
では2018年に第一子・第二子・第三子以上の子どもを産んだ女性の人数を見てみましょう。
20代後半 | 30代前半 | |
---|---|---|
第一子 | 138,391人 | 138,388人 |
第二子 | 71,615人 | 135,979人 |
第三子以上 | 23,748人 | 60,539人 |
このように見てみると、第一子を産んでいる女性の年齢は20代後半・30代前半が同じほどです。
しかし第二子以上になると、30代前半で出産している人が多いことがわかります。
このように、今まで以上に30代前半で子どもを産んでいる人が増えていると言えます。
ですが、気を付けてほしいのは、二人目以降は、妊娠率がとても下がることです。
これは、年齢の上昇もそうですが、出産後の身体の変化がとても関係しており、気が付かないうちに子宮内膜症などの疾病、子宮筋腫などのケガを抱えています。
30代の妊活期間の平均とは
このように、今まで以上に30代になってから子どもを産んでいる人が増えています。そこでここでは、30代の平均的な妊活期間について解説していきます・
もちろん年齢が上がるほど妊娠率は低くなります。そのため、30代の妊活で重要になるのは不妊治療も見据えた妊活です。
不妊治療を行った時の平均的な不妊治療期間は約30ヶ月ほどだと言われています。
そして不妊治療を始めるべきタイミングは、妊活を始めてから自然妊娠せずに
- 30代前半で8ヶ月〜12ヶ月
- 30代後半で6ヶ月
- 30代前半で約38ヶ月(3年2ヶ月)〜42ヶ月(3年6ヶ月)
- 30代後半で約36ヶ月(3年)
20代と30代では妊娠率が大幅に変わる
30代で出産している人が増えているとは言え、20代と30代では妊娠率が大幅に変わります。
実際、日本産科婦人科学会学会のデータによると、20代後半の妊娠率は28%程度ですが、30代に突入するとだんだん妊娠率が下がっていきます。
妊娠率は31歳をピークに、36歳で妊娠率25%を下回り、39歳の妊娠率は20%ほどになっています。
これは年齢が進むほど卵子も老化してしまったり、排卵障害や子宮に問題を抱えたりしてしまったりすることが増えるからだそうです。
そのため、
- 早い時期から妊娠に向けた身体作りをする
- きちんとタイミングを見極めて不妊治療を始める
【妊活期間を計画】30代の結婚から妊娠までの期間
ここまで、平均的な妊活期間や出産している人の平均的な年齢、20代・30代の妊娠率から考える30代の平均的な妊活期間について、詳しく解説してきました。
しかし実際に、結婚してから妊娠までいつどのようなことに取り組めば良いか、わからないことも多いですよね。
そこでここでは30代前半の妊活期間・30代後半の妊活期間を具体的に計画してみたいと思います。
結婚から妊娠までの一般的な流れは、
- 夫婦で子どもに関して考えを擦り合わせて、家族計画を立てる
- 基礎体温をつける
- 避妊行為をやめる
- 排卵日に合わせて夫婦生活を行う
- 規則正しい生活を送る
- ストレスを溜めない
- 規則正しい生活をする
- 食生活に気をつける
- 身体を冷やさないようにする
- タバコ・お酒・カフェインを控える(やめる)
- 適度な運動・適性体重を心がける
【30代前半の妊活期間】平均8ヶ月~1年で妊娠しない場合は不妊治療を考える
では30代前半の場合の妊活期間を具体的に計画してみましょう。
30代前半で子どもを産んでいる人は多いですが、20代に比べれば子どもが授かりにくくなっています。
そのため、避妊行為をやめ、排卵日に合わせて夫婦生活を行っても8ヶ月〜1年で妊娠まで至らない場合は不妊治療を始めると良いでしょう。
なお不妊治療には段階があります。
- タイミング法
- 人工授精
- 体外受精
【30代後半の妊活期間】平均6ヶ月で妊娠しない場合は不妊治療を考える
でば30代後半での妊活期間を具体的に見ていきましょう。
30代後半も30代前半の人の妊活期間の過ごし方と取り組むことは同じです。
- 自然妊娠を試みる
- タイミング法
- 人工授精
- 体外受精
また、30代後半の妊活では、この順番のうちステップアップするタイミングが変わります。
まず、自然妊娠を試みて6ヶ月で妊娠に至らない場合は不妊治療を始めましょう。
タイミング法の目安は3〜4回ほどですが、年齢が高くなっている場合はより早いタイミングで人工授精にステップアップします。
35歳以上の人の人工授精は1〜3回ほどを目安にすると良いでしょう。
もちろんどのタイミングでどの不妊治療を行っていくのかは、クリニックの方針やドクターとよく相談した上で行いましょう。
妊活期間中に知りたい出産ママからの妊娠アドバイス
何かと不安を感じる妊活期間中だからこそ、知っておきたいアドバイスがあります。
ここでは、妊娠期間中に知りたい先輩ママからの妊娠アドバイスを解説します!
先輩ママが妊娠を希望する女性に知ってほしいアドバイス上位5項目は以下の通りです。
- 望んですぐに妊娠するわけではないことを理解しておく
- ストレスを溜めない
- 貯蓄を増やす
- 身体を冷やさない
- 規則正しい生活を送る
- 子どもが欲しくなったら早く検査・治療をしておこう!
- 公的補助制度や妊娠・不妊に関する知識を収集しておくと良いですよ!
生活習慣を変えて妊娠率を上げる
- 食事
- 睡眠
- 運動
そこで、サケとキノコのホイル焼きなどがおすすめです。
- キノコやキャベツを切ってホイルに入れる
- キノコ・キャベツの上にサケを乗せて塩をふる
- ホイルに包んでオーブントースターで15分温める
- 食べる前にしょうゆをかける
睡眠はしっかりとる
生活習慣のうちで最も重要なポイントの一つが、睡眠です。
日本人は全体的に睡眠不足だと言われています。
そのため、まずは睡眠時間をしっかり取りましょう。
適切な睡眠時間は人それぞれですが、6時間〜8時間が良いようです。
そして睡眠の質を高めることも重要です。
- 寝る直前にスマートフォンを見ない
- 38〜40℃のお風呂に10〜20分ほど浸かる
- パジャマを着る
- 夕方以降のカフェインを避ける
- 1日30分のウォーキング
- ヨガ
- 毎日10分程度のストレッチ
不妊治療中の方は医療保険の加入を考える
また妊活に取り組む中で様々な疾病が見つかったり、不妊治療をきっかけとして病気にかかる可能性もあります。
実際、排卵誘発剤は女性ホルモンを分泌するため乳がんリスクが高まる可能性があると言われています。
そして不妊治療だけではなく、このような疾病の治療にかかる費用が負担になってしまうことも考えられます。
なお入院にかかるお金は一般的に以下のものが挙げられます。
- 差額ベッド代(1日あたり平均6,129円)
- 食事代(1食360円)
- 入院生活中の日用品や衣類
これらを含めて平均的な入院費は1日あたり2万円ほどと言われています。
そして医療費を含めた入院時にかかる自己負担額が5〜10万円だった人が25.7%、10〜20万円だった人が30.6%と言われているので、入院にかかる費用は21万円前後でしょう。
これらの費用をサポートしてくれるのが医療保険ですが、不妊治療を始めてしまうと医療保険に加入できなくなってしまうこともあります。
そのため、妊活をするのであれば医療保険への加入も検討しましょう。
医療保険のなかには、妊活をしていても加入できる医療保険があるので、それらも併せて検討すると良いでしょう。
まとめ:妊活期間の平均は30代が多い
今回は妊活に関する様々な平均期間・平均年齢について解説してきました。
この記事のポイントをまとめると、
- 自然妊娠する人は、妊活を始めてから半年以内に妊娠に至る人が多い
- 妊娠している人は30代前半の人が多い
- 不妊治療にかかる平均期間は約30ヶ月
- 30代前半であれば8ヶ月〜12ヶ月、30代後半であれば6ヶ月の妊活で自然妊娠しなければ不妊治療にステップアップすると良い
- 妊活を始めるのであれば医療保険も検討しておくべき
- 妊活で重要なポイントは生活習慣(食事・睡眠・運動)を整えること