軽度異形成でも保険加入できる?告知義務など注意点を解説!

軽度異形成でも保険加入できる?告知義務など注意点を解説!-サムネイル画像

子宮頸がんの前段である軽度異形成。自然治癒できる症状ではあるものの、診断後の保険加入では気を付けるべきことが多くあります。今回は、軽度異形成でも加入できる保険や治療にかかる費用、告知をせずに加入した場合のリスクについても解説します。

内容をまとめると

  • 軽度異形成での医療保険の加入は難しいが、条件付きなら入れるものもある
  • 子宮頸部異形成には軽度・中等度・高度・湿潤がんの4つの段階がある
  • 軽度異形成にも告知義務はある
  • 軽度異形成の保険加入でお悩みなら持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!

軽度異形成でも保険に入れる?



子宮頸がんは女性がかかるがんの中でも患者数が多く、特に近年では若い世代の発症が目立っています。


子宮頸がんの前段である「軽度異形成」と診断され、保険に入れるのかどうか不安に感じている人もいるのではないでしょうか?


軽度異形成と診断された場合の保険加入では、次の2つのポイントを知っておきましょう。

  • 経過観察中の場合はがん保険の加入は難しい
  • 条件付きの医療保険なら入れる可能性も
順番に解説しますので、ぜひ参考にしてください。

経過観察中の場合がん保険の加入は難しい

軽度異形成で経過観察中の場合、がん保険の加入は難しいです。


なぜなら、子宮頸部異形成とは子宮頸がんの前段階の状態であるため、たとえ現段階で健康であったとしても、保険加入にはかなりのリスクがあると判断されてしまうからです。


しかし、軽度異形成でもその症状が改善されて、健康上問題ないと判断されれば、がん保険に加入できる可能性はあります。


軽度異形成は、日常の小さな体調の変化やホルモンバランスの乱れだけでも、陽性と判断されてしまうことがあるようです。


軽度異形成と診断され、がん保険に加入したいと思っている方は、定期的に検査を受けてみることをおすすめします。

条件付きの医療保険なら入れる可能性はある

経過観察中であったとしても、異形成と診断されていると通常の医療保険への加入も難しいでしょう。


しかし軽度異形成の場合、子宮部位の不担保が付くなど、条件付きなら加入できる可能性があります。


無条件での加入よりも保障内容は制限され、てしまいますが、今後別の大きな病気になる可能性もゼロではありません。


加入条件や保障内容は保険会社により異なります。まずは保険会社に相談してみましょう。


また、加入時の告知事項が通常の医療保険よりも少ない「引受基準緩和型保険」などを検討しても良いでしょう。


次の章で詳しく解説しますので、読み進めていただければと思います。

持病で入れない場合に検討すべき保険


軽度異形成などの持病により保険の加入を断られ、保険に入るのを諦めてしまう方もいるかもしれません。しかし、持病があっても加入できる保険も用意されています。


ここでは次の2つの保険について解説します。

  • 引受基準緩和型保険
  • 無選択型保険

保険に入れずに困っている方は参考にしてください。

①引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、加入時の告知内容が通常よりも少なく、持病や入院歴があっても加入できる保険です。


告知内容は保険会社によりますが、

  • 最近○ヶ月以内に、医師から入院や手術をすすめられたことがある
  • 過去○年以内に、入院や手術をしたことがある

というように、3〜5つの項目が用意されています。


保障内容は通常の保険と同じく、入院時の給付金と手術手当金が支給されます。ただ給付制限なども設けられてるため、しっかり確認するようにしましょう。


保険料も高く設定されるのが一般的です。


保障内容や保険料は保険会社によって異なりますので、まずはいくつかの保険を比較検討することをおすすめします。

②無選択型保険

無選択型保険とは、契約の際に健康状態の告知や医師の診査が必要ない保険です。病歴や年齢により、通常の保険には加入できなかった人を対象としています。


無選択型保険は通常の保険と比べると保険料が高く、給付金の上限が低い場合がほとんどです。


また契約できる年齢を高く設定し、保険料の払込期間を一生涯としていることが多いようです。


免責事由の範囲についても、通常よりも範囲が広いことが多いため、注意が必要です。


契約後の一定期間内は入院・手術をしても給付金の支払い対象にならなかったり、一定期間後であっても給付限度日数が通常よりも短かかったりといった制約も多いため、契約する時にしっかりと確認してください。

そもそも子宮頸がんってどんな病気?



子宮頸がんとは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸部に感染することにより発生する悪性腫瘍のことです。


このHPVは性的接触によって子宮頸部に感染しますが、ほとんどの場合は免疫によりウイルスは自然に排除されます。


しかし一部ではHPV感染が長期間持続する場合もあり、この中でもさらに自然治癒しない人が異形成となり、その後子宮頸がんに進行します。


女性生殖器疾患の中では子宮体がんに次いで2番目に多く、多産婦や若年層に多いのが特徴です。最近は20〜30歳代に増えており、30歳代後半が発症のピークとなっています。


日本では毎年約1万人が子宮頸がんにかかっており、約2,800人が亡くなっています。


多くの先進国では、検診の普及により子宮頸がんで亡くなる人は減少している一方、国内では増加傾向にあり、問題となっています。


参考:公益社団法人日本産科婦人科学会

子宮頸部異形成には4つの段階がある



子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)であり、症状の程度によって4段階に分けられます。


子宮頸部異形成になっても多くの場合は自然治癒しますが、症状が進行し、悪化してしまう可能性もあります。


ここでは子宮頸部異形成の4つの段階について解説します。

  • 軽度異形成
  • 中等度異形成
  • 高度異形成(上皮内がん)
  • 湿潤がん

それぞれの症状や治療方法など、参考にしていただければと思います。

段階①軽度異形成

軽度異形成は多くの場合、自然に治ります。そのため経過観察で済むことがほとんどです。


しかし、誰が高度異形成に進行するかまでは現代の医療技術では判別できず、軽度異形成から中等度異形成に進行する確率は12〜16%と言われています。


そのため進行状況を確認するためにも、3〜6ヶ月ごとの定期検診が必要です。

段階②中等度異形成

中等度異形成になっても、自然消滅する可能性があるため様子を見ます。


HPVの型から、高度異形成に進行する可能性が高い場合は治療をすることもあります。


中等度異形成から高度異形成になる確率は8.3%〜40.5%と人により大きく異なるため、定期検診で進行状況をしっかりと確認することが重要です。

段階③高度異形成・上皮内がん

高度異形成と上皮内がんは区別がつきにくく、近年は同様に扱われています。


子宮頸がんの一歩手前の状態で、約15~20%が早期がんへ移行すると言われています。そのため高度異形成と診断された場合、基本的には治療が必要です。


湿潤するまで時間がかかるので、妊娠中に発見された場合、分娩後まで待つこともあります。

段階④浸潤がん

湿潤がんとは、子宮頸部とその周囲の組織までがんが入り込んだ段階です。


浸潤がんまで進行した場合、早急に治療をする必要があります。


治療方法は様々で、妊娠希望がある場合は子宮の入口付近のみを切除する「子宮頸部円錐切除術」、子宮を残す希望がなければ子宮のみの摘出する「単純子宮全摘術」などの治療を行います。

子宮頸がんの治療費用


子宮頸がんの治療費用は、病期(ステージ)や年齢、治療方法により大きく異なります。


がんには手術や放射線治療、化学療法、ホルモン療法など様々な方法を組み合わせて治療する集中的治療が行われます。


例えば、子宮頸がん初期には妊娠能力を温存させる「子宮頸部円錐切除術」と、子宮を切除する「単純子宮全摘出術」がありますが、後者の方が治療費はかかります。


がん治療は公的医療保障の対象で、かかった治療費のうち自己負担額は3割で済みます。


しかしがん治療は高額になるケースが多いため、「高額療養費制度」を利用することが欠かせません。


子宮がん治療が必要となった場合は、公的医療保障をうまく利用するようにしましょう。

注意:子宮頸部異形成はがん保険は保障の対象外


すでにがん保険に加入している方が子宮頸部異形成と診断された場合、がん保険の保障対象となるのでしょうか。


結論として、子宮頸部異形成は保障の対象外です。なぜなら子宮頸がんの前の段階であるため、がんとは確定されていないからです。


対象となるケースとして、子宮頸部異形成の段階が進み、高度異形成の場合は給付されることもあるようです。


保険会社により判断が異なるため、まずは相談してみることをおすすめします。

軽度異形成も告知義務がある!告知義務違反になってしまったケース


医療保険やがん保険の契約申込の際には、現在の健康状態や過去の病歴などを嘘偽りなく申告する告知義務があります。


ここでは、軽度異形成を申告していなかったために、告知義務違反となるケースを2つ紹介します。

  • 軽度異形成を告知しないで高度異形成で手術が必要に
  • 責任開始日前に軽度異形成を診断された

保険金を受け取るためにも、保険加入前に医師から診断を受けていたら、必ず申告するようにしましょう。

ケース①軽度異形成を告知しないで高度異形成で手術が必要になった

子宮がん検診を受診後、検診結果が出る前にがん保険の申し込みを完了したケースです。


保険加入後に、検診結果で軽度異形成と診断されてしまいました。


医師からは「軽度異形成は何もしなくてもすぐに治ることがほとんど」と言われていたのもあり、保険会社への告知は考えもせず、経過観察で2年が過ぎました。


しかしその後、定期検診で中等度異形成、高度異形成を診断され、子宮全摘手術が必要となります。


高度異形成はがん保険の対象となりますが、「軽度異形成を告知していなかったため、告知違反になるのでは…?」と思い、調べてみました。


保険申し込みの際に、過去2年以内の健康診断結果を記入しなければならないため、本来であれば子宮がん検診の結果が出るまでは申込はできません。


このケースでは、検診結果の記入をせずに告知書を提出しているため、告知義務違反にあたり、手術の給付金が受け取れない可能性があります。

ケース②責任開始日前に軽度異形成を診断された

続いては、責任開始日前に軽度異形成と診断され、告知をしていなかったケースです。


保険申込の時点では健康であったため、告知事項なしで申込をしました。


しかし申し込み完了後、責任開始日前に軽度異形成と診断されてしまいます。


その後保険会社への告知はせずに、経過観察して3年後、高度異形成と診断されました。


入院・手術が必要となり、保険金が受け取れるかどうか調べていく中で、「責任開始日前に発病した場合、給付対象外となる」ことを知りました。


この場合、診断された時点では経過観察だったため「発病」という意識がなかったのかもしれません。


しかし健康診断などで「経過観察」を含む異常な指摘を受けた場合も、これと同様の扱いとなります。


もちろん責任開始日前の診断結果も保険会社に申告する必要があります。


そのため、こちらのケースも告知義務違反になる可能性は高いです。

まとめ:早めに保険の加入を検討しよう!まずはマネーキャリアへ


ここまで、子宮頸部軽度異形成の保険加入について説明しました。


今回のポイントは以下の4つ。

  • 軽度異形成と診断されたら、条件付き医療保険を検討してみる
  • 子宮頸部異形成には4つの段階がある
  • 子宮頸がんの治療費には公的医療保証制度の利用を
  • 軽度異形成は保険会社に必ず告知すること!


軽度異形成と診断されると、加入できる保険の選択肢も少なくなり、万が一がんが進行した時に保険金が十分に受け取れない可能性があります。


自分が加入できる保険がわからない、どのくらいの保険金が受け取れるのかわからない、という方は、まずはマネーキャリアに無料相談するのがおすすめです。


保険のプロが、あなたにピッタリの保険を紹介します!

ランキング