更新日:2021/02/23
ピロリ菌に感染していても生命保険に入れる?生命保険に加入する方法
ピロリ菌には過半数の中高年が感染しています。感染を知らずに生命保険に加入した場合は、告知義務違反とはならず保険金が下ります。しかし、ピロリ菌感染が判明している場合は、生命保険加入時に告知義務があり、除菌後に生命保険に加入することを勧められる場合もあります。
目次を使って気になるところから読みましょう!
ピロリ菌に感染していると生命保険への加入は難しい?
- ピロリ菌に感染すると生命保険に入りづらい理由
- ピロリ菌に感染していても加入できる保険
- ピロリ菌除去処置の保険適用範囲
また、生命保険についての記事はこちらをご覧ください。
ピロリ菌の引き起こす病気
- 慢性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
ピロリ菌感染者の中で胃がんになる人はごくわずかですが、非感染者が胃がんになることはまずありません。
つまり、ピロリ菌に感染している場合は、非感染者よりも胃がんになるリスクが高いということになります。
ピロリ菌は、胃がんのほかに、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因ともなっています。また、感染者の多くに胃炎が見られます。
「ストレスよりも、ピロリ菌こそが胃の不調の原因である」ということが最近明らかになってきました。
ピロリ菌に感染していると生命保険への加入は難しい
生命保険に加入する前にピロリ菌を除菌する
ピロリ菌を持っていると生命保険に加入しづらいと書きましたが、生命保険に加入する方法もあります。
それがピロリ菌の除去治療です。
保険適用になり、手軽にできる治療ですので、是非検討しましょう。
詳しくは以下で解説していきます。
ピロリ菌の除去には健康保険が適用される
大きな病気の原因となるピロリ菌。
ピロリ菌は簡単に除菌でき、除去処置における健康保険の適用範囲も広がってきています。
以前は、胃潰瘍などの重い症状がない限り、ピロリ菌の除去は自費診療となっていました。
しかし、今ではピロリ菌感染の健康保険適用範囲が広がり、ピロリ菌に感染したという事実が確認できただけで保険治療が受けられるようになりました。
保険適用内でピロリ菌を除去する場合、治療に使用される薬によって異なりますが、だいたい2,000円~3,000円ほどかかります。
ただし、あくまでピロリ菌の感染が認められないと保険が適用されないので、事前に胃カメラなどで検査していなければなりません。
しかし、たとえ何らかの病気を発症していなくても、ピロリ菌の感染がはっきりしていなくても、ピロリ菌を除菌すれば胃がん発生率はかなり下がります。
生命保険に入りたい場合だけでなく、将来胃がんを予防するという意味でも、ピロリ菌の陽性検査を試してみてはいかがでしょうか。
3回目以降のピロリ菌の除去処置は保険の適用外
ピロリ菌の除菌は、2回までなら健康保険が適用されます。
ただし、3回目以降は健康保険が適用されず、自費診療となります。
なぜ3回目以降は保険適用対象外なのかと言うと、ピロリ菌の除去治療はたいてい2回以内で終了するからです。
2回治療すると、80%~90%の確率でピロリ菌の除去に成功すると言われています。
自費診療の場合、医療機関によって治療代が異なります。
中には1万円以上の費用がかかる医療機関もあるので、治療を受ける前に確認しておく必要があります。
ピロリ菌除去が終わったら、最適な生命保険に加入しよう
ピロリ菌除去が終わり、他に引っかかるようなものがなければ生命保険に加入ができます。
とは言ってもなかなか自分で保険を選ぶのは難しいものです。
保険に関しては一人で考えるよりも、知識豊富な保険のプロと相談することが良い場合も多くあります。
後悔しない保険選び・見直しのためにマネーキャリアでは丁寧な保険相談を実施しております。
マネーキャリアの無料保険相談は簡単に予約が可能ですので、是非ご利用ください。以下のボタンから申し込みができます。
告知義務違反に気をつけよう
具体的な告知の内容とは?
- 過去3か月以内に、医師から検査・治療・投薬を勧められたことがあるか
- 過去5年以内に、特定の病気やけがで診察・検査・治療・投薬・手術を受けたことがあるか
- 過去2年以内に健康診断書・人間ドッグで異常を指摘されたことがあるか
ピロリ菌と診断されてから入れる生命保険もある
ピロリ菌に感染していると診断されても、除菌に成功すれば、通常の生命保険に加入できることが多いです。
除菌の成功率は9割を超えていますので、ピロリ菌に感染していても、除菌治療すれば生命保険に加入することは可能です。
しかし、さまざまな都合で病院にかかりづらいという方もいるでしょう。
また、ピロリ菌に感染して胃がんや胃潰瘍などの病気にかかっている場合、そもそも生命保険に加入するのは難しいでしょう。
そのような方のために、ピロリ菌を除去していない場合でも加入できる保険をご紹介します。
ここでは、引受基準緩和型保険と無選択型保険の2つについて解説していきます。
引受基準緩和型保険
ピロリ菌に感染していても、引受基準緩和型保険であれば、場合によっては加入できることもあります。
引受基準緩和型保険とは、加入できる条件を緩くし、健康上の問題があったとしても加入できるようにした保険のことです。
ただし、条件が緩いぶん、以下のようなデメリットもあります。
- 保険料が割高(通常の約1.5倍~2倍)
- 加入後1年以内に入院・手術した場合、給付金が減額される
引受基準緩和型保険へ加入する前に、まずはピロリ菌の除去治療を検討したほうがよいでしょう。
無選択型保険
ただし、無選択型保険には以下のようなデメリットがあります。
- 保険料がかなり高い
- 給付される保険金の額が低く抑えられている
- 給付にさまざまな条件がつく
場合によっては給付される保険金が保険料を下回ることもあるので、無選択型保険を選ぶ場合は慎重に判断するようにしましょう。
条件によっては通常の生命保険にも入れるかも
訪問型・オンライン型などあり、無料で相談が可能です。
まとめ:ピロリ菌を持っていても加入できる保険はある
- ピロリ菌に感染すると生命保険に入りづらい理由
- ピロリ菌に感染していても加入できる保険
- ピロリ菌除去処置の保険適用範囲
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