更新日:2023/03/31
うつ病でも保険に入れる?加入基準と告知ポイントを解説!
うつ病を抱える人でも保険に加入することができるのか、どのような保険があるのか持病保険のプロが解説します。うつ病でも加入できる保険は保険会社によって加入条件雨や保障内容が変わるため保険でお悩みなら持病保険の専門家に相談することがおすすめです!
内容をまとめると
- うつ病を抱えていても保険に加入できる可能性はある!
- うつ病を抱える人が保険加入するときは健康状態の告知や確認を行うケースが多いです!
- うつ病で保険に加入するときは保険料が高くなったり保障内容の制限がかかる可能性もある
- うつ病でも加入できる保険でお悩みの方は持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- うつ病を抱える人の保険加入はプロに相談したほうがいい理由
- うつ病を抱える人は保険に加入できないですか?
- うつ病を抱える人におすすめの保険種類
- うつ病になったら医療保険に加入するのは難しい
- 【基本情報】「現代の国民病」とも呼ばれるうつ病
- うつ病になると保険に加入しづらい理由
- うつ病を隠して保険に加入してもばれる可能性がある
- うつ病と診断後に保険に加入できる場合
- ケース① うつ病が完治して5年以上経過している場合
- ケース② うつ病の経過や程度について医師からの証明がある場合
- 保険加入後にうつ病と診断された場合
- 保険の更新時には告知の必要はない
- 生命保険や医療保険で保険金がおりる可能性
- うつ病でも入れる医療保険
- ①引受基準緩和型
- ②無告知型(無選択型)
- ③ がん保険
- うつ病の治療費負担を軽減するために利用できる公的制度7つ
- ①傷病手当金
- ②障害年金
- ③生活保護
- ④特別障害者手当
- ⑤自立支援医療
- ⑥重度心身障害者医療費助成制度
- ⑦精神障害者保健福祉手帳
- まとめ:医療保険に加入できるか不安ならまずはマネーキャリアで無料相談!
目次
うつ病を抱える人の保険加入はプロに相談したほうがいい理由
うつ病を患っていても加入できる保険は存在しますが、加入できる保険探しに苦慮してしまっているひとも多いことでしょう。
うつ病の人が保険に加入しようとするなら、保険のプロに加入することをおすすめします。
保険会社は公平性を保つためリスクが高いひとの加入を断るケースがあり、次のような保険金や給付金の支払いリスクが高まると加入を認めないようにしています。
- 死亡リスク
- 障害状態となるリスク
- 入院や手術をするリスク
一般的な保険に加入しようとするとき健康に関する告知のなかで、多くの保険会社が指定する所定の疾病のなかに、うつ病や精神疾患という言葉が含まれており告知することによって加入しづらくなってしまうということがあるのです。
うつ病を告知しても加入できる保険を探すなら、保険のプロに相談することで、比較的加入しやすい保険を提案してもらうことができます。
保険の無料相談が可能なマネーキャリアは、取り扱っている保険会社が多いため、加入しやすい保険を探すには最適のサービスです。
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- 提携しているFPは3,000人
- 累計相談件数は4万件超
- 相談満足度は93%超
- オンラインで無料相談が可能
保険のプロ目線で必要な保障内容や加入できる可能性のある保険種類を教えてくれるので、うつ病を抱えるひとはぜひマネーキャリアで相談してみてください。
うつ病を抱える人は保険に加入できないですか?
うつ病を患うと、一般の保険に加入することは難しいといえます。
約6割の人は再発する可能性があるだけでなく、うつ病には症状が消失したときに寛解という言葉が使われ、なかなか完治という診断がもらえないことが理由の1つです。
寛解によりうつ病の治療が終了していても、最後の通院から一定の期間が経過していなければ、保険への加入は困難なのです。
もし加入できたとしても、次のような特定の条件が付加されるケースがあるので、条件が付加された状態で加入するかどうかの判断をしなければなりません。
- 全期間または一定期間において保障金額の削減
- 保険料の割り増し
加入の可否や条件の付加は、保険会社ごとに定められている審査基準が大きく影響するため、うつ病と診断されたことがある人は加入しやすい保険を選択する必要があります。
保険会社が加入を認めてもらえなかった場合には、引受基準緩和型や無告知型の保険を検討することになりますが、不利な条件であることは覚えておいてください。
うつ病を患った経験があったり通院中である場合には、加入時に告知をしなければならず、うつ病のことを隠して加入すると告知義務違反となるので注意しておきましょう。
なお告知しなければならない期間中に通院歴がなければ、必要以上に過去へ遡ってうつ病のことを告知する必要はありません。
マネーキャリアの保険比較ランキングでは、持病をもっているひとでも加入しやすい保険の保険料や保障内容を一覧で比較することができます。
最初から無料相談をすることに抵抗がある人は、ぜひマネーキャリアの保険比較サイトを利用してみてください。
うつ病を抱える人におすすめの保険種類
うつ病で加入できる民間の保険には、5つの保険が存在します。
保険種類 | 特徴 |
---|---|
一般的な保険 | 加入できない場合や条件が付加される可能性がある |
引受基準緩和型の保険 | 告知内容が緩和されているため加入しやすい |
無告知型の保険 | 告知がないため誰でも加入できる |
がん保険 | がんのリスクが高い持病や既往症がなければ加入しやすい |
障害保険 | ケガの補償であるため、持病や既往症は問われず加入できる |
それぞれの保険には保障内容や保険料に違いがあるため、同種類の保険においてはできるだけ多くの保険種類を比較することをおすすめします。
保険選びは非常に難しいもので、保険のプロであっても困難を極めるケースも少なくありません。
つまり保険に携わっていない人が多くの保険を比較しながら1つを選択することは、非常に難しいことであるといえるのです。
「あっちの保険の方が良かった」と加入後に後悔しても遅く、加入前から保障内容や加入できる可能性について調べることが重要であるといえます。
難しい保険選びで悩んだり比較する保険が見つからないときは、保険のプロであるFPと多く提携しているマネーキャリアで無料相談をしてみてください。
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うつ病を患うと大きく環境が変化してしまう場合もあるため、FPに無料で相談できるなら利用しなければ損だといえます。
無料で保険やお金にまつわる相談をしても、無理に保険へ加入させられる心配もないため、安心してFPからの提案を受けることができるのでマネーキャリアはおすすめですよ。
うつ病になったら医療保険に加入するのは難しい
近年、うつ病は決してめずらしい病気ではなくなりました。
うつ病になると、仕事を休むことで収入が減る場合もあります。
治療が長引くことも多く、かさむ医療費に悩んでいる方もいらっしゃると思います。
医療費をサポートする医療保険。
うつ病になった方、なりそうな方、うつ病のご家族がいる方は、うつ病になると医療保険に入れるのか、不安に感じている人も少なくないと思います。
- うつ病の基本情報
- うつ病になるとなぜ保険に加入しづらいのか
うつ病の疾患情報について触れながら、うつ病と医療保険との関係について解説していきたいと思います。
【基本情報】「現代の国民病」とも呼ばれるうつ病
うつ病とは、精神疾患の一つです。
「現代の国民病」と言われるほど患者数は増加しています。
うつ病を含めた気分障害の患者数の推移を見ると、2014年は111.6 万人でしたが、2017年には127.6 万人まで増加しています。3年の間に16万人増え、14.3%の増加率です。
うつ病はどんな病気なのでしょうか。あらためてまとめてみましょう。
症状
気分が落ち込んだり、何をやっても楽しいと思えなくなったりするなど、精神的な不調とともに、不眠や食欲低下、倦怠感などの身体的な症状もあらわれます。
原因
うつ病になってしまうメカニズムは、現在はまだはっきりとわかっていません。
しかし、脳内の神経伝達物質の機能低下や、日常生活でのストレス、環境の変化などさまざまな要因が積み重なって発症すると考えられています。
治療
うつ病はストレス過多により発症することが多いため、まずはストレスを減らすようゆっくり休養することが重要です。
うつ病の治療としては薬物治療が中心となり、セロトニン濃度を高める薬をはじめとして、近年では治療に効果的な抗うつ剤が数多く開発されています。他にも睡眠導入剤や抗不安薬なども患者の状態によって処方されます。
十分な休養と薬物治療により、多くの場合回復へ向かうと言われていますが、治癒までの期間は場合によって異なります。数か月で治ることもあれば人によっては長引く場合もあります。
うつ病になると保険に加入しづらい理由
うつ病になると保険に入るのは難しいと言われています。
なぜでしょうか。
それは保険に入る際の告知義務のためです。
告知というのは、保険申込時に年齢や仕事、過去から現在の病歴などを保険会社に伝えることです。
保険に入るには、通常告知義務があり、保険会社はその告知内容をもとに、加入させてよいかどうか審査し、問題なければ保険契約となります。
多くの保険商品で、うつ病は告知しなければいけない病気の一つになっています。心療内科の受診歴も告知対象です。
うつ病の方は、長期の入院や投薬治療が長引く可能性が多く、他の病気につながるリスクも高いとみなされるため、どうしても保険加入が難しくなってしまうのです。
うつ病を隠して保険に加入してもばれる可能性がある
医療保険の審査に通りたいからといって、持病のうつ病を告知しないのはよくありません。
医療保険を申込む際は告知義務を守らないといけません。
うつ病を隠して審査に通ったとしても、それはばれる可能性があります。
たとえば、保険給付の際に提出が必要な診断書には、医師が患者の既往歴も含めて記入します。
また、保険証の受診履歴から、過去の病歴が発覚するというケースもあります。
告知を怠ると、告知義務違反となり、病気やケガで出るはずの給付金がもらえないばかりか、契約解除となってしまいます。その場合、それまで払い込んだ保険料が戻ってくることはありません。
告知義務違反にはデメリットしかありません。告知書には正直にありのままを書きましょう。
うつ病を隠して医療保険に加入できたとして、いつばれるだろうかとヒヤヒヤしながら過ごすのは、それこそ体によくありません。
のちほど触れますが、うつ病でも加入できるタイプの医療保険もあります。
きちんと告知義務を守り、入れる保険に入った方が、結果として経済的にも精神面にも安心できるのではないでしょうか。
うつ病と診断後に保険に加入できる場合
うつ病になると、100%医療保険に入れないかといえば、そうではありません。
病歴にうつ病があっても、場合によって医療保険の審査に通ることもあります。
保険加入の告知内容や審査基準をくわしく把握することで、保険加入の可能性は出てきます。
- うつ病が完治し5年経てば告知は不要
- うつ病の病状について医師からの証明がある場合
それでは詳しく解説していきましょう。
ケース① うつ病が完治して5年以上経過している場合
うつ病が完治して5年以上経っている場合、医療保険の申込みの際に告知の必要がないため、うつ病を理由に審査が落ちるということはありません。
そもそも、保険加入時に告知しなければならない内容というのは、
- 申込時に罹患している病気やケガ
- 過去5年間に病気やケガなどで入院、手術、通院歴があり、治療(投薬含む)、診察や検査を受けた場合
つまり、うつ病が完治してから5年経ち、過去5年の間に医師による治療、投薬等なければ、告知の必要がないということになります。
完治したという情報は保険加入においてとても重要になるので、必ず記録しておくようにしましょう。
うつ病は完治が難しく、再発が多いとされている病気ではありますが、完治して5年間経てば、保険加入時に告知の必要がありません。 症状がないうちに医療保険を検討してみるのも一案だと言えるでしょう。
ケース② うつ病の経過や程度について医師からの証明がある場合
- 保険料が増額となる
- 特定疾病(うつ病)に対して一定期間保障からはずす(不担保期間)
保険加入後にうつ病と診断された場合
- 保険の更新時には告知の必要はない
- 生命保険や医療保険で保険金はおりるか
保険加入後のうつ病発症については、要件に合えば給付金の対象になります。
ひとつずつ見ていきましょう。
保険の更新時には告知の必要はない
医療保険には終身、定期の2タイプがあります。
- 終身型
保障が一生にわたり続き、保障内容も変わらず更新不要。 - 定期型
10年、15年などの単位、または60歳まで、65歳までという満期をもうけて一定期間を保障期間とする。契約内容を更新しながら継続する。
定期型の医療保険では、契約更新の必要がありますが、更新時にうつ病になっていたとしても、告知義務はありません。
告知義務はあくまでも新規で保険に入るときのみで、契約後にうつ病になったとしても、更新時にはうつ病を告知する必要はありません。
生命保険や医療保険で保険金がおりる可能性
うつ病でも入れる医療保険
- 引受基準緩和型
- 無告知型(無選択型)
- がん保険
ではひとつずつ解説していきます。
①引受基準緩和型
引受基準緩和型保険は、病歴があっても入りやすいとされている保険です。
引受基準というのは、保険会社が保険に加入させてよいかを決める審査基準のことです。
その引受基準を緩和(ゆるく)したのが引受基準緩和型保険です。
引受基準緩和型のメリット、デメリットを挙げてみましょう。
◆メリット
- 告知の項目が少なく、審査基準が厳しくないため、持病があっても加入しやすい
- 保険契約が始まる前の疾患や既往歴も保障対象となる
◆デメリット
- 保険料が通常の保険よりも高め
- 契約してから一定のあいだ、入院や手術の給付金が半分となる(支払削減期間)
保険料が高くても、保険加入による利点が上回ると思う場合、引受基準緩和型も選択肢に入れてよいかもしれません。
引受基準緩和型の条件については、保険会社や商品により異なりますので、各社の商品を比べて検討し、うつ病についてどのような取扱いになっているか、情報を整理するとよいでしょう。
②無告知型(無選択型)
無告知型保険は、引受基準緩和型保険よりさらに加入しやすい保険です。
健康状態の告知が不要であるため無告知型保険、あるいは保険会社が加入者を選ばないという意味で、無選択型保険と呼ばれています。
◆メリット
- 健康状態についての告知が不要なので、持病がある人でも加入できる
◆デメリット
- 保険料が高い(引受基準緩和型より高い)
- 契約後一定期間、給付金が支払われない
- 給付限度日数が短い
- 死亡保障や入院日額などが低め
こちらも、メリット・デメリットを天秤にかけた上で、加入の意味をよく吟味する必要があります。
無告知型は、保険料が高くてもどうしても保険に入っておきたい、精神面での安定を得たいという人向けの保険と言えるでしょう。
③ がん保険
うつ病の治療費負担を軽減するために利用できる公的制度7つ
うつ病と医療保険についてご説明してきましたが、公的制度にもうつ病患者の治療費負担を軽減してくれるものがあります。
- 傷病手当金
- 障害年金
- 生活保護
- 特別障害者手当
- 自立支援医療
- 重度心身障害者医療費助成制度
- 精神障害者保健福祉手帳
健康保険や年金制度、自治体によるものなど、さまざまな公的制度があります。
ひとつずつ解説していきましょう。
①傷病手当金
②障害年金
公的年金の制度である障害年金は、うつ病などの精神疾患も対象となっています。
対象者
国民年金、厚生年金の加入者で、初診時において被保険者であり、所定の納付要件を満たしている必要があります。
原則、障害認定日(初診日から1年6ヶ月の時点※)でうつ病と診断されている場合に申請可能です。
※疾患や年齢により異なります。
金額
【障害基礎年金】障害等級により異なります。
【障害厚生年金】障害基礎年金に加算されます。障害等級や収入月額、年金の加入期間により異なります。
※18歳までの子がいる場合、加算あり
支払われる期間
「永久認定」「有期認定」があります。精神疾患は有期であることが多く、症状に応じておよそ1年から5年の間隔で認定を更新する必要があります。
ポイント
初診日の証明書やうつ病の詳細が記載された診断書などの書類が必要となります。
必要書類を提出し、審査に通れば障害年金をもらうことができます。
初診日や障害認定日、障害等級については細かい定義があるので、十分確認して申請する必要があります。
③生活保護
④特別障害者手当
⑤自立支援医療
自立支援医療制度というしくみがあります。
精神通院医療、更生医療、育成医療という3つの枠組みがあり、うつ病の場合精神通院医療で支援を受けられる可能性があります。
対象者
継続した通院治療を受ける必要がある人が対象となります。
金額
医療費負担割合が3割でなく1割となり、自己負担上限の月額が決まっています。上限額は年収等により異なります。
支払われる期間
1年ごとに更新が必要です。
ポイント
申請先は住んでいる市区町村で、手続きには診断書、世帯所得がわかる書類などが必要となります。
自治体の審査を経て、受給者証が届きます。
この制度は通院かデイケアのみで、入院は支援対象外となります。
また、自治体が指定した医療機関の中から通院する病院を選ぶ必要があります。
⑥重度心身障害者医療費助成制度
⑦精神障害者保健福祉手帳
まとめ:医療保険に加入できるか不安ならまずはマネーキャリアで無料相談!
うつ病患者に向けた公的な支援制度というのは、重度の場合は公的支援が手厚く準備されており、認定の可能性も高いですが、軽度の方は認定基準の合う制度がなかなか見つからないかもしれません。
申請も、準備する書類が多く煩雑になりがちです。
支給されやすいのは傷病手当金ですが、支給される期間が1年半までと限度があり、また国民健康保険にはない制度のため、自営業やフリーランスの方は使えない制度です。
そこで視野に入れたいのが民間の医療保険です。
うつ病の場合、医療保険に入りづらいかどうか。その答えは「Yes」であり「No」でもあります。
うつ病になってすぐに通常の医療保険に入ることは難しいですが、
- うつ病が完治して5年経てば告知不要
- 5年以内にうつ病と診断されても、健康状態が医師により証明できれば加入の可能性あり
- うつ病でも引受基準緩和型医療保険や無告知型、がん保険なら加入できる
このように、うつ病でも保険加入できる可能性はあるのです。
うつ病については保険会社や商品により取扱いに微妙な違いがあります。またうつ病の状態によっても適した保険が異なるかもしれません。
情報が多すぎて、パンフレットやホームページを前に、どれがいいのか途方に暮れてしまうかもしれません。
そんなときは保険のプロに相談するのが一番の近道です。
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