更新日:2023/03/12
パニック障害でも生命保険に加入できる?選び方や注意点を解説!
基本的には健康な人しか契約することができない生命保険。では身体的には異常のない精神障害であるパニック障害をもっている人は生命保険へ加入ができるのでしょうか。パニック障害もちの方の生命保険加入は難しいといえますが、実は入れる保険もありますので解説いたします。
内容をまとめると
- パニック障害がある場合でも、生命保険に加入することは可能
- ただし、症状の重さや治療状況、現在の健康状態などによっては、保険会社から保険金が支払われない場合もある
- パニック障害の保険加入の告知ポイントは、症状の程度・現在の治療状況や投薬状況・その他の精神疾患の有無・過去の治療歴や入院歴を伝えること
- 告知義務違反になると保険金が支払われないトラブルが発生するため保険の専門家に相談しながら保険を選ぶことで安心して相談できる
- パニック障害の保険でお悩みなら持病の保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ【加入診断あり】
目次を使って気になるところから読みましょう!
パニック障害になっても生命保険に入れるのか?
パニック障害でも生命保険やに医療保険に加入することができるのか気になるという方いらっしゃいますよね。
結論から言うと、パニック障害を持っていると通常の生命保険や医療保険に加入することは難しくなります。
※また保険を更新する際にも更新できない可能性があります。
しかし、実はパニック障害でも入れる保険は存在します。
そこでこの記事では、パニック障害の方の生命保険加入について、
- パニック障害を持っていると保険に加入できない理由
- パニック障害を持っている方の、保険加入時の告知
- パニック障害であっても加入できる保険
以上のことを中心に解説していきます。
この記事をお読みいただければ、パニック障害になってしまった時に生命保険への加入はどうすればいいのか、対策や参考になるかと思います。
最後まで是非ご覧ください。
パニック障害・不安障害とは?
パニック障害とは、実際は何も特別な事が起きてないのに、突然不安に襲われてしまったり、胸が苦しくなってしまったり、めまい、震えなどの発作が出てしまい、日常に支障が出てしまう状態を言います。
こうした症状のことをパニック障害と呼び、うつ病に繋がることもあります。
患者数は日本の20人に1人と言われ女性の患者が多い病になります。
パニック障害があっても入れる保険がある
引受緩和型商品といって、告知が一般的な生命保険商品よりも優しくなっているのです。そのためパニック障害でも入れる保険の一つです。近年精神疾患の患者数が増加傾向にある中で加入の入り口が広がっていることが影響しております。
基本的にはガンになっておらず、入院をすすめられたことがなければ他の持病は持っていても大丈夫、という商品です。パニック障害などでは家族などの身内が看護するかともあるかと思いますが看護が入院などで正式に行われていなければ問題ありません。
ですからパニック障害以外に病気はないという方であれば、加入することが可能です。
ここからは、パニック障害を持っていても加入できる保険対策として、
- 引受基準緩和型保険
- 無選択型保険
の2つを紹介していきます。
引受基準緩和型保険とは
しかし、この手の商品は一般的な生命保険商品と違って保障は薄く、更に契約一年間は保障金額が半額になるということも普通です。
高めの保険料で保障は薄いので、万が一入院でもした時にちょっとでも助けて貰えれば、というくらいの気持ちで検討するのがいいでしょう。
無選択型保険とは
引受緩和型保険,無選択型保険まとめ
保険料が高いので、まずは通常の生命保険を検討してみよう
引受基準緩和型保険や無選択型保険は、病気になったことがある方でも加入しやすいという一方で、保険料がかなり高く設定されています。
保険は保険料を支払い続けることで、保険を維持していくことができることから、保険料は大切な要素の一つです。
加入できたとしても、支払いが続けられず解約してしまったとなると元も子もないので、きちんと支払っていける保険料で考えましょう。
通常の保険は、特約によって手厚くなるだけではなくライフプランに合わせて保険料も抑えることができます。 そのため、まずは通常の生命保険を検討し、加入できなかったときに初めて引受基準緩和型や無選択型保険を考えると良いですね!
ただし、一度審査をするとその病歴は保険会社に残るため、落ちてしまった際は、別の保険に加入しようと考えた時に少し審査に手間がかかる場合もあります。
そもそも保険の種類が多い現在、ニーズに伴って持病持ちの方向けの商品数も近年増えてきております。その中で自分にピッタリの商品を探すのは大変だと思います。
そこで、持病持ちの保険に詳しい専門家に一度相談することをおすすめします。
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パニック障害の場合、通常の生命保険への加入が難しくなることも
それは生命保険を契約するときに自身の傷病歴や通院歴を告知しなくてはいけない、告知義務があるからです。
過去5年の健康状態を知るためにある告知ですが、ここに薬の服用や通院の記録も正確に答えねくてなりません。
精神疾患であるパニック障害をもっていれば通常は通院しますし、薬も服用するはずです。
告知の審査項目にひっかかると基本的には生命保険会社は契約を結びません。ケガなどは部位不担保といって一定の部位以外は保険金が出ますが、精神疾患は審査で通らないケースが
ほとんどです。
また、パニック障害はうつ病などの他の精神病とも繋がる可能性が高いとされており、保険会社目線で考えると残念ながらリスクが高いという判断になるようです。
よって、パニック障害の患者は基本的には通常の生命保険の契約は難しいということになります。
うつ病の生命保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
告知義務違反にならないようにしましょう
告知義務違反が発覚すると保険会社はその契約を失効させることが出来ますし、最悪の場合、詐欺罪で訴えられることもあります。
生命保険に入るのは何のためでしょうか?自分が病気やケガなど万が一の時の経済的保障を補うためですよね。
だとしたら、毎月保険料を払ってもっている生命保険契約が使いたい時に支払われないことになってしまったら大きなダメージです。
パニック障害をもっているということは、生命保険の告知では必ずしなければなりません。
具体的な告知項目を紹介
- 過去3か月以内の医師の診察・治療・投薬を受けたことはありますか?
- 過去5年以内に、病気やケガで初診日から最終受診日まで7日以上の期間にわたり、医師の診察・検査を受けたこと、または7日分以上の投薬を受けたことはありますか?
- がんにかかったことはありますか?
- 過去2年以内に、健康診断書・人間ドッグ・がん診断を受けて、要再検査・要精密検査・要治療を指摘されたことはありますか?
- (女性の場合)妊娠中ですか?
告知義務違反が分かると解約されてしまう
契約から2年以内にそれが保険会社に知られると契約がそもそもなかったことになりますし、訴えられることも有り得ます。
また、2年を過ぎていても契約失効させる効力を保険会社は持っているため、2年を過ぎても保険会社によって契約を解除される場合もあります。
告知違反で契約失効契約解除にならないように、加入する際は注意しなければなりません。これは故意でも過失でも保険契約解除に繋がってしまいます。
もし本当に大丈夫か不安という方は、ほけんROOMの告知内容等に詳しい専門家をご紹介致しますので、下のボタンからご応募ください。
パニック障害が完治してから生命保険に加入しましょう
一番良い選択だと言えるのはパニック障害を完治してから一般の生命保険商品に加入することです。
しかし、完治してから3~5年は様子をみるのが良いでしょう。
完治して5年以上経っている事を証明できれば良い
証明は通院していた医者に書類を書いてもらうのがいいでしょう。一般的に証明書を提出すれば保険契約の審査は大丈夫です。
まとめ:パニック障害持ちの方の生命保険加入について
パニック障害の方の生命保険加入について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
今回のこの記事のポイントは
- 告知義務があるためにパニック障害を持っていると生命保険に加入しにくい
- 生命保険の加入時には多くの質問事項による審査がある
- パニック障害の方は条件が厳しくない保険を検討しよう
です。
パニック障害の方でも加入できる生命保険は存在します。しかし、パニック障害があっても通常の生命保険に加入できる場合もあるので、まずは通常の生命保険を試してみることをお勧めします。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。
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