更新日:2021/12/01
ストップ!養老保険を途中解約する前に知っておきたい大事なこと
養老保険は満期金も死亡保障も手にできるため、現在でも販売されています。例えばある時支払いが難しくなった場合途中解約以外の方法で、養老保険を生かす方法があるのです。途中解約を考えている方は一度方法を考えてみてはいかがでしょうか。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 養老保険を途中解約する前に知っておきたいこと
- 養老保険は途中解約すると元本割れをして損をすることが多い
- 養老保険を解約する場合、解約返戻金にかかる税金について説明!
- 途中解約するケースごとに対策方法を紹介
- ケース1:一時的にお金が必要な場合
- 対策1:解約返戻金を担保にしてお金を借りる契約者貸付制度を!
- ケース2:一時的に保険料の支払いが厳しい場合
- 対策1:自動振替貸付制度の利用を検討しよう
- 対策2:支払いができず失効しても、後から復活できる
- ケース3:保険料の負担が厳しく、今後も厳しいと想定される場合
- 対策1:払い済み保険にする
- 対策2:保障額を減額する
- 対策3:特約を外し、養老保険の主契約だけにする
- まとめ:養老保険はできるだけ解約しないほうが良い
目次
養老保険を途中解約する前に知っておきたいこと
- 養老保険を途中解約するとどんなことが起こるのか
- 月々の保険料の支払が難しくなった時に、途中解約以外にどんな方法があるのか
養老保険は途中解約すると元本割れをして損をすることが多い
それは養老保険が保険機能も兼ね揃えているためです。
つまり、毎月銀行等で同じ金額積立貯金をしていたほうが、途中解約した時には手元に残るお金は多くなるということです。
できれば途中解約をせずに、養老保険をよい形で継続できるかということをお話していきたいと思います。
養老保険を解約する場合、解約返戻金にかかる税金について説明!
- 保険料を負担している契約者と解約返戻金の受取人が同じである場合
- 保険料を負担している契約者と受取人が違う場合
途中解約するケースごとに対策方法を紹介
それでは、これ以上お金を払い続けられない場合、途中解約を避けてどういった対策方法があるのか、ケースごとに見ていきたいと思います。
ケース1:一時的にお金が必要な場合
- これから結婚するための結婚式費用、新居の準備
- 出産における入退院費用
- お子さんの進学における入学金や制服などの諸費用
- 病気やケガなどで入院した時の一時的な治療費
など上に挙げた以外にも、まとまったお金が必要なケースというのは人生において訪れるかもしれません。
そういったときに、途中解約以外に下のような方法がありますので、対策をご紹介していきたいと思います。
対策1:解約返戻金を担保にしてお金を借りる契約者貸付制度を!
ケース2:一時的に保険料の支払いが厳しい場合
対策1:自動振替貸付制度の利用を検討しよう
対策2:支払いができず失効しても、後から復活できる
失効という期間は永遠に続くわけではなく、ある一定期間が終わってしまうと、保険そのものがなくなってしまう可能性もあります。
つまり途中解約と同じになってしまいますので、注意しましょう。
また、復活するには手続きや保険料の充当、その他新たに診査などが必要になってきます。
ケース3:保険料の負担が厳しく、今後も厳しいと想定される場合
養老保険の特徴として、月々の保険料が高いということも挙げられます。
例として、ある会社の養老保険で保険料を見ていきたいと思います。
・契約者20歳女性
養老保険満期の保険金、死亡保険金と保険料の関係(月払い)
・満期保険金/死亡保険金500万円の場合 保険料月4万4,150円
・満期保険金/死亡保険金400万円の場合 保険料月3万5,320円
・満期保険金/死亡保険金300万円の場合 保険料月2万6,490円
・満期保険金/死亡保険金200万円の場合 保険料月1万7,660円
・満期保険金/死亡保険金100万円の場合 保険料月8,830円
大きな金額をためると考えると、やはり月々の負担は増えてきますね。そう考えると、満期の時期がくるまで払っていけるのかどうかという心配にもなってくるかもしれません。
契約した当時は月々の保険料が負担でなくても、年齢を重ねるにつれライフプランも変わってくることもありますので、そういった時に困ってしまうということが考えられます。
途中解約のリスクを避けるためには、無理のない範囲で毎月支払いをすることがとても大事です。
対策1:払い済み保険にする
そうすることで、今まで支払った保険料を無駄にすることなく保障を持つことができますし、その後の保険料を支払う必要はなくなってくるのです。
この方法は養老保険だけでなく、貯蓄をメインとした終身保険や個人年金保険などにも利用され、解約返戻金があればあるほど大きな保障を買い取ることができますし、今までの支払いを無駄なく有効に使うことができます。
対策2:保障額を減額する
減額の基準は保険会社によって様々ですので、どのくらい下げられるのかを各保険会社に聞いてみる必要があります。
対策3:特約を外し、養老保険の主契約だけにする
特約を外せるかどうかは、加入している各保険会社に聞いてみることをおすすめします。
まとめ:養老保険はできるだけ解約しないほうが良い
- 一時的にお金が必要な場合、解約返戻金を担保にしてお金を借りる。
- 一時的に保険料の支払が厳しい場合は、自動振替貸付制度を利用して、支払いをしばらくの間ストップさせる。
- 保険料負担が今後も難しいと見込まれる場合、担当者に確認をしながら、保障額を減額する、特約を外して主契約だけにする、 払い済み保険にする。