30代におすすめの生命保険ランキング!男性・女性別に解説【独身・既婚】

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30代女性・男性はライフスタイルの変化が大きく保険の加入や見直しをする良いタイミングです。今回の記事では生命保険に加入する必要性をはじめ、平均保険料や保険の加入率をデータをもとに解説していきます。またおすすめの生命保険も独身・既婚別で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

▼この記事を読んでわかること
  • 30代女性の生命保険の必要性
  • 30代女性のライフスタイル別生命保険の選び方
  • 30代女性のデータからみる生命保険の必要性
  • 30代女性におすすめの生命保険
  • 知っておきたい公的医療制度

内容をまとめると

  • 30代の生命保険は経済的にリスクがでてくるような万が一に備えるために必要
  • ライフスタイルによって生命保険の選び方は異なる!特に「自分のためか家族ためか」「生活費は誰が主に担っているか」によって違う
  • 30代はライフスタイルの変化が大きいため保険の加入や見直しの必要性が高まる
  • 30代は疾患のリスクも上がってくるため充実した保険の準備が必要
  • 保険の選択に迷ったらプロへ相談を!保険相談窓口は「マネーキャリア」の無料オンライン保険相談がおすすめ
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30代女性におすすめの生命保険の選び方


30代は、ライフスタイルによって必要な保障が大きく変わる年代です。


また、ライフステージが変化するイベントも多い年代と言えるので、今保険に加入している場合でも内容を見直す必要がでてくることもあるでしょう。


まずは30代女性におすすめの生命保険を、ライフスタイル別に

  1. 独身の場合
  2. 共働きで子供がいない場合
  3. 共働きで子供がいる場合
  4. 専業主婦で子供が2人以上いる場合
の4パターンに分けて「医療保険」と「死亡保険」の選び方を解説します。

家族の形によって選び方は変わってきますので参考にしてください。

ほけんROOMでは生命保険の生命保険の選び方について以下の記事でさらに詳しく解説しています!

①30代女性で独身の場合

医療保険

独身の場合は

  • 入院や手術をした際の費用
  • 働けない期間の医療費以外の補填

への備えがが必要です。


入院や手術をした際にかかる費用はもちろんですが、働けない期間の収入についても考えなければなりません。


30代の平均入院日数はこのようになっています。

割合
5日未満25.4%
5~7日31.3%
8~14日25.4%
15~30日10.4%
31~60日4.5%
60日以上3%

平均入院日数は13.5日で、14日間以内の入院が多くを占めます。

しかし、入院期間が30日程度に及ぶ場合も全くないとは言えません。入院日数は30日以上のものを備えておくと良いでしょう。


また、病気で働けない期間の収入についても備える必要があります。

会社員や公務員であれば、有給制度や傷病手当金を利用することで、収入が0になることを防ぐことができます。

一方、自営業を営んでいる場合はそういった制度が利用できないため、収入が0になってしまう可能性があります。


自営業の方は入院日額の備えに加え一時金が受け取れる保険に加入し、営業できない期間の資金にも備えましょう。


死亡保険

独身であれば高額な保障はいりません。もしもに備えて最低限の葬儀費用などを準備する程度で十分でしょう。


貯蓄で準備しても、もしもの時は自分の口座は凍結されてしまうため、相続の手続きが終わるまで引き出すことができなくなります。

保険で準備していた方が、手続きもスムーズに進むため安心です。

②30代女性既婚者|共働きで子供がいない場合

医療保険

友働きで子供がいない場合に一番に考えるべきは、「妊娠・出産の予定があるか」ということです。


30代女性の入院理由をみてみると、上位5つは妊娠や出産に関連するものです。


女性疾病特約のついた医療保険か女性向けの医療保険に加入することで、給付金額を加算することができます。


ただし、妊娠してからでは保障が限られてしまう可能性があるため注意が必要です。


充実した保障内容のものを選べるようできるだけ早めに検討することをおすすめします。


妊娠・出産を予定していない場合は、生活を支える収入をどちらが担っているかに焦点をあててください。


自分の方が収入の主になっているのであれば、一時金などをつけることで手厚く備えることができます。


死亡保険

共働きで収入がお互いに同程度なら、そこまでの死亡保障はいりません。葬儀費用など、最低限の死亡保険金を設定しておくと良いでしょう。


ただし、医療保険と一緒で収入のバランスに偏りがあるのであれば収入が多い方の保障額を大きくして、その後の生活に備えることがおすすめです。

③30代女性既婚者|共働きで子供がいる場合

医療保険

医療保険には家族型や夫婦型など、特約で家族でまとめて保障を持つこともできます。

しかし、共働きの場合は別々の医療保険に入ることをおすすめします。


理由は、契約者以外は受け取れる保険金額が少なくなることが多いためです。


共働きで働いている場合、けがや入院の間の収入減少幅が大きくなる可能性があります。

受け取れる保険金額が少ないと、収入減をまかないきれないのです。


また、契約者に万が一のことがあった場合、家族の保障も含めて消滅することもあります。


夫婦ともに充分な給付金を受け取れるように、それぞれ自分にあった医療保険を選ぶようにしましょう。


死亡保険

子どもがいる場合、死亡保険の重要度は高くなります。


一番大きな費用が必要となるのは子どもの教育費です。


共働きの場合、完全に収入がなくなるわけではないため、そこまで不安感を抱かない方もいるかもしれません。

しかし、精神的なダメージや生活スタイルの変化など大きな影響があるため、以前と同じ収入を保てるとは限りません。


子どもの将来のためにもきちんと残す資金を準備しましょう。


終身保険だけで備えてしまうと保険料が割高になるため、定期付き終身保険などで一定期間の手厚い死亡保障を備えておくことがおすすめです。

④30代女性既婚者|専業主婦の場合

医療保険

専業主婦の場合、入院をしたとしても収入への影響はあまりありません。そのため、医療費として必要な分を保険で備えると良いでしょう。


また、30代は女性特有の病気やがんの発症率が高くなる年代でもあります。

一度病気をすると医療保険に加入するのは難しくなるので、早めに医療保険とがん保険に加入するのがおすすめです。


医療事情は日々進歩し、変化します。定期的に保障内容を見直して、現在の医療事情に合った保険で備えるようにしましょう。


死亡保険

専業主婦の場合、万が一の場合も世帯収入への影響はないので、死亡保険はいらないと考えられています。


しかし、専業主婦が亡くなった場合、残った家族の家事負担が大きくなります。子どもがいる人なら、子どもの預け先も確保しなければいけません。


葬儀費用に加え、外部サービスを利用する費用も想定しておくと安心でしょう。

30代男性におすすめの生命保険の選び方

30代は、男性・女性ともにライスステージの変化が多い世代です。


特に男性は、家庭を持ち世帯主になると、その責任額がぐっと上昇する傾向があります。


それぞれのライフスタイルで必要となる保障が大きく異なる為、自分にあった保険をしっかり選ぶ必要がでてくるのです。


こちらの記事では30代男性におすすめの生命保険の選び方ライフスタイル別に解説します。

  • 独身の場合
  • 既婚者:共働きで子供がいない場合
  • 既婚者:共働きで子供がいる場合
  • 既婚者:妻が専業主婦の場合

自分の状況に合わせて必要な保障をチェックして、保険の見直しや新規加入を検討しましょう。

①30代男性で独身の場合

医療保険

まず備えておきたいのは医療保険です


病気やケガで入院した時でも、公的制度である高額療養費制度を利用することで、貯蓄で費用をまかなえる場合もあります。

しかし、病状や回復度合いによっては入院が長期化することもあります。その場合、貯蓄を大きく削ることになるのです。


特に一人暮らしの人は家族のサポートが受けづらいことも考えられます。長期入院や在宅療養への備えとして医療保険に加入することがおすすめです。


死亡保険

独身であれば、大きな保障は必要ありません。葬儀費用が備えられていれば問題ないでしょう。

死亡保険に加入する際は終身保険がおすすめです。
終身保険は積立型になっている場合がほとんどなので、貯蓄代わりとしても利用できます。

万が一のときに遺族が故人の口座からお金を引き出すには、所定の手続きが必要です。
スムーズにお金を受け取れるよう、保険で備えるのがおすすめです。

②30代男性既婚者|共働きで子供がいない場合

医療保険

医療保険の必要性は独身の場合と大きく変わりません。

しかし、付き添い人の交通費など、独身の時にはかからなかった費用が増える場合があります。
高額療養費制度は医療費の負担を軽減してくれますが、差額ベッド代や交通費などは全額自己負担です。入院期間が長期化すると医療費負担は大きくなるのでしっかり備えましょう。

特に自営業者は会社員にくらべ社会保障が限定されます。傷病手当金などの制度を利用することはできません。
働けなくなると収入が途絶えてしまうので、就業不能保険などで手厚く備える必要があります。

死亡保険

結婚すると、いざという時の配偶者の生活を支えるための保障が必要になります。


しかし共働きの場合は、万が一の時でも配偶者の生活への経済的な影響は、大きくない場合があります。配偶者が自分の生活が困らないだけの稼ぎがある場合は、大きな保障は必要ありません。


葬儀代などの死亡整理金を最低限備えていれば問題ないでしょう。

③30代男性既婚者|共働きで子供がいる場合

医療保険

医療保険の必要性は他のライフスタイルのケースと変わりません。
入院や手術、全額自己負担になる差額ベッド代や食事代への備えを保険で準備しましょう。

収入減少への備えとして、一時金をつけることもおすすめです。
一時金の用途は自由なため、家族が見舞いにくる際の交通費にあてることもできます。

また、働きながらの通院治療に備え、通院特約をつけるとより安心できるでしょう。

死亡保険

既婚者で子どもがいる人は、遺族の生活費に加え子どもの教育費を備えなければいけません。子供がいない場合より手厚い死亡保障が必要になります。


生命保険文化センター調査では、30代の世帯主の死亡保険金の平均は2,400万円なっています。

(参考:生命保険文化センター 令和3年度 生命保険に関する全国実態調査



必要保障額は、末子の独立(大学卒業)までを目安にして考えます。 つまり子どもが小さい人ほど大きな保障が必要になるのです。


しかし、全てを終身保険で備える必要はありません。

定期保険や、月払い・年金払いで保険金を受け取れる収入保障保険で、保険料をおさえつつ手厚い保障を用意しましょう。

④30代男性既婚者|妻が専業主婦の場合

医療保険

妻が専業主婦の人の医療保険も、他のライフスタイルのケースと変わりません。


30代男性は、転職や独立をしたり、結婚により家族が増えてマイホームを購入するなど、ライフスタイルの変化や多様な責任が伴う世代です。それに加え、生活習慣病などの病気になるリスクが高くなる年代でもあります。


保険は病気をすると加入のハードルが高くなります。健康で保障内容を自由に選べるうちに、医療保険・がん保険を見直すと良いでしょう。


死亡保険

妻が専業主婦の場合、万が一の時に妻が生活に困らないように備えておく必要があります。


特に自営業などで国民年金にしか加入していない場合、子供がいない妻や子供が独立した後は、遺族基礎年金を受給できません


妻が働くようになる可能性もありますが、状況によっては働けないことも考えられます。

このようなケースに備えて、妻が年金受給するまでの期間は生活に困らないように保障を備えると安心です。

【基礎知識】生命保険の必要性と種類を知ろう!


30代の女性は保険の加入や見直しをすべきタイミングです


かねてより契約しているのであれば、保障内容が今の自分に合わなくなっている可能性がありますので検証をおすすめします。


加入していないのであれば、30代は保険に入るのには「病気のリスクがあがる」「保険料がまだまだ安い」ことから検討するのには良い時期です。


生命保険は病気やけがで仕事ができない期間や亡くなった場合、受取人に経済的な補填を行うために契約するものです


この項目では30代の女性に肝心な

  • 死亡保険
  • 医療保険
  • がん保険

について、なぜ必要なのかとともに基本的な保障内容について紹介します。


特に最低限の死亡保険と医療保険(女性疾患特化型や特約付き)がおすすめですが、理由については記事を通して説明していきます。


選択は難しいですが、自分で考える際の参考や相談をした際の基礎知識としてご一読いただければ幸いです。


女性に関わらず30代の生命保険について詳しく知りたい!という方は以下の記事を読んでみてください!

①死亡保険の必要性と基本的な保障内容

死亡保険は被保険者が亡くなった際、遺族に対して資産を残すためのものです


生活の収入を担っていた家族が亡くなってしまうとどうなるでしょうか。公的な保障はあるものの、収入の減少やその他費用で貯蓄を削ることになってしまい生活が苦しくなる可能性もあります。


万が一はいつどこで起こるかわかりません。


家族のためにも自分が亡くなってしまった場合のことを考えておくことは必要なことです。


基本的な保障内容は

  • 死亡保険金
  • 高度障害
  • リビング・ニーズ
とシンプルなものがほとんどです。

死亡保険金は死亡した際遺族へ渡る保険金です。保険金額の設定は

遺族の支出ー遺族の収入=必要保障額

で求められますので、一度計算してみることをおすすめします。

高度障害とは契約期間中に重い障害を負った際設定した保険金が支払われることを意味します。

高度障害状態とは?なる確率や生活費、生命保険で備える必要性をわかりやすく解説の記事に詳細がかかれていますのでご一読ください。

リビング・ニーズは被保険者の余命が6カ月以内と判断された場合に保険金額が一定額支払われる特約です。

請求金額は3000万円と限度額が決まっていますが、生前に受け取ることができ自身の治療費としてもあてることができます。

②医療保険の必要性と基本的な保障内容

医療保険は病気やけがをした際に医療費等の補填をするために加入するものです。


国民皆保険制度のため医療費の一部は国が負担しますし、高額医療になった場合でも支払上限額があります。


しかし、高額医療になると生活の負担になることには変わりませんし、医療費以外の費用(差額ベッド代や食事代等)の負担も入院日数が長ければ長いほど大きくなります。


治療に専念するため、また治療後の生活を圧迫しないためにも医療保険で備えることをおすすめします


保障内容は「主契約」に「特約」をつけることで成り立ちます。


主契約は

  • 入院給付金
  • 手術給付金
を基本としている商品が主要です。保険によって主契約が異なることもあります。

特約の種類は多くあり、つけられる特約は保険会社によって違いますので自分がどの特約を必要とするのかは保険を検討する際に決めておかなければなりません。

特約の種類としては
  • 通院特約
  • 女性疾患特約
  • がん特約
  • 先進医療特約
  • 三大疾病一時金特約
等があります。

他に保険会社独自の特約もありますので、自分が欲しい保障を一度検索してみると出てくるかもしれません。

特約は年齢や性別などライフスタイルによってカスタマイズできるのでメリットが大きい反面、保険料が高くなるデメリットもあります。

本当に自分に必要な特約かは十分吟味しましょう。

③がん保険の必要性と基本的な保障内容

がんと診断された時や、治療のため入院や手術を行った際に給付金が受け取れます


公的なサポートはありますが、多額の費用がかかります。がんの平均治療費は?費用の助成をする公的制度やがん保険もご紹介!の記事もご参照ください。


国立がん研究センターの統計によると人生で発症する確率は

  • 女性:50.2%
  • 男性:65.5%

となっており、半数以上です。


もし発病してしまった場合、住んでいる場所によっては最新の医療を受けるために遠方の病院へ行くこともあります。治療費もさることながら、交通費をはじめとした治療費以外の出費も多額になる可能性があるのです。


貯蓄があるからと加入を怠っていると、思わぬ出費に悩むことになりかねません。万全の治療を行うためにも加入をおすすめします。


30代から発症率は増え始め高齢になるほどリスクが高くなるため万が一に備えて若いうちに検討しましょう。


主契約は

  • がん診断給付金
  • 入院給付金
  • 手術給付金
がベーシックです。

支払事項に該当すれば通常の医療保険よりも支払期間が長かったり、給付金が多く支払われます。

検査やセカンドオピニオンなど当初は特にお金がかかるため一時金と日額給付金どちらも給付されます。

特約は
  • 通院特約
  • 抗がん剤治療給付金
  • 放射線治療特約
  • 先進医療給付金
などがあります。

通院特約は主契約に含まれている場合もあります。通院でがん治療を行うことも多くなっています。また再発を防止するための通院日数は多くなる傾向にあるためおすすめです。 

先進医療は治療一回に負担額が数百万かかるものもあります。自己負担では補うことが難しいためカバーできるようにしておきましょう。

30代女性で考えられるライフスタイルの変化


30代の女性には

  • 結婚・出産
  • マイホーム購入
  • 独立・起業
など私生活でも仕事でも大きな変化が訪れます。

ライフスタイルの変化は保険を見直す必要性がある重要なタイミングです

例えば結婚や出産。 

自分だけのことだったので保険に加入していなかったという場合は、家族のために保険の加入を検討すべきでしょう。 

また準備していた場合でも、自分だけではなく家族のことを考えた保障内容にしなければなりません。 

誰のために加入するで必要な保障は大きく変わります。家族が増えるタイミングは必ず保険の加入や見直しを検討しましょう。 

マイホームを購入した際には、生活費の圧迫が考えられます。 

ローンの支払いがある場合は生活の収入を担っている人への保険を考えなければなりません。またより安い保険料で不可欠なものに絞る、定期保険で特に必要な期間だけに保障を限定するなどの工夫も必要です。

また社会経験が豊富になり、独立や企業を考える方もいるでしょう。 

会社員をしていた人ならば、社会保険料が全額負担になったり開業資金が必要だったりと出費が特に多くなります。 

その際に体調を崩してしまうと、収入がなくなる可能性や貯蓄も大きく削ることも考えられます。これからの仕事へのリスクを少しでも減らすため医療保険で備えることは重要です

30代女性の生命保険の必要性を統計データから解説!

内容は30代の

  1. 生命保険加入率
  2. 平均保険金額と平均入院給付金日額
  3. 平均支払保険料
  4. 入院時の自己負担費用
  5. 入院理由
について記載します。

データは主に令和元年度生活保障に関する調査に基づいて作成しています。

自分で必要な保障を考えてみたけど他の人と比べて保険料はどうなのか、保障は足りているのかなど気になることがあると思います

統計を分析することで主観だけでなく客観的な視点からも保険の検討ができますので選択の手掛かりとしてぜひ参考にしてください。

また、生命保険の必要性については以下の記事も一緒に読むことで理解が深まります!

①30代女性の生命保険加入率

生命保険加入率は年代別で比較すると以下の通りです。

年代加入率
20代59.9%
30代82.8%
40代89.0%
50代87.3%

20代と30代の間に大きな差があることが分かります。30代以上になるとライフスタイルの変化や病気のリスクがあがり加入の必要性が増してくるようです。


では現在と過去の加入率はどうでしょうか。


加入率
令和元年82.8%
平成28年81.3%
平成25年78.5%
平成22年79.7%

30代女性の保険加入率は概ね増加傾向にあります。


背景には

  • インターネットの普及に伴い保険の必要性が周知されやすい
  • 保険の種類が増え自分にあった保険を見つけやすくなった
  • コンビニエンスストアやオンラインで保険の申込が手軽にできるようになった
ことがあげられます。

やはり30代になるとライフスタイル「独身」「既婚」など自分の中で見通しがついてくるものです。そのため自分に何が必要かが明確になるため保険の選択がしやすいという面もあります

②30代女性の生命保険の平均保険金額と平均入院給付金日額

平均保険金額

死亡保障金額
20代735万円
30代1,013万円
40代818万円
50代824万円

30代の死亡保障金額は他の年代に比べて突出して高いことがわかります。


30代の既婚女性は子供が小さく教育資金がこれからかかります。万が一に備えて子供に残すための資金を準備すべき時ですので納得の結果と言えるでしょう。


また今の女性は働いている人も増えてきましたので30代働き盛りにしっかり備えができるのも理由の1つのなっています。


平均入院給付金日額

入院給付金日額割合
3,000円未満0.7%
3,000~5,000円未満4.6%
5,000~7,000円未満39.4%
7,000~10,000円未満6.7%
10,000~15,000円未満28.2%
15,000円以上16.9%
わからない3.5%

平均額は日額9,000円です


20代の平均日額は7,800円なので、やはり入院給付金日額も30代は20代に比べて圧倒的に手厚い保障を選んでいることが分かります。


ちなみに必要希望日額は

割合
3,000~5,000円未満 2.1%
5,000~7,000円未満17,2%
7,000~10,000円未満1.8%
10,000~15,000円未満 42.6%
15,000円以上12.3%
わからない24.0%

となっており平均値は10,600円です。


10,000円~15,000円と15,000円以上の割合を合わせると半数を超えています。


実際に設定している金額平均値も低くはないのですが、少しでも余裕があれば入院給付金日額は10,000円を設定すると希望額を満たし安心感が増すでしょう

③30代女性の生命保険の平均支払保険料


女性全体の平均は


割合
12万円未満40.2%
12~24万円未満33.1%
24~36万円未満11.7%
36~48万円未満4.3%
48~60万円未満2.4%
60万円以上2.2%
わからない6.0%

となっており全体で16.8万円です。15.1万円の30代女性は平均値に近い値と言えます。


12カ月で割ると月々約12,500円です。検討する際は12,500円を基準に吟味しましょう


20代の年間平均は11,4万円で月々変換すると9,500円ですので3,000円程度高くなっています。やはり30代になると手厚い保障の準備をしていることが分かります。


保険市場の調査では30代の女性(独身)の各保険への支払いは

平均金額
終身保険15,918円
定期保険2,930円
収入保障保険 3,448円
医療保険6,012円 
がん保険3,205円
女性保険4,492円

となっています。


終身保険は貯蓄性があるため高めです。それ以外の平均値を見ると医療保険は手厚く、定期死亡保険は少額で押さえていることが分かります


自分が検討や支払いをしている保険と比べてどうでしょうか。


保険料はライフステージやスタイルで大きく変わりますので目安として頭に入れたうえで生活に合わせた設定を行いましょう。

④30代女性が入院した場合にかかる自己負担費用

自己負担費用は医療費以外の差額ベッド代や食事代、消耗品などの費用を含んだ実際に入院にかかった費用を指します。


費用を算出するために、まずは30代の平均入院日数のデータを見てみます。

平均入院日数割合
5日未満25.4%
5~7日31.3%
8~14日25.4%
15~30日10.4%
31~60日4.5%
61日以上3.0%

5~7日間が一番多くなっていますが、平均入院日数は13.5日です。


そのため8~14日の自己負担額を参考にみてみると

自己負担額割合
5万円未満4.8%
5~10万円未満22.1%
10~20万円未満37.5%
20~30万円未満13.5%
30~50万円未満11.5%
50~100万円未満7.7%
100万円以上2.9%

となっており平均自己負担額は21万円です。


平均負担額を平均入院日数で割ると、一日の自己負担額は約15,500円です。


期間が長期になれば支出金額も当然大きくなります。


そのため入院給付金は最低でも10,000円に設定しておきたいところです。貯蓄が十分ある方でも、退院後の生活が圧迫され、今あるライフスタイルが崩れる可能性もありますので5000円の保障はあった方が安心です。

⑤ 30代女性の入院理由とがん罹患率

30代の女性の入院理由は

原因
1位単胎自然分娩
2位その他の胎児及び羊膜膣に関する母体のケアや分娩の諸問題
3位妊娠および分娩障害や合併症
4位正常妊娠・産じょくの管理
5位その他の流産

となっており上位5つが妊娠、出産関係で埋められています。


原則普通出産については公的医療保障の対象ではありません。しかし妊娠すると基本的には入院することになりますから、医療保険で備えるメリットは十分にあるでしょう。


妊娠をすると加入できない保険があるほか、保障に制限がかかる可能性があるので子供が欲しいと思っている方は早めの検討をおすすめします。


また乳がんや子宮がんなど女性特有のがんの発症率が上がってくるのが30代です。


公益財団法人がん研究振興財団のがん統計2021をもとに全体的に見ても多いことが分かります。

部位
1位乳房
2位大腸
3位
4位
5位子宮

乳がんと子宮がんはともに30代~50代まで上がり続け乳がんが60歳、子宮がんは50歳でピークを迎えます。

どちらも2000年から2017年にかけて発症率が高くなっており、特に備えるべき病気となりました。定期的に検診をするとともに万が一に備えて準備しておくことも大切です。

また女性のがん罹患率を見ると以下のようになっています。
30代女性の罹患率
10年後1%
20年後9%
30年後17%
40年後28%
50年後-
生涯46%

がんになってからでは通常保険に加入することは難しくなります。無告知型の保険もあるのですが、保険料が高く内容も制限されているのでおすすめできません。

がんに備えるには女性保険や女性疾患特約がついているものが良いでしょう。

30代女性が検討するべきおすすめの保険の種類


女性の30代はライフスタイルが大きく変化する時です。私生活では結婚や出産、仕事では昇進など環境ががらりとかわるイベントが待っています。


そのため総合的な保険のプランを考え直すことが重要です。


ここでは保険の中でも必要性が高い以下の4つについて詳しく紹介します。

  • 死亡保険
  • 医療保険
  • 就業不能保険
  • がん保険

①死亡保険

死亡保険は死亡した際に遺族の経済的リスクを補填するためのものです。


種類は以下の2つに分けられます。

  • 定期保険
  • 終身保険
40代までに死亡する確率は0.68%のためまだまだ必要ないと思われがちですが、万が一はいつ起こるか分かりません。最低限の保障は用意しておきましょう。


定期保険

保障期間が決められています。期間が決まっている分保険料が安く抑えられるのが特徴です。

 30代になると子供の教育費やマイホームの購入で出費が多く、加入する保険をいかに充実させつつ安く抑えるかは重要なポイントですよね。

その際定期保険に加入することで、子供ができてから社会にでるまでの期間など一番保険が必要な時に手厚い保障を手軽な保険料で準備できます。

ただし更新時には保険料が高くなりますのでその点には注意してください。

ちなみに定期保険の中には収入保障保険という選択肢もあります。基本的に定期保険は受取が一括ですが、収入保障保険は受取が毎月分割で行われます。万が一が起こった際、残された家族に給与と同じように資産を残したい場合はこちらを選択すると良いでしょう。

▼おすすめの定期保険を紹介した記事はこちら

終身保険

名の通り終身に渡り死亡保障が続くものです。



生涯に渡り保障が続くため万が一のことがいつおきたとしても準備ができていると思うと安心感があります。

終身払いを選択すると保険料は一生涯変わりませんが、定期保険に比べると貯蓄性もあるため割高にはなってしまいます。女性は特に平均寿命が長い分総額でみると高くなってしまうでしょう。

終身に渡る保障というだけでなく、一定期間を過ぎた場合の解約返戻金の率が比較的良いので貯蓄という点からもポイントが高い保険です。

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②医療保険

医療保険は病気がけがをした際に入院代や手術代を補填するものです。


厚生労働省によると30代女性の生活上の不安は

不安内容割合
自分が病気や事故に遭うこと 64.5%
自分の介護が必要になること39.2%
老後の生活が経済的に苦しくなること52.5%
年齢と共に体調面で不調がでてくること38.9%
自分の不慮の事故での死亡で家族に負担をかけること35.5%


となっており、6割以上が自分の病気や事故でのけがに対して不安を覚えていること、続いて老後の心配があると回答しています。


30代の女性は通常の病気の疾患だけでなく女性特有の病気が発症し始める時期です。病気の不安と老後の不安を解消するためには「貯蓄型の女性保険」に加入することをおすすめします。


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③就業不能保険

就業不能保険は働けない期間の収入を補填するものです。


保険会社によって異なりますが、18~60歳の間で設定されていることが多いようです。



会社員や自営業で就業している場合に加入できますが、パートやアルバイトは入れない可能性があります。


年収の規定もあり、年収100万円以下だと加入できないなど加入要件はさまざまです。


加入の際の注意点としては免責期間があり、加入から60日または180日以降でないと給付金はありません。


また就業不能状態は各会社によって異なり、入院なのか在宅療養が対象なのか細かく決まっているので加入後自分の思っている保障と違ったとならないよう確認は必須です。


2週間以上就業不能状態が続かないと給付金が支払われないため対象の病名も調べておくのをおすすめします。  


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就業不能保険の人気おすすめランキングを比較!選び方や必要性も解説

④がん保険

がん保険はがんになった際の治療費や入院費を重点的に保障するものです。


がんは女性が生涯のうちに半数以上が経験すると言われています。その治療費は高額であることはなんとなくでもご存じではないでしょうか。


がん治療のための先進医療は特に治療費が高く大体以下のような治療費が一般的です。またこれらは全て公的医療外なので全て自己負担になります。


治療名費用
陽子線治療268万円
重粒子線治療308万円
活性化自己リンパ球移入治療397万円
内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術26万円


 もちろん公的医療内での治療のみも可能ですが、できれば最善をつくして病を克服したいですよね。先進医療を受けるためにがん保険で保障を準備しておくことは大切なのです。


厚生労働省の医療給付金実態調査によると部位別で1番罹患率が高い乳がんと、30代からリスクが高まる子宮頸がんについての費用は以下のように報告されています。


入院1日あたりの費用窓口支払総額
乳がん16,870円211,000円
子宮癌15,999円219,000円


1日につき15,000円以上かかるため、入院日額保障が10,000円以上に設定しておくことをおすすめします。


▼ほけんROOM編集部が独自調査したおすすめのがん保険の記事はこちら

がん保険のおすすめランキング!後悔しないための選び方と必要性

【参考】知っておくべき公的制度


万が一の事態が起こった時に経済的なリスクをカバーできるような公的制度が日本にはたくさんあります。その中でも特に覚えておきたい

  1. 遺族年金
  2. 高額療養費制度
  3. 医療費控除
について簡単に説明します。

知っておかなければ、必要以上の保障を選択してしまい無駄な保険料を支払うことになりかねません。制度についての知識をインプットした上で医療保険や死亡保険の保障額を検討しましょう。

①遺族年金

遺族年金は被保険者が死亡した時に遺族の生活を支えるための年金です。

日本年金機構参考遺族基礎年金遺族厚生年金
被保険者自営業公務員や会社員
対象者子どもがいる配偶者・子供配偶者・子供・孫
受給額780,900円(基本年金額)
①平均標準報酬月額×(7.125/1000)×平成15年3月までの被保険者期間の月数

 ②平均標準報酬額×(5.481/1000)×平成15年4月以降の被保険者期間の月数
 (①+②)×3/4=遺族厚生年金の受給額(本来水準)
支給期間・18歳になる年度の3月末まで
or
・障害等級1級または2級に該当する子が20歳になるまで
・30歳以上の妻か子供がいる30歳以下の妻:生涯
子どもがいない30歳未満の妻:5年間限定
支給要件被保険者または老齢基礎年金の受給資格期間が25年以上ある者が死亡・被保険者が死亡したとき、または期間中の傷病がもとで初診の日から5年以内に死亡
・老齢厚生年金の受給資格期間が25年以上ある者が死亡
・1級・2級の障害厚生(共済)年金を受けられる者が死亡
遺族年金の受取や期間を確かめておくことは、保険を準備する際に必要なことです。

年齢や家族状況でそれぞれ大きく異なります

遺族厚生年金であれば、子供がいない30歳未満の妻は受取が5年間と限られます。5年の間にある程度保険料の払い込みをしておいたり、5年後生活を支えるための保険を再度検討するなど準備をしなければなりません。

もしもの時を考えるのは気が進まないことですが、将来のことを考えて一度期間や受取額を調べておくべきです

②高額療養費制度

高額療養制度とは一カ月の医療費が高額になった場合負担額を下げる制度です

自己負担限度は下記の表にまとめています。(健康全国保険協会高額な医療費を支払ったとき参考)

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査の概況を見ると、30代女性の平均的な月収は24~25万程度になっています。

そのため上限は57,600円にあてはまることが多いでしょう。保険を検討する際にはこちらの金額は公的制度で備えられることが分かるので、それ以上になった場合どのぐらいの保障が必要かも考慮すべきです。
自己負担限度額多数該当
 標準報酬月額83万円以上252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% 140,100円 
標準報酬月額53万〜79万円 167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% 93,000円
 標準報酬月額28万〜50万円80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%44,400円
 標準報酬月額26万円以下 57,600円
44,400円
 被保険者が市区町村民税の非課税者等35,400円   24,600円 

③医療費控除

医療費控除とは1年間で支払った医療保が一定額を超えた際に所得控除を受けられる制度のことです。


納税者本人と生計を共にする家族のために支払った費用のみ対象です。


計算方法は

実際に支払った医療費の合計額ー保険金などで補てんされる金額ー10万円※

で求められ上限金額は200万です。ちなみにその年の総所得が200万円未満の人は、その内の5%が上限です。

30代の女性に多い出来事の1つである妊娠や出産関連費用も控除対象です。妊娠中の定期健診や助産師への分娩解除料、病院へ行くまでのタクシー代(公共交通機関での移動が困難な場合)等も控除の対象になりますので忘れずに申請しましょう。

詳しくは医療費控除の対象となるのはどんな時?範囲・期間・金額すべて解説の記事で解説されておりますのでこちらもご一読くださです

まとめ:30代女性に必要な生命保険は最低限の死亡保障と充実した医療保障!

今回は30代女性の生命保険について

  • 保険の必要性
  • ライフスタイル別保険の選び方
  • データからみる生命保険
  • おすすめの生命保険4選
  • 【参考】知っておきたい公的制度

について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。


ライフスタイルによって違いはありますが、最低限の死亡保障と充実した医療保険には加入しておくことをおすすめします


30代は人生の転換期が訪れやすく、仕事でも私生活も変化していきます。また病気のリスクも上がり始める時期であり、保険の加入検討と見直しは必要不可欠です。


ただ保険の選び方をもとに選択しても、本当に良い保険かどうかは自分では判断しいくいものです。


悩んだときにはぜひ「マネーキャリア」をはじめとするプロに相談してみてください


あなたに必要な保険を一緒に考え、最善の保障を提案してくれることでしょう。


ほけんROOMでは、保険に関する記事が数多くありますので興味のある方は合わせてご覧ください。

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